食事の種類別の水の使用量:
ビーフ1食分 =1200ガロン
チキン1食分 =330ガロン
ベジタリアン1食分 =98ガロン
だから、みんな肉を食べずにベジタリアンになろう、という動画:
現在家畜に与えている穀物の量は、世界の20億人の人を飢餓から救える量。2008年の統計でおよそ8億6000万人の人が飢えている。 飢饉が減れば戦争も減る。 だから、家畜を増やすのはもう止めて、ベジタリアンになろう。。 という主張。
“GO VEG, BE GREEN”
(ベジタリアンになって地球に優しく)
というキャッチフレーズまである。
ちなみに、判りやすく「ベジタリアン」と訳したけど、原語ではVeganであり、これはいくつかあるベジタリアンの類型のなかでも、「純菜食主義」と呼ばれる「ヴィーガン」であり、動物由来のものを一切摂取せず、靴や衣服にも使わない。卵も乳製品も、ハチミツも摂らない。
自分はベジタリアンではないから肉も魚も普通に食べる。 だけど勿論、菜食主義者たちの嗜好は自由だと思う。マイケル・ジャクソンも確かベジタリアンだし、自分の周りにも何人かいる。 個人の食べ物の好き嫌いの話に留まるなら何の問題もない。 自分はチョコレートなどのカカオ由来の食べ物を食べない。干し柿やマシュマロはあまり好きじゃない。 そういうレベルの話であるならば。
だけど、肉を食べないで家畜を育てるの止めよう、という呼びかけには大いに疑問だ。 クジラは生物多様性の問題だけど、ウシやニワトリはそうではない。 ヒトは、何百万年の進化の過程を経て現在の雑食性を得たはずであり、体のつくりもそうなっている。ヒトには胃袋が4つあるわけじゃないし、犬歯も発達している。肉を食べるように作られている。 ヒトと家畜の関係も、生物種全体のバランスにさえ影響がなければどこに問題があろう。 家畜にしたって、多くのヒトを効率よく養うためにヒトが獲得した手法だ。 カッコウの託卵や、チョウチンアンコウのルアーや、風に乗って飛ばされるタンポポの綿毛と、本質的には何の違いもない。
問題があるとすれば、そういう人間の「工夫」が自然界でのバランスを崩し始めていることであり、肉食や家畜そのものではない、と思う。考えるべきは、肉食や家畜の是非ではなく、それらを前提にした資源再生可能性への工夫ではないのか。
種の進化は遺伝子と環境が決めるのであって、自分たちで決めるものではない、と思う。
和名:ミドリムシ 学名:ユーグレナ
この学名を社名に据えたベンチャー企業については以前紹介した。 このミドリムシ産業、だんだん注目されてきている。 ミドリムシが世界の食糧問題に一石を投じるかも。
日本科学未来館(東京都江東区青海2丁目)(2010年3月)で22日まで開かれている「“おいしく、食べる”の科学展」で、東京大学発のベンチャー企業がお土産用に開発した菓子「ミドリムシクッキー」が人気だ。地域振興も視野に入れ、石垣島に培養装置をつくって大量生産しているクッキーで、1枚に2億匹のミドリムシが入っている。味もさることながら、「健康と環境にいい未来の食品」として注目されているようだ。
「ミドリムシクッキー」は、ベンチャー企業「ユーグレナ」(文京区)と日本科学未来館が共同開発。昨年(2009年)11月から同館で5枚入りの箱(450円)を販売している。1日平均約120箱と、同館の定番「宇宙食」を上回る売れ筋商品だという。
[2010.03.21付 asahi.com /補足&強調Ekojin]
動物・植物両方の性質を持ち、栄養価の高いユーグレナ。 試験管のなかで10ミリリットル分、約5000万匹の量だったユーグレナを攪拌し光合成を促進する。 驚異的なスピードで培養が進み、1ヵ月後にはなんと14万リットルの量に増える。 これは700兆匹、というまさに天文学的な数字。 これを乾燥させて、クッキーやら佃煮やらサプリメントにする、、、。
地球上のヒトの数がいくら増えたって言ってもたかだか100億弱。 それを考えるとこの地球がいかに彼ら微生物が支配する星かということがわかる。 そりゃそうだ、彼ら微生物は個々の動物の体内にすら無数に存在する。 共生、という言葉が実にしっくりくる関係値だ。体内レベルでも、惑星レベルでも。
このミドリムシフーズたち。確かに有望だ。食料として、あるいは燃料して、研究が進む。 世界の食糧問題を解決できる段階ではないけれど、生物学・化学から社会学・政治学まであらゆる学術範囲の知見が求められる分野がこの「食」の問題。 製品化のところでは「ものづくり」や「応用力」「発想力」といったビジネススキルも求められるだろう。 産学協力して知恵を絞る良いチャンス。ベンチャーの出番。
氷山の一角だと信じたい:
中国で使用されている食用油の約1割が、厨房(ちゅうぼう)などから捨てられた廃油を精製し、再利用した有害な油であることが専門家の調査でわかった。
「食の安全」などを担当する国家食品薬品監督管理局が全国各地の監督部門に対し、飲食店での有害油の使用禁止を徹底するよう通達を出した。中国紙「中国青年報」などが伝えた。
[2010.03.20付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]
・・・1割! なんとう高率。 「有害」「粗悪」、、、などの負のイメージで語られることが多い中国産の食品。 それがデータで実証されてしまった格好だ。 未だ解決していない毒ギョーザ事件がよぎる。 農薬入りのギョーザ、有害な再生油、、 これは当たり前ではないからニュースになっているのか、氷山の一角が明るみになっただけなのか。
ちなみに調査を実施したのは、中国に批判的な外国勢力ではない。 武漢工業学院の食品科学の専門家らであり、つまり「身内」だ。 年間食用油消費量約2250万トンの約1割にあたる200~300万トンもの再生油が、それを知ってか知らずか、一般消費者の食卓に上っている計算になる。 そしてその再生油には、発がん性の高い物質(アフラトキシン)が含まれているというのだ。 アフラトキシンは、砒素の100倍の発がん性。
この読売の報道に比べ、もっと踏み込んだ衝撃的な報道もある。
下水道からすくい上げた油が食用油として販売されている実態を指摘した「リサイクル食用油」のニュースが波紋を広げている。中国国家食品薬品監督管理局は緊急通知を発布し、飲食店への使用実態調査を行うとした。場合によっては飲食サービス許可証(餐飲服務許可証)を取り消す措置もとる構え。京華時報が伝えた。
中国語では「地溝油(下水油)」として話題となっているリサイクル食用油。(2010年3月)17日付で国営ラジオ放送サイト・中国広播網が伝えたところによると、これは下水道の汚水を汲み取り、ろ過や加熱、沈殿物除去などの作業を繰り返したものだ。
[2010.03.19付 レコードチャイナ/補足&強調Ekojin]
・・・安く調達できて、業者の利益率が高いのだという。 市価は通常製品の半値。 そういう粗悪な有害食品が貧しい農村部を中心に蔓延しているらしい。 検査を受けていなかったり期限が切れた2万5000トンもの粉ミルクが、赤ちゃんの口にも入っている。
下水リサイクル・・・。 発想としては正しいのかもしれないけれど、食用はマズいだろうに。 リサイクルされた油の使い道は食用以外にもいくらでもあるはずなのでは。 それこそクルマを走らせられないか。 何かの精製物質へ転用できないか。 有害な油を安く売る、、、ということがどんなにひどい行いか。 国が広いと、悪徳業者の発想も際限がないのか。
ワシントン条約締結国会議でモナコから提案されていた大西洋・地中海のクロマグロの国際取引禁止案は、賛否際どいとの下馬評を覆し、禁止を半年延期するというEUの「妥協案」もろとも圧倒的多数で否決された。 域内の意見の食い違いをまとめ切れないEUの構造的問題が再び露呈した形。結束した途上国の発言力が先進国を凌ぐ、という近年の温暖化問題の国際会議でもしばしば見られる構図がまたぞろ顕われた格好。

マグロの寿司
["Tuna Sushi"/Author:Akira Kamikura /cc-by2.0]
弱腰、隷従的、戦略欠如、、、などと酷評されることの多い日本の外交では近年稀に見る「圧倒的勝利」であり、国内大手メディアは揃って「日本の勝利」と伝えている。 禁輸賛成側の欧米各国のメディアも敗北と受け止めているようだ。
だがちょっと待て。
日本の外交当局がロビイを駆使し、大使公邸で各国を集めて寿司パーティーを開き、反欧米の途上国を取り込んでプロクシファイトをこなし、アメリカからの「多数派工作特殊部隊」が到着する前日に採決を強行させるなど、あらゆる手段を使ってしたたかに振るまい国益に適う国際的結論を導いたのは良い。外交とはそういうものだし、その動きにはむしろ快哉を叫びたい。
だけど、肝心の絶滅の危機に瀕している、とモナコが訴えたクロマグロの現状についての報道が非常に表層的なのは、自分にとっては驚きだ。
「日本人はマグロを食べるから禁止されたら困る。今回外交の勝利だ。良かった」
は、この問題の本質とは全くズレた話だと思う。 もしマグロが本当に危機に瀕しているのなら、どんなに日本人がマグロ好きでも獲ってはいかんだろう。なのに、経済新聞だけではなく、一般紙も含め、以下のような視点が欠如している、もしくは薄い(か、自分が見落としている):
「今のマグロの現状はどうなのか。再生可能な漁獲量を保てているのか。もしそうであるのなら、何故モナコや他の各国はそうでないと言っているのか(クジラと違って知能が高い・哺乳類だから、という感情論は薄いはず)。 そして、最大の消費国としての日本は、食物資源としての鮪ではなく、生物としてのマグロにどう向きあうべきなのか」
「経済」の視点を軽視するわけではないが、生物であるマグロを扱う最も基本的な視点はやはり「生物多様性」であるべきだと思う。経済はその次のはずではないだろうか。
商売って、なかなかうまくいかないものですなあ:
琵琶湖の生態系を脅かしている外来魚・ブラックバスを食べて数を減らそうと、滋賀県庁食堂が2007年から出していたブラックバス料理が、(2010年)2月末で中止された。
仕入れ価格が上がったことが理由だが、頻繁に注文する人もいる“人気メニュー”だったため、県庁内からは「特別な日だけでもいいから続けてほしい」と惜しむ声が上がっている。
[2010.03.12付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]

ブラックバスのてんぷら
["芦ノ湖丼"/Author:Yamaguchi Yoshiaki /cc-by-sa2.0]
琵琶湖の外来種の問題は、ブルーギルを中心に何度か採り上げてきた。 滋賀県もあの手この手でこの魚たちを何とかするべく手を打ってきていたのだけれど、そのなかでも県庁食堂で供される「ブラックバス料理」は人気が高かったみたい。 週代わりのブラックバス料理は、グラタンやかき揚げなど100以上もある、というからもうすっかり定番の食材、ということだろう。 割と低価格で栄養価の高い白身魚とくれば、料理人も腕が鳴るのではないだろうか。
ただ残念なことに、この県庁にブラックバスを卸す流通コストの問題があり、ビジネスとしては苦戦してたみたい。県庁の目の前に琵琶湖はあるけれどそこで捕れたものを県庁に卸していたわけではなく、守山市や大津市北部から納入していて、その輸送費が高騰しているのだという。 地図で見たけれど、確かにそれらの市は県庁からは遠い。 でも逆に、県庁の近くの琵琶湖畔ではダメなのだろうか、という疑問も、琵琶湖行ったことのないシロウトとして感じてしまった。 水質の問題?「漁獲」量の問題? ・・・あるいは委託業者の事情?? わからない。
ブラックバス料理を楽しみにしている人のニーズはありそうなので、なんとかならないものかね・・・。 ともかく、このブラックバスに関しては、クジラやマグロと違って「乱獲」と言われる心配だけはないので。。。
厳しいすなあ:
絶滅の恐れがある野生生物の国際取引に関するワシントン条約で、地中海と大西洋のクロマグロの国際取引を禁止するべきだとのモナコの提案について、同条約の事務局が6日までに、この提案を支持し「採択するよう勧告する」との見解を、日本を含む各国政府に示した。
地中海と大西洋のクロマグロの個体数が急減し、同条約で国際取引を禁止する際の基準を満たしているというのが理由。
日本政府は「クロマグロは取引禁止の基準を満たしておらず、絶滅の危機にひんしてはいない」とモナコ提案に反対姿勢を示しているが、この見解が事務局によって否定された形だ。
[2010.02.06付 共同通信/強調Ekojin]

タイセイヨウクロマグロ
[PD/Wikimedia Commons]
タイセイヨウクロマグロは、IUCNのレッドリストの1994年指定で、
西大西洋魚群がCR(絶滅寸前)、
東大西洋魚群がEN(絶滅危惧)となっている。
他の生物種に関してもこのレッドリストの信憑性に疑問符がつけられているのならともかく、
マグロだけが非科学的なデータに基づいているという理由はないから、
この指定は一定の合理性があるのだろう。
例えば鯨肉になるミンククジラはLC(軽度懸念)だし、イワシクジラはEN(絶滅危機)。
言うまでもなくマグロは日本人に馴染みが深く、
そのなかでもクロマグロは高級魚として人気が高い。
だから、クロマグロが取引禁止になるとダメージが大きい。
寿司屋のマグロはますます高くなるだろう。
ということは、日本経済に与える影響も小さくない、ということだ。
でもどうだろう。
コメや小麦や大豆などと違って、マグロは食生活に必須のものではない。
しかも、クロマグロとなるとなおさらそうだ。
個人的には寂しいけれど、
絶滅しそうなら制限がかかるのは仕方ないのではないか。
クジラも同様。食文化、というけれど、絶滅させてはいけないと思うよ。
(あ、シーシェパードは論外です念のため)
一応、客観的に観るとそういう結論になってしまう。
仕方ないよね。
スーパーマリオのパワーアップアイテムにありそうな
「かみなりキノコ」。
キノコの栽培に使う「ほだ木」や「菌床」に人工的な雷(=高電圧)をかけると、
キノコが良く育つことがあるらしい。
10万ボルト程度というからホントに雷だ。
岩手大学の高木准教授らの研究。
2006年から盛岡で実施している実験の結果、
電圧をかけない通常の栽培方法と比べ、
シイタケの収穫量が2倍になったという。

シイタケ
[PD/Wikimedia Commons]
メカニズムは良くわかっていないらしい。
高電圧をかけられてびっくりしたキノコが一時的に子孫を多く遺そうとして、
成長が促進される、、、という説があるらしい。
それが本当であれば他の生物にも同じ原理が適用できるのか、
興味深い。
そして、キノコの種類によって成長が促進される電圧、
というものがあるようで。
パワーアップしているのはマリオではなくキノコのほうでしたか。
日経で「スピルリナ」なる藻の存在を知った。
らせん型の淡水産の藻、、、
らしい。 単細胞生物。
藻?
これがなんと
タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、クロロフィル、βカロテンが豊富。
タンパク質は大豆の倍、牛肉の3倍、というからすごい。

スピルリナ
["Spirul3"/Author:Spirul3 /cc-by-sa3.0]
アフリカや中南米の湖に自生する熱帯性の藻。
当然、貴重な食糧源として古来から注目されてきた。
1967年の国際応用微生物会議で「将来の主要なタンパク源」
として報告された、というからなかなかの優等生だ。

タブレット状のスピルリナ
[PD/Wikimedia Commons]
「技術を使って世界を変える」という理念を掲げる
アライアンス・フォーラム財団が
次世代の基幹産業を発掘するべく、「スピルリナ・プロジェクト」を始めている。
飢餓や貧困を救う奇跡の産業となるか。
注目したい、と思った。
懐かしい・・・。
1982年製作のCMというからもう四半世紀以上前のTVコマーシャル。
もちろん一部の環境保護運動は当時から盛んだったわけだけれど、
現在のようにブームとしての「エコ」、あるいは人々の環境意識の萌芽はまだない時代。
どちらかと言えば「食べ物を残さない」という道徳教育の色が強い。
当時人気の番組だった「まんが日本昔ばなし」を髣髴とさせる
ほのぼのとした説話。
“もったいないことをすればお化けにたたられる”
という因果応報の説話でもある。
それから一世代分の時代がくだり、
「もったいない」は「MOTTAINAI」となり、
その「後世に残すべき美意識」とされたコンセプトを世界に広めた環境活動家は
ノーベル賞を受賞している。
世界の趨勢は環境保護を抜きには語れなくなってきた。
世界中がMOTTAINAIを唱和する時代だ。時代は変わった。
今は、
「(アニメのコミカルな)お化けが出てきちゃうよ!」、、、ではなく、
もっと深刻なことを子どもに教えなくてはならない。
いやそれどころではなく、
どちらかというと子どもたちに謝罪をしなければならないのかもしれない。
ランチのあとの読書の時間として、
あるいは少し半端な時間ができたときの居場所として、
いわゆる「カフェ(テリア)」をよく利用する。
なるべく自分のタンブラーを持参するようにしているけど、
持っていないときは店内用のマグカップでオーダーするようにしている。
良く利用するのはスターバックスとタリーズ。
両方ともコーヒー自体にこだわりを持っていて、おいしい。
フェアトレードにも力を入れているので、安心でもある。
原則禁煙、というスタンスがとても嬉しい。
タバコくさいカフェはどうしても敬遠してしまう。
そのスタバとタリーズが、顧客囲い込みのエコ競争。
(下)スターバックス。タンブラー持参で通常20円引きのところ、期間限定で50円引き。

(下)タリーズ。タンブラーの「お取り置き」サービス。

イイネ!
タリーズのタンブラーお取り置きなんてとても良いアイデアだと思う。
ちなみにタリーズはタンブラー持参は30円引き。
・・・これって洗ってくれるのかな。。。
東南アジア地域の「マイ水筒」:
「この地域ではメロンがいわば水筒の役割を果たしている」。総合地球環境学研究所の田中克典研究員は説明する。メロンは豊富な水分を含み、ナイフ一つあればどこでも簡単にのどを潤すことができるためだ。
ラオスは雨もふんだんに降るが、農村では十分に水道が整備されていない。移動や農作業の際の水分補給に、持ち運びできるメロンはうってつけ。中国の乾燥地帯やタイなどでもメロンやキュウリ、スイカといったウリ類を水代わりにする文化がある。
[2009.09.27付 日本経済新聞特集「ネーチャー・クライシス」水が鳴らす警鐘⑨/強調Ekojin]

メロン
["Cucumis melo 1 (Piotr Kuczynski)"/Author:Piotr Kuczyński /cc-by-nc-sa3.0]
・・・これは知らなかった。
天然の水筒というわけだ。
ただ最近のラオスの農家は、
メロンよりも儲かるゴムやサトウキビを作る傾向があるのだそうだ。
また、水道は整備されていないがペットボトルの普及も進み始め、
この伝統的な「メロン水筒」の存在意義が薄れ始めているのだという。
単純に水の供給形態が変化した、
ということであれば問題はなさそうに思えるけど、
メロンから直接水分を得るのとペットボトルから得るのでは、
ペットボトルを作る際に必要な純水などの間接的な淡水の量も含めれば、
「必要となる水」はまるで違うだろう。
貴重な水源のシフトだ。
これまであまり注目されてこなかった近代化の暗部なのだろう。
世界的な淡水不足が深刻化する今、
こういうことが敏感なメディアに採り上げられることになる。
この問題は、
水不足の問題というよりは南北格差の問題だ。
途上国の人はメロン食ってなさい、とは絶対に言えない。
エコ果物売れてる見たいで:
葉の部分を再利用したパイナップル、二酸化炭素(CO2)の排出枠を付けたバナナ・・・・・・。環境に配慮した「エコ果物」の販売が好調だ。景気低迷で果物全般の消費量が落ち込むなか、環境問題に関心のある消費者の需要を掘り起こしている。低農薬で安全性が高いことも消費喚起につながっている。
[2009.09.07付 日経産業新聞/補足&強調Ekojin]

自然王国のバナナ(再掲)
上の「自然王国」バナナは、
2009年8月末までの累計販売量は約190万房だって。
1房あたり1キログラムのCO2排出枠が付いている。
栽培や流通時に排出されるCO2を考慮しても、
1房500グラムほどのCO2削減になる。
・・・やっぱりね、「なんかエコってみたい」という人にとって、
食べ物に一工夫、というのは割ととっつきやすいのだと思う。
自分の体のことでもあるし。
怪しい国で怪しいプロセスで作られて運ばれた怪しい食べ物に対する
漠然とした不安もあるだろうし。
つまり、エコのラベルが、
地球環境への貢献欲求を満たす機能というよりはむしろ
「なんだか安心」「なんだか満足」 という気持ちにさせているわけだ。
これは要するに「ブランド」の機能に他ならないね。
「アップルのコンピューターはなんか知らないけどカッコいい気がする」
ってやつだ。
食べ物以外のエコプロダクツについてもそういう傾向は見られるけど、
ただ「エコ飛行機」とか「エコ乾電池」については
なんだか安心、、という気持ちというよりは、やっぱり「地球環境に、、」云々
という気持ちにさせる要素の方が強いのではないか。
エコロジーとヘルシーは相関度が非常に高い。
共通するキーワードは、「自然の姿」というところでしょうか。
あるいは、「ほどほどに」という言葉かも知れない。
中庸の精神、、、大好きな言葉の一つです。
英BBCによる、サンゴ礁とそれをとりまく生き物たちに関する簡単なレポート。
多くのサンゴ礁の魚たちがアジア向けに食用魚として売られている。
中国向けの輸出がメインだという。
若く鮮度の高い(生の)魚がよく売れ、
漁師たちはサンゴ(とそれに群がる魚たち)を求めて海に進出している。
しかし生殖前の若い魚を多く捕ってしまったら成魚が足りなくなってしまう。
サンゴに生きる僅かな種の絶滅も、サンゴ全体の死滅につながってしまう・・・。
・・・というような主旨のクリップだ。
うーん。
まず、この手の問題提起で日本の名前が出てこなかったのが少し驚き。
でも確かに、日本に「サンゴの魚」を食べる文化はないか。
そしてこのこのBBCの論旨に少し疑問を感じてしまう。。
何のデータも示されずに、
サンゴ礁の魚の「乱獲」だけが問題視されることについて。
サーモンやムール貝などは問題ではない?
若い魚を捕ることが問題なのであれば、仔羊も問題視されるのかな。。
キレイなサンゴ礁に棲むキレイな魚たちを食べるなんて!
的な話だったらどうしよう。
科学的データに基づかない感情論だけの反捕鯨に通じるものを感じてしまうのは
ちょっとひねくれ過ぎかな??
食文化は各国で違うのは当たり前であり、尊重しなければならない!
とまでは言うつもりはないけれど、若い魚を捕ってはいかん、
とだけ主張されると、なんだか全体的に説得力が欠けるように思えてしまう。
オーガニックなリンゴたち:
「農薬で作る」といわれるほど病害虫が多いリンゴ。無農薬、無肥料でのリンゴ栽培は「奇跡」と称される。だが、あくまで自然栽培にこだわり、国内で初めて成功させた生産者がいる。「リンゴ王国」青森県弘前市のリンゴ農家、木村秋則さん(59)。収入のない日々、奇人、変人扱いされながらも数々の苦難を乗り越え、今では自然農法の第一人者として国内外で指導している。
[2009.09.05付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]

リンゴ
[PD/Wikimedia Commons]
「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」
という西洋の諺が、ふと疑問になるこの「農薬で作る」っていう言葉。
農薬過敏症に悩む奥様のために、
体にも環境にも良い無農薬のリンゴづくりに試行錯誤した。
太陽や防虫よりも、むしろ土作りが大事だということにたどり着き、
ようやく「結実」したのがこの無農薬リンゴ。
恐らく世界初じゃないか、と評されてるいうからそのすごさが分かる。
酸化に強く、糖度も高いというが、そのメカニズムは分かっていない。
農水省や大学機関などがその解明の研究を続けているという。
まだ大量生産に乗るほどではないようだ。
ひとつだけ確かなのは、このリンゴがより自然の形に近いということだ。
アダムとイブの「禁断の実」がリンゴだったという話は、
実は後世に脚色されたものだという話だが、
それにしても人類にとって古くからの付き合いであることは間違いなさそう。
オーガニックなリンゴが普通にスーパーで売られる時代は来るのだろうか。
またぞろ大量発生ネタ:
長いとげを持ち、刺されると強く痛むことで知られるウニの一種「ガンガゼ」が、島根県・隠岐で大発生している。地元の県立隠岐水産高と海中景観研究所が(2009年8月)28日、潜水調査をした。
[2009.08.29付 asahi.com /補足&強調Ekojin]

ガンガゼの仲間の群れ。 痛そう・・・。
["Sea urchins DSC00593"/Author:Mila Zinkova /cc-by-sa3.0]
・・・そもそも海に潜ったことがない自分としては、
「ウニが群れている」という状況が想像しづらかったりするw
そして、そのウニが藻類を根こそぎ食べていると聞けば、
ますますヴィジュアルを想像しづらい。。。怖いねえ。
それはともかく、この細くて長いトゲ、普通のウニに比べて刺さりやすい。
しかも毒があって、刺されると激しい痛みがやってくる、というから恐ろしい。
一応食用らしいので、これもまたエチゼンクラゲなどのように、
地球温暖化→大量発生→オリジナル食品
の流れになるのだろうか。
人間の「したたかさ」と言えるのかもだけど、そういうのなんか好きだな。
これは面白い:
動物と植物の中間的性質を持つ単細胞生物「ミドリムシ」を、多量の二酸化炭素(CO2)を含む火力発電所の排ガスを使って培養することにバイオベンチャー企業「ユーグレナ」(東京都)が成功した。同社はミドリムシからバイオ燃料を作る技術も開発中で、排ガスのCO2を減らしたうえ、代替燃料を作る新たな温暖化対策として注目されそうだ。
[2009.08.30付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]
あの理科の時間にならったミドリムシの意外な活用法。
光合成をカラダ全体でやってます的な緑色の生き物なのに、
顕微鏡で見るとちょこまか動いていたアレだ。
単位面積あたりで見れば、その光合成能力は、熱帯雨林の数十倍とのこと。

ミドリムシ
[PD/Wikimedia Commons]
ユーグレナ社は、東大発のバイオベンチャー企業。
その名も「ユーグレナ」(euglena)とは、ミドリムシの英名だ。
このユーグレナを使って何かできないか、という企業だ。
既にミドリムシのクッキーや健康補助食品を製造したりしている。
脂質の高さから、バイオディーゼルなどにも活用されている。
で、火力発電所から出る排気ガスをミドリムシの培養槽に吹き込んだ。
CO2濃度が大気の400倍という高濃度CO2だ。
大半の生物にとっては生育できる代物じゃないが、ミドリムシは生き残った。
それどころか、豊富なCO2で光合成が促進され普段の20倍の速度で増殖したらしい。
排ガスの有効利用、光合成の促進。
さらに燃料や食品などへの二次利用。
なかなか、スグレモノのプロジェクトと見た。
割と身近な生き物というのも嬉しい。
菓子やみそなどの製造過程で出る食品廃棄物をエサにした養豚に取り組む「信州eループ事業協同組合」(長野県中野市)は、今年度中に年間出荷頭数を4000頭に倍増させ、事業を本格化する。
脂肪に甘みのある豚肉は東京のデパートでも人気。「エコでおいしい」豚肉として、ブランド化を目指している。
[2009.07.18付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]
・・・賞味期限切れの菓子、めん類の切れ端などを食品会社から回収。
特殊な酵母で発酵して飼料を製造。トウモロコシなどに混ぜる。一般の配合飼料より割安。
食品会社側にとっても、通常より安価で廃棄物を引き取ってもらえるメリットがある。
だんだんリピーターも増えてきた。
首都圏のデパートでも取り扱われたり。

信州eループ事業
味が良いとなれば当然顧客は付く。
大事なことです。
エコだという意識がなくても、安くて質の良いものを選んだ結果がたまたまエコだった、
という状態がもっとも望ましいと思う。
このエコ豚はそれに近づいているのかな。。。
「eco choco」だって。

最近増えてきた「ネコも杓子もエコ」的な安易な”エコ”商品のひとつかと思ったら、
そうでもないみたい。
「レインフォレスト・アライアンス(Rainforest Alliance)」が認証したカカオ豆を使用。
自然環境保護の国際NGOであるRAは、生態系保護に配慮した農業を推奨。
200項目以上の社会的、環境的、経済的基準に基づいて、農園の認証を行っている。
この3つの基準は「トリプルボトムライン」の考え方に基づく。
このRAに認証された農園で作られた作物由来の製品には、
パッケージに、カエルのデザインがあしらわれる。
カエルは環境が悪化した時に最初に姿を消すことから、生態系配慮の象徴みたいなもの。
オオサンショウウオもそれに近いって聞いたことがある。
両生類は環境変化に敏感なのだね。

ニホンアマガエル
["Hyla japonica"/Author:Kropsoq /cc-by-sa3.0]
・・・最近カエル見てないなあ。
成りをひそめていた静かな海の猛者が、またぞろ出てきた。
水産庁は(2009年7月)2日、長崎県対馬市で6月30日、深刻な漁業被害をもたらす大型クラゲ「エチゼンクラゲ」が定置網に混入したと発表した。東シナ海で実施した調査でも大群を確認。同庁は「3年ぶりに大発生する可能性がある」と警戒を強め、クラゲの混入を防ぐための漁具の改良に助成金を出すなどして被害を最小限に食い止める考えだ。
[2009.07.02付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]
・・・ここ3年ばかり減っていたらしいけれど、どうやら今年は見逃してくれないようだ。
クラゲなのに体長2メートルにもなるのがこの大クラゲ。
泳いでて、こんなのが近づいてきたら心底恐ろしいだろうな、って思う。
⇒「エチゼンクラゲ」の画像検索結果
・・・このエチゼンクラゲをなんとか有効活用できないか、っていって、
関係者が知恵を絞っている。
その驚異的な保湿性を生かした土壌への応用による砂漠化対策については、
以前紹介した。
やっぱり、食べちゃおう。
っていう話はいくつかあります。
最近の「ゆるかわ」ブームなのか、エチゼンクラゲの「えくらちゃん」とういキャラもいる。
⇒「越前本舗」

・・・おいしいのかな。
コリコリしてそうなイメージがある・・・w
食べてみたい!
吉野家は店が排出する生ごみを豚の飼料にリサイクルする取り組みを拡充する。2008年に大阪市の一部店舗などで始めており、効果を実証するため今年度(2009年)中に愛知県周辺の店舗に導入する方針。同社の08年度の食品リサイクル率は60.6%に達し、外食業界の12年度の目標水準(40%)を大きく上回る。07年12月施行の改正食品リサイクル法では毎年1~2%ずつの改善を求めていることから、生ごみリサイクルを一段と推進する仕組みを模索する。
[2009.07.08付 日経MJ/補足&強調Ekojin]

吉野家
["吉野家"/Author:スロ555 /cc-by-nc-nd2.0]
吉野家の牛丼は、「並」とか「大盛り」とか、量を基準にメニューを分けているので、
外食業界の競合に比べて、もともと食べ残しが少ないのだそうだ。
そんななかでも同社は、生ゴミの堆肥(コンポスト)化にも積極的。
さすがにダンボールではないけれど・・・w。
⇒吉野家グループの「環境への取り組み」(PDF)
生ゴミはリサイクル業者が回収して豚の飼料になり、養豚業者へ。
または堆肥にして、農家へ。
リサイクルだ。
「豚丼→豚のエサ→豚丼」のサイクルも見えるね。
ある意味「食物」連鎖。
(豚にしてみれば複雑な気分だろうけど)
ワタミグループが先ごろリリースした「2009年3月期決算」(PDF)によれば、
同グループの「農業事業」セグメントの同年度売上は約33億円。経常損失が1800万円。
でも、2010年度3月期ではこれが売上約34億円で経常利益が4600万円。
ついに黒字!
⇒ワタミグループで農業セグメントを担う各社:
「ワタミファーム」
「ワタミ手づくりマーチャンダイジング」
「当麻グリーンライフ」
畜産などはまだ苦戦が続いているようだけど、
メインの畑作部門では黒字体質になったとのこと。
居酒屋で提供する有機農産物の生産部門だ。
有機農作物の調達コストを考えグループ内で生産を担うことになったのだという。
とは言え、作った有機農作物は外部への卸しも行っており、
競争力のある農産物生産のノウハウが求められている。
これっていいよね。
循環型社会の達成のためには、人類は改めて大自然と向き合わなければならない。
現在の生活レベルを落とすことなく、
グローバル化された経済の活力を殺ぐことなく、
新たな格差を生み出したり拡大させたりすることなく、
大自然から恵みを得て、循環させなければならないのだ。
つまりは、
大自然から経済的な「価値」を創出して人々の生活を支えるエコ・エコノミーだ。
思い切り端的に、「農業で黒字を出すことがその実現の第一歩」
と言っても大きくは外れてはいないだろう。
ナチュラル・キャピタリズム(自然資本主義)実現のひとつの端緒になるだろうか。
この機動性にはちょっと驚いた。
以前(2008.09.29/2008.10.08)も紹介した最近のミツバチ急減の続報。
果樹栽培などに使われるミツバチが急速に減少し、いまだに原因が解明されていない問題で、農林水産省は(2009年5月)13日、ミツバチ“失踪”の謎に挑む研究者グループの募集を始めた。研究費用は1000万円を上限に農水省が負担する。
農水省によると、ホームページなどで、今月26日まで、大学や研究機関などの研究者グループを募集。審査の上、1グループを選び、研究委託契約を結ぶ。研究者らにはミツバチ減少の実態について調査研究し、原因を解明することが求められる。
[2009.05.13付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]
最近のミツバチの急減の原因が分からずお手上げ、ってやつなのだろう。
アインシュタインの言葉の信憑性はともかく、ミツバチ急減が与える影響は大きい。
なにがすごいって、政府系のなんとか財団法人などには任せず、
早々と手広く研究アイデアを募集。
それも研究費負担を賞金として「入札」させるやり方だ。
居丈高でプライドが高い省庁のやり方としては珍しく機動的な良案、と言えると思う。
1000万円が費用対効果としてどのくらい妥当なものかどうかは
この時点では分からないけど、使命感に燃える研究者たちが一念発起して欲しいなあ。
原因が分からないのはなんにせよ、気持ちが悪いし。
応援!
数のインパクトがすごい。
北海道恵庭市にある農業と環境のテーマパーク「えこりん村」で、土を使わない水耕栽培で1粒のタネからトマト2万個の収穫に挑んでいる。
水耕栽培では、水温や肥料の濃度を一定に保ち、たくさんの酸素を根に与えることで、根が縦横無尽に伸び、収穫量も多くなるという。昨年(2008年)11月に植えたタネから伸びた茎は直径5センチと太く、無数の赤い実を付けた“トマトの森”に成長した。挑戦4年目の今年は、(2009年)10月までに昨年の記録(1万7185個)を上回る2万個の収穫を目指す。
[2009.05.10付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]

えこりん村のトマト
[GFDL ver.1.2/インコマン, 2007]
2万という数字が相場に比べてどのくらい多いものなのかは分からないんだけどねw
でも1→20000 というインパクトがすごい。
魚が産む卵みたいだ。
「えこりん村」は、びっくりドンキーで有名なアレフ系列の運営。 北海道恵庭市。
民間企業の広報で重要なのがなんと言っても話題性や新規性。
こういうノウハウはエコの分野にもどんどん活用できるね。
恵庭は遠いけど、一度行ってみたくなる。
というわけでクチコミマーケティングに協力しておきました。
(無報酬ですよ念のため)
こんどはシカですか。
食害対策で駆除したシカを有効利用しようと、高知県香美市物部町別府のべふ峡温泉で先月(2009年4月)下旬、シカ肉を使ったバーガー「もみじバーガー 喰(く)うしかない」が発売された。日曜、祝日の限定で1日50セット販売。地元産の野菜などを使い、地産地消にもつなげたい考えだ。
同温泉ではこれまでシカ肉のカレーやカツ丼を考案しており、さらに種類を増やそうと、市商工会と連携して企画した。高知工科大の学生を招いて試食会を開き、肉への火の通し方やネーミングに学生の意見を反映した。
[2009.05.10付 asahi.com /補足&強調Ekojin]
・・・なんと、ブルーギルに続き、駆除した食肉の再利用に「バーガー」が登場した!
大人気だね。
とはいえ、地元の人たちにとっては笑い事ではない。
2005年ごろからの山間部のニホンジカの異常繁殖による食害が深刻化しているのだ。
行政から助成金が出て、駆除しているような状況。
それでも改善されていないんだろうか。
「もみじバーガー」のもみじとは鹿肉のこと。
秋と紅葉のモチーフは花札の絵柄でもある。(”シカト”の語源)
縄文の昔から日本人にとっては、シカとイノシシは狩猟の対象。
「シ(肉)」+「カ(鹿)」 だし、
「イ(猪)」の「シシ(肉)」 だ。
つまり、両方とも食肉が前提の動物だったわけだ。
それが思わぬ経緯で現代に復活したというわけだね。
アレンジも現代風に、バーガー、と。
なるほどw
クローン技術によって生まれたウシやブタがスーパーに並ぶ日も近い?
体細胞クローン技術で生まれた牛、豚とその子孫について、国の食品安全委員会(見上彪(たけし)委員長)は(2009年3月)12日、同委の専門調査会がまとめた「従来の繁殖技術による牛や豚と同様、食品として安全」とする評価書案を了承した。国民の意見を踏まえて評価書を作成、厚生労働相に答申する。
審議では委員から「国民の不安や誤解がどこにあるのかを抽出し対応すべきだ」などの意見が出た。見上委員長は終了後、「委員会としては科学的な事実を理解してもらう以外に方法がない」と説明した。
[2009.03.12付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]
・・・いわば、国としては「安全」という結論を出した。
ただ正式決定の前に国民から意見を募集して、
どのあたりが懸念ポイントなのかを明らかにし、
「どうして安全なのか」を説明しようとしているのだろう。
⇒これが、「審議結果(案)」 (PDF)
従って、現時点における科学的知見に基づいて評価を行った結果、体細胞クローン牛及び豚並びにそれらの後代に由来する食品は、従来の繁殖技術による牛及び豚に由来する食品と比較して、同等の安全性を有すると考えられる。
[2009.03付審議結果(案)/新開発食品評価書 食品安全委員会新開発食品専門調査会]
・・・まあ現時点で個人的な意見を述べさせてもらえれば、相当うさん臭いと思う。
初めから結論ありきな雰囲気がするというのが正直なところ。
クローン家畜が安全かどうかの前に、クローンの必要性にあまり納得していない。
食料自給率向上? 安定的なカロリー供給?
でもエサとなる穀物はどうするのか。
世界的な飢餓対策だとすればちょっと本末転倒。
現に食料は先進国に捨てるほど余ってる。
それが貧困国に行き渡る仕組みがないことこそが問題のはず。
科学者たちの自己満足にならないようにして欲しいもの。
ソメイヨシノやハムスターがクローンだというのとは訳が違う。
昨日紹介した「TAP Project」。
3月22日の「世界水の日」に合わせたキャンペーンのため、
水のチップの募集は、3月20日から3日間しか実施されないみたい。
恒久的にやればいいのに、と思うけどね。
というわけで行ってきました。
自由が丘(東京都目黒区)の「カフェ ラ・ボエム」。

(下)入り口に募金箱が。

無料でサーブされる水と一緒にTAP PROJECTの協力を
呼びかけるシートが付いてくるのかと思ったけど、そういうわけではないみたいだ。
(下)テーブルチェック時の呼びかけ。

(下)当たり前じゃないのです。

もちろん募金をしてきましたよ。
計300円。
・・・批判者は「だったら直接カネなり水なりを送れ」と言うかも知れない。
あるいは、
「自分の豊かな生活を担保したままおいしい食事に舌鼓を打ち、
お情けで100円程度を募金して良いことをした気になっている偽善者」
と言うのかも知れない。
偽善者だろう。その通り。
ただ、一応反論しておきたい。
偽善者だろうがなんだろうが、何もやらないよりは遥かにマシなのだと。
何もやらないことの理論武装を固めている向きよりは、遥かに。
この世界的な活動を支援したい、と思う。
一過性のキャンペーンではなく、全てのレストランが実施すればよい。
出す出さないはあくまで自由なのだから。
・・・ちなみにtapとは、蛇口のこと。
改めて、「TAP PROJECT」の動画。胸を打つ。
生物学者でもあった昭和天皇は、そのように言って、
人間の都合で不当に貶められる現実を憂いたのだという。
(ただしくは、「雑草という言葉には不快感がある」らしいけど)
俳優でもあり野草愛好家でもある岡本信人氏が全く同じことを言っている。
「都会の子は『雑草』というけれど、そもそもそんな植物はないんだよ(笑)。じゃあ、さっそく野草を採りに行こうか。」
[2009.02.26付 「R25」 No.227]

いわゆる雑草のひとつ、ノゲシ
[GFDL ver.1.2/Bogdan, 2005]
件のR25の記事にもあるけれど、
その辺に生えてる草だって、毒さえなければ食べられる。
究極の地産地消と言えるかも知れない。
さて、自宅のそばには多摩川の河川敷がある。
お恥ずかしい話、その土手に生えている野草を食べてみよう、
とは思ったことがなかった。
だけど、ちょっと勉強して、天ぷらにして食べてみようかな。
キノコと同じで、毒かそうじゃないかを見分けるのに多少のスキルが必要っぽいけど、
危険度も難易度もキノコほどではないでしょう。
よし、近いうち、やってみよっと。
高遠城址公園で有名な長野県伊那市。
この地にしか咲かないタカトオコヒガンサクラを堪能させる毎年恒例の「さくら祭り」。
今年(2009年)は、特製の地産地消の弁当が販売される予定。
披露された弁当は、刻みキャベツの上にソース味のカツをのせた名物の「ソースかつ丼」や、ローメン(羊肉を使っためん料理)、馬肉料理などを織り込んだ郷土色豊かな内容。野菜の煮物など付け合わせにも地元の食材を使った。
[2009.02.24付 日経産業新聞 「エコシティー」/強調Ekojin]

公園内の高遠城の城門
[PD/Wikimedia Commons]
・・・価格は1000円から2000円。
土地の食材を使ったエコアピールによって
観光客の客単価を上げようとする試み。
何回か思ったことあるけれど、観光地の集客の工夫って特徴的で面白い。
いつか訪れることがあったら食べてみよう。

ある意味で、先進国の「食糧問題」は、貧困国のそれよりも深刻な問題なのかもしれない。
大量消費、大量廃棄でサイクルを回す仕組みが社会の隅々にまで浸透してしまっている。
フェアトレードや地産地消といったキーワードは、ようやく最近注目され始めたに過ぎない。
日本の食料自給率問題を考える運動「Food Action Nippon」のブース。
以下、耳の痛い警句が続く:
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| 日本は世界の食糧援助の3倍を廃棄。 |
ステーキ200グラムは、世界の水4000リットル。 |
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| 食パン1斤でCO2の差、冷房4時間分。 |
3.5兆円の巨大な貯水池が失われていく。 |
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| 米の消費量が40年間で半減。 |
国内の3倍の農地が海外に必要。 |
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| 輸入国にまわされるのは、生産量のたった18%。 |
燃料に搾り取られて価格暴騰、2.5倍。 |
食べるものがどこから来たものなのか。
どうやって作られたものなのか。
日本の食糧自給率(カロリーベース)は40%。
先進国のなかでは群を抜いて低い。
⇒農林水産省 / 世界の食料自給率
一般的な日本の献立と思われるものでも、ほとんどを外国産に頼っている場合もある。
天丼を例に取れば、コメこそ95%と高い自給率を維持しているが(政策的関税により)、
エビ(10%)、小麦粉(14%)、植物油(2%)と、軒並み低い自給率。
家畜のエサも含めた間接的な自給率まで考えれば、これらの数字はもっと悪くなる。
子供たちに安定した食卓を残すために。
意識を変えていかないと。