深層水の産業利用

日立プラントテクノロジー社が、深層水に目を向けている。

深層水の温度は季節にかかわらずセ氏5度前後で一定する。通常、空調冷媒用の水は電気エネルギーを使って冷却して配管に通すが、深層水を使えばこの電気エネルギーは不要になる。深層水のくみ上げにもエネルギーが必要だが、横山彰技術本部長は「くみ上げた水を散水用の水などにも活用すれば、ビジネスとして成り立つ」と語る。
[2010.03.03付 日経産業新聞「水の世紀」/補足&強調Ekojin]

海洋深層水とは、深度200メートル以深の深海の海水のこと。表層とは異なる特徴がいくつかある。

  1. 清浄  ・・・ 汚れた川の水は影響しない深さ。 太陽光も届かないのでプランクトンもいない。雑菌も少ない
  2. 無機栄養分が豊富  ・・・ 上と矛盾するようだが、プランクトンが育つために必要な無機栄養分が、上から沈み込み、消費されずに残っているため
  3. 低温安定 ・・・ ほぼ年間を通じて水温が安定している

その海洋深層水を汲み上げて、空調の冷媒設備に活用する。 年間を通じて冷えているのであれば、何かを冷やす需要が常にあるのなら、有効に使えることになる。 ただし、汲み上げるエネルギーを考慮に入れる必要が当然あり、同社では別の用途に使える道を探ることでビジネスチャンスも汲み上げようとしている。この分野でも日本の技術は進んでいるとのこと。

現在はまだ汲み上げの候補地選定の実証段階、というステータスらしい。 太平洋と日本海では深層水の性質も異なるらしく、慎重なロケーション選定が必要なのだろう。

まだまだ緒に付いたばかりのこのビジネス。淡水化のような派手な技術でなくても、確かに光るイノベーションがある。

電気も水も同時に作る総合商社の強み

UAE(アラブ首長国連邦)東部フジャイラの海岸地帯に今年(2010年)8月、汲めども尽きぬ泉が湧き出す。丸紅がアブダビ水電力庁や英インターナショナル・パワー(IP)などと2007年から組んで建設するのは、出力200万キロワットの天然ガス火力発電所の余熱で海水を蒸発させ、日量59万トンの淡水を生み出す造水発電プラントだ。
[2010.03.02付 日経産業新聞「水の世紀」/補足&強調Ekojin]

・・・今後20年間、現地に電力と淡水を供給する巨大プロジェクト。事業費は28億ドルに上るというからすごい。

⇒丸紅のプレスリリース (2007.08.02付)

成長著しい中東諸国で、発電インフラの整備が進む。発電所建設と併設して海水淡水化プラントを作る。 電力を作る際に水を作る、というわけだ。 火力発電の蒸気タービンの排熱を利用して海水を熱して蒸気、そして淡水を生成する。 水を作る際に電力を作る、と言い換えても良いのかもしれない。 電力も淡水も、どちらもエネルギーの需要があるところには欠かせない。

プラント建設にかかる莫大なお金は、アブダビ水電力庁への売電収入で回収する。20-30年の回収期間を見込んでいる。 この、大型プラント設備にかかる資金や部材の調達、長期の回収ノウハウなどは、長年海外で発電事業を営んできた丸紅の強さであり、淡水化技術なども加えた総合的な日本勢の競争力を形成している。 日本の総合商社ならでは事業シナジーと言えると思う。

同様の計画が中東でいくつか進行中。 丸紅の中東・北アフリカ戦略にもそのことが謳われている。

実に日本らしい、というか。イイネ。

漂着ゴミで日韓協力

日韓協力。

海に捨てられたごみが国境や県境を越える実態を広く知ってもらおうと、山口県など日本海に面する日本、韓国の計8自治体がボランティアを募り、それぞれの海岸で漂着ごみの一斉清掃を行う。
海岸線の長さが全国6位の(山口)県は、漂着ごみの量も多く、隣県や国などと連携して対策を本格化させる方針だ。
一斉清掃は県の呼びかけに対し、福岡、佐賀、長崎の各県と、韓国の釜山(プサン)広域市、全羅南道(チョルラナムド)、慶尚南道(キョンサンナムド)、済州(チェジュ)特別自治道が賛同。(2010年)6、7月の2か月間に、各1日実施する方向で調整している。県内では1000人のボランティアを募集し、下関市、萩市、長門市、阿武町で実施する。
[2010.03.06付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]

(下)中国からの漂着ゴミを報じる情報番組

・・・フィギュアスケート女子のライバルの話や家電シェアを巡る大手メーカーのつばぜり合いなら可愛いものだけれど、領土や歴史の問題に根ざす日本と韓国の間に横たわるわだかまりはなかなか深い。 一方で韓流のブームは去ったものの文化的な交流は年々活発になってきており、旅行会社の格安パックなどのおかげもあって、双方行き来が盛んだ。ご近所さんって感じ。イイネ。

この漂着ゴミの問題は、これはそもそも立場が平等でない。海流の関係で、中国や韓国で捨てたものが日本に着く。その逆は比較的少ないだろう。比較的大きな川の河口が「日本側」を向いていることも関係しているだろう。 この問題では、感情的に中国人や韓国人の「モラルの低さ」を糾弾する声もあるようだけれど、お互い様、と言ったところではないだろうか。 そういう批判をする人たちは黄砂飛来の問題も中国人のせいにしたりする。

だから、このニュースのような日韓協力の問題は、ちょっとほっとする。民間レベルでは「意外と普通」なんだよね。 地球を共有していることには国も民族もない。

“We are the world” ハイチに向けて

“We are the world” という言葉の意味。
「団結」の意味。 この精神の意味。

ハイチ大地震を受けて、また一流アーティストたちが集まった。
We are the world 25 for Haiti

マイケル・ジャクソンらが率いたオリジナル企画から25年を経過して企画していたイベントは、ハイチ復興のチャリティーイベントに名目が変わった。アーティストたちの歌唱に更なる意味が加わった。アフリカの飢餓問題は解決していないが、世界には大きな問題がまだまだある。


[ボーカルを唄うアーティストたち]
ジャスティン・ビーバー、ニコール・シャージンガー、ジェニファー・ハドソン、ジェニファー・ネトルズ
ジョシュ・グローバン、トニー・ベネット、メアリー・J. ブライジ
マイケル・ジャクソン&ジャネット・ジャクソン、バーブラ・ストライサンド
マイリー・サイラス、エンリケ・イグレシアス、ジェイミー・フォックス
ワイクリフ・ジョン、アダム・レヴィーン、ピンク、ビービー・ワイナンズ
マイケル・ジャクソン、アッシャー、セリーヌ・ディオン、ファーギー
ニコール・シャージンガー、ニック・ジョナス、トニー・ブラクストン
メアリー・メアリー、アイザック・スレイド、リル・ウェイン
エイコン
T-ペイン、ジェイミー・フォックス
LL・クール・J、スヌープ・ドッグ、バスタ・ライムス、スウィズ・ビーツ、アイヤズ、ウィル・アイ・アム、ジェイミー・フォックス、ニプシー・ハッスル、ワイクリフ・ジョン
ジェニファー・ハドソン、メアリー・メアリー
カニエ・ウェスト、ウィル・アイ・アム

・・・改めて、錚々たるメンツ。 コーラスも合わせれば80人近いアーティストが参加している。マイケルとジャネットの共演。ハイチ系アメリカ人のワイクリフ・ジョンの参加。彼は一部をハイチ語で唄っている。オリアンティがギターソロで参加。セリーヌ・ディオンがいて、エイコンがいる。ジェニファー・ハドソンにエンリケ・イグレシアス、、、。ピンク姐さん唄い上げた。カニエとT-ペインとジェイミー・フォックスが合わせた。 カントリーもヒップホッパーも集まった。

素晴らしい。 感動しましたよ。
改めて、私たちは一つの世界に生きてます。

人も地球も美しく

TBCが始めた新しい試み:

「エステティックTBC」を運営するTBCグループは、サッカー元日本代表の中田英寿氏(33)が代表理事を務める「TAKE ACTION FOUNDATION」と共同で、エステ料金の一部をアフリカでの植林活動費に役立てるエコプロジェクト「1エステティック→1アクション」を(2010年)3月1日から展開している。
[2010.03.04付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]

「森の恵みのエステティック」(50分/8000円)を受けると、料金の一部が「TAKE ACTION」を通じて、キリマンジャロ山麓で植林活動を行うタンザニア政府公認NGO団体「TEACA(テアカ)」に寄付される。そして、社会貢献参加証を発行する、、、らしい。

・・・ふうむ。 意外と普通だな、っていう感想。 エステの料金の一部を海外で植林しているNGOに寄付される、、ってやつか。 正直、目新しさは感じられないなあ。。
この試みの新しい点は、「中田氏」という著名人を使って「人も地球も美しく」というキャッチコピーを打ち出している点かな。

Take Action Foundationは、元サッカー日本代表の中田英寿氏が代表理事を務める社会貢献財団。 中田氏はかつてTBCのCMにも出演していたことが今回の企画のきっかけになったのだろう。 

現地のNGO「TEACA」は”Tanzania Environmental Action Association“。
同じ「Action(行動)」を名に持つ団体同士のコラボということになる。 アクションは、エコに限らず、ほとんどの目標達成のための重要なステップ。できることから、ね。
そうだね、できることから、という意味では、このTBCの取り組みも意味のあることと考えることにします。

なんとかゲートてんこ盛り

地球温暖化は嘘じゃないか、
IPCCのデータは利権にまみれた勢力による捏造ばかりではないか、

・・・などという意見はやっぱり多い。

マーク・ランズバウム氏というアメリカのコラムニストの記事でちょっと面白いものを見つけた。

⇒当該記事

アル・ゴア氏とIPCCがノーベル平和賞を受賞したことを誰かが言い出したときには、地球温暖化まわりで最近こんな話題が盛り上がってるらしいよ、って教えてあげよう、と”親切に”薦めてくれているコラムだ。

  1. ClimateGate 英イーストアングリア大学から流出した大量の文書。気温変化を捏造したことを示している文書。これは以前に紹介済み
  2. FOIGate そのイーストアングリア大学は、英当局からの法に基づく資料提出の要請に応えていない、という問題
  3. ChinaGate 左系のガーディアン紙による調査報道。中国で温暖化を観測しているという42の観測所は、一体どこに設置されてるのか。気温自体偽造してるのではない、という問題
  4. HimalayaGate ヒマラヤの氷河が2035年までに解けるというデータには根拠がなかった、という問題。これは紹介済み
  5. PachauriGate IPCC議長のパチャウリ氏が、ヒマラヤ氷河問題発覚後、過ちは認めたものの未だに温暖化の信憑性を否定しない問題
  6. PachauriGateII パチャウリ氏はコペンハーゲンのCOP15の時にはヒマラヤ問題を知らなかったと説明したが、科学ジャーナリストはその前に何度も警告のメールを送っており、氏は「心配していた」と言っていた問題
  7. SternGate 温暖化主張論者が依拠する2006年のスターン・レポートの前提に何点か矛盾点がある、という英テレグラフ紙の指摘。オーストラリアの気候など。
  8. SternGateII そのスターン・レポートにある温暖化と洪水や台風などの因果関係の説明には誤りがあること
  9. AmazonGate IPCCが依拠したアマゾン流域についての論文に非学術論文が含まれていたというロンドンタイムズ紙の指摘
  10. PeerReviewGate 同じく英サンデー・テレグラフ紙による、IPCCが少なくとも16の非査読論文を使用していたという指摘
  11. RussianGate イースト・アングリア大学から流出した文書からロシア内で最も寒い地域のデータが削除されており、そのことで平均気温が上がっているように見せている、という問題
  12. RussianGateII 同じく、IPCC文書では、ロシアの気温が変更されている問題
  13. U.S.Gate イギリスばかりではなく、アメリカのデータからも寒い地域の観測所のデータが抜けている問題
  14. IceGate 同じく、アンデス山脈やアルプス山脈、アフリカの各地における、山の氷量についての偽装の疑い
  15. ResearchGate IPCCが使用するグラフの元データがそもそも間違っているという疑惑
  16. 他にも、AfricaGate, DutchGate, AlaskaGate 各地の気温データの捏造疑惑

・・・枚挙に暇がないとはこのこと。
どうなんだろう。。 こうやって並べられて、「IPCCはひどすぎる」って思うのか、それとも「各指摘にそれはそれで意図的なものを感じる」と取るのか、、、いろいろあると思う。事実関係わからないとね。

ただ、まあ、いろいろとそのまま信じてはいけない、ということはよく判りました。 というか判っているつもり。 冷静にね。

SATOYAMAイニシアチブ

現宰相の名に引っ掛けたわけではないだろうけれど、「SATOYAMAイニシアチブ」 という生態系保護方針がある。

生物多様性を守りながら、持続可能な生態系、そして、人間の福利を高める。

政府は(2010年3月)1日、多様な生物の保全と持続的な利用を目指す「生物多様性国家戦略」の改定案をまとめた。20年までに国内で新たに絶滅の恐れのある種が生まれないようにし、50年までに生物多様性を現状以上に豊かにするとの目標を掲げた。10月に名古屋市で開かれる国連の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向け、国内対策を強化する。今月中に閣議決定する。
[2010.03.02付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]

3000種を超えるという絶滅危惧種。 イリオモテヤマネコの例を出すまでもなく、危機的な種というのはある一定の地域に集中することがある。環境省はそういう地域をホットスポットと名づけ、地域の人たちと協力して守る。

SATOYAMAイニシアチブは、まさに日本の里山のように人々が手入れを加えながら守ってきた自然を守ろうとすること。この考え方を世界に広めようというわけだ。名古屋のCOP10では、その日本発のコンセプトを浸透させる。
自然を守ろうとすることは別に日本に特有なこととは思わないけれど、アニミズムと八百万の神々が昔から住まうこの日本は、もしかしたら「最も自然を愛する」と照れず気負わずにに表明できるポジションなのかもしれない。

なにげに重要な東京会合始まる

ここからが正念場。

京都議定書に定めのない13年以降の地球温暖化対策などについて、主要国が意見交換する非公式会合が(2010年3月)1日、東京都内で始まった。昨年末にコペンハーゲンで開催された国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)後、主要国の交渉担当者が一堂に集まるのは初めて。今後の交渉の進め方などを巡る議論が注目される。
この会合は日本、ブラジル両政府が主催し今年で8回目。欧米各国の他、中国、インドなどの新興国、途上国計28カ国と欧州連合(EU)の交渉担当者、デブア同条約事務局長らが出席した。
[2010.03.01付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]

昨年のCOP15の成果は「コペンハーゲン合意」。 その合意は、付帯文書に各国が削減目標値を書き入れる、という異例のやりかたで決着した。途上国と先進国の立場の違いはそのまま会議の空転となり、議長の交代や突然の日程延長などのドタバタを経てなんとか”こぎつけた”文書だ。

⇒「コペンハーゲン合意」 (外務省Webサイト)

一応、これまでに付帯文書に書き入れた各国の排出量の合計は世界の温室効果ガス排出量の80%に相当する。史上初の温室効果ガス削減の拘束力のある世界協定となった前回の京都議定書では、世界の1位と2位の排出国である中国とアメリカが参加していなかったため、実効性には乏しいものだった。 今年末にメキシコのカンクンで行われるCOP16の合意文書ではその京都議定書を引き継ぐ形で各国に削減目標が課される予定。本当はCOP15「コペンハーゲン議定書」という形でそれを実現するはずだったのが、結果的にはムリだった。

だから、COP16での合意内容に直結する今回のコペンハーゲン合意、さらにその詳細事項の決定プロセスは相当重要なものになる。まさに今日、東京で始まった事務レベル会議がそれにあたる。 非公式会合とは言え、国家のトップたちが集まる国際会議では、こういう非公式会合で決まったことが追認される形をとることが圧倒的に多いのだ。 東京には、中国、アメリカ、インドなどの主要排出国を含む各国の交渉担当者が集まっている。

この条約の事務トップであるイーヴォ・デブア事務局長は、既に今年7月1日付での辞任を発表しているが、今回の東京の会合に参加している。コペンハーゲンでは思ったような成果を出せなかったデブアさんとしては、後任がメキシコで同じ轍を踏まぬよう、最後に東京でしっかり果実への道筋をつけたいのかもしれない。

派手な国際会議ではないので交渉の経過の報道量は少ないと思うけれど、しっかりウォッチしたいと思います。

9本目グリムスとリアル連動

9本目のグリムスは、正方形の樹に成長しました。
バンクーバー・オリンピック中、ということもあって、ちょっとレアな感じ。

⇒参照: いままでの変遷

(下)マイページ上ではこんな表示。 マウスオーバーで発芽日と樹になった日、そして植樹状況。

運営会社が変更されて、少しずつ見せ方なんかも工夫しているみたいだ。登録ブログ数も44000を超えているから相当なもの。今ごろユビキタス・エナジー社のグリムス担当部署では、この「エコ嗜好が明確にセグメントされた多くのブロガー」という資産を使った新規ビジネスの立案に頭を捻っているかもしれない。 単にエコに興味がある、という層ではなく自ら情報を発信し、こういうブログパーツも積極的に取り入れるそれなりのインフルエンサーたちだ。同種のサービスでここまで多くのブロガーを抱えているものはなさそうだし、立派な差別化になりそう。

環境系の企業とタイアップしたペイパーポスト(記事を書くことで報酬が支払われるプロモーション手法)のサービスはすぐに思いつく。環境系企業はたくさんあるしね。 ただ、その手のサービスは競合が激しいのと、同社のスタンスはもう少しNGO寄りに感じる。何か他の手が良いのかもしれない。

(下)植樹のレポート。

ネット(バーチャル)とリアルの融合は、最近テクノロジーの進化やデバイスの進歩もあって、いろいろと面白いものが生まれている。 「植樹」という、ある意味でエコを象徴するリアルアクションと、ブログというネットでのバーチャルアクション。 ここに面白いシナジーが生まれて欲しいね、って思います。

課題を抱えながら排出量取引導入へ

ようやく導入されそう:

政府は(2010年2月)26日、二酸化炭素(CO2)排出量が一定の枠を超えた企業に資金負担を迫る排出量取引制度を2011年中に導入する方向で検討に入った。今国会に提出する地球温暖化対策基本法案(仮称)に導入時期を盛り込む。「2020年に温室効果ガス排出量を1990年で25%削減」という目標達成に向け早期導入が必要と判断したが、産業界などの反発は必至で、調整は難航しそうだ。
[2009.02.27付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]

普天間といい赤字国債といい政治家主導といい天下りといい、何かと「現実路線」への修正を迫られている民主党のマニフェスト。そのなかでも特に産業界からの反発が予想されていたのが、この「排出量取引」。
キャップ・アンド・トレード」とカタカナで表現されるこの制度は、企業に排出量の上限(キャップ)を課した上で、実際の排出量との差分を市場で取引(トレード)できるようにする制度。 既に導入しているEUやアメリカの一部の州では、一定の成果を上げつつも課題も多いとされている。 企業の実績に応じてキャップが決まる、、、つまり「総排出量」を規制するわけで、自然な経済成長の阻害になる、、、というのが産業界の反対の理屈だ。 まあ確かに、「自由主義経済」というのは民間企業の行動になるべく制限をかけないことが原則。むしろ積極的に推進されるべき「企業が成長すること」に制限がかかるなんて論外、、、というわけだ。

・・・まあ確かにそうだよね。キャップアンドトレードは、「公平性の担保」が難しい。多くの排出枠をもらえるところは、高いキャップを課された企業に対して枠を売るだけで、企業努力もなく創出した価値もゼロなのに、利益が得られることになる。余剰排出権は、「カネの成る木」と化す。 さらに、これまでの省エネへの取り組みなどは考慮されずに、総排出量などの外形的な要素でキャップが決まるため、大きな鉄鋼や機器メーカー等の会社が「ワリを喰う」ことに繋がる。

難しい問題だと思う。もうひとつの目玉である「環境税」導入とともに、「地球温暖化防止」という玉虫色の目的は同じだけど、現実はもっとドロドロしている。政治的駆け引きが求められる。どんな新制度の導入も、現場からの反発を覚悟しなければいけない。

ともかく日本は「2020年までに1990年比25%削減」を約束した。そのトップのビジョンを実現するために、制度やルールや体制のブレイクダウンが必要なフェーズ。 排出量取引の方法論の是非はまだまだ議論が必要だろうけれど、必要なことはビジョン達成への揺るぎない信念だと思う。

海の動物もCO2クレジット化

興味深い・・・。

⇒BBCの記事: 「捕鯨がCO2排出を悪化させている
要約:
約100年間捕鯨を続けると、1億トン以上のCO2が排出される。13万平方キロメートルの森林を焼くのと同じくらいだ。その巨大な体の中に蓄えられたCO2は、自然死すれば海に沈んで海中に溶け込むが、殺して陸に引き上げると大気中に排出されてしまう。クジラは食物連鎖の頂点にあるため、CO2を体に溜め込む、という役割を担っている。

・・・捕鯨については反対の立場だけど、これはあまり反捕鯨の論拠としては説得力があるとは思えない。「蓄える」役割にしてもそれが排出されてしまうことについても、クジラだけの問題ではないと思う。海の生き物すべてに言える話なのではないだろうか。イワシやサーモンやロブスターだって、CO2を蓄えるが、ヒトはそれを捕って食べてしまう。

むしろ、このBBCの記事で興味深かったのは、こんなことに言及している部分:

魚にしてもクジラにしても、その蓄えられた炭素量を元に漁獲割当量を各国に配分し、排出権のように取引するというアイデアがある。排出権取引と同様、その経済的制約が漁獲制限を促したり、海洋種の保存に向く可能性がある。

なるほど。今は森林の「炭素吸収量」がクローズアップされており、例えば植樹による炭素吸収量の増加、あるいは伐採による炭素吸収量の減少、という定量的測定が定着しているけれど、これを海の生物全般にも拡げられるのではないか、ということか。
確かに動物は自らは光合成をしないが、炭素は体に貯蔵している

陸の動物は、陸の植物を食べて自然死すればその炭素は大気中に還るだけであり、この考え方は使えない。だけど海の動物は、海が大気から吸収した炭素が動物の体内に取り込まれ、死ねば大気ではなく海に留まる。従って、大気中の炭素量は減ることになる。

そして、そのことに経済原理を導入すれば、確かに成果が出せるかもしれない。検討の余地はあるのではないだろうか。

海の酸味

科学者たちが寒いところで頑張ってます。

厳寒な北極圏で現在、北極海の海水中に(ママ)二酸化炭素量を調べようと2つの国際チームが奮闘している。世界各国の研究者などが協力して、北極圏の海中二酸化炭素量を包括的に調査するのは、初めてとなる。
調査を実施するのは、冒険家のチームと、国際的な科学者チーム。冒険家チームは、北極点近くまで50日かけて移動し、氷を掘って海水を採取し、二酸化炭素量を測定する。
[2009.02.25付 CNN.co.jp/補足&強調Ekojin]


パプアニューギニアのサンゴ礁
["Coral reefs in papua new guinea"/Author:Mila Zinkova /cc-by-sa3.0]

異なる深さから海水を採取して、CO2量を測定する。空気中のCO2の3分の1は海水が吸収するとされているため、地球温暖化の進行を測る指標になる。 多くのCO2が溶けているということは酸性度が高いということ。 ”酸っぱい”海は、生き物たちにとっては少し、辛い。 リアルな「マリネ」になっちゃうね。

科学者たちは厳寒の北極海で作業を続け、4月中旬に帰ってくる。その後、各国の13の調査機関でデータを分析し、現状の報告をするそうだ。地球の酸味はいかほどのものだろう。さて。

霊長類の絶滅とヒトのモラル

ヒトの兄弟がやっぱり危機に。

地球上の霊長類634種のうち、48%が絶滅の危機に直面しているとの報告を、国際自然保護連合(IUCN)が(2010年2月)17日、発表した。熱帯雨林の破壊などが主な原因とみあれる。
(中略)
霊長類が危機に陥る原因としては、食用、ペットとしての違法取引も指摘されている。
[2009.02.18付 CNN.co.jp/補足&強調Ekojin]

⇒IUCNのプレスリリース

・・・前回の報告と数の上ではそんなに大きな違いはない。

・熱帯雨林の破壊
・違法な国際取引
・食用目的の商業狩猟

が理由として挙げられている。ベトナムのトンキン湾のカットバー島にしか生息しないゴールデンヘッドラングール(Trachypithecus p. poliocephalus)はもう60-70匹しかいない。マダガスカルのキタイタチキツネザル(Lepilemur septentrionalis) は100匹以下。ベトナム北東部のヒガシクロテナガザル(Nomascus nasutus)は110匹程度。  ・・・残念だが、どれも絶滅は時間の問題だろう。

数が少ないからこそ狩猟や取引に当然規制がかかる。規制がかかるからこそ闇の取引ルートが存在する。需要のあるところには供給が生まれる。 正直、そんな珍獣を飼ってどうするんだろう、という庶民まるだしな疑問は感じないわけではないけれど、珍しいものにそれなりの需要が集まるのは古今東西変わらない真理。 そしてその「ニッチ」な需要に応えるあまり筋のよくない供給が生まれるのも、これまた経済の真理。 ヒトが飼われていないだけマシ・・・・ (いや、飼われてるのか??まさか・・・)

霊長類は、兄弟みたいなもの。 その兄弟が「食用」として違法に狩猟され売られているのだとしたら、なんとおぞましいことだろう。あまり信じたくない見解である。 でも、そういうこともあるのかも知れない、と思ってしまう。 ふう。

ヒトとカタカナで書くときは、これは生物種としての人類のことだ。 動物には普通モラルはないが、「万物の霊長」たるヒトにはある。 ヒトの行為で霊長類が絶滅しかかっているとか、最もペシミスティックな現実を見たとしても、やっぱり気持ち悪い、と思う。
なんとかなりませぬか。

水問題を考える映画

淡水が足りない問題については、当ブログでも何度か採り上げてきた。

今年(2010年)になって、また水問題を扱った映画が日本で公開されたので改めて紹介。アップリンク配給。
上映していたときには見逃してしまったのでDVD化を待っているのだけれど。。。

(下)予告編

水は公共財、という考え方は以前に観た映画でも紹介されていた。
水憲章にそのことを盛り込む運動。

ともかく、こういう映画が何本も作られていることは、つまりは水の問題が深刻化しているということの証左だ。ハイチの地震被災者に必要なものは、千羽鶴ではなく水だった。

Ekojinの座右の銘は、「上善水の如し」。老子の言葉とされている。
水は、無味無臭で謙虚な存在。器の形に合わせて自由自在にその姿を変える。なのに、秘めるエネルギーはすさまじい。かつあらゆる生物にとって必須の存在でもある。 本当の「善」というものはそういうものだ、という言葉。 水のように謙虚で力強くあれ、と。
その上善の象徴たる水が足りなくなっている。善も何も、生きるか死ぬかの問題だ。命の源たる、水が。

食糧は足し算(算術級数)でしか増えないが、人口は掛け算(幾何級数)で増えていく、というトマス・ロバート・マルサスが200年以上前に「人口論」で展開した説が、呪いのように現代人を脅かす。食糧ではなく、水の惑星に豊富にあるはずの「水」に置き換わって。
水を巡って戦争が起こるかもしれない。既に、水の利権に群がる資本主義者たちの醜い争いがある。淡水が商品化している。

この問題は、なかなか重い。水道をひねれば淡水がフリーで得られる、という状況は、やっぱり特殊なことだ。ハイチの地震の例を持ち出すまでもなく、人間が作り上げた上下水道インフラは自然災害等であっけなく崩壊する。本来、こんなに多くのヒトを収容できる自然はない。およそあらゆる陸地にヒトが生活しているのは、人間が作り上げた上下水道インフラあってのこと。 それが崩壊すれば、人間社会も崩壊する。 人口は、人工に依存している

水はかように重要。 大事なことは、その水は、決してヒトにとってのみ重要なものではない、ということ。この惑星に存在する水を共有するべきなのは、60億の個体を数えるサピエンス種の霊長類一種に留まらない。 全ての生物が淡水を必要としている。 

売ったり買ったり、、、独占したり、、、そんな場合ではないと思いますよ。

クジラって必要?

「捕鯨」を巡る議論が熱い。

シーシェパードの妨害行動は論外としても、日本の捕鯨活動に、きわめて冷静な立場で反対する人は多い。オーストラリアとニュージーランドが、「日本が調査捕鯨を止めなければ国際司法裁判所に提訴する」と表明した。今の日本は、南極海で「調査捕鯨」を行っているが、その調査捕鯨すら認めない、という立場だ。もうクジラを捕ることは止めないか、と主張している。

日本政府、及び主なマスコミは「調査捕鯨はIWCが認めている合法的な行為であり、生態系には影響を与えない範囲で行っている。諸外国の反捕鯨の意見は幾分感情的であり、科学的ではない。食文化や資源政策上、そのような感情的な意見に左右されて、極めて科学的な実証に基づく権利を阻害するべきではない」、あるいは「牛肉は良くて鯨肉がダメな理由はわからない」という立場。 多少尖った意見の中には、「かつて鯨油のためにクジラを乱獲したのはむしろ西欧諸国ではないか。いま反対するなんてご都合主義的過ぎる」という意見もある。

こういう、とても理性的な捕鯨議論の場もある。

・・・Ekojinの立場を明確にしておく。Ekojinは、現時点では捕鯨に反対だ。

理由はひとこと: 「国際世論を納得させる説得力がない。

・調査捕鯨なら、食用にすべきではない。少なくとも、その目的が逆転している誤解を世界に与えている。
・科学的に「絶滅の危機がない」と言っても、それが国際会議の場で説得力を発揮していない。
・「クジラを捕るのは残酷」という意見が感情的であると同じくらい、日本側の「クジラを捕って何が悪い」という意見も感情的に映る。
・クジラを捕ることは、日本にとっても、あるいは世界の誰にとっても、必須ではない。

・・・複数の外国人の知り合いに詰められたことがある。
「日本人は、”調査”捕鯨と言いながら、結局喰ってるじゃん」
「何のために南極海に行くの?」
「資源がないからといって、クジラを資源と見なすのは飛躍しすぎ」

このひとつひとつに、いちいち納得する。上記リンクのサイトのように、捕鯨の正当性を訴える理性的なサイトを熟読した上での結論。

日本の捕鯨には理由がない。 特に、「食文化」及び「資源」というキーワードには説得力がない。

食文化???

もし食文化というのなら、「調査捕鯨」というお題目はなんなのだろう。
目的が違うのではないか。 少なくとも、そう思わせているのではないか。
調査捕鯨という名目で、結局食べる為に捕っている、、、、 と思わせてしまっているのではないか。

そして、クジラを再生資源と見なす意見もあるようだ。いわく、石油などは使えばなくなるが、クジラなどの生物は再生能力がある、と。

これこそおかしい。クジラである必然性がまったくない。クジラだとしても日本がことさら主張できる権益でもない。なぜ世界のクジラの生態系の調査主体が日本なのだろう。

国際法秩序からして、日本の捕鯨は分が悪い。 日本の言い分はあまり説得力をもって受け入れられてない。捕鯨の正当性を主張すればするほど、世界からは反発が来る。 そして、そういう状態である以上、どんなに納得できなくても従わなければいけないのではないだろうか。それが理性ある先進国の取るべきスタンスなのではないだろうか。

ともかく、イルカの殺し方すら非難の対象となっている現在、捕鯨を続ける理由は別にないように思える。 調査捕鯨は、いったい誰のためにやっているのだろうか。少なくとも、自分にとっては不要である。 これだけ世界の反発があるなかで続けるメリットを感じられない。資源の供給を含むあらゆることが、他のものに代替可能だと思う。 唯一、「捕鯨に携わる人たち」の雇用問題を除いて。

「調査キーウィ」や「調査サンショウウオ」や「調査バオバブ」や「調査ラフレシア」、、、を日本政府が積極的に進めない理由はなんだろう。何故「調査クジラ」だけが、こんなに手厚いんだっけ? 調査オランウータンとか、やってる? あれだって絶滅しかかってるよ。 調査スマトラトラは?

別にクジラに感情移入しているわけではない。殺すときに動物を苦しめることについては他の動物もそうだから、クジラについてのみ何かを思うことはない。クジラは知能が高いから殺してはいけない生物だとも思わないし、捕鯨が特別残酷だとも思わない。 ただ、捕鯨の正当性の根拠に説得力がない、と思うだけだ。

捕鯨を止める代わりに、何かの外交上の見返りを得ることも軽蔑しない。むしろそのくらいしたたかな外交であって欲しいと思う。

繰り返すけど、シーシェパードは論外ですよ。あれはテロリストなので。

多様性教育 (Diversity training) と生物多様性

アメリカのなかでも特に保守的な地域に住む住民たちが、
ナチスによるユダヤ人大量虐殺、いわゆる「ホロコースト」をユニークな方法で
研究する様子を描いたドキュメンタリー映画を紹介するTV番組で、
多様性教育 (diversity training)」 という言葉を知った。

アメリカほど人種や宗教が多様な国も珍しいが、
同時にまた、その多様性が地域により偏る傾向がある国も珍しい。
一生WASPに囲まれて暮らす人々がいる。
進化論が学校教育で禁止される地域がある。

だから、多様な人種や宗教の「存在」を「理解」し、「尊重」することを目的に、
多様性教育」というものが行われることがあるらしい。

「異なる人たちがいて、異なる考え方をして、異なる神を信じて、異なる言語を使う」
そういう人が世の中にはいる。その存在を正しく認識しよう、ということだ。

一見素晴らしそうに聞こえる。
多様性の認識の無いところに相互理解は生まれない。

しかし、これはなかなか難しい問題。
かえって逆効果じゃないのか、という意見がある。
違いを際立たせることは、むしろ「共通」の理念が無視されることでは。
同じだが、違っている」という矛盾した教育にならないか。
むしろ、「いかに同じか」を強調するべきではないのか。

(下)多様性を紹介する動画の一例。しかしコメント欄は否定的なものが多い。

・・・翻って、環境問題の領域である「生物多様性」についてはどうだろう。
動植物など生き物たちの多様な違いが調和を生む、という思想だ。
そのことを教えることもまた、何かを犠牲にしたり、逆効果を生む恐れがあるだろうか。

個人的には、無いと思う。

生物多様性の教育のポイントは、
異なることの強調ではなく、「多様性が調和を生む」ことの方だ。
多様性が失われると、生物世界を構成する大きな環が崩れる、という話だ。
もちろんヒトと他の生物は生物学的には「同等」であり優劣はない。

地球自身を生物種のように見なす「ガイア理論」とまでいくと哲学の領域にまで踏み込み、
科学的実証に耐えうるか、という問題があるけれど、

少なくともその地球上に、
多様な生物が多様なものとして存在していること」。

これは積極的に広げ、継承していかなければならないことだと思う。

今こそアクト・グローバリー

カナダ・バンクーバーで開催されている冬季オリンピック。
ちょうど今日(2010.02.20)は、カーリング女子の予選。
日本代表「チーム青森」のスキップ目黒さんが
第9エンドのスーパーショットで大量5点を決め勝負を決した。

オリンピックは、やっぱり熱いね。
メディア越しに見ても興奮してしまう。

・・・最近のオリンピックは、「環境配慮」を前面に押し出すようになってきた。
特に冬季五輪は、環境変化の影響を受けやすい。
バンクーバーも「先住民との融和と環境配慮」をテーマにしている。

⇒バンクーバー五輪公式サイト内「持続可能性」コーナー (英語)

オリンピックは、地球以外で開催できない」(チームマイナス6%)
・・・ほんとそうだね。

Think globally, Act locally.

これがオリンピックのときは、

Think globally, Act globally.

となれる気がする。
どうしてだろう。

多分、世界の人と同じことを共有できている気がするからだと思う。
勝負の世界では敵味方だけど、
スポーツという「共通言語」のコミュニケーションだ。
ルールがあり、それが厳粛に実行される。
勝てば嬉しいし、負ければ悔しいのも同じだ。
そこには、きっと言語化しづらい「一体感」があるはず。

エコの世界にもそれが欲しいな、って思う。
今だけ、ではなく、今こそ。

ENEX 2010 (9) ~環境展も岐路かも

<<PREV [ENEX 2010 (8) ~多層構造の断熱フィルム]

今年のENEX展。気になったことがある。
それは、「出展社数も来場者数もとても減った気がする」ということ。

(下)受付スカスカ

(下)全体的に人が少ない

公式サイトなどから、数字を引っ張ってきた。
そもそも、今年は大阪での開催を見送っていることにも注目。

ENEX 来場者数推移 (クリックで拡大)

一応公式サイトの東京の数字を見ても減っていることは分かるのだけれど、
実感値としてはそれ以上。 最も少ない祝日に行ったとは言え。

小間数や出展社数に関しては、開催前のプレスキットでは

124社・団体 / 516小間

という数字だったらしく、複数のメディアにその数字があるけれど、
現時点では公式サイトには小間出展106 カタログ出展18(合計124社)の情報しかない。

まあ、これは正確な結果報告を待つとしても、
ともかく、会場は心配になるくらいにスペースだらけだった。
去年の440小間を上回っているとはとても思えない

この手の環境展も、エコブームに乗せられて盛り上がる時期は過ぎている、
ということだろう。
工夫を凝らし、真に訴えることはなんなのか、他のイベントとの違いはなんなのか。
例えば、秋に開催されるエコプロダクツ展との違いなど。
むしろブームが一服した今だからこそ、そういうことが求められていると感じる。
ネコも杓子も「エコ」と言えば人が集まるわけではなくなっている。

(下)こちらこそ、よろしく。たのんます。応援してます。

ENEX 2010 (8) ~多層構造の断熱フィルム

<<PREV [ENEX 2010 (7) ~オール電化と電動バイク]

住友スリーエム(株)のブース:

窓ガラスに張る断熱フィルム。
薄いフィルムのなかに高分子の膜が200層にも積まれている。
可視光は損なわずに不要な赤外線や紫外線などをカットする仕組み。
室温上昇を防いで余計な冷房を抑制する。
製品名「スコッチティント ウィンドウフィルム マルチレイヤーNanoシリーズ」
とあるとおり、この極薄の多層構造にユニークな技術が光る。

・・・実際にフィルムの有り無しを体感できた。
手をかざすと、明らかに体感温度が違う。予想以上だったかも。
元々フィルムが入っていない側も、
フィルムを差し入れると体感温度が下がる。

ふーむ。やっぱり窓ガラスの断熱は必要かなあ、と思ってきた。
やっぱり、夏の冷房はなるべく減らしたいし。

(下)そしてこちらは車のガラス用

原理は同じ・・・なのかな?
確かに夏場の車内温度は殺人的だったりするから、こういうのはありがたいかも。

そしてこういうガラスのフィルムは、
万が一割れたときの飛散を防ぐ」という副次的効果もある。
大事なことだね。

家も車も、少し本格的に検討してみよう、と思いました。

NEXT>> [ENEX 2010 (9) ~環境展も岐路かも]

ENEX 2010 (7) ~オール電化と電動バイク

<<PREV [ENEX 2010 (6) ~霧なら任せて]

日本テクノ(株)のブース:

電動バイク「ECOXYZA(エコシーザ)」。

日本テクノはこのENEXで、どちらかと言えば家庭や企業での
電気使用ソリューションをアピールしていた。
「電力の見える化」の提案やオール電化など、
電気にまつわる総合的なエネルギーマネジメントサービスの提供者というわけだ。

それらはそれで面白かったけれど、電動バイクも紹介しておく。
コンセントで充電可能なバイク。
馬力というより出力で表すその性能は500W。通常の原付並み。
というか日本の道路交通法では「0.6kW(=600W)以下は原付扱い」とあるので、
まあ原付です。

スクーターのメットインの部分にバッテリーを搭載し、
8時間の充電で約60km走行する。

バイクの電動化は自動車のそれよりハードルは低いハズなのに、
いまいち盛り上がっていない気がするのはなぜだろう。

・おもちゃ感が増してしまう。あるいは電動自転車との区別がなくなる。
・バイク特有のカッコ良さが薄れる。
・バイクはやっぱりエンジン音だぜ。ブロロロ・・・!

などいろいろ書いたけど、要するに「チャチく見える」のが原因ではないか。
クルマは必然性を持って乗るけれど、
バイクは自己主張のために乗る人が多い、という印象がある。

中国の広州では、既に2007年初から従来型のガソリン・オートバイは
軍隊と警察を除けば禁止になった、、、という情報もあるけど真偽不明。

・・・ともかく、自動車もバイクも、脱ガソリンの動きが活発化している。
電気のほかにも、バイオディーゼル、天然ガス、燃料電池、、などなどが賑やかしい。
その流れは良いとしても、クルマは、洗濯機や冷蔵庫と違って、
単純にA地点からB地点に速く移動できれば良いわけではない。
三種の神器の時代は終わったかもしれないけれど、
いまだにクルマは個人のステータスやライフスタイルに関わる。
バイクはなおさらそう。チャチいのではダメなんだよね。

単純に乗り物を「オール電化」すれば
いろいろな問題が解決するわけではないのは明らか。

思ったより短い時間スケールのなかで、
ガソリンスタンドの代わりに給電所が増えてくるだろう。
そういう時代には、クルマやバイクに対する意識も変わるのだろうか。

NEXT>> [ENEX 2010 (8) ~多層構造の断熱フィルム]

ENEX 2010 (6) ~霧なら任せて

<<PREV [ENEX 2010 (5) ~光のリサイクル]

霧のいけうち」のブース:

霧を発生させるノズルのメーカー。
「”霧発生のハードとソフト”のハードは分かるのですがソフトって何ですか」
って聞いたら、
「霧を発生させる装置に組み込まれた制御ソフトのことです」
とのこと。


霧の種類と「セミドライフォグ」の位置づけ (同社Webサイトより)


霧の発生?どんな用途があるのだろう。

精密機器工場での静電気防止、それに部品の洗浄。
製パンやキノコの栽培に欠かせない一定の湿度。
それに、排水を出さない冷却のニーズ等もある。

一般消費者向けではなく業務用の製品だけど、
街中で意外と霧を見る機会は多い印象がある。
代表的なのは、夏の暑い日に「ちょっとした涼」が得られるスポットだろうか。

3~3.5mくらいの高さに設置することで、
霧の気化で周囲の気温を2~5℃引き下げる。
その際、路面や人は濡れない。気化してるからね。
何せ「細かい水」なので水浴びしてるみたいなもんだね。
冷媒があるわけでもなく、気化熱を奪うやり方なので環境に優しい。

個人的にも、霧をくぐるの好き。子供っぽいかなw
こういうイベントを訪れると、
こういうちょっと面白い会社に出会えるのが楽しい。

NEXT>> [ENEX 2010 (7) ~オール電化と電動バイク]

ENEX 2010 (5) ~光のリサイクル

<<PREV [ENEX 2010 (4) ~駅の案内サインを手がける会社]

引き続き「駅で見かけるモノ」シリーズ。
コドモエナジー(株)のブース:

これは、「蓄光」の応用製品。
明るいときに光と溜めて、暗くなると自ら発光するのが蓄光。
捨てていた光エネルギーのリサイクルなので発光に電気が不要

同社の製品は床設置用の加工、
具体的には耐熱、耐水、耐薬品、耐衝撃、耐磨耗が強化されている。
半永久的に蓄光・発光のサイクルが可能らしい。
多くの人が行き交う駅の誘導標識に最適なのがうなずける。

元々は有田焼の技術を使っているらしい。
磁器に蓄光の技術を埋め込んで完成したユニークなエコプロダクツだ。

・・・光のリサイクル、という発想は素晴らしいね。
有田焼の伝統技術と言われてもシロウト的にはピンとこないけれど、
新旧技術の融合はなんであれ、楽しい。

建物の壁面がこういう蓄光素材で作られたら、
その夜の「無電源」イルミネーションはちょっと幻想的かもしれない。

帰りの国際展示場駅にて:

モノの来歴を知ると視点が変わるね。

NEXT>> [ENEX 2010 (6) ~霧なら任せて]

ENEX 2010 (4) ~駅の案内サインを手がける会社

<<PREV [ENEX 2010 (3) ~LEDの次の技術「FEL」]

(株)新陽社のブース:

駅や空港などの案内掲示など。
同社は、これらの掲示器の製造・販売を行っている。
その他、駅構内の広告掲示板やイベント会場の案内パネル、
さらにはそれらを使った広告の代理店業務など幅広く手掛けている。

今回は、駅の案内板を展示。
エコ薄型電気掲示器(SE型)」 というらしい。
SE は Saving Energy でもいいし、SmartあるいはSlim Ecologyでもいいらしい。
おおらかだね。

従来の蛍光灯を白色LEDに変更。それにより60%以上の省エネ実現。
また、微妙な中間色の表現も可能になったり視認性が向上したり。
薄型、というくらいだから、薄いし。

LEDなので少しばかり高価。
でもその分耐久性に優れているのでメンテナンス代は浮く。
(交換サイクル: 蛍光灯型=1.6年  LED型=6年)

うん。最近駅で良く見かけるね、このタイプ。
LEDの強いコントラストは、洗練された印象を感じる。

ともかくこの「新陽社」という存在。
業界をリードする会社らしいけど寡聞にして知らなかった。よく覚えておこう。

NEXT>> [ENEX 2010 (5) ~光のリサイクル]

ENEX 2010 (3) ~LEDの次の技術「FEL」

<<PREV [ENEX 2010 (2) ~ブリヂストンの電子ペーパー]

LEDに続く技術「FEL」が紹介されていた。
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)ブース内の高知FEL株式会社

FELは、Field Emission Light (電界放出型ライト)。
画素のひとつひとつがテレビのブラウン管のような仕組みで発光する。
高知FELでは、極小サイズのダイヤモンド粒子でできた膜を使い、面光源を実現している。
勿論任意の色が再現可能。
デモンストレーションでは、面光源なので影ができにくいことを教えてくれた。

消費電力が小さく、有害物質を使わないなどの利点があることから
照明やディスプレイへの応用が待たれる。

ソニーの子会社やキヤノンと東芝の共同開発など、
この技術を使ったテレビの試作もされているみたい(FEDテレビ)。
高いコントラストが表現可能で、その理由は「黒は光らなくて良いから」
液晶では、黒でも後ろのバックライトの光源がどうしても透過してしまうらしい。
なるほど。

コスト面の課題があるんだろうなあ。
ダイヤモンドを使うとなるとなおさら。量産ベースに乗るのだろうか。
ともあれこの手の新技術はいつもワクワクする。

NEXT>> [ENEX 2010 (4) ~駅の案内サインを手がける会社]

ENEX 2010 (2) ~ブリヂストンの電子ペーパー

<<PREV [ENEX 2010 (1) ~丸の内のエコ結び]

ちょっと嬉しかったエコプロダクツ:

世界最大のタイヤメーカー・ブリヂストンの電子ペーパー「QR-LPD」。
本や新聞を読むためのディスプレイとして将来性がありそうな分野。
超軽量、超薄型、曲面への表示などももうクリアしているみたい。
しかも、消すまでは画像が保持されるので、表示には電力が要らない。エコだね。

で、なんでブリヂストン??
って聞いてみたら、

タイヤ製造時の材料設計や粒子・液体の加工技術などで親和性が高いのです。

だって。なるほど。
表示させるための粒子は「電子粉流体」というらしい。
超低消費電力と圧倒的な視認性を実現しているとのこと。

今はスーパーなどの商品陳列棚の値段表示などに使われているみたい。
その部門で、
平成21年度省エネ大賞(機器・システム部門)省エネルギーセンター会長賞
を受賞している。
⇒ブリヂストンのプレスリリース

何が嬉しいって、こういう技術が日本のメーカーだったってこと。
IT業界に身を置く人(Ekojin含む)で「電子ペーパー」と聞けば、
まっさきに思いつく企業といえば「イーインク(E Ink)」社。
アメリカのベンチャー企業だったが、
台湾のPrime View(元太科技工業)に高値で買収された。
Amazonの電子書籍端末である「Kindle」に採用され、知名度が跳ね上がった。
KindleのライバルになるAppleのiPadがE Inkディスプレイではないという理由で
iPadではなくKindleを選ぶ人も多いくらい有名。

日本のメーカー、それもこういう確かな技術投資ができる企業が
この分野に参入していたことを知って、応援したくなった。
日本のきめ細かい技術で世界を席巻して欲しい。

NEXT>> [ENEX 2010 (3) ~LEDの次の技術「FEL」]

ENEX 2010 (1) ~丸の内のエコ結び

今年も行ってきました。「ENEX」展。
お馴染みの東京ビッグサイト。

(今年の黒と赤基調のコンセプトデザインは結構好きかも)

⇒ ENEX公式サイト
⇒ 過去レポート (ENEX2008 / ENEX2009

入り口を入ると、すぐ右手にこんなものが:


・・・これは「エコ結び」という取り組みらしい。
東京駅の近くの「大手町・丸の内・有楽町」エリアのレストランなどが協力。
鉄道用のICカードであるSuicaやPASMOで支払うと、
一部がエリア内のエコ活動に寄付される。
さらに、利用者には「エコ結びポイント」が溜まり、様々な特典を受けられる、、
という。
「エコ結び」公式サイト

加盟店一覧を見るとレストラン、アパレル、ネイルハウス、書店などかなり幅広い。
この界隈は新旧の丸ビルやらオアゾやら、「ランチタイムが充実してそうなエリア」。
彼らを取り込もうというアイデアか。なるほど。

・・・にしてもこれって要するに商店街のポイントカードじゃね?
っていうツッコミは禁止ですか?
エコですか、まあ、アリかなw

NEXT>> [ENEX 2010 (2) ~ブリヂストンの電子ペーパー]

インドでスマートグリッド受注

以前、日本が支援するインドの「産業大動脈」構想のことを紹介した

その具体的な動きが出てきた:

経済産業省は(2010年2月)10日、インド北部のデリー、西部のムンバイ近郊の2カ所で、環境配慮型の都市づくりを両国の企業が共同で行うことでインド側と合意したと発表した。太陽光発電も含めた発電設備の建設や、IT技術を活用した次世代送電網(スマートグリッド)などを建設する。
開発を行う2都市は、インド政府が日本の支援を受けて、貨物専用鉄道の新設を核に開発する産業大動脈(デリー―ムンバイ間約1500キロ)に含まれ、工場立地が見込まれている。
[2010.02.11付 asahi.com /補足&強調Ekojin]

・・・スマートグリッド技術は日本の強みが生かせる分野。
アメリカのニューメキシコ州でも州政府と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が
共同のプロジェクトを立ち上げている。 当然、アメリカでは景気浮揚の意味合いが強い。

日本ではアメリカなどに比べて送電網がしっかりしていて停電も少ないので、
スマートグリッドを実現するためのスマートメーターの配備という第一段階よりは、
最初から自律的な負荷制御など、ソフトウェア的な領域がポイントになりそう。
ただ、国としてはそこまで積極的な動きはないみたい。

で、せっかく企業が保有しているそれらの技術を海外で活用する、
ということかな。

「環境配慮型の都市づくり」の構想は、
日本では物理的・社会的・政治的な制約があって
理想ほどにはうまくいかないイメージがあるけれど、
新興国ではそういうアイデアや技術が比較的活かしやすいのだろう。

NationalGeographic (5) ~天の鉄槌

<<PREV [NationalGeographic (4) ~思惑に彩られて]

まさに、「天の鉄槌」。

太陽活動の突発的な現象である「コロナ質量放出」は、
通常の太陽風よりもプラズマのエネルギーも巨大でスピードも速い。
これが地球に到達すると(だいたい3,4日ほどらしい)、地球の磁場に強力な影響を与える。
1997年にAT&Tの放送衛星が突然停止し、
数百万世帯で衛星放送が見られなくなってしまった原因は、このコロナ質量放出。
人工衛星が止まってしまったのだ。

地球付近の磁場によって加速されたプラズマは秒速1040キロメートルにも達する。
質量のない光子(フォトン)と違って、プラズマは質量がある。
それがこのスピードでぶつかってくるのだ。人工衛星だって壊れる。

だいたい11年周期で活発なときと落ち着くときを繰り返す太陽。
何かの気まぐれに地球の方を向いて、
この強烈な「げっぷ」をされると非常に困ってしまう。

改めて、人間の驕りとか社会のヒエラルキーとかって、
ちっぽけなものなんだと感じさせられる。

ゴルフボールがエサ代わり

アイデア商品:

水中などに放置されたゴルフボールによる環境汚染が指摘されるなか、スペインの企業が魚のえさを材料にしたボールを開発した。「環境を損なわない上に、ゴルフを楽しみながら自然への贈り物もできる」という自信作だ。
「エコバイオ・ボール」は、ゴルフボール製造会社のアルブス・ゴルフが開発した。同社のアルベルト・ブスカート最高経営責任者(CEO)がCNNとのインタビューで語ったところによると、再生可能なポリマー樹脂の層の中にえさを詰めた構造。外側の層は、水中で48時間後には完全に分解される。
[2010.02.07付 CNN.co.jp/補足&強調Ekojin]

なるほどね。

上手い人はたまに、下手なひとはしょっちゅうやってしまう池への打ち込み。いわゆる「池ポチャ」。
確かにアレって環境に悪そう。
1年に1度くらいのペースで定期的に回収し、
打ちっぱなし等の練習用ボールとして復活している、って話はどこかで聞いたことあるけれど、
徹底はされてないだろうし。


ゴルフボール
["Wedding Golf Ball"/Author:clappstar /cc-by-nc-sa2.0]

ただ問題は、ゴルフボールとしての性能かな。
ディンプルと呼ばれる窪みの微妙な数や深さなどで
飛距離もカーブも全然違うというからゴルフボールは奥が深い。
日本の特許庁のページを覗いたら、ゴルフボール専門の技術集があった。
特許の審査官が特許申請を審査するにあたって勉強する資料ということかな。
ゴルフボール技術集

ちょっと驚き。自分にとっては未知の領域でした。

プレイヤーみんながこの「エサボール」を使うようになるとは思えないけど、
こういう楽しい発想は大事にしたいよね。

蒸気売ります

蒸気ビジネス:

東京電力は、川崎火力発電所(川崎市)で発電に使った蒸気を、近くの10工場に送る事業を始めた。発電所の効率はやや下がるが、工場のボイラーなどの運転を減らせるため、全体では省エネになる。蒸気供給網としては国内最大級という。
年間30万トンの蒸気を近くの日本触媒や旭化成ケミカルズ、昭和電工などの工場に送る。新たに6.5キロのパイプを敷き、新日本石油の配管も再利用した。工場側では蒸気をプラントでの加熱や、製品の乾燥に使う。自前で蒸気を作るより、原油にして年間1万1千キロリットルの燃料が節約でき、二酸化炭素排出量も年間2万5千トン減るという。
[2010.02.07付 asahi.com /補足&強調Ekojin]

・・・この仕組みを実現するために必要なのが蒸気を送る配管。
蒸気による管の伸縮に対応するため、何度もクネクネと曲げられている。
年間30万トンの蒸気を15年以上にわたって、周辺事業者に提供し続ける。

この事業のために設立された子会社が「川崎スチームネット株式会社」。
事業内容は「蒸気の販売供給、およびそのインフラ整備」。

⇒東京電力のプレスリリース

東電川崎工場の近くにある大規模な工場10社が顧客で、
競合も特にいないだろうから、
営業というよりインフラの維持管理がメインになるのかな。

東電ならでは、と言えるね。
サーマルリサイクルもそうだけど、
一見エコブームのなかでは守勢に回りそうな分野でも
しっかりと得意分野でできることをやるのはエラいと思った。