'エコ意識' のアーカイブ 2 / 10 ページ



オオクワガタに隔世の感

今度はオオクワガタ。

国内有数のオオクワガタの生息地として知られる佐賀県の筑後川流域で、ここ数年オオクワガタが目撃されていないことが、昆虫愛好家や研究者への取材で分かった。
すみかとなるクヌギの木の伐採が進んだことに加え、平野部で捕獲しやすいため乱獲されたことが原因とみられるという。
甲虫を収集し、繁殖させている佐賀市の鳥越義則さん(52)は2006年6月以降見かけていないという。「ミヤマクワガタやノコギリクワガタは筑後川流域の平野部に今もいるが、オオクワガタだけが姿を消した」と話す。佐賀県内で昆虫の生息調査を行っている佐賀昆虫同好会には10年以上、目撃情報が寄せられていない。
[2009.08.30付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]


オオクワガタ
["Dorcushopeibinodulosus"/Author:keusju /cc-by-sa3.0]

カブトムシと並んで、(特に男性)世代によって触れる経験の仕方が大きく異なる生き物。
年配: 「昔はその辺の林でよく採ってたよ」
中年: 「昔は頑張って見つけようとしたけどミヤマばかりだったなあ」
青年: 「ああなんかスーパーでしか見たことないや。でも高過ぎでしょ」
少年: 「ヘラクレスオオカブトのほうがカッコいいよ」
子供: 「ムシキングではパッとしないよなあ」

※完全に想像ですw

2007年に環境省レッドリストの「絶滅危惧2類」(絶滅の危険が増大している種)に選定。
野生はそういう状況だけど、今は人工繁殖技術が進み安いものでは数百円。
隔世の感がある。
クワガタブームなんてものが来るとは思ってもなかった。

日本は、増えすぎて管理されていない林に手を焼いているような状態なのに、
その林からはクワガタが減っている。

なんかうまくいかないなあ・・。

グリムス7本目+みずのがっこう

7本目ともなるともう手馴れたもんですw

(下)7本目。今回は四角。

(下)グリムスキーワード。徐々に増えてる。 ・・・ん?「地球」??

ひとつだけ見慣れないイラストが混じってる。
これは、「Think the Earthプロジェクト」とのタイアップ企画で
みずのがっこう」というもの。

世界の水事情を学ぶため、学校の行事や授業に見立てたイベントや企画を開催。
衛生的な先進国にいるとなかなか気づかないこの深刻な問題についての啓蒙を行う。


みずのがっこう

「カリキュラム」を見ると、単に水不足の問題にとどまらず、
様々な側面で水の問題を取り上げている。
改めて、水というものの大きく静かな存在力を感じる。

・・・20-30年以内に、水をめぐって戦争が起きるとも予想されているなか、
蛇口をひねるだけで衛生的な水を得られる環境にいる恵まれた我々は、
世界の水事情を努めて知ろうとしなければいけない責務があると思う。
豊かさに「溺れて」しまわぬように。

校庭に「ほたるのさと」

今日(2009年8月30日)は、衆議院選挙の投票日。

投票所は近所のいつもの小学校。
その校庭の一角に、こんなものを発見しました。
ほたるのさと」。

子どもの自然教育の一環で、ホタルの生育環境を再現する。
地域のボランティアや自治体のプロジェクトだ。
小学校の校庭にホタルの施設があるのって珍しいんじゃないかな。

春先には何百匹もの幼虫を放流し、しばらくは黒いシートで覆っていた。
最近羽化が始まり、こうやって開放している。

ホタルが棲むには都会の環境はあまりにも過酷。
ホタルを見たことがない子どもたちも多いだろう。
そんな小さな生き物のかそけき光は見るもの皆に感動を与える。

「自然の再現」にはほど遠いかもしれないけど、
校庭の隅で、そんな小さな感動を得られる機会。

環境教育の観点でも、とても良いと思います。

高級エコプロダクツ売れてます

意外と売れる高級エコ。

深刻な不況が続く中で、400万円近い高級乗用車など、高額なエコ商品が売れ行き好調だ。
その背景として、多少出費がかさんでも、環境問題への貢献をアピールしたいという消費者意識があるという。
エコが格好いいという風潮も手伝って広まるエコブーム。これを弾みに、本物のエコ意識が定着するだろうか。
トヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」で、初のハイブリッド専用車として売り出された「HS250h」の注文が、販売店に殺到している。先月(2009年8月)14日の発売から1か月間の注文は1万台に達し、目標の月間500台を20倍も上回った。
[2009.08.19付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]

ついにきたか「エコカッコいい」。

まあ確かにアメリカのセレブが
プリウスをこぞって買うなんていう予兆もあったわけだ。。
エコをしていることがイケてる、、という風潮ね。

エコの本義はカッコつけることではないことはもちろんのこと。
エコの名を騙った便乗商品や便乗商法が生まれ続けている昨今ならなおさら。
真に地球のため環境のためになることをしなくては

ただ、ブームから価値観が形成されることはごく当たり前のこと。
自由な資本主義経済の社会である以上、
ブームはニーズとなり、
ニーズのもとにはビジネスが生まれ、
ビジネスがインフラを整え、やがて価値観を形成していく。

ブームが一過性のものかどうかは、ビジネスマッチング次第だ。
エコだって例外ではないはず。

人々の知恵が楽しいエコプロダクツに変わり、それをみんな使うプロセス。 
想像するのは楽しい。

リアルとバーチャルの家庭菜園SNS「iplant」

家庭菜園SNS。

農業に関する情報を提供する、とれいす(東京・港)はインターネットを通じ、家庭菜園の野菜の世話の仕方を助言するサービスを始めた。利用者がネット上で入力する野菜の生育状況に応じて、水やりや間引きなどを指示し、元気に成長するよう支援する。農業の知識が乏しい初心者を取り込み、通販サイトにおける野菜の種の販売拡大を目指す。
[2009.08.19付 日経MJ/補足&強調Ekojin]


「iplant」

mixiやfacebookなどに代表されるSNSサービスも、今や多くの種類がある。
先行者メリットを打ち出せているところは良いけど、
後発組はあの手この手で差別化を図っている。

そんななか、このiplantは結構面白そうだと思った。それなりに流行るのでは。
実際の栽培セットを購入し、その生長状況をSNSで記録する。
生育状況に応じて適切な「指示」をもらえたり。
同時にネット上の「仮想菜園」で同じ野菜を育て、コミュニティで会話をしたり。。

リアルとバーチャルをうまく組み合わせた家庭菜園SNSだ。
野菜作りは(やってみて身に染みたけどw)、簡単そうで意外と難しい。
農業ブームということもあるけど、
何より野菜がどうやって育つのか、どうやってうまく育てるのか、
実際に触れる機会が極端に少なく、基礎知識の底上げが必要だ。

ちょっとやってみよ。また報告します。

渡り鳥の安息

裁判で決着がつくのがアメリカらしいというか:

米司法省は(2009年8月)13日、米石油大手エクソンモービルが、コロラド、ワイオミングなど5州にある天然ガス井周辺で渡り鳥が死んだことの責任を取り、罰金計60万ドル(約5700万円)の支払いに応じることになった、と発表した。
発表によると、同社は04~09年、各地の天然ガス井に覆いをするなどの適切な管理を怠り、天然ガス成分による汚染で保護対象の水鳥やタカなど約85羽を死なせたとされる。
[2009.08.14付 asahi.com /補足&強調Ekojin]


カオジロガンの群れ
["BrantaLeucopsisMigration"/Author:Thermos /cc-by-sa2.5]

・・・これはちょっと驚いた。
渡り鳥の生態環境が悪化して生息数が減ったことの責任を民間の1社が負うこともそうだし、
それを連邦政府が裁判という手段に訴えることも。
なんとなく、エクソンが責任を取らされたような形に見えなくもない。

ともあれ、同社は既に250万ドル(約2億4000万円)をこの対策に費やしている。
環境保護を怠る手痛い代償と言えそうだ。

ところでこの渡り鳥条約
環境問題は国境の関係のない問題。
この手の条約の必要性は、これからますます高まるんだろうなあ。

チャリタウン実証実験

ふむふむ。都心ど真ん中でニーズを計ろうというわけね:

温室効果ガス削減のため東京都心の自転車の利用率を高めようと、環境省は(2009年)10~12月、丸の内のビジネス街で、いつでもだれでも利用できる公共自転車の社会実験を行う。
駐輪ポートを300メートルごとに5か所設置して、50台の自転車を配備。徒歩ではちょっと遠い、中距離の移動に、気軽に自転車を使えるようにする。
利用者は、初回登録料1000円を払えば、30分以内の利用は無料で、どのポートに返してもよい。30分以降は10分ごと、3時間以降は5分ごとに各100円ずつ課金。放置や盗難防止のため、1日を超えると、自転車価格相当額がカードから引き落とされる。
[2009.08.02付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]

・・・なるほどね。盗難防止の仕組みもあるんだ。。
この課金の仕組みだと例えば丸の内に週末遊びに行って自転車借りて、
あちこち2~3時間くらいプラプラして返した場合、900~1300円か。
そんなに高くはないか。 でも安くもないね。こんなものかな。。
5分刻みの価格設定はちょっと疑問だけど・・・。誤差じゃないのかな5分くらい。

まあそれはともかく、
この手の試みが普及してくれば自然に価格感もこなれてきて、適正になっていくだろう。
今のところ民間の力を借りて国が実験している段階だからね。
今回は、JTB首都圏などとの共同事業とのこと。

海外ではいくつか先行事例もあるようで。
いよいよ東京もアムステルダムのように「チャリタウン」になるのかな。
個人的にはカッコいいと思うなそういうの。

リサイクルショップのコストカット

捨てられるモノに新しい命を吹き込もうとする人たちがいる。
そしてそれを生業とする。
東京・品川区の大井にオープンする「DOPE LAND」もそんな人たちの思いが込められている。

同店の運営は、NATURAL NINE(同=品川区大井)の大瀧一彦さんと現在法政大学人間環境学部に通う品田悦郎さんが行う。大瀧さんは廃品回収を3年経験。「まだ使えるものが捨てられていく」「一生懸命働いたお金で購入したモノを捨てる」ことに違和感を覚えていた大瀧さんが、「捨てられるモノに新たな命を吹き込みたい」という思いで開業した。
既存のリサイクルショップでは販売価格が高いため、リサイクルになっていない」と大瀧さん。賃料を抑え、低価格を実現するため10年間使われていなかった地下2階の場所を契約。約2カ月かけて掃除し、店作りを行った。店舗面積は50坪。
[2009.08.06付 品川経済新聞/補足&強調Ekojin]

(下)店内。おしゃれ。 これが打ち捨てられた地下室だったとは。


[2009.08.06付 品川経済新聞より]

洋服が100円から。
家電は500円から。
ほとんどフリーマーケットのような価格設定。

廃品回収を担当する品田さんは33歳。「モノの寿命が伸びれば環境問題の改善にもつながる。大学では持続可能な社会にするための勉強をしている。消費でしか満足できない意識を変えていければ」と話す。
[2009.08.06付 品川経済新聞/強調Ekojin]

・・・なるほどね。。。そのとおり!
いまのモノを大事に使うこと。
その前提として、「消費至上主義」をなるべくなくしていくこと。
大事なことだと思う。

その実現のためには法制や税制などの社会の仕組みの変化が
必要だと思うのだが、それはさておき・・・。
できるところは進めておかないと。

持続可能社会を目指して何かのアクションを起こすときに、
既存のやりかたに問題意識を抱えてそれを独創的なアイデアで形にし、
スタイリッシュにそれをアピールすることってなかなか出来ることじゃない。
そういう意味では、とても良い事例だと思う。
ビジネスとして成功するよう祈ってます。

この店、家も近いしこの方の考え方も似ているので親近感が沸くなあ。
今度行ってみよう。

64回目の8・6 ~平和宣言を広めよう

今日8月6日は広島原爆の日

64年前の今日、エノラゲイ号が広島上空で投下したのは、
人類史上初の実戦使用の原子爆弾。その名も「リトルボーイ」。
たっぷり詰まった濃縮ウランは上空600メートル付近で核分裂爆発し、
人の愚もここに極まったその仮借ない一撃が、人類の文明の歴史を永遠に汚した
そして、この3日後にはさらにその愚の上塗りをすることになる。

かの国でいまも人口に膾炙しているというこの愚の正当化の論拠。
いわく、本土決戦を回避し戦争を早期に終了させるために必要な行為だった云々。
世界に覇たるあの超大国がこの説を取り下げない限り、
Ekojinはあの国に心から親近感を覚えることはないんだろうな、と思う。
いまのところ。

ルーズベルトの野心をオッペンハイマーがロスアラモスで形にし、
ボーアやアインシュタインなどの科学者を欺き、
世界に威を見せ付けたかったチャーチルとトルーマンが
生意気な非アングロサクソンの再台頭の芽を将来にわたって潰す目的で決断し、
日本が継戦能力を完全に失っていたことを認識しつつも
引っ込みがつかなくなり実行されたのが原爆投下の経緯ではないのか。
しかもご丁寧に、
濃縮ウラン型(広島)とプルトニウム型(長崎)の両方を「試し」てみた。

正当化できるわけがない。
人類史上最悪の犯罪であることは疑いがない、と思う。

秋葉広島市長は、今回もまた、
核のない世界を希求し、その「平和宣言」を高らかに読み上げた。

⇒「平和宣言
⇒「ヒロシマ・ナガサキ議定書」(PDF、原文英語、日本語訳あり)

一見して異色と言えるのは「オバマジョリティー」なる言葉に象徴される、
オバマ米大統領への支持を明確にしていることだろう。

大統領は2009年4月、プラハで、
核兵器を使った唯一の国として
核兵器のない世界」実現のために努力する
道義的責任」があることを明言した。

これまでのアメリカの姿勢を考えれば相当に踏み込んだ言葉だ。
核廃絶に向けて、なにかが大きく動いたと言って良いと思う。
勿論、この言葉をEkojinは評価する。

とは言え、である。
広島市や長崎市にとってアメリカは、
核投下国としての責任を果たしますという明言だけではとても足りない、
と考えるのが普通だろう。

国として、公式に謝罪もしていない。
大量破壊兵器を使用した関係者の処罰も行われていない。
戦勝国が敗戦国を裁く、
などという法的にも大義的にも珍奇極まりない裁判で戦争を総括したつもりになっている。
のみならず、アメリカでは上述のとおりの説がまかり通っているのが現状。

・・・なのにこの平和宣言の寛容さはどうだ。
日本人の「現実志向」「罪を憎んで人を憎まず」といった性向が顕れている、
と言ってはいい過ぎだろうか。
日本人の一員としてこの宣言には感動を禁じえない。

ともかく、人命を含めた生物環境をを完膚なきまでに破壊する
大量破壊兵器、とりわけ核兵器の存在とその使用は、
地球に対する最大の「親不孝」であり「冒涜」だ。
平和宣言の言葉は、残念なことに、今年もまた、虚ろに響く。

オバマ氏が「自分の生きている間には核廃絶はならないだろう」と
言っていることも忘れてはならない。
モノを捨てるということは、明日そう決めればできるはずではないのか。
それをやらないのは、何かに配慮しているからではないのか。

そんなに簡単なわけがない? でも難しくたって、
明日やらなければいけないことは明日やるべきではないのか

ウミガラスが孵化

通称「オロロン鳥」。 カラスというよりペンギンみたいなこの鳥も、生き残りが脅かされている種のひとつ。

国内では北海道羽幌町の天売島だけで繁殖する絶滅危惧(きぐ)種のウミガラスのヒナがふ化していることが確認された。ウミガラスを模型で呼び寄せる保護策を進める環境省羽幌自然保護官事務所が発表した。昨年は5年ぶりに3羽の巣立ちが確認されており、同事務所では「順調に育っているようで今月中旬には巣立ちが確認できるのでは」と2年連続の繁殖成功に期待を寄せている。 同事務所によると、08年に3羽の巣立ちが確認された島南西部の赤岩対岸の繁殖地で7月21日、親鳥の餌運びを初めて確認。2つがいが子育てをしている可能性が高いという。 [2009.08.02付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]

ウミガラス [PD/Wikimedia Commons]

いまや天売島のみで少数の個体繁殖が残るのみ。 まさに絶滅危惧種だ。 洋ナシ型の変わった形の卵は、卵を温める場所に選ばれた断崖の岩場から転げにくい。 その洋ナシ卵からの孵化が確認された。 ・・・地道な作業だ。関係者の努力あってのことだろう。 世界でどのくらいの絶滅危惧種がいるのだろう。 脊椎動物に限った特集でも一度組んでみようかな。

生物多様性(バイオディバーシティ)

意外と知られていないんだ。。。

内閣府は(2009年8月)1日、「環境問題に関する世論調査」の結果を発表した。G8環境相会合などでの主要議題「生物多様性」という言葉を「聞いたこともない」との回答が61.5%に上った。政府の第3次生物多様性国家戦略では、11年末までに50%の認知度達成を目指しているが、国内で理解が進んでいない実態が浮き彫りになった。
[2009.08.02付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]

・・・これは結構意外かも。
エコの世界では、エコの前提みたいな言葉。
数学でいうところの「公理」に近い言葉かもしれない。

地球は、多種多様な生物が存在しており、
個体ごと、あるいは種ごとや地域の生態系ごとに互いに関わりながら、
全体としてバランスを保っている。
食物連鎖はその一貫。
どんな生物も、他の生物なしに単独で存在することはできないというわけだ。

それが生物多様性であり、エコを考える上で最も大事なことのひとつ。
人類は、ともすると人類の発展を最優先にして、他の生物の存在をないがしろにしてきた。
そして今、そのしっぺ返しを食らっている。


海洋化石の見かけの多様性(顕生代)
横軸は年代(左端:現代⇒右端:カンブリア紀)、縦軸は生物属数(1000単位)。
緑は良く分析されている属の数。
["Phanerozoic Biodiversity"/Author:Merikanto /cc-by-sa3.0]


コスタリカの植物
["Epiphytes costa rica santa elena"/Author:Ligar /cc-by1.0]

・・・その存在と意義を認識しない限り、何かのアクションを起こすことなんてできやしない。
エコの意識と行動を促すためには、
まずはこの「生物多様性」の重要性を広めることが先決かもしれない。

ソーラーパワートラック

先日こんなものを発見:

トラックの外側全部がソーラーパネル。
今のところイベント向けの貸し出しなどの用途で使われているようだけど、
「太陽光だけで」走るトラックというのはやっぱり良いアピール。

先日の皆既日食のときも書いたけど、
太陽から降り注ぐエネルギーは、これはもう有効活用しない手はない代物。
あと50億年ほど燃え続ける地球の母星、太陽。
身もフタもない言い方をすればようするに巨大な「エネルギー放射体」だ。
人類は、この「天の恩恵」をまだ充分活用できていない。

石炭、石油といった有機物由来の燃料の燃焼が、
地球のCO2の「膜」を厚くしつつあり、それが温暖化の原因となっている(とされている)。

太陽の恵みを充分に活用できる日が来れば、
それらの心配もなくなるのだろうか。。

そしてそれは「間に合う」のだろうか。。。

茶殻入り名刺

伊藤園はラベルやカード製造販売のエーワン(東京・千代田、新井浩明社長)と共同で、茶殻を配合した名刺用紙を開発した。緑茶飲料製造時に出る茶殻を有効活用し、環境配慮型製品を開発する活動の一環。伊藤園が茶殻を供給し、エーワンが(2009年7月)27日に発売する。
[2009.07.22付 日経MJ/補足&強調Ekojin]

A4サイズ10枚で「おーいお茶」500mlペットボトル約1本分の茶殻。
さらに、その茶殻は植物として吸収したCO2約4.6kg分が固定されているとのこと。
もともと社員の名刺用に使っていたそうだが、
取引先などから商品化の要望が多かったらしい。

・・・確かに良いアピールになるね。
お茶って消臭・防菌にもなるらしいし。
折からの和ブームに乗ってデファクト取れちゃったりして。
そういえばバナナ名刺なんてのもあったけど、、、。
日本人的には緑茶のほうがピンと来るんだろうなあ。

桜の咲かない日本列島

気候が変われば植物も変わる。
日本は「温暖湿潤」から「亜熱帯」へ。

地球温暖化が進めば、100年後には東日本以西の太平洋側で桜(ソメイヨシノ)が開花しなくなる-。気象情報会社のウェザーニューズ(東京)が今後の気温上昇と桜の開花状況をシミュレーションしたところ、最悪パターンとしてこんな結論が導き出された。気温が全般的に上昇し、開花に必要な冬の寒さがなくなることが原因という。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のデータや同社が過去6年に集めた全国約2万地点の開花情報を基に考えた。

100年後の平均気温が最大7度上がるパターンでは、花芽(かが=つぼみになる芽)が目覚める「休眠打破」に必要な冬の寒さが次第になくなり、植生が変化。今から35年後の2044年に早くも八丈島で咲かなくなり、74年に鹿児島、81年に和歌山、87年に宮崎、98年に静岡、2107年に愛媛、2109年に東京と、開花しない地域が広がっていくという。
[2009.07.18付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]


桜と富士山
["Sakura and Mt. Fuji"/Author:TANAKA Juuyoh /cc-by2.0]

・・・温暖化するということはこういうことだ。
生育環境が変われば当然、生態系に変化がある。
植物が変わり、虫や動物たちも変化する。

2009年6月には、
従来沖縄本島と奄美大島でしか確認されていなかったジャワマングースが、
ついに鹿児島の本土で見つかったそうだ。
もともとハブ退治のために持ち込まれたマングースだが、
奄美や沖縄では土着の小動物の天敵となり、生態系を脅かしている。
そのマングースがついに本土上陸。
本土の生態系にも影響を与えずには済まないだろう。

日本の象徴のようなソメイヨシノも、トキと同じ運命を辿るのだろうか。

無意識にエコ豚

菓子やみそなどの製造過程で出る食品廃棄物をエサにした養豚に取り組む「信州eループ事業協同組合」(長野県中野市)は、今年度中に年間出荷頭数を4000頭に倍増させ、事業を本格化する。
脂肪に甘みのある豚肉は東京のデパートでも人気。「エコでおいしい」豚肉として、ブランド化を目指している。
[2009.07.18付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]

・・・賞味期限切れの菓子、めん類の切れ端などを食品会社から回収。
特殊な酵母で発酵して飼料を製造。トウモロコシなどに混ぜる。一般の配合飼料より割安
食品会社側にとっても、通常より安価で廃棄物を引き取ってもらえるメリットがある。

だんだんリピーターも増えてきた。
首都圏のデパートでも取り扱われたり。


信州eループ事業

味が良いとなれば当然顧客は付く。
大事なことです。

エコだという意識がなくても、安くて質の良いものを選んだ結果がたまたまエコだった、
という状態がもっとも望ましいと思う。
このエコ豚はそれに近づいているのかな。。。

丸の内のリサイクル・セレクトショップ

この手の店は多いけど、これは結構気合入っていそう:

リサイクル品やリメーク品を中心とした衣料品・雑貨のセレクトショップ「パス ザ バトン」が(2009年)9月3日、東京・丸の内に開業する。三菱地所が同日に開く「丸の内パークビルディング」の商業ゾーンに出店。販売だけでなく、店頭で中古品の買い取りもする
店舗面積は約52平方メートル。オフィス街の丸の内に合わせた衣料品のほか、国内外から集めたインテリアや雑貨、植栽、菓子など約100品目を販売する。
[2009.07.06付 日経MJ/補足&強調Ekojin]


⇒「PASS THE BATON

インテリアデザイナー:片山正通
商品政策:山田遊

・・・そうそうたるメンツだそうで。
主宰は、「Soup Stock Tokyo」を展開する(株)スマイルズの代表取締役の遠山正道氏。
アーティスト活動にも精力的。

エコかっこいい」とビジネス、、、、
ふたつながらにセンスが求められる。
これを両立させてるのって本当にカッコいいと思う。

このセレクトショップ、オープンしたら足を運んでみようっと。

カエルの恋人

eco choco」だって。

最近増えてきた「ネコも杓子もエコ」的な安易な”エコ”商品のひとつかと思ったら、
そうでもないみたい。

「レインフォレスト・アライアンス(Rainforest Alliance)」が認証したカカオ豆を使用。
自然環境保護の国際NGOであるRAは、生態系保護に配慮した農業を推奨。
200項目以上の社会的、環境的、経済的基準に基づいて、農園の認証を行っている。
この3つの基準は「トリプルボトムライン」の考え方に基づく。

このRAに認証された農園で作られた作物由来の製品には、
パッケージに、カエルのデザインがあしらわれる。
カエルは環境が悪化した時に最初に姿を消すことから、生態系配慮の象徴みたいなもの。
オオサンショウウオもそれに近いって聞いたことがある。
両生類は環境変化に敏感なのだね。


ニホンアマガエル
["Hyla japonica"/Author:Kropsoq /cc-by-sa3.0]

・・・最近カエル見てないなあ。

解けゆく氷に会議は踊る

海面上昇を引き起こすとされている北極海の海氷融解。
面積だけではなく、厚さも年々小さくなっている:

面積が年々小さくなる傾向にある北極海の海氷が、厚さも薄くなっていることがわかった。米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所が(2009年7月)7日、発表した。人工衛星によって観測した。
研究チームが、氷の上面と海面を区別して氷の厚さを測る地球観測衛星ICESat(アイスサット)のデータを使い、冬季(2~3月)の氷の厚さを調べた。その結果、全体の厚さを平均すると04~08年の4年間で68センチ薄くなった。地球温暖化や北極海の氷の循環パターンに異常があるため、とみている。
[2009.07.09付 asahi.com /補足&強調Ekojin]


[PD/Wikimedia Commons]

夏でも解けないはずの厚さ3メートル以上の厚い氷が、この4年間で154万平方キロも減った。
この大きさは、アラスカ州がすっぽり収まる大きさ。

まあこれが地球温暖化が原因であることは間違いないとして、
問題は、その地球温暖化が「人為的」なものなのかどうか。
ただし、人為的であるかどうかに関わらず、氷は毎年解けている
着実に、しかも亀ではなく豹のスピードをもって。

それこそ手がつけられない程度に氷が解けてしまうのはいつだろう。
そのときになってもなお、その原因が「人為的」かどうかを巡って両派が争っている、、
なんてことは想像したくないなあ。

今できることはなんだろう。

エコなプロモーション

企業のプロモーション用にオリジナルデザインのカードを配り、
そこに印字されているIDを使って
無料で着メロ・着うた・デコメをダウンロードさせる「メロプレDXオリジナル」。

その、「エコ」バージョンがこちら。

企業はプロモーション用に配布用オリジナルカードを作る。
100枚配るごとにバリ島・バトゥール山麓の荒廃地に1本植林される。
火山噴火跡地のこの場所は、溶岩石に覆われてしまって荒れてしまっている。
ここにユーカリなどの地元種を植林して、涵養機能を回復させる
植林を請け負うのは、NPO「アジア植林友好協会」だ。
植林証明書が発行されて、企業に贈られる。


大きな地図で見る

(下)裏はこう。

このカード自体も、サトウキビの残渣である「バガス」を使っている。

・・・企業が工夫を凝らしてエコの取り組みをアピールするご時世、
この取り組みのように、エコとプロモーションを組み合わせた手法も、実に多様だ。
リアルとバーチャル、企業とNPO、様々な組み合わせのビジネスが、
今後もいろいろ出てくるんだろうなあ。

エネループの輪

三洋電機は、地球環境を考えるための消費者参加型ウェブサイトを開いた。環境について学び、意見発信できる内容で、同社の主力商品である充電式乾電池「エネループ」のブランド力を高めるのに役立てる。
[2009.07.08付 日経MJ/強調Ekojin]

⇒「さあ、eneloopの輪に入ろう。

簡単な情報で会員登録。
自分が「MOTTAINAI」と思うことを投稿したり、チャットで意見交換したり。
ポイントを貯めて、壁紙などと交換できるらしい。
人の「MOTTAINAI」に「拍手」するとポイント付与、なんてのもある。
アクションごとにポイントは減るけれど、
すぐに「充電」されるというわけだ。

(下)こんな感じ。会員登録時に「10ep」付与されてる。

eneloopは、とても良い商品だと思う。
「乾電池なのに充電」というコンセプトだったり、
安定した電圧だったり寒さにも強かったりなど技術的にも。

そのloop「輪」を広げようという試み、とても良いと思います。

LIFE AFTER PEOPLE (6) ~最後に残るもの。

500年後
コンクリートの建造物はもうほとんど残っていない。
我々の「都市」は、遺跡と化した。
かつてのギリシャやローマの都市と同様に。

1000年後
大都市に建てられた建造物はいまや跡形もない。
「人間以前」の大自然がそこにはある。
大都市は、いまや、森林だ。

10000年後
人類の痕跡など、ほぼ無いに等しい。
わずかに、ピラミッドや万里の長城の一部は残るかもしれない。
ラシュモア山はとても硬い石であるため、
そこに彫られた大統領たちも難を逃れるかも知れない。
人類がその文明の過程で放出した電波(テレビ放送などもその一部だ)は、
いつまでも消えずに宇宙空間に漂う。

・・・ラシュモア山が残るとは意外、、、、
というか恐らくアメリカの放送局ゆえの理由だとは思うけど・・・。
まあだとしても、数万年以上かけて構築した人類の文明の跡も、
1万年かそこらで消尽する。
記録さえも遺らない。

それが真実なのだろう。
だとしたら、今の我々はいったい何にすがって生きているのか。
どうせ永遠には残らない何かのために、喜怒哀楽を通り抜け、我々は生きる。
宇宙のスケールに比して、
人類の文明や個人の感情の、なんとちっぽけなことか。

・・・それでも生きること、そのものに意味があると信じよう。
この省察そのものが、生きた証ではないか。
目的など多少あいまいでも良い。

その生きる意志、生きた遺志は、きっと電波よりも永続するに違いない。


LIFE AFTER PEOPLE (5) ~文化や文明は遺せないのか

人類の文化や文明は残せないのか。

適切な環境下で保存された歴史や想像力の貴重な集積であるフィルムやアーカイブ。
それらを納めた堅牢な倉庫も、やはり電力が遮断されればとたんに劣悪な環境化にさらされる。
もちろん、人々の生活や愛情や感情を記録したあらゆるものもすべて。
むしろ、洞窟などのごくごく限られた空間内に太古の人類の記録が
残されていることがあることが極めて例外的なのだ。
印刷された紙はもちろん、皮肉なことに、
最新のデジタルメディアに収められたデータでさえも、古代の石版ほどには記録を残せない。

150年後
地下鉄(の跡)は水で満たされ、やがて地下道を支えていた柱が崩壊し、
あちこちで陥没が起こる。
かつて人間に飼われ、すぐに野生を取り戻したネコたちが街を支配している。
何せ、エサは豊富にある。
ヒトに代わって食物連鎖の頂点にいる可能性すらある。

海の生物たちはヒトの不在を歓迎するだろう。
ヒトが不在になってから、海が本来の生態系を取り戻すのは
そんなに時間がかからないと思われる。

200年後
エッフェル塔やシアトル・タワーをはじめ、世界各都市の象徴的な建物は崩壊する。
シカゴの高層ビル群もその例外ではない。

・・・人間の文明の進歩におごるのはやめよう。
人類は所詮、自ら生み出したものの維持・管理にその脳の大部分を使う生物なのだ。

LIFE AFTER PEOPLE (4) ~文明の証

40年後
木造建築は、シロアリの格好のエサ場となっている。
石造りや鉄筋であっても、木造の部分があればそこは彼らの餌食だ。
そして、何千年も昔のローマ時代の石造の橋がいまだに使えると言っても、
それは耐えざる補修が前提となっていることを忘れてはならない。
「塩害」という石造建築の天敵がいる。
砂漠のピラミッドはむしろ例外だ。

50年後
威容を誇ったブルックリン橋も、それを支えるワイヤー部分が限界に来ている。
サンフランシスコのゴールデンゲート・ブリッジも同様だ。

75年後
打ち捨てられたクルマたちは、その捨てられた環境にもよるが、
タイヤの空気はとっくに抜けており、塩や埃は表面の塗装を襲っている。
75年も経てば、どんなに運が良い車でも骨組みだけになっていることだろう。

100年後
文明の象徴のような橋たちがついに崩壊する。
ワイヤの破損によって橋部分が崩れ落ちる。
橋ゲタでさえも200年はもたないだろう。

・・・我々の社会がいかに「メンテナンス」を前提にしているかがわかる。
橋はある意味で文明の証だ。
しかしそれも、結局はヒトの手によって絶えざるメンテナンスをする必要がある。
形あるものは永続しないのだ。

LIFE AFTER PEOPLE (3) ~世界で唯一実証された場所

5年後
雷によって引き起こされた山火事の猛威は、やがて都市部にも浸出する。
ローマの街も良く燃えるに違いない。
世界中の道路は消え去り、緑の平地が広がる。
ニューヨークのセントラル・パークは鬱蒼とした森のようだ。
動物園から逃げ出したライオンやサイなどが歩き回る。

20年後
コンクリートの強固な建造物ですら崩れ落ち始める。
その崩れたビルを新たな寝床に、野生動物たちが生活を営む。

世界で唯一、このシミュレーションが実証されてしまったのがチェルノブイリだ。
1986年に起こった史上最悪の原発事故以来ヒトが隔離されたこの哀れな土地は、
20年以上経った現在、自然の畏怖すべき治癒力によって、生態系が戻りつつある
一旦、野生生物が全て絶滅したとも言われていたこの土地で。

・・・こんな形でシミュレーションが実証されるのは悲しすぎるね。
ただ、これもひとつの人類の知恵のひとつだ。
痛みを伴って、ヒトは賢くなる。

25年後
ロンドンやアムステルダムは洪水を防ぐ術を知らず、多くの高層ビルが水に没する。
高層ビルの弾力材がヤワくなり、ガラスが一斉に割れ始める。
避雷針はいまや何の役にも立たず、雷によって高層ビル群は次々と火災に見舞われる。
残った高層ビル群は、鳥たちとゴキブリたちの棲みかとなる。

LIFE AFTER PEOPLE (2) ~人間の痕跡が消えていく

じわりじわりと生物たちが生態を取り戻す:

6ヶ月目
都市の荒廃が進む。コヨーテなどの略奪者たちが歩き回る。

1年目
植物たちが、人間の痕跡を消そうとするかのように地を覆う。
道路のわずかな割れ目に入り込んだ種が発芽する。
建造物に張り付いてその重みで壁などを崩す植物。
ヒトの手に成るものが邪魔だといわんばかりに樹が生える。
そして、それらを食べに来る草食動物たち。

あのフーヴァーダムも、パイプの腐食がやがてジェネレーターの停止をもたらし、
フーヴァーからの電力でネオンを灯し続けていたラスベガスもやがて暗闇に落ちていく。
水が落ちなくなったダムの下流側は乾き、上流側は水位が上昇していく。

・・・これが「本来の」と言ったら言い過ぎだろうか。
植物は地を覆い、草食動物と肉食動物が徘徊する世界こそ、
生態系の自然な姿だろう。

LIFE AFTER PEOPLE (1) ~哀れなペットたち

米History Channelで放送された、「Life After People」。

人類がいま消えたとしたら何が起こるかというテーマのシミュレーションだ。
⇒以前の同テーマのエントリー

作りこまれた映像がかなりリアルで、背筋が寒くなる。
英語の原語のままだけど、紹介しておこう。 映像だけでも充分楽しめる。

1日目
世界に劇的に変化があるわけではない。
ただし、人間社会というものはもはや、たゆまぬメンテナンスが前提となっている。
メンテナンスが1日行われないだけで、送電が止まり、発電が止まり、インフラが崩壊していく。
風力発電ですら例外ではない。油を差す人間がいなければ、やがて止まる。
地球が(本来の)暗闇に閉ざされる直前まで灯される最後の人工的な光は、
アメリカのフーヴァーダム水力発電所から産み出されたエネルギーによって光り続けるだろう。

10日目
スーパーの食べ物は腐っていく。
哀れな家のペットたち。 彼らは家の中で空しく食糧をあさり、外に出ようともがく。
冷蔵庫も自分で開けることができないイヌたち。
なんとかして家から脱出しなければいけない。
でも首尾よく脱出して野生に戻っても、
世界の4億頭以上(300種以上)で飼われているイヌの大半はエサの取り方も知らない。
よって、大半が死んでしまう。 特にペット用に交配された小型犬はひとたまりもない。
ネズミたちが徘徊し、ヒトの残した食糧を食べて殖えていくだろう。

・・・ペットたちは幸せなのだろうか。
自分もネコを2匹ほど飼っているので、たまに思うときがある。

産めよ殖やせよ野生のトキ

薄い望みにかける関係者の努力:

新潟県佐渡市で今年(2009年)秋に予定されている国の特別天然記念物、トキの2度目の放鳥について、環境省は(2009年7月)3日、野生復帰専門家会合を開き、昨秋の放鳥数の2倍の20羽を、9月27~30日の間に放鳥することを決めた。周囲の環境に慣らすため放鳥前の約1カ月間、放鳥場所に仮設ケージで飼育してから放す。
佐渡トキ保護センターは野生復帰のために18羽(雄8羽、雌10羽)について餌取りや飛ぶ訓練を行っている。今回の放鳥では、この18羽に、訓練していないトキ2羽も加えて放鳥、訓練の有無による違いを見ることにした。
[2009.07.03付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]

10年ほど前から中国と共同して人工増殖が試みらているトキ。
今は120羽を超えるくらいに増え、野生化に向けた「訓練」をしているトキもいる。
再び日本の空が茜色に染まる日を目指している。

2008年には、そのうち10羽を佐渡で放鳥。
ところが、どういう心理か分からないけど、メスばかりが本州に渡ってしまった。
佐渡に残された(?)オスばかりでは、当たり前だけど、自然繁殖はできない。

今回は、一気に倍増して20羽。
前回の反省を生かしてメスを多めにするというなかなか地道な方法。
しかも、訓練済みの18羽と訓練していない2羽を混ぜて、
訓練の有無による違いも観察するという。

正直言って、野生繁殖は難しいだろう、と思う。
自然回復力を失った種を復活させるのは並大抵のことではうまくいかない。

だけど、この関係者の努力は涙ぐましいではないか。
ノウハウも経験もないなかで、着実に一歩一歩野生繁殖に向けて実績を重ねている。

願わくは、その積み重ねが近い将来結実し、
日本の空に再びトキが舞う日が来て欲しい。

We are the world – マイケル・ジャクソンの功績

巨星マイケル・ジャクソン堕つ・・・。
衝撃的でした。

King of Popと呼ばれた彼の功績は数多くあるのですが、
それを詳説することは本ブログの主旨と異なるので、ひとつだけ。

ご存知、「USA for Africa」プロジェクト。

ボブ・ゲルドフの「Band Aid」プロジェクトに触発されたハリー・ベラフォンテが、
アフリカの貧困を救済する目的で声をかけたのが、
ライオネル・リッチーとマイケル・ジャクソン。

クインシー・ジョーンズのプロデュースのもと、
ひとりひとりがトップクラス」のアメリカのアーティストたちが集まった。
総勢45人。
1985年1月28日の深夜を徹して行われた空前絶後の大セッション。
しかも、スタッフも含めて全員ボランティアだ。

マイケル・ジャクソン、とても輝いているね!
共同作曲者としてもリード・ボーカルとしても、この曲、及びこのプロジェクトは
彼の燦然たる功績と言って良いと思う。

そして、
ラスボス級のアーティストたちによる贅沢なコーラスが何度もリフレーンするフレーズ:

We are the world. We are the children.

これは、とても心に染みる。
その後のチャリティー・ソングの草分けを決定付けた歌詞だろう。

しかし、この精神をどれだけの人が実践し、広め、効果を上げているか。
それはなかなか難しい問題に属する。

この手のチャリティー・プロジェクトは必ずと言ってよいほど、
偽善だ」などという一定数の批判者の声が上がる。
トップクラスのアーティストなら、チャリティーソングの収益なんて面倒なことをせずに、
黙って私財を投げ打てば良いではないか、というわけだ。

偽善ね・・・・。
青い世代が好んで使いそうな言葉だ。

やらない善よりやる偽善。

そのように思います。

RIP M. Jackson.

助けるより、知ること

相互理解を深めることから:

地球温暖化による海面上昇で水没の危機が叫ばれる南太平洋の島嶼(とうしょ)国ツバルから、日本へ留学した女子高生たちを民間レベルで支援した関係者に、このほど斉藤鉄夫環境相から感謝状が贈られた。
2006年8月、当時環境相を務めていた小池百合子氏がツバル訪問の際に、留学生の受け入れを求められたのがきっかけ。立教大学、JET日本語学校などが「ツバル青少年友の会」(会長・阿部治日本環境教育フォーラム理事)を結成。昨年(2008年)3月、2人の少女の来日が実現した。
[2009.06.21付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]


ツバル最北西のナヌメア島とナヌメア環礁
[PD/Wikimedia Commons]

地球温暖化で沈みそうな国。
.tvドメインのリース料で国連加盟を果たした国。
人口1万人に満たない最小国のひとつ。
基幹産業は観光収入。

・・・日本を含む先進国の人がツバルについて知っていることはこんなところだろうか。
同じ太平洋国のトンガ、ナウル、バヌアツあたりとの違いが分からない、、、
というのが正直なところではないだろうか。

島嶼国とは言え、いや、他の地域から互いに遠く離れた島嶼国だからこそ、
固有の文化や歴史が今でも色濃い。
11の子音と4つの冠詞から成るツバル語も、ツバルという国を特徴付けるもののひとつ。

まずは互いを知ることだよね。

知ることは、理屈や強制からではなく、
本心からの助け合いの精神が生まれる大事な土台。

ダンボールコンポスト(21) ~収穫は近い

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次々と、花が咲き実が付き始めた。

(下)エダマメ。

(下)ゴーヤ。

(下)アサガオ。 このあと同じプランターのカボチャに完全に駆逐された・・・。

(下)カボチャ。ものすごい吸肥力でぐいぐい成長している!

コンポスティング(堆肥化)をやり始めて最初の春と夏を迎えて、
素人ガーデニングもどうやら一段落しそう。
いろいろな課題も見えてきたので、次はもっとうまくできるだろう。

収穫が楽しみだな。

ミニチュアながら、自然から得たものを自然に還して、また自然の恵みを得る、
というサイクルを回せそうなことが嬉しいね。

これが、社会全体でシステマチックに実現できれば、
意識面でも実効面でも随分違うだろうな、って思う。