居酒屋の軒先に架かる赤提灯ならぬ、緑提灯 のことがTVで採り上げられていた。
国産食材を50%以上(カロリーベース)使っている居酒屋が、赤提灯ならぬ緑提灯をぶら下げている。 提灯には星印がついており、50%で星1つ。10%ごとに星が1つずつ増える。
40%程度と言われる日本の食糧自給率の向上のため、こういう啓発運動に取り組んでいる。 現在は、全国で3000店舗弱。TVで採り上げられたので一気に知名度が上がるだろう。登録店舗も増えるに違いない。
農研機構理事であり中央農業総合研究センター所長である丸山清明さんという方が発案し、「緑提灯応援隊 」という非営利団体として運営している。 公式ロゴは無償を前提に募集中。 さらに「国産度」を表す星も基本は自己申告だって。
⇒公式サイト
違反した時の罰は「反省と書いた鉢巻を締める」「頭を丸める」等のお笑いみたいなものです。
でも、それ以前に、そのお店はお客に見放され、鉢巻を締める前にお店を閉めるでしょう。だから、 そんな店主さんは緑提灯を掲げないと確信しています。
・・・ウマいこというねw
お酒は好きだけれど、残念ながらまだこの緑提灯のお店は見たことがない。これからはそういうチャンスがあるかも。
応援隊の義務は:
隊員の義務は、「赤提灯の店と緑提灯の店が並んでいたら、ためらわずに緑提灯の店に入ること」、この1点だけ。
お。 これなら自分も入れるかも。 入ろうかな 。
和名:ミドリムシ 学名:ユーグレナ
この学名を社名に据えたベンチャー企業については以前紹介した 。 このミドリムシ産業、だんだん注目されてきている。 ミドリムシが世界の食糧問題に一石を投じるかも。
日本科学未来館(東京都江東区青海2丁目)(2010年3月) で22日まで開かれている「“おいしく、食べる”の科学展」で、東京大学発のベンチャー企業がお土産用に開発した菓子「ミドリムシクッキー 」が人気だ。地域振興も視野に入れ、石垣島に培養装置をつくって大量生産しているクッキーで、1枚に2億匹のミドリムシが入っている。味もさることながら、「健康と環境にいい未来の食品」として注目されているようだ。
「ミドリムシクッキー」は、ベンチャー企業「ユーグレナ」(文京区)と日本科学未来館が共同開発。昨年(2009年) 11月から同館で5枚入りの箱(450円)を販売している。1日平均約120箱と、同館の定番「宇宙食」を上回る売れ筋商品だという。
[2010.03.21付 asahi.com /補足&強調Ekojin]
動物・植物両方の性質を持ち、栄養価の高いユーグレナ。 試験管のなかで10ミリリットル分、約5000万匹の量だったユーグレナを攪拌し光合成を促進する。 驚異的なスピードで培養が進み、1ヵ月後にはなんと14万リットルの量に増える。 これは700兆匹、というまさに天文学的な数字。 これを乾燥させて、クッキーやら佃煮やらサプリメントにする、、、。
地球上のヒトの数がいくら増えたって言ってもたかだか100億弱。 それを考えるとこの地球がいかに彼ら微生物が支配する星かということがわかる。 そりゃそうだ、彼ら微生物は個々の動物の体内にすら無数に存在する。 共生 、という言葉が実にしっくりくる関係値だ。体内レベルでも、惑星レベルでも 。
このミドリムシフーズたち。確かに有望だ。食料として、あるいは燃料して、研究が進む。 世界の食糧問題を解決できる段階ではないけれど、生物学・化学から社会学・政治学まであらゆる学術範囲の知見が求められる分野がこの「食 」の問題。 製品化のところでは「ものづくり」や「応用力」「発想力」といったビジネススキルも求められるだろう。 産学協力して知恵を絞る良いチャンス。ベンチャーの出番。
スーパーマリオのパワーアップアイテムにありそうな
「かみなりキノコ 」。
キノコの栽培に使う「ほだ木」や「菌床」に人工的な雷(=高電圧)をかけると、
キノコが良く育つことがあるらしい。
10万ボルト程度というからホントに雷だ。
岩手大学の高木准教授らの研究 。
2006年から盛岡で実施している実験の結果、
電圧をかけない通常の栽培方法と比べ、
シイタケの収穫量が2倍になったという。
シイタケ
[PD/Wikimedia Commons]
メカニズムは良くわかっていないらしい。
高電圧をかけられてびっくりしたキノコが一時的に子孫を多く遺そうとして、
成長が促進される、、、という説があるらしい。
それが本当であれば他の生物にも同じ原理が適用できるのか、
興味深い。
そして、キノコの種類によって成長が促進される電圧、
というものがあるようで。
パワーアップしているのはマリオではなくキノコのほうでしたか。
ワンビレッジ・ワンアクションだって。
行政刷新会議の事業仕分けで「廃止」とされた環境省の地球温暖化対策啓発事業が(2009年12月) 10日、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)会場で紹介され、参加者の注目を集めた。関係者は「環境技術だけでなく、啓発事業のようなソフト面でも日本は海外に貢献できるのに 」と残念がっている。
紹介されたのは「一村一品・知恵の環(わ)づくり 」事業(10年度概算要求で3億円)。学校や自治体などの温暖化対策を都道府県ごとに募り、47代表による全国大会などを通じてすぐれた取り組みを各地に発信する事業で07年に始まった。事業仕分けでは「温暖化防止の効果が不明確」などの理由で「廃止」とされた。
[2009.12.11付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]
↑バナー貼っとこ
・・・事業仕分けで不要とされた事業が海外では結構ウケてる、という皮肉な感じ。
地域の独自性を手軽に実践できる取り組み。
⇒「全国大会2009」の結果
こうやって個別に見れば、確かに「あってもいいかも」とも思えるんだよね。
仕分けの場でその必要性を訴えることができなかったのが残念。
税金使ってるのだから、お金もらう側に説明責任があるのは当然。
また別の形で予算がつくように、関係者には頑張ってもらおう。
ブランド戦略にシフトするとか。 MOTTAINAIのように。
「Isson Ippin 」は、気持ちの良い韻だしメッセージも明確だし。簡にして明。
悪くないと思うなあ。
国民総幸福量 。
(Gross National Happiness = GNH)
これをあらゆる政策の重要な指標とする国といえば、言うまでもなくブータン 。
ヒマラヤの山麓にあり、チベット仏教を国教とする唯一の国。
中国とインドという二大国に挟まれながらも、そのユニークな文化や伝統、
そして何よりも、国の近代化にある程度「自制」をかけるその姿勢に
各国の注目が集まっている。
近代化は必ずしも国民の幸福には繋がらない。
よく言われる言葉ではあるけれど、
それを政策(ポリシー)として掲げ、政治として実践できている国は非常に珍しい。
伝統の重み、自然の恵み、森林と神々、、、。
「足るを知る 」の精神。
小学生の必須科目に「英語 」と「環境保護教育 」。
隣の国のように「情報を統制して抑えつける」のではないところがステキだ。
秘境、と言われるけれど鎖国をしているわけではない。
単にアクセスが悪いだけなのだ。
憲法に森林面積の比率が謳われるというのも明確で良い。
(先進国には馴染まないと思うけど)
・・・自然との調和、という考え方。
とてもイイネ、って思う。
オーガニックなリンゴたち:
「農薬で作る」といわれるほど病害虫が多いリンゴ。無農薬、無肥料でのリンゴ栽培は「奇跡」と称される。だが、あくまで自然栽培にこだわり、国内で初めて成功させた生産者がいる。「リンゴ王国」青森県弘前市のリンゴ農家、木村秋則さん(59)。収入のない日々、奇人、変人扱いされながらも数々の苦難を乗り越え、今では自然農法の第一人者として国内外で指導している。
[2009.09.05付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]
リンゴ
[PD/Wikimedia Commons]
「1日1個のリンゴは医者を遠ざける 」
という西洋の諺が、ふと疑問になるこの「農薬で作る」っていう言葉。
農薬過敏症に悩む奥様のために、
体にも環境にも良い無農薬のリンゴづくりに試行錯誤した。
太陽や防虫よりも、むしろ土作りが大事だということにたどり着き、
ようやく「結実」したのがこの無農薬リンゴ。
恐らく世界初じゃないか、と評されてるいうからそのすごさが分かる。
酸化に強く、糖度も高いというが、そのメカニズムは分かっていない。
農水省や大学機関などがその解明の研究を続けているという。
まだ大量生産に乗るほどではないようだ。
ひとつだけ確かなのは、このリンゴがより自然の形に近い ということだ。
アダムとイブの「禁断の実」がリンゴだったという話は、
実は後世に脚色されたものだという話だが、
それにしても人類にとって古くからの付き合いであることは間違いなさそう。
オーガニックなリンゴが普通にスーパーで売られる時代は来るのだろうか。
ワタミグループが先ごろリリースした「2009年3月期決算 」(PDF)によれば、
同グループの「農業事業 」セグメントの同年度売上は約33億円。経常損失 が1800万円。
でも、2010年度3月期ではこれが売上約34億円で経常利益 が4600万円。
ついに黒字!
⇒ワタミグループで農業セグメントを担う各社:
「ワタミファーム 」
「ワタミ手づくりマーチャンダイジング 」
「当麻グリーンライフ 」
畜産などはまだ苦戦が続いているようだけど、
メインの畑作部門では黒字体質になったとのこと。
居酒屋で提供する有機農産物の生産部門だ。
有機農作物の調達コストを考えグループ内で生産を担うことになったのだという。
とは言え、作った有機農作物は外部への卸しも行っており、
競争力のある農産物生産のノウハウが求められている。
これっていいよね。
循環型社会の達成のためには、人類は改めて大自然と向き合わなければならない 。
現在の生活レベルを落とすことなく、
グローバル化された経済の活力を殺ぐことなく、
新たな格差を生み出したり拡大させたりすることなく、
大自然から恵みを得て、循環させなければならない のだ。
つまりは、
大自然から経済的な「価値」を創出して人々の生活を支えるエコ・エコノミーだ。
思い切り端的に、「農業で黒字を出すことがその実現の第一歩 」
と言っても大きくは外れてはいないだろう。
ナチュラル・キャピタリズム(自然資本主義)実現のひとつの端緒になるだろうか。
こんどはシカですか。
食害対策で駆除したシカを有効利用 しようと、高知県香美市物部町別府のべふ峡温泉で先月(2009年4月) 下旬、シカ肉を使ったバーガー「もみじバーガー 喰(く)うしかない 」が発売された。日曜、祝日の限定で1日50セット販売。地元産の野菜などを使い、地産地消 にもつなげたい考えだ。
同温泉ではこれまでシカ肉のカレーやカツ丼を考案しており、さらに種類を増やそうと、市商工会と連携して企画した。高知工科大の学生を招いて試食会を開き、肉への火の通し方やネーミングに学生の意見を反映した。
[2009.05.10付 asahi.com /補足&強調Ekojin]
・・・なんと、ブルーギル に続き、駆除した食肉の再利用に「バーガー」が登場した!
大人気だね。
とはいえ、地元の人たちにとっては笑い事ではない。
2005年ごろからの山間部のニホンジカの異常繁殖による食害が深刻化しているのだ。
行政から助成金が出て、駆除しているような状況。
それでも改善されていないんだろうか。
「もみじバーガー」のもみじ とは鹿肉のこと。
秋と紅葉のモチーフは花札の絵柄でもある。(”シカト”の語源)
縄文の昔から日本人にとっては、シカとイノシシは狩猟の対象。
「シ (肉)」+「カ (鹿)」 だし、
「イ (猪)」の「シシ (肉)」 だ。
つまり、両方とも食肉が前提の動物だったわけだ。
それが思わぬ経緯で現代に復活したというわけだね。
アレンジも現代風に、バーガー、と。
なるほどw
生物学者でもあった昭和天皇は、そのように言って、
人間の都合で不当に貶められる現実を憂いたのだという。
(ただしくは、「雑草という言葉には不快感がある」らしいけど)
俳優でもあり野草愛好家でもある岡本信人氏が全く同じことを言っている。
「都会の子は『雑草』というけれど、そもそもそんな植物はないんだよ(笑)。じゃあ、さっそく野草を採りに行こうか。」
[2009.02.26付 「R25」 No.227]
いわゆる雑草のひとつ、ノゲシ
[GFDL ver.1.2/Bogdan, 2005]
件のR25の記事にもあるけれど、
その辺に生えてる草だって、毒さえなければ食べられる。
究極の地産地消 と言えるかも知れない。
さて、自宅のそばには多摩川の河川敷がある。
お恥ずかしい話、その土手に生えている野草を食べてみよう、
とは思ったことがなかった。
だけど、ちょっと勉強して、天ぷらにして食べてみようかな。
キノコと同じで、毒かそうじゃないかを見分けるのに多少のスキルが必要っぽいけど、
危険度も難易度もキノコほどではないでしょう。
よし、近いうち、やってみよっと。
高遠城址公園 で有名な長野県伊那市。
この地にしか咲かないタカトオコヒガンサクラを堪能させる毎年恒例の「さくら祭り」。
今年(2009年)は、特製の地産地消の弁当 が販売される予定。
披露された弁当は、刻みキャベツの上にソース味のカツをのせた名物の「ソースかつ丼」や、ローメン(羊肉を使っためん料理)、馬肉料理などを織り込んだ郷土色豊かな内容 。野菜の煮物など付け合わせにも地元の食材を使った 。
[2009.02.24付 日経産業新聞 「エコシティー」/強調Ekojin]
公園内の高遠城の城門
[PD/Wikimedia Commons]
・・・価格は1000円から2000円。
土地の食材を使ったエコアピールによって
観光客の客単価を上げようとする試み。
何回か思ったことあるけれど、観光地の集客の工夫って特徴的で面白い。
いつか訪れることがあったら食べてみよう。
ある意味で、先進国の「食糧問題 」は、貧困国のそれよりも深刻な問題なのかもしれない。
大量消費、大量廃棄でサイクルを回す仕組みが社会の隅々にまで浸透してしまっている。
フェアトレード や地産地消 といったキーワードは、ようやく最近注目され始めたに過ぎない。
日本の食料自給率問題を考える運動「Food Action Nippon 」のブース。
以下、耳の痛い警句が続く:
日本は世界の食糧援助の3倍を廃棄。
ステーキ200グラムは、世界の水4000リットル。
食パン1斤でCO2の差、冷房4時間分。
3.5兆円の巨大な貯水池が失われていく。
米の消費量が40年間で半減。
国内の3倍の農地が海外に必要。
輸入国にまわされるのは、生産量のたった18%。
燃料に搾り取られて価格暴騰、2.5倍。
食べるものがどこから来たものなのか。
どうやって作られたものなのか。
日本の食糧自給率(カロリーベース)は40%。
先進国のなかでは群を抜いて低い。
⇒農林水産省 / 世界の食料自給率
一般的な日本の献立と思われるものでも、ほとんどを外国産に頼っている場合もある。
天丼を例に取れば、コメこそ95%と高い自給率を維持しているが(政策的関税により)、
エビ(10%)、小麦粉(14%)、植物油(2%)と、軒並み低い自給率。
家畜のエサも含めた間接的な自給率まで考えれば、これらの数字はもっと悪くなる。
子供たちに安定した食卓を残すために。
意識を変えていかないと。
琵琶湖のブルーギルが、ニワトリのエサとして活躍中!
これまで、琵琶湖の「厄介者」であるブルーギルについては、
ブルーギル・バーガー やら、ブルーギル・もっふるたん などを紹介してきたわけですが、
どれも安定的需要とは言い難かった点は否めないかな、って感じでした。
ただ、今回のは結構期待できそうです。
トウモロコシなど輸入穀物の値上がりが続くなか、琵琶湖の外来魚、ブラックバスやブルーギルが養鶏飼料の原料として 注目されている。生態系を乱す厄介者扱いだが、栄養価が高く、大量に調達できる点が歓迎され、一風変わった「地産地消」の試みが動き出した。
京都府城陽市の養鶏場。10万羽のニワトリのうち、約700羽が魚粉入りの飼料をついばむ。琵琶湖でとれた外来魚を加工した魚粉1に対して、国産の玄米などが3の割合で混ぜ合わされた飼料だ。京都養鶏生産組合が5年前から実験的に与えてきた。
[2009.01.29付 asahi.com /補足&強調Ekojin]
養鶏場のニワトリたち
["Poultry Farming"/Author:Ikhlasul Amal /cc-by-nc2.0 ]
この白身の外来魚を使った魚粉エサは、なかなか良いみたいです。
粉砕したブルーギルを丸2日ほど発酵させると、
栄養吸収効率の高い飼料が作れる、とのこと。
そして、肝心のチキンの味について:
滋賀県特産の「近江シャモ」300羽に、この飼料を140日間与えたところ、通常のエサよりも体重が約1割増えた 。肉の味についても、100人中60人以上が「好む」と答えた 。久保教授は「従来のエサよりも少量ですみ、コスト削減につながる」と期待している。
[2009.01.29付 asahi.com /強調Ekojin]
・・・うーん、これは期待できそうだ。
なにせ畜産飼料だし、安定需要が見込めそう。
大量に捕らえて捨ててるくらいだから、安定供給も問題なし。
地産地消 だ。
工夫が工夫を生み、環境保護とビジネスが両立する。
素晴らしい!
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さて、ダンボールコンポスト、(実は)続けてます。
二代目パウロには毎日エサ(という生ゴミ)を投入し続け、
順調に35-50℃あたりをキープ中。
その間、初代ペテロはダンボールに納まりながら、
約2ヶ月の熟成期間が経過。
ここらでプランターを購入して、
ペテロに土壌デビューをさせてあげようかと思いました。
お。なんかいい感じだね。
最後の方にいれたソバとか鶏骨など、
一部分解されていないもの(=もやしもん風にいえば「かもされてないもの」)も
残っているけれど、全体的にはモッチリ感たっぷりの堆肥くんに育ちました。
・・・で、何か植えてあげようと思ったけど、
タイミングが悪いというか、今は季節が悪い。
これから本格的な冬が始まるっていうときに、
シロウトでも無理なくいけるのってあるのかな。
というわけで、
とりあえず近々ネギかジャガイモでも埋めておくことにします。
もう少し暖かくなってきたら、何か面白そうな野菜をチョイスしたいな。
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メラミン、メタミドホス、ジクロルボス、、、
最近危険な香りのする物質名を聞くことが多い。
いずれも、食品のなかから検出された有害物質だ。
日経MJ[2008年11月19日付] によれば、
食品を扱う企業が、最近競って食の安全を追求するべく独自の組織を編成し、
情報収集、技術開発、事故の未然防止に努めている、とのこと。
ゼンショーやサイゼリアなどの事例が、記事に掲載されている。
そんななか、こないだ届いたみかんに添付されていたのがこれ:
お客様のこと、みかんのこと、樹・土のことを考えて極限まで農薬をおさえています。
みかんの器量は少しだけ劣りますが、私たちは見た目よりも「身体に安心で、おいしいもの」を優先させた結果の「勲章」と考えます。どうぞ、健康いっぱいのおいしいみかんをお召し上がりください。
熊本のウシジマ青果 からの直送。
農薬を極力使わないみかんの生産販売だ。
大きさや甘さや見栄えの良さを高めるために、
本来不必要な農薬を使うことが常態化している。
だからこそ、無農薬を謳ったものが相対的に高価になる。
農薬なんて使わないほうがいいに決まってるんだけどね。本来。
虫害や天候や流通のことを考えると、多少は必要なのかな。
有害物資は、自分だけではなく、
次の世代にも影響を及ぼすことがあるやっかいな代物。
ある程度のこだわりをもちたい。
キヤノンの地産地消:
食の安全・安心への要望の高まりとともに、地産地消 への取り組みが関心を集めている。その流れを受けて全国各地の事業所で昨年(2007年) 11月から、地元産野菜などを積極的に活用し始めた。
茨城県の取手事業所では茨城産コシヒカリ への切り替え、宇都宮事業所ではとちおとめフェアー でのストロベリータルト、大分キヤノンでは大分県産デーの実施 など、各地の地域性に合わせてそれぞれ工夫している。
東京都大田区下丸子の本社でも地産地消を実施している。人事本部の杉村茂樹課長代理(40)は「東京だけでは限定されるので、神奈川、千葉、茨城など関東近郊の食材を使っている」と取り組みの一端を語る。
[2008.06.13付 FujiSankei Business i. on the Web/補足&強調Ekojin]
キヤノン下丸子本社
["Canon HQ"/Author:神酒 Coal /cc-by-nc2.0 ]
このほか下丸子本社では「メタボリCare 」という、
640キロカロリー以下で野菜が豊富な健康志向の人気メニューもあるという。
良いことだね。
キヤノンのようなメガカンパニーが全社的にエコに取り組むと、効果も高い。
地産地消と健康はどうも親和性が高い らしい。
やっぱり、土地で取れた旬のモノを食べる 、という古来からの食の基本形が
地球にも身体にも最も負担をかけない、ということなんだろうね。
当たり前のような気もするけれど、都会人は忘れがちなことだ。
CSR(企業の社会的責任)という言葉は最近は陳腐化してきており、
CSRとIR、という本来全然違う次元で語られるべきことが一緒くたに
されているようなケースも見られる。
企業のエコな取り組みを、「CSRやIRの一環として」という枕詞で
紹介されることがあるけど、本来CSRはもっと本質的な深い概念 のはずだ。
そもそもCSRは対外的にアピールする対象のものではない。
社会的影響力のある企業に不可避的に内在する責任 のことであり、
黙々と果たすべきものであってブランドイメージアップのツールではない。
・・・そのことをどうか忘れないで欲しいなと思いつつ、
大企業の地産地消の取り組みを今後もウォッチしたいです。
・・・ところで下丸子には特産品はないのかなw
農林水産省は、コンビニエンスストアなどから廃棄される食品の残りかすを家畜飼料に加工した「エコフィード 」の普及に向け、新たな認証制度を4月にも設ける。コンビニなどが構築している回収、加工のネットワークが成功しており、農水省の策定した基準を満たしていることが認証の条件。エコフィードの認知度を高め、全国約170のエコフィード加工業者が畜産農家に販売しやすくするのが狙い。
[2008.01.27付 MSN産経ニュース/強調Ekojin]
養豚場。
["Livestock_By Danna"/Author:podchef /cc-by-nc-sa2.0 ]
・・・なるほど。
コンビニの残飯などを家畜のエサとして再加工することを、元々「エコフィード」という。
今回農水省は、その認証制度を作ろう、ってことだ。
認証基準、認証機関、認証マークなどを決めて、「エコフィード認証制度 」を作ろう、というわけ。
いいじゃんいいじゃん。賛成。
こういうのは、理念は良いのだ。
このあと、官民の妙な癒着が始まらなければ、ね。
「天下りの温床」とかだけは勘弁して欲しい 。頼むぜい。
・・・既にセブンイレブンは加工業者「アグリガイアシステム社 」と提携して、
東京23区内の約1000店から排出される弁当や総菜を1日15トン分の飼料に加工し、
畜産農家に販売している。
[アグリガイアシステム社 Webサイト /「飼料化センターのしくみ」より]
その他、ローソンやミニストップなども、廃棄物処理業者との提携を始めている。
また、コンビニだけではなく、デパートなども独自の取り組みを始めている。
今回の農水省の認証制度は、それらに弾みをつけてエコフィードを普及させるとともに、
飼料の「自給率 」の向上にも繋げたい考えだ。
いまは、飼料になる穀物は、ほとんどが輸入に頼っているのに、
トウモロコシの価格は、どんどん騰がっている。
・・・「家畜にも地産地消 」ってわけだ。
どうせなら、エサまで日本産でブランド力が高まるかもしれないし。
エコフィード、盛り上がって欲しい。
家の近所のレストラン「COCO’S (ココス)」にて。
その日のメニューに使われている食材の原産地を表示している。
ココスは、アレルゲン対策や鮮度の徹底管理など、企業理念として
食の安全 に力を入れている。
思えば、今年(2007年)は、食の安全が脅かされた年だった。
ココスに限らず、産地にこだわりを見せているレストランが多くなってきた。
輸入食材をなるべく使わずに、「近くでとれたものを食べる 」という考え方、
これを、地産地消 という。
日本人の食の好みが、
米と魚中心の伝統的な日本食から、肉とパン中心の洋食に変化し、
ライフスタイルもそれに合わせて変化した結果、
日本の食料自給率 は、先進国中最低の水準だ。
(下)主な先進国の食料自給率(カロリーベース)の推移
[農林水産省 /「食料自給率の部屋」より]
例えば、
ブタの飼料となる穀物は、輸入に頼っているのが現状。
料理に必須の食用油の自給率はわずか3%だ。
・・・日本は、もう二度と鎖国できない ってこと。
(する必要はないけれど、もちろん)
消費者の考え方も、
「その時とれたものを食べる 」から「いつでも食べたいものを食べる 」
という考え方に変わってきてしまっている。
あの牡蠣ですら、真夏にもおいしく食べられるし、
大根だろうがサンマだろうが、季節は関係なくなってきている。
それに、消費者がより安い輸入品を選びがち、というのもある。
自給率がこんなに下がってしまったのは、
そういう消費者側の問題も一因。
輸入野菜や養殖の魚介類の安全性は、まだまだ怪しいもの。
それに、輸送による環境コスト は決してバカにならない。
とは言え、自由な市場原理に任せていたら、
海外の安い食材が市場を席巻するのは自明の理。
消費者側も意識を少しずつ「地産地消」の意識に変化する必要がある。
・・・だけどそれ以上に、政治の介入が必要 、だと思う。
食と職の安全は、国家の重要な二大仕事!
皆様、良いお年を!
2008年も当サイトを宜しくお願いいたします。