アフリカを横断する「万里の長城」が計画されている。
西のセネガルから東のジブチまで。
7000kmにも及ぶ距離を結ぶ大植林事業だ。
中国の「元祖」万里の長城は最近修正されて8851km(以前まで6352km)というから、
元祖に匹敵する長さの「長城」が築かれることになる。
もちろん、「蛮族」の侵入を防ぐ壁が築かれるわけではないが、
同じくらいタチの悪い「外敵」(すなわち「砂」)の侵入を防ぐ防護林だ。
以前内モンゴルに植林に行った際に目にしたものの巨大なものだろう。
その基本コンセプトも、内モンゴル同様、「砂の移動を防ぐ」というもの。
この壮大な事業はセネガル大統領のアブドゥライ・ワッド氏が
プロジェクトリーダーを務めており、COP15でも報告された。
既に、周辺国の賛同は取り付けている。
貧困国にも分類される国々が、長城建設の費用負担を誓約しているのだ。
セネガルでは、1年のうち3ヶ月間集中して雨が降る時期がある。
その雨量があれば残り9ヶ月間は雨なしでも過ごせるのだが、
砂漠に覆われた無情な国土では、その雨は海に流れていってしまう。
森林はそういう水を蓄える機能がある。(林に沿って貯水池も作るらしいけど)
もちろん、生き物たちの住居であり憩いの場にもなる。
言うまでもなく、サハラの砂漠化は年を追うごとに一層深刻さを増している。
「緑の長城」の設営は、天然の風除け、天然のダム、
そして豊かな自然環境と土壌を取り戻そうとする動きだ。
当然、課題は多いし実現にはまだまだ困難な壁が待っている。
資金供与を誓約した国々は、セネガルほどにはまだ積極的ではない。
予定全長7000キロのうち、現在までに植林が済んでいるのは525キロであり、
それもすべてセネガル国内だ。
そして、これまた内モンゴル同様に、
土着種を注意深く選定する必要がある。
過酷な砂漠の環境で「壁」を構成できる力強さを備えるためには、
その土地に適した種を選ぶ必要がある。
植林は世界多くの場所で実施されている。
効果も着実にあるのだろうけど、失敗も多いと聞く。なかなか難しいのだ。
この緑の長城事業にも一部からは懐疑的な声が上がっている。
だけどね。こういう「本気」はエコを推進する大きなパワーになるよね。
続報・追報に期待!
























































































































































