'フェアトレード' のアーカイブ

援助よりも機会を

DVDで「おいしいコーヒーの真実」を観た。
(⇒以前予告してます

スタバやタリーズで飲む一杯のカフェラテ。
厳選された豆と絶妙なミルクのバランス、
アルバイトでも仕事に誇りを持っていることが伝わる
元気の良いバリスタたちの接客。
とても気持ちの良い時間。

だけど、当たり前だけど、
コーヒー豆を作る農家あってのことだ。

エチオピア南部の農協組合の代表タデッサ氏が、
貧困にあえぐコーヒー農家の声を代弁し先進国に訴える。
コーヒー豆の取引価格は下落しており、農家たちは最低限の生活もできない。
やむなく先進国では禁止されている麻薬「チャット」の栽培に転換する者も増える。
他の生産国のように農家に補助金を与えて産業を盛り上げる策など、
アフリカ、それも最貧国のエチオピアでは不可能だ。
貧困サイクルが止まらないグローバル資本主義の悪しき面が描かれる。

そして、重要なことに、それら格差を調整するべき
世界貿易機関(WTO)も、結局は先進国の企業保護の論理で決着する。
多くの代表者を送り込めないアフリカ諸国は、
あちこちで同時進行する分科会のほとんどの議論に参加すらできない。

・・・そんなこと知らなかったよ。。。そんなことになってるんだ。。

ウガンダ大統領が訴える。

援助ではなく公正な貿易の場が欲しい

・・・そうなのだ。彼らに必要なのは「自立の機会」だ。
援助を受けることは尊厳に関わる。
好きでホームレスの者はいない。
誰だって、自分の足で立ち、自分の頭で考え、生きたいと思う。

産業革命時に確定した先進国の「先行者メリット」は現在も有効。
勝者である西欧的な価値観で形作られた社会のなかで、
後発の社会は苦しむ。

フェアトレードという横文字には多くの重い問題が込められている。

公正な貿易。
少しこの分野について勉強してみよう。

コーヒー好きのひとりとして

スターバックス、タリーズ、エクセルシオール、、、

Ekojinはコーヒー好きなので、それらの「カフェ」でコーヒーを飲むことが多い。
大抵はカフェラテを飲む。
タバコは吸わないので、禁煙の店を好む。
家にはグラインダーがあるので、豆を挽いて飲んだりもしている。

なるべく、生産者のことを考えようとはしている。
生産者にいくら払われているのだろうか、と。
フェアトレードは守られているだろうか。

各企業も努力はしているようだけど、現実はなかなか難しいのかな・・・:

この映画は未見。 今度借りて観てみよう。

結局、地球は広すぎるし、人口も多すぎる。
文字通りの地理的な制約、
民族や文化や宗教や言語の壁、
歴史の違い、文明の差、、、
それらは相乗されて、
富めるところから貧しいところに流れるべき利潤の流れを阻む。
富の分配はなかなかうまくいかない。

コーヒーいっぱいを飲むときにも、そういうことに思いを馳せないと。
責任だと思う。

カフェのエコ競争

ランチのあとの読書の時間として、
あるいは少し半端な時間ができたときの居場所として、
いわゆる「カフェ(テリア)」をよく利用する。

なるべく自分のタンブラーを持参するようにしているけど、
持っていないときは店内用のマグカップでオーダーするようにしている。

良く利用するのはスターバックスとタリーズ。
両方ともコーヒー自体にこだわりを持っていて、おいしい。
フェアトレードにも力を入れているので、安心でもある。
原則禁煙、というスタンスがとても嬉しい。
タバコくさいカフェはどうしても敬遠してしまう。

そのスタバとタリーズが、顧客囲い込みのエコ競争。

(下)スターバックス。タンブラー持参で通常20円引きのところ、期間限定で50円引き。

(下)タリーズ。タンブラーの「お取り置き」サービス。

イイネ!
タリーズのタンブラーお取り置きなんてとても良いアイデアだと思う。
ちなみにタリーズはタンブラー持参は30円引き。

・・・これって洗ってくれるのかな。。。

フェアトレードなバラ花束

こんな花束のプレゼントは、きっとオシャレに違いない。

バラの花束のフェアトレード版。

コーヒーや生地などでは良く聞くけれど、
バラっていうのは初めて聞いた。

「フェアトレード」という修飾語が不要になるのが理想なんだけどね。

全ての輸入品、全ての製品がフェアトレードになるまでは、
こういう取り組みの積み重ねが大事大事。

ENEX 2009 (7) ~食の現在と未来を考える

ある意味で、先進国の「食糧問題」は、貧困国のそれよりも深刻な問題なのかもしれない。
大量消費、大量廃棄でサイクルを回す仕組みが社会の隅々にまで浸透してしまっている。
フェアトレード地産地消といったキーワードは、ようやく最近注目され始めたに過ぎない。

日本の食料自給率問題を考える運動「Food Action Nippon」のブース。

以下、耳の痛い警句が続く:

日本は世界の食糧援助の3倍を廃棄。 ステーキ200グラムは、世界の水4000リットル。
食パン1斤でCO2の差、冷房4時間分。 3.5兆円の巨大な貯水池が失われていく。
米の消費量が40年間で半減。 国内の3倍の農地が海外に必要。
輸入国にまわされるのは、生産量のたった18%。 燃料に搾り取られて価格暴騰、2.5倍。

食べるものがどこから来たものなのか。
どうやって作られたものなのか。

日本の食糧自給率(カロリーベース)は40%。
先進国のなかでは群を抜いて低い。
⇒農林水産省 / 世界の食料自給率

一般的な日本の献立と思われるものでも、ほとんどを外国産に頼っている場合もある。
天丼を例に取れば、コメこそ95%と高い自給率を維持しているが(政策的関税により)、
エビ(10%)、小麦粉(14%)、植物油(2%)と、軒並み低い自給率。
家畜のエサも含めた間接的な自給率まで考えれば、これらの数字はもっと悪くなる。

子供たちに安定した食卓を残すために。
意識を変えていかないと。

野菜自販機

こんなん見つけましたよ:

・・・これって、野菜の自動販売機??

でも良く見ると、最近では少なくなった産地販売だということが分かった。
作ったものを、その場で売っている。

・・・でもこの手の産地販売って、もっとなんというか、
お金はこの箱に入れておいてください的なオープンな感じが普通だと思ってた。

こうやって、「盗まれないように」して、
お金を入れると扉を開けて野菜を手にすることができるやり方は、初めて見た。

・・・世知辛い、、、といってはいけないんだろうな。
それだけ世の中の価値観が変わってきた、ということか。

ちょっと寂しい思いも感じつつ、
それでもこうやって自分が作ったものを直接食べる人に届ける、
という農家の喜びの原点が生き残ろうとしていることは嬉しく思った。

生産者と消費者が近づく
個人的にはその方向に進むことが良いような気がしている。
だって、なんとなく、それは原点であり本質に近いと思うから。
みんなで作った物をみんなで分け合ってみんなで食べる。
これが基本だ。
(ごめん。共産主義礼讃と捕らえないで欲しい・・・w)

・・・ただ、そのことは「経済的に」どういうことを意味するのか。
いまいちピンときていないので、もうちょっと勉強してみようと思う。

Google.org (6) ~中小企業に活力を

Small and medium sized enterprises (SMEs) are critical
 for creating more equitable economic growth.

中小企業は、経済成長の公正な成長に欠かせない存在だ。

発展途上国の中小企業に活力を与えることで、
貧困や雇用問題にあえぐ人々を公平な経済の仕組みに取り込むことを目指している。
大企業や先進国に対して、発展途上国の中小企業が投資に値するということを示す。

そのために注力していること:
・取引コストの低減
・資本市場の深耕
・資本の”化学変化”

つまり、先進国の大企業が、発展途上国の中小企業に投資する環境を整備して、
「人・モノ・カネ・情報」の「通り」を良くする

そのことで、健全な資本主義市場に基づく世界経済の平衡化を目指している。
平衡化という言葉が社会主義っぽかったら、平準化、というべきか。
要するに、機会の平等

Google.orgは、当面、インドと東アフリカ地域への投資を進めている。

・・・ここまでくると、
彼らがCSR(企業の社会的責任)というものをどう捉えているかが分かる。

自由市場下の資本主義、その急先鋒であるアメリカとその「経済同盟」国、
それらをつなぐインフラであるインターネット。
そういう環境のもとで会社を大きくしてきたのがGoogleだ。
つまり、彼らのDNAは自由主義であり資本主義であり、
もっと言えば、機会の平等が保証された社会だ。

その社会で大きくなった彼らにとって、
世界に対する恩返しと言えば、そういう社会を世の中に広めること。

残念ながら(と言うべきか)、発展途上国の発展途上国たるゆえんは、
「人・モノ・カネ・情報」がうまく回ってないということかも知れない。

機会の平等が保証された上での自由競争
いまの発展途上国に足りないものがそれだ。

・・・若干、理想主義に聞こえなくもない、というのが正直な印象。
そりゃアメリカ的な市場が世界中に誕生したら、
自由競争が生まれ、経済が活性化するだろう。

ただし、歴史や伝統の上に成り立っている社会のシステムや制度は、
非常に因果関係が複雑であり、経済が社会の全てではないはず。

格差を是認するアメリカ型の市場主義の問題点は、
最近とみに顕在化してきている。

このイチニアティブに限らず、本来、一企業の仕事ではないところに、
ビジョンをもって積極的に関わろうとしている姿勢は非常に高く評価しているけど、
その部分が懸念かな。

なんにせよ、これからも注視したいと思います。

“中小企業に活力を”の紹介動画:

Google.org (5) ~情報提供とエンパワメント

Quality public services – clean water, health, and education
– are vital for human welfare and a strong economy.

良質な公共サービス(清潔な水、健康、そして教育)は、
 人間の幸福と強い経済には欠かせないもの。

恵まれた国にいると気づかないことがある。

蛇口をひねればキレイな水が出てくる。
子供を学校に行かせれば、基礎教育を受けさせられる。
病院に行けば薬をもらえる。

これらのことは、全然「あって当然」のことではない。
これらは「公共サービス」なのであり、
国家の安定的な経済力と政治を前提として、
公務員たちのたゆまぬメンテナンスがあって初めて実現・維持できているものだ。

日本を含む先進国では、
最貧国の人々がこれらの基本的なサービスを受けられていない現状について、
アタマで理解している」という人が大半なのではないか。
それはそれで問題なのだけれど、それよりも大きな問題は、
当の開発途上国の人々が適切な情報を得ていない、ということ。
情報がなければ、生活向上の活力も生まれない。

Google.orgは、適切な「情報」をそういった人々に届けることで、
人々の自発的な公共サービスの実現・維持向上を目指している。

彼らの注力ポイント:

    [人々のエンパワメント(権利を認識させること)]
  1. 個人や地域社会に、権利、資格、選択肢、公共サービスの質についての正確な情報提供
  2. 受けられるサービスへのアクセスを向上するためのツールと情報の提供
  3. 地域社会と政策立案者の間のつながりを強固にするような市民社会組織の支援
    [サービス提供者側の意識向上]
  1. リソースの適正配分のための自治体予算と使用実績の透明性向上
  2. プランの伝達に必要なデータの質の向上
  3. 革新的な情報ツールを使ったサービス提供範囲の拡大
    [意志決定者に対する情報提供]
  1. 意思決定に必要なデータ収集と分析の能力開発
  2. 計画立案と支援獲得のための情報公共化と利便性向上
  3. 「有効に回っていること」の実績集めと、成功体験共有の拡大

上記のように、公共サービスを受ける側、提供する側、
そして意志決定者への三者に対して有効な「情報」とインフラを提供することで、
公共サービスの必要性や利便性の向上を図ろうとするものだ。

情報格差を減らし、経済原理と世論に従って世の中を変えようとする試み。
これまた、Googleらしいというか。

Googleのこういう活動を知ると、
つくづく政府の役割のほとんどは民間でできるんじゃないか、とすら思い始めてしまう。

高いモラルや責任感と実行力は、
いまや官よりも民に期待できてしまう時代なのではないか。
行政と民間の垣根がだんだん小さくなってきているという実感がある。
公務員の正念場かもしれない、と思う。

“情報提供とエンパワメント”の紹介動画:

フェアトレード・ショップ

フェアトレードの製品を専門に扱う専門店「ピープル・ツリー」に行ってきた。

PeopleTree
ピープル・ツリー 自由が丘店(東京・目黒)

ピープル・ツリーを展開するフェアトレードカンパニー社は、
環境と共存する公正な貿易である「フェアトレードの基準」を推進している。

[フェアトレードの基準]
1. 生産者に仕事の機会を提供する
2. 事業の透明性を保つ
3. 生産者の資質の向上を目指す
4. フェアトレードを推進する
5. 生産者に公正な対価を支払う
6. 性別に関わりなく平等な機会を提供する
7. 安全で健康的な労働条件を守る
8. 子どもの権利を守る
9. 環境に配慮する
10. 信頼と敬意に基づいた貿易を行う

・・・これって本当に大事な概念。
経済の合理化と拡大化が見落としている考え方だ。
企業活動を通じた社会貢献、というのは、
上記のようなことを目指すことだと思う。

こんなの買っときました:

Furoshiki
インド製の風呂敷

この製品は、インドの「アシャ・ハンディクラフト」のもの。
同団体は、売春や家庭内暴力に苦しむ都市部の女性を支援したりもしている。

プレゼントなんかにもいいんじゃないかな。
ホントに。

ちょくちょく訪れることになると思うな。

アフリカを世界の穀倉地帯に

洞爺湖サミットを前にしたテレビ朝日の特集「地球危機2008」。

いろいろなテーマで環境問題を取り扱っていた番組だった。
そのテーマのひとつとして、
バイオ燃料生産の為、アフリカの最貧国が先進国に再び「収奪」されている、
という主旨の問題提起のコーナーがあった。

コーナーのまとめとして、古館キャスターが言っていた言葉が印象的だった。

アフリカ全土を世界の農場地帯、穀倉地帯にする
という案を真剣に洞爺湖で検討しませんか。
世界の水資源を抱え込む権力者がアフリカに対して水を放出すればアフリカ全土が農場になり、飢えた人々が潤う。余剰分を輸出することで経済的メリットもある。
・・・やっぱりできませんか。自分たちの利益確保が優先ですか。でも待ってください。もう取り返しの付かない位置にいるのですから!
(録画していた訳ではないのでEkojinが解釈した趣旨)

特集番組として多少突飛な打ち出し方をしているんだろうけど、
提案そのものは、斬新ですばらしいものだと思った。
そして、市場原理主義の矛盾を突き、同時に解決策も提示する提案として、
個人的には積極的に賛成したい。

アメリカ型資本主義(※)の弊害は、もう明らかだ。
その矛盾は、末端の我々が肌で感じるくらいにあらわれ始めている。
飢えている人がいる、というそのたった一つの事実だけでも、
世界は成長ではなく分配の方向に向かうべきだ、と思う。

※「アメリカ型」と決めつけることに何人かから不快感を示されております。
 でも、特に表現を改める必要性を感じません。
 せいぜい「市場原理主義」という言い換えが検討できるくらいですが、
 それにしても「アメリカ型」市場原理主義だと思っています。

経済の仕組みをうまく変えながら世界をより良い方向に変えていく
ということは当ブログの最大の目標です。

第一次産業をアフリカに集中させるというかつてないくらいの大胆な提案。
これはきっと検討の余地がある。
引き続き、情報を集めようと思う。

SlowCoffeeタンブラー

職場に行く途中に毎朝スタバでラテを買う、って言いましたが、
使ってるタンブラーは、こういうの:

タンブラー

スタバ以外でも買うことあるので、一応スタバ仕様ではないやつ。
中に入っている紙を変えれば好きなデザインに変えられる。

このタンブラーは、「有限会社スロー」の製品。
ENEX2008展で購入しました。
同社は、「SlowCoffee」をコンセプトに、エコなコーヒーを提唱している。
キーワードは、「オーガニック、フェアトレード、自社焙煎」、とのこと。

・・・朝のコーヒーでフェアトレードを実践。
ちなみにスタバの場合、タンブラー持込みで20円値引き。これも嬉しい。

消費の上流に思いを馳せる

最近転職しましたが、新しい通勤ルートで定着した毎朝の日課は、
毎朝スタバでラテを買う」こと。

スタバはもともとお気に入り。
ノンスモーカーの憩いの場だ。
何よりラテが美味い。
(なんか、以前にも紹介したのでしつこいかもね)

エコに力が入っているのも好感触。
さらっと、(下)こんなポスターもあったりする。

FairTrade

「エスプレッソ入りのドリンクをお作りするときは、
豊潤なエスプレッソにスチームミルク、
そして、このコーヒー豆を生産してくれた農家への感謝の気持ちをミックスさせています」

・・・うん。
大事な考え方だ。
まさに、「フェア・トレード」の精神。

利益率を追求した現代の競争経済は往々にして、
水が低きに流れるがごとく、安い人件費を追い求めることになる。
土地はあるが賃金は安い、という条件を満たすのがBRICsなどの新興国。
先進国の生産拠点としてはまさにうってつけだ。
彼らの莫大な人口に対する雇用先としてのニーズもしっかりと満たす。

ただし、複雑化した生産・物流システムの結果として、
生産者が当然得るべき経済的利益を得ていない、ということが起こっている。
中間業者に搾取されているわけだ。
・・・そういう状況をなるべく改善しよう、という考え方を「フェア・トレード」という。
フェア・トレードについては、おいおいちゃんと扱います。

スターバックスのラテを毎朝飲むときに、
そのコーヒー豆を作った農家に思いを馳せられるかどうか。
支払った数百円のうち、いくらが彼らに渡るんだろう、と。

とても大事な考え方だ。
こういうポスターをみると、いつもハッと気づかされる。

名も知らぬ、知る必要もない無数の人の営みが、大量消費社会を支えている。

クライメート・ジャスティスという概念

国際環境NGO「FoE Japan」によるセミナー&ワークショップに参加してきた。
FoE

今回のテーマは、
クライメート・ジャスティス」(Climate Justice=気候の公平性)について。
配布資料

「クライメート・ジャスティス」。
地球温暖化対策の背景にある不公平な構図を是正しようとする動きのこと。

ここでいう「不公平」とはなにか:

1. 温暖化そのものにおける不公平
 ・・・先進国が原因で起こっている地球温暖化の被害を発展途上国がもっとも被る、という不公平

2. 温暖化対策における不公平
 -1. 温暖化対策が、「先進国の市場主義」の要素が強い、という不公平
    (先進国が国家としての責任を果たしていない)
 -2. 代替燃料の需要増大による途上国の食糧不足や森林破壊、という不公平
 -3. クリーン開発メカニズム(CDM)の配分が中国(66%)やブラジル(10%)などに偏っており、
   最も対策を必要とするアフリカ地域がたったの2%、という不公平
 -4. 「温暖化適応対策」の名のもとに、必要性を吟味しないで行われる大規模公共事業。
   たとえば、無駄なダム建設など。 その負の影響は結局、地元民が負う、という不公平
 -5. 温暖化対策よりも開発を優先させたい途上国における不公平感

・・・どれもこれも、とても納得感がある。

セミナー部門での各先生のお話は非常にためになった。
漠然と、「温暖化対策」というだけではなく、世界規模での「公平」を担保する必要がある。

2-1は先進各国が、国家としてこの温暖化の責任を取るべきであって、
民間の市場主義に委ねるのはなにかおかしいのではないか、という警句だし、
2-2/2-3/2-4は、途上国の真のニーズの理解を誤ったために起こっていることだ。

2012年に京都議定書の約束期間が終了したあとは、
いよいよ地球全体でこの問題にどう取り組むか、という視点が必要だ。
ぐちゃぐちゃ眠たい責任逃れを言い続けているアメリカはもとより、
途上国も含めておなじ土俵に乗らなければいけない。
そのためには、少なくとも「公平な仕組み」が必要だ。
おそらくすべての国が「納得」することはないだろうけれど、
それでも公平感がなければ絶対に議論はまとまらない。
この枠組みを決定するのは2009年末。
時間は少ない。

第2部のワークショップの時間では、グループに別れて、
与えられたテーマについての議論の結果を発表する:
Presentation

・・・こういう草の根的なワークショップが、いずれは政治を動かせるかもしれない。

選挙で代議士を選び、汚職や腐敗を心配しながら
地道に国会の場での問題提起を待つよりもよっぽど近道かもね。

これからも積極的に。