“宇宙。そこは、最後のフロンティア”

夢のような机上の論理がいよいよ商用化に向けて動き出す:

宇宙空間で太陽光エネルギーを利用して発電し、その電力を地球で使ううえで必要となる技術の開発が動き出す。政府は年内に電力を電波に変換したうえで、長い距離を電送する実験に着手する。実験に参加する企業を公募し、来月(2009年7月)にも選定する計画。宇宙太陽光発電は昼夜や天候に関係なく常に発電が可能なため、政府は新しいエネルギー源として2030年の商用化を目指している。
[2009.06.28付 NIKKEI NET/補足&強調Ekojin]

⇒以前の紹介記事

宇宙空間で太陽光発電、、、
ここまではなんか珍しくもなんともない気もするのだけど、
問題はそこで発電した電力をどうやって「運ぶ」かっていうこと。

電波に変えて地球に送る、、、 でもそれって地球上の電波網に影響あるんじゃ。。
レーザーで送る、、、 でもそれってもはや兵器だよね。。。

などなど、結構難しい問題があるってわけだ。

この問題に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が取り組む。
しかも、民間企業とスクラムを組んで実証実験を開始する。

未来のエネルギーを担う壮大な実験。
科学者冥利に尽きるのではないか。
ちょっと羨ましくもなる。

ちなみにタイトルは、(言わずもがなですが、)
「スタートレック」のあまりに有名なオープニングの言葉です。
Space, the final frontier.

「人工樹木」

合成樹脂ならぬ「合成樹木」(synthetic tree):

米コロンビア大学の研究チームが、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を本物の樹木の約1000倍の速度で吸収できる「人工樹木」の開発に当たっている。
研究を進めているのはコロンビア大学地球環境工学部のクラウス・ラクナー教授のチーム。人工樹木はプラスチック製の「葉」の間を風が吹き抜けると、特製の吸着剤によって大気中のCO2を吸収・圧縮し、液体二酸化炭素として保存するという仕組み。
これは石炭火力発電所で排気からCO2を取り除く技術に似ているが、人工樹木の場合、いつでもどこでもCO2をキャッチできるのが特徴だという。
[2009.06.23付 CNN.co.jp/補足&強調Ekojin]

・・・つまり、大気中のCO2をガンガン吸収して液体化して保存する。。。
その吸収力たるや樹木の1000倍!

空気はそこらじゅうにあるわけだから、CO2がどんどん吸収されていくわけだ。

ほほう・・。すごいね。。

でもさ、これを「樹木」(tree)って呼んでしまうのは何故なんだろう。
樹はなにもCO2を吸収する機械ではないと思うなあ。
光合成の機能は?
水保全は、キツツキやビーバーや虫たちの寝床は?
CO2を吸収するのはその素晴らしい奇跡のひとつなのであって・・・。

ネーミングでごまかされないぞ、って構えてしまいます・・・。

あ、もちろんこの技術は素晴らしいと思います。

トトロの森を守ろう

昨年(2008年)の9月に盛り上がっていた話をいまさら紹介。

宮崎駿「となりのトトロ」の舞台になったといわれる狭山丘陵、つまり「トトロの森」。
ここを宅地開発などから守ろうとする運動が世界を巻き込み行われた。

⇒「Totoro Forest Project

あのピクサー・アニメーション・スタジオで働く日本人アートディレクターが発起人となり、
 「あなたの心のなかの『トトロ』を描いてください」
と世界に呼びかけ、チャリティー・オークションを開いた。
世界中のアーティストから200以上の作品が集まり、
その収益がトトロの森の保護活動に寄付された。

具体的には、狭山丘陵の原自然を守ろうとする財団、
トトロのふるさと財団」への寄付かな。

この話を最近知ったので遅ればせながら紹介するわけですが、
日本のソフトパワーがこうやって世界に影響力を与えるのは嬉しいね。
もちろん、ガンダムやポケモンやワンピースやバイオハザードも素晴らしいよ。うん。

財団も精力的に活動を行っているようで、
とりあえずしばらくはとなりにトトロがいてくれるかな。
財団の皆様お疲れ様です。

アメリカの底力

猛禽の王ハクトウワシが、その巨躯を現しつつある:

米下院は(2009年6月)26日、温室効果ガスの大幅削減など温暖化対策をうたった「米クリーンエネルギー・安全保障法案」を採決し、民主党を中心とする賛成219、反対212の僅差(きんさ)で可決した。
米議会で、温暖化対策法案が可決されるのは、上下両院を通じて初めて。
[2009.06.27付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]

「反対勢力」は当然あって、その理屈も日本の財界と同じだ。
つまり、雇用が失われ、電気代が上がって、国民の生活が破壊される、ってヤツだ。

その反対勢力に対して、今回オバマさん自らが説得にあたり、僅差とは言え可決にこぎつけた。

法案では、アメリカの温室効果ガス排出量について:
・ 2020年までに05年比で17%削減
・ 2050年までに05年比で83%削減
さらに、
・ 2020年までに電力の15%を風力・太陽光発電などのクリーン・エネルギーで調達する

という目標を掲げた。

日本は、05年比15%削減の目標をこないだ決めたばかりだから、
なんか既に見劣りしちゃってるよね。。

さすがのアメリカの国力というべきか。
あれだけ環境対策に後ろ向きな国だと言われ続け孤立しかかっていたのに、
きっちりと直線で挽回する人材と胆力を持っている。
環境対策面で他の先進国の後塵を拝するどころか、一気に抜き去るかも知れないパワーがある。

羨ましいけれど、やはり「人財力」なのかな、って思う。最近。

シラスを使ってエコプロダクツ

無尽蔵にあるものってなかなかないよ:

数万年かけて南九州一帯に降り積もった火山灰のシラスを幅広く資源として活用する新技術が鹿児島県で生まれた。シラスから作る微細な粒状の素材「シラスバルーン」はこれまで南九州のシラスの0.01%程度からしか精製できなかったが、資源開発会社プリンシプル(鹿児島市)が鹿児島県工業技術センターと共同で開発した新型製造装置によって無尽蔵のシラスすべてを活用できるようになった。
[2009.06.21付 asahi.com /補足&強調Ekojin]

九州南部のシラス台地には、約4500億立方メートルのシラスがあるらしい。
琵琶湖16杯分なんだって。(東京ドームで計らないんだね)

で、その「シラスバルーン」っていう聞き慣れないモノは、
シラスを高熱加工して微細な風船状の素材にしたもの。

無毒・無臭・無菌・無機質で化学的に安定し、
高い耐薬品性・吸湿性、低い熱伝導率を有し、
吸音性・断音性が強く、流動性・混合性にも優れている、、、という相当な優等生。

当然、いろいろな環境に優しい製品の素材になっている。
軽量プラスチックや自動車の内装部品なんかに使われているみたい。

で、こんなスグレモノなのに、安定供給に課題があった。
粒子の大きさやガラス成分の含有率などの質が一定せず、取る場所も限定されていた。

・・・そこにこの革新。すごい。
安定供給への道が開けそう。
この、なんちゅうか、資源の乏しい日本が、
ついに火山国ならではの資源国になれるのか。

We are the world - マイケル・ジャクソンの功績

巨星マイケル・ジャクソン堕つ・・・。
衝撃的でした。

King of Popと呼ばれた彼の功績は数多くあるのですが、
それを詳説することは本ブログの主旨と異なるので、ひとつだけ。

ご存知、「USA for Africa」プロジェクト。

ボブ・ゲルドフの「Band Aid」プロジェクトに触発されたハリー・ベラフォンテが、
アフリカの貧困を救済する目的で声をかけたのが、
ライオネル・リッチーとマイケル・ジャクソン。

クインシー・ジョーンズのプロデュースのもと、
ひとりひとりがトップクラス」のアメリカのアーティストたちが集まった。
総勢45人。
1985年1月28日の深夜を徹して行われた空前絶後の大セッション。
しかも、スタッフも含めて全員ボランティアだ。

マイケル・ジャクソン、とても輝いているね!
共同作曲者としてもリード・ボーカルとしても、この曲、及びこのプロジェクトは
彼の燦然たる功績と言って良いと思う。

そして、
ラスボス級のアーティストたちによる贅沢なコーラスが何度もリフレーンするフレーズ:

We are the world. We are the children.

これは、とても心に染みる。
その後のチャリティー・ソングの草分けを決定付けた歌詞だろう。

しかし、この精神をどれだけの人が実践し、広め、効果を上げているか。
それはなかなか難しい問題に属する。

この手のチャリティー・プロジェクトは必ずと言ってよいほど、
偽善だ」などという一定数の批判者の声が上がる。
トップクラスのアーティストなら、チャリティーソングの収益なんて面倒なことをせずに、
黙って私財を投げ打てば良いではないか、というわけだ。

偽善ね・・・・。
青い世代が好んで使いそうな言葉だ。

やらない善よりやる偽善。

そのように思います。

RIP M. Jackson.

大都会の1秒800トン

マンハッタンのマディソンスクエアガーデンに巨大掲示板が出現。

地球の大気中の温室効果ガスの総量のリアルタイムカウンター。
「世界初のリアルタイムカーボンカウンター」との触れ込み。
2009年6月18日に登場。 19日現在で、約3兆6400億トン以上。
1秒間に約800トンずつ増えている。

これは、ドイツ銀行がマサチューセッツ工科大と共同開発したもの。

1ヶ月に20億トンのペースで増え続けるこのカウンターを眺めて、
大都会の人たちは何を思う。
恥じ入るか、意固地になるか。
さて。

プラン・Bee

ハチを救え:

ミツバチの伝染病を防ぎ、群れの増大に効果がある善玉菌を宮崎大学農学部の前田昌調(まさちか)教授(微生物学)が発見した。園芸農業で授粉に使うミツバチは、輸入が止まったことなどから全国的に不足している。前田教授は「薬剤を使わずハチを元気にする。ハチ不足の解消になれば」と話している。
(中略)
前田教授によると、見つかった善玉菌はシュウドモナス属の新種の細菌で、ミツバチの水飲み場になっていた宮崎県小林市のわき水から採取した。同属の細菌は土壌や水中に多く生息するが、この新種は特に強い抗病原菌、抗ウイルス作用を示したという。
[2009.06.21付 asahi.com /補足&強調Ekojin]


ミツバチ
[GFDL ver.1.2/Fir0002, 2007]

幼虫に感染する腐蛆病やチョーク病といった、
群全体を全滅させる危険のある伝染病に有効らしい。

一夜にしてハチが忽然と消える現象がアメリカを中心に報告されている。
蜂群崩壊症候群」(ほうぐんほうかいしょうこうぐん)という大仰な名前が付いているらしい。

ハチミツは滋養強壮に良い食品だけど、
良いハチミツを得るには、ハチの滋養強壮が前提。
元気になってもらわないと。

世界で急減するハチを救う知恵が徐々に出てきた。
失踪の原因追求をしして減少を食い止める。
プラン・Beeだね。

屋久島は呼んでない

これは仕方がない:

環境省と鹿児島県屋久島町は、観光客の急増で環境破壊が進む世界遺産の屋久島で、2011年度から初めての入山制限に踏み切る方針を固めた。
昨年(2008年)4月に施行されたエコツーリズム推進法の初適用を目指す。自然公園法とは異なり、地元市町村が立ち入り制限区域を指定できるのが特長で、違反者には30万円以下の罰金が科される。
(中略)
(世界遺産)登録をきっかけに入山者が急増。08年には10万9000人に上り、休日の入山者は1000人前後に達することも珍しくない。特に、し尿の現地埋め立て処分が限界にきている。
[2009.06.20付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]


屋久島の縄文杉
[GFDL ver.1.2/Yosemite, 2005]

樹齢7200年ともされる縄文杉をはじめとして、原自然と生態系の美しさと調和が評価され、
1993年に世界遺産に。

世界遺産登録地の常として、観光客の激増にともなうトラブルがここでもあった、ということだ。
世界共通のジレンマだろう。

ただ、ちょっと珍しいと思ったのは、観光客のマナー問題やゴミの問題ではなく、
「トイレがない」という問題だってこと。
大きな木の裏でするように「ガイド」されたなんていう話もあり、これは頭が痛い。
自然の浄化能力を超えちゃってるらしい。

でも、
縄文杉が残る原生林にウォッシュレット完備のトイレがあってはいかんと思います。
なんとなく。
ある程度の不自由は承知で観光客も入山すべきだよね。。。
入山制限は、仕方ないかな。

英語で「トイレに行く」ことを婉曲的に「Nature calls.」(自然が呼んでる)って
言ったりするけど・・・。

助けるより、知ること

相互理解を深めることから:

地球温暖化による海面上昇で水没の危機が叫ばれる南太平洋の島嶼(とうしょ)国ツバルから、日本へ留学した女子高生たちを民間レベルで支援した関係者に、このほど斉藤鉄夫環境相から感謝状が贈られた。
2006年8月、当時環境相を務めていた小池百合子氏がツバル訪問の際に、留学生の受け入れを求められたのがきっかけ。立教大学、JET日本語学校などが「ツバル青少年友の会」(会長・阿部治日本環境教育フォーラム理事)を結成。昨年(2008年)3月、2人の少女の来日が実現した。
[2009.06.21付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]


ツバル最北西のナヌメア島とナヌメア環礁
[PD/Wikimedia Commons]

地球温暖化で沈みそうな国。
.tvドメインのリース料で国連加盟を果たした国。
人口1万人に満たない最小国のひとつ。
基幹産業は観光収入。

・・・日本を含む先進国の人がツバルについて知っていることはこんなところだろうか。
同じ太平洋国のトンガ、ナウル、バヌアツあたりとの違いが分からない、、、
というのが正直なところではないだろうか。

島嶼国とは言え、いや、他の地域から互いに遠く離れた島嶼国だからこそ、
固有の文化や歴史が今でも色濃い。
11の子音と4つの冠詞から成るツバル語も、ツバルという国を特徴付けるもののひとつ。

まずは互いを知ることだよね。

知ることは、理屈や強制からではなく、
本心からの助け合いの精神が生まれる大事な土台。

ダンボールコンポスト(21) ~収穫は近い

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次々と、花が咲き実が付き始めた。

(下)エダマメ。

(下)ゴーヤ。

(下)アサガオ。 このあと同じプランターのカボチャに完全に駆逐された・・・。

(下)カボチャ。ものすごい吸肥力でぐいぐい成長している!

コンポスティング(堆肥化)をやり始めて最初の春と夏を迎えて、
素人ガーデニングもどうやら一段落しそう。
いろいろな課題も見えてきたので、次はもっとうまくできるだろう。

収穫が楽しみだな。

ミニチュアながら、自然から得たものを自然に還して、また自然の恵みを得る、
というサイクルを回せそうなことが嬉しいね。

これが、社会全体でシステマチックに実現できれば、
意識面でも実効面でも随分違うだろうな、って思う。

100万人のキャンドルナイト

2009年の夏至(6月21日)の日の夜はキャンドルで過ごそう。

100万人のキャンドルナイト
という運動だ。
1年で最も昼が長いこの日に、「でんきを消して、スローな夜を」というキャッチコピー。

公式サイト


["100万人のキャンドルナイト"/Author:キャンドルナイト実行委員会 /cc-by-nc-sa3.0]

夏至前夜の6月20日から七夕の7月7日までが、このキャンペーンの期間。
全国各地でイベントが併催されている。
写真投稿サイトの「Flickr」には、キャンドルナイトの様子が集まっている。
キャンドルのケータイ写真を投稿させるコーナーもある。

現代には現代のやりかたで、環境を考えるやりかたがある。
夏至の夜は、確かに、キャンドルが良く似合う、と思う。

未来をつくる資本主義(5) ~下向きの大躍進

市場は枯渇していない。

破壊的イノベーションの理論に立って考えれば、既存のメインストリーム市場は、新しいビジネスを育てるには不向きな場所だ。破壊的イノベーションの種を従来のビジネスモデルにむりはりはめ込み、既存ライバルと正面切って戦わせれば、せっかくの芽を若いうちに摘むことになるだけだ。では、新しい持続的技術を育てる理想の場所はどこか。それは、BOPの膨大な未開拓市場である。
[スチュアート・L・ハート著「未来をつくる資本主義」/英治出版/2008 /強調Ekojin]

・・・でも、このBOP(ピラミッドの底辺)の40億人の市場に対して、
先進国で成功したビジネスモデルをそのまま持ち込もうとしてもうまくいかないだろう。
経済性と社会的な受容という問題が課題として残されているから。
受け容れたくてもカネがなく、さらには需要そのものがなかったりする。

先進国では、国の津々浦々に電話線が張り巡らされており、
やがてその電話線を使ったインターネット環境が実現し、帯域が高速化されていった。
BOP市場では、最初から携帯電話を普及させるほうがいろいろな意味で早い。

「破壊的イノベーション」を使った「下向きの大躍進」が望めるというのだ。

ところで、「貧困層をビジネスチャンス」と捉えること自体に
眉をひそめる向きもあるかも知れない。
食うや食わずやの人からカネを搾り取るのか、と。

でもハートの分析によれば、現状はもうちょっと複雑だ。
食うや食わずやは間違いないが、それでも経済がないわけではない。
生活必需品はどこかで買わなければいけないし、
水や食材や教育費などもなけなしの家計からやりくりしている。
そこに目をつけている地元の業者の搾取があるというのだ。

大企業が全く眼中においてこなかった市場には、
経済原理から取り残されて搾取にあえぐ人たちがいる。

エコ通勤にお墨付き

安上がりで効果が高そう:

 国土交通省は(2009年6月)12日、通勤にマイカーをできるだけ使わないことで二酸化炭素(CO2)排出量を抑制する「エコ通勤」に積極的に取り組んでいる事業所や自治体を認定する制度を創設し、地方運輸局などで認定申請の受け付けを始めた。
認定対象はエコ通勤推進のため(1)従業員の通勤実態を把握している(2)具体的な取り組みを実施している-など一定の基準を満たした事業所と自治体。「1週間に1日はマイカー通勤を禁止」「自転車通勤にも通勤手当を支給」「従業員用の駐車場を有料化」といった取り組みを想定している。 すでにエコ通勤を実施している事業所を対象に国交省が平成20年度に行った調査では、エコ通勤導入で月間のCO2排出量を11.6%削減する効果があったという。国交省は認定した事業所などをインターネットで公開する予定で、「認定制度が企業イメージの向上につながり、エコ通勤が広まってほしい」としている。
[2009.06.12付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]

エコ通勤に国のお墨付きを与える制度。
正直上記の基準は甘すぎる気もしないでもないけれど、
特に(事務以外の)コストがかかるわけではないし、取っ掛かりとしてはよいかなあ。

ガソリン自動車そのものを減らしたり、
自動車を使わなくても良いようなインフラの整備が求められるのは言うまでもないけど。

でも自転車通勤に通勤手当、というのは良く分からんw
通勤手当ではなく手当補填というか、エコ実践奨励金、というかそういうことじゃないのかな。
まあ社員の本音に近い制度としては正解だとは思うけれど。

ちなみに、国交省のお役人さんたちは、どうなのかな。
一時期深夜タクシーが問題になりましたが・・・・。
あれも相当ムダな「アンチエコ通勤」だと思いますぜ。

未来をつくる資本主義(4) ~全体システム思考

部分ではなく全体のシステムとして何もかもを設計しようとする
「巨視的」な視点が必要だという。
部分的な「カイゼン」を積み重ねることも非常に有効な方策だが、
一度何もかもをゼロリセットして考えることも時には重要だという。

たとえばエコ住宅を建てるときに、エネルギー効率を上げる「改善」に知恵を絞るのではなく、
一回法律から常識からしきたりから全てを捨て去って、
全体システム思考に頭を切り替えると、
二兎を追って二兎を得ることもできることがわかるのだという。

それはどうしてなのか。限界分析には、与えられた設計や製品を鵜呑みにするという致命的欠陥がある。あるがままの現実を受け入れてしまえば、後は改善しかできない。そのためエネルギー効率の高い家を建てようとする際にも、今のしきたりに従って、暖房システム、ダクト、送風機、エアコンなどを取り付けることが必要で適切なことだと思ってしまう。そしてどうするかと言うと、その設備をなるべく使わずに済むよう、今度は省エネ設備を買い足すのである(おわかりかと思うが、これは要するに末端処理の発想だ)。
[スチュアート・L・ハート著「未来をつくる資本主義」/英治出版/2008 /強調Ekojin]

部分に切り離して最適化すると、全体では最悪化する。

という言葉がある。

鉄筋の家を考えてみても、
基礎があって骨組みがあって、コンクリートがあって、窓があって、、、、と。
一つ一つは長い年月をかけて研究され尽くした最適な建築ノウハウの実践に違いない。
でもアリやビーバーはネジ一本使わずに、あんな丈夫な建造物を作っている。
サザエの殻を力で破ることがどんなに大変なことか。
だけど彼らは梁や柱などは一切使っていないのだ。
そこにヒントがあるはずではないのか。
バイオミミクリ(生物模倣)という考え方のひとつだ。

そういうイノベーションがこれからは求められるのだろう。
既存の発想を飛び越え、全体と部分のバランスを両方考えられる発想。

あとは覚悟だな。
既得権ってやつは、どうやら甘美らしい。 その壁を打ち破る覚悟。