食事の種類別の水の使用量:
ビーフ1食分 =1200ガロン
チキン1食分 =330ガロン
ベジタリアン1食分 =98ガロン
だから、みんな肉を食べずにベジタリアンになろう 、という動画:
現在家畜に与えている穀物の量は、世界の20億人の人を飢餓から救える量。2008年の統計でおよそ8億6000万人の人が飢えている。 飢饉が減れば戦争も減る。 だから、家畜を増やすのはもう止めて、ベジタリアンになろう。。 という主張。
“GO VEG, BE GREEN ”
(ベジタリアンになって地球に優しく)
というキャッチフレーズまである。
ちなみに、判りやすく「ベジタリアン」と訳したけど、原語ではVeganであり、これはいくつかあるベジタリアンの類型のなかでも、「純菜食主義」と呼ばれる「ヴィーガン」であり、動物由来のものを一切摂取せず、靴や衣服にも使わない。卵も乳製品も、ハチミツも摂らない。
自分はベジタリアンではないから肉も魚も普通に食べる。 だけど勿論、菜食主義者たちの嗜好は自由だと思う。マイケル・ジャクソンも確かベジタリアンだし、自分の周りにも何人かいる。 個人の食べ物の好き嫌いの話に留まるなら何の問題もない。 自分はチョコレートなどのカカオ由来の食べ物を食べない。干し柿やマシュマロはあまり好きじゃない。 そういうレベルの話であるならば。
だけど、肉を食べないで家畜を育てるの止めよう、という呼びかけには大いに疑問だ。 クジラは生物多様性の問題だけど、ウシやニワトリはそうではない。 ヒトは、何百万年の進化の過程を経て現在の雑食性を得たはずであり、体のつくりもそうなっている。ヒトには胃袋が4つあるわけじゃないし、犬歯も発達している。肉を食べるように作られている。 ヒトと家畜の関係も、生物種全体のバランスにさえ影響がなければどこに問題があろう。 家畜にしたって、多くのヒトを効率よく養うためにヒトが獲得した手法だ。 カッコウの託卵や、チョウチンアンコウのルアーや、風に乗って飛ばされるタンポポの綿毛と、本質的には何の違いもない。
問題があるとすれば、そういう人間の「工夫」が自然界でのバランスを崩し始めていることであり、肉食や家畜そのものではない、と思う。考えるべきは、肉食や家畜の是非ではなく、それらを前提にした資源再生可能性への工夫ではないのか。
種の進化は遺伝子と環境が決めるのであって、自分たちで決めるものではない 、と思う。
大塚製薬の飲料といえば「ポカリスウェット」。 そのポカリに使われているペットボトルの工夫を紹介する動画。 「エコボトルプロジェクト 」だって。
人々に安価で手軽な飲料を届ける、というミッションがある以上、ペットボトルの使用そのものは理に適っていると思う。あとはその製造や流通などの全プロダクトライフサイクルの各プロセスにおいて再生可能な形に近づけるかが各企業の工夫、ということになる。 圧倒的なブランドのポカリスウェットが先導すれば、他も付いてこざるをえない。 トップランナーの役割は、だから、とても重要。
一方で、世界のペットボトルそのものをどうやって減らすか、ペットボトル以上にうまい工夫はないものか。容器だけじゃなく中身は大丈夫か。 そういう問題についても引き続き考えなければ。 個人的には、以前読んだ本に書いてあった 「プラスチックは何十億年も分解されない 」ということが引っかかっています。
一般家庭から出される生ゴミは年間約1000万トン。 その生ゴミを微生物に分解させてメタンガスを生み出しエネルギー源とする、いわゆる「バイオガス 」。 以前やっていた「ダンボールコンポスト 」と原理は同じで、目的が堆肥づくりではなくガスづくり。
それがなかなか思うように普及しない。 普及しない原因はさまざまだけど、主なものは2つ:
ガス分解の効率があまりよくない
ゴミ回収のときのゴミ袋が邪魔
理念の段階ではなく、実践の段階になると、いろいろと想定外の細かい問題が出てくるのはよくあること(だからコンサル会社が存在してる)。 この実践的な課題についても業界一丸で取り組んでいるけれど、今般、「大阪ガス」がひとつのヒントに行き着いたみたい。
生ごみを微生物が分解すると、メタンガスが発生する。この工程を「メタン発酵」と呼ぶが、従来の方法だと、肉や野菜繊維などは分解しきれず、生ごみの約3割が残りかすになっていた。微生物は温度を高くすると活動が活発になるが、高すぎると死んでしまう。55度程度が限界とも言われるが、約10年前からメタン発酵の効率向上に取り組む同社エネルギー事業部の坪田潤さん(44)らは「より高温で活動する微生物を探せば、効率が上がるのでは」と考えた。
[2010.03.29付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]
全国の温泉を巡り、高温でも生きられる6種類の微生物を見つけた。この6種類を抽出して溶解槽の温度を80度に挙げると、生ゴミは1日でどろどろに溶け、バイオガスへの発行量は2割増え、残滓(残りかす)は半分に減った 。
さらにゴミ袋問題については、トウモロコシ原料の「ポリ乳酸」のものが良さそう、という結論になった。上記の高温溶解槽で1日で完全に液状化した。すなわちゴミ袋は取り除くのではなく、これもバイオガスの燃料に する。
バイオガス化施設は全国に8ヵ所。合計で約5万2000トンを処理している。
上記のアイデアを実現する為には、溶解槽を高温対応のものに変え、ゴミ袋もトウモロコシ袋に変える必要がある。 どちらも地方自治体の協力あってのもの。 ゴミ焼却施設の更新を迎える自治体にこの溶解槽とゴミ袋を売り込んでいくのだという。仮に生ゴミのすべてがバイオガスになればそれだけで日本の都市ガスの数%分をまかなえる。
これは短期的な施策というより中長期的な取り組みだろう。 自治体がゴミ袋を売るわけじゃないからセールス先が違うのでは? という気がしないでもないけれど、生ゴミの再利用はリサイクル社会のシンボル。普及が早まればよい、と思う。
氷山の一角だと信じたい:
中国で使用されている食用油の約1割が、厨房(ちゅうぼう)などから捨てられた廃油を精製し、再利用した有害な油 であることが専門家の調査でわかった。
「食の安全」などを担当する国家食品薬品監督管理局が全国各地の監督部門に対し、飲食店での有害油の使用禁止を徹底するよう通達を出した。中国紙「中国青年報」などが伝えた。
[2010.03.20付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]
・・・1割! なんとう高率。 「有害」「粗悪」、、、などの負のイメージで語られることが多い中国産の食品。 それがデータで実証されてしまった格好だ。 未だ解決していない毒ギョーザ事件がよぎる。 農薬入りのギョーザ、有害な再生油、、 これは当たり前ではないからニュースになっているのか、氷山の一角が明るみになっただけなのか。
ちなみに調査を実施したのは、中国に批判的な外国勢力ではない。 武漢工業学院の食品科学の専門家らであり、つまり「身内」だ。 年間食用油消費量約2250万トンの約1割にあたる200~300万トンもの再生油が、それを知ってか知らずか、一般消費者の食卓に上っている計算になる。 そしてその再生油には、発がん性の高い物質(アフラトキシン)が含まれているというのだ。 アフラトキシンは、砒素の100倍の発がん性。
この読売の報道に比べ、もっと踏み込んだ衝撃的な報道もある。
下水道からすくい上げた油が食用油として販売されている 実態を指摘した「リサイクル食用油」のニュースが波紋を広げている。中国国家食品薬品監督管理局は緊急通知を発布し、飲食店への使用実態調査を行うとした。場合によっては飲食サービス許可証(餐飲服務許可証)を取り消す措置もとる構え。京華時報が伝えた。
中国語では「地溝油(下水油)」として話題となっているリサイクル食用油。(2010年3月) 17日付で国営ラジオ放送サイト・中国広播網が伝えたところによると、これは下水道の汚水を汲み取り、ろ過や加熱、沈殿物除去などの作業を繰り返したものだ。
[2010.03.19付 レコードチャイナ /補足&強調Ekojin]
・・・安く調達できて、業者の利益率が高いのだという。 市価は通常製品の半値。 そういう粗悪な有害食品が貧しい農村部を中心に蔓延しているらしい。 検査を受けていなかったり期限が切れた2万5000トンもの粉ミルクが、赤ちゃんの口にも入っている。
下水リサイクル ・・・。 発想としては正しいのかもしれないけれど、食用はマズいだろうに。 リサイクルされた油の使い道は食用以外にもいくらでもあるはずなのでは。 それこそクルマを走らせられないか。 何かの精製物質へ転用できないか。 有害な油を安く売る、、、ということがどんなにひどい行いか。 国が広いと、悪徳業者の発想も際限がないのか。
教科書最大手の東京書籍の関連会社リーブルテック社 (旧東京書籍印刷)。
年間3300万冊の教科書を印刷する工場では、印刷時に発生する摩擦熱を落とすため、大量の冷却水を常に循環させている。その量、1分間に2800リットル。 この水の流れが持つ大きな可能性に、これまで誰も気づかなかった。
水は地下の水槽からポンプで12メートル引き上げられ、熱を奪うと、再び12メートル下の水槽に落ちる。冷却水の流れが持つエネルギーに着目したのが日立産機システム。「これだけの落差と、水量があれば、十分に水力発電が可能」とする同社の提案に、工場内に隠れていた滝 の姿が浮かんだ。
[2010.03.04付 日経産業新聞「水の世紀」/補足&強調Ekojin]
原理的には、落ちてくる水の流れの途中に水車を設置するだけ。それで発電機を回す。非常に原始的と言えるエネルギー源であり、位置エネルギーの転換であり、物理用語でいうところの「ポテンシャル」だ。こんなシンプルなものはあまりない。
ただ、当然というか、この水車のエネルギーだけでは費用回収に時間がかかってしまうけれど、日立産機は汲み上げるポンプの効率改善も合わせたソリューションを提案し、回収期間の大幅な短縮に成功した。 地味な合わせ技だが、差別化のできた良い提案だと思う。
リーブルテックに限らず、それなりの規模の工場内では、主に冷却の目的で大量の水を恒常的に循環させていることが多い。伝統的に当たり前のように存在していた水だけれど、実はこれが隠れた滝になる、という気づきはなかなか面白い。潜在的な需要は高そうだ。
勿論コストとのトレードオフ。 国もこの「小さな水力」には注目しており、2008年4月に新エネルギー施行令が改正され 、出力1000ワット以下の「小水力」が新エネルギーとして認定された。 補助金の対象になった。
そういう視点で見ると、意外と使われていない水の流れってあるような気がする。 この滝の活用はビジネスにもなるし、エコにもなる。
(下)こんな感じ?
日立プラントテクノロジー 社が、深層水に目を向けている。
深層水の温度は季節にかかわらずセ氏5度前後で一定する。通常、空調冷媒用の水は電気エネルギーを使って冷却して配管に通すが、深層水を使えばこの電気エネルギーは不要になる。深層水のくみ上げにもエネルギーが必要だが、横山彰技術本部長は「くみ上げた水を散水用の水などにも活用すれば、ビジネスとして成り立つ」と語る。
[2010.03.03付 日経産業新聞「水の世紀」/補足&強調Ekojin]
海洋深層水とは、深度200メートル以深の深海の海水のこと。表層とは異なる特徴がいくつかある。
清浄 ・・・ 汚れた川の水は影響しない深さ。 太陽光も届かないのでプランクトンもいない。雑菌も少ない
無機栄養分が豊富 ・・・ 上と矛盾するようだが、プランクトンが育つために必要な無機栄養分が、上から沈み込み、消費されずに残っているため
低温安定 ・・・ ほぼ年間を通じて水温が安定している
その海洋深層水を汲み上げて、空調の冷媒設備に活用する。 年間を通じて冷えているのであれば、何かを冷やす需要が常にあるのなら、有効に使えることになる。 ただし、汲み上げるエネルギーを考慮に入れる必要が当然あり、同社では別の用途に使える道を探ることでビジネスチャンスも汲み上げようとしている。この分野でも日本の技術は進んでいるとのこと。
現在はまだ汲み上げの候補地選定の実証段階、というステータスらしい。 太平洋と日本海では深層水の性質も異なるらしく 、慎重なロケーション選定が必要なのだろう。
まだまだ緒に付いたばかりのこのビジネス。淡水化のような派手な技術でなくても、確かに光るイノベーションがある。
UAE(アラブ首長国連邦)東部フジャイラの海岸地帯に今年(2010年) 8月、汲めども尽きぬ泉が湧き出す。丸紅がアブダビ水電力庁や英インターナショナル・パワー(IP)などと2007年から組んで建設するのは、出力200万キロワットの天然ガス火力発電所の余熱で海水を蒸発させ、日量59万トンの淡水を生み出す造水発電プラント だ。
[2010.03.02付 日経産業新聞「水の世紀」/補足&強調Ekojin]
・・・今後20年間、現地に電力と淡水を供給する巨大プロジェクト。事業費は28億ドルに上るというからすごい。
⇒丸紅のプレスリリース (2007.08.02付)
成長著しい中東諸国で、発電インフラの整備が進む。発電所建設と併設して海水淡水化プラントを作る。 電力を作る際に水を作る 、というわけだ。 火力発電の蒸気タービンの排熱を利用して海水を熱して蒸気、そして淡水を生成する。 水を作る際に電力を作る 、と言い換えても良いのかもしれない。 電力も淡水も、どちらもエネルギーの需要があるところには欠かせない。
プラント建設にかかる莫大なお金は、アブダビ水電力庁への売電収入で回収する。20-30年の回収期間を見込んでいる。 この、大型プラント設備にかかる資金や部材の調達、長期の回収ノウハウなどは、長年海外で発電事業を営んできた丸紅の強さ であり、淡水化技術なども加えた総合的な日本勢の競争力を形成している。 日本の総合商社ならでは事業シナジーと言えると思う。
同様の計画が中東でいくつか進行中。 丸紅の中東・北アフリカ戦略 にもそのことが謳われている。
実に日本らしい、というか。イイネ。
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引き続き「駅で見かけるモノ」シリーズ。
コドモエナジー(株) のブース:
これは、「蓄光 」の応用製品。
明るいときに光と溜めて、暗くなると自ら発光するのが蓄光。
捨てていた光エネルギーのリサイクルなので発光に電気が不要 。
同社の製品は床設置用の加工、
具体的には耐熱、耐水、耐薬品、耐衝撃、耐磨耗が強化されている。
半永久的に蓄光・発光のサイクルが可能らしい。
多くの人が行き交う駅の誘導標識に最適なのがうなずける。
元々は有田焼 の技術を使っているらしい。
磁器に蓄光の技術を埋め込んで完成したユニークなエコプロダクツだ。
・・・光のリサイクル 、という発想は素晴らしいね。
有田焼の伝統技術と言われてもシロウト的にはピンとこないけれど、
新旧技術の融合はなんであれ、楽しい。
建物の壁面がこういう蓄光素材で作られたら、
その夜の「無電源」イルミネーションはちょっと幻想的かもしれない。
帰りの国際展示場駅にて:
モノの来歴を知ると視点が変わるね。
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蒸気ビジネス:
東京電力は、川崎火力発電所(川崎市)で発電に使った蒸気を、近くの10工場に送る事業 を始めた。発電所の効率はやや下がるが、工場のボイラーなどの運転を減らせるため、全体では省エネになる。蒸気供給網としては国内最大級という。
年間30万トンの蒸気を近くの日本触媒や旭化成ケミカルズ、昭和電工などの工場に送る。新たに6.5キロのパイプを敷き、新日本石油の配管も再利用した。工場側では蒸気をプラントでの加熱や、製品の乾燥に使う。自前で蒸気を作るより、原油にして年間1万1千キロリットルの燃料が節約でき、二酸化炭素排出量も年間2万5千トン減るという。
[2010.02.07付 asahi.com /補足&強調Ekojin]
・・・この仕組みを実現するために必要なのが蒸気を送る配管。
蒸気による管の伸縮に対応するため、何度もクネクネと曲げられている。
年間30万トンの蒸気を15年以上にわたって、周辺事業者に提供し続ける。
この事業のために設立された子会社が「川崎スチームネット株式会社 」。
事業内容は「蒸気の販売供給、およびそのインフラ整備 」。
⇒東京電力のプレスリリース
東電川崎工場の近くにある大規模な工場10社が顧客で、
競合も特にいないだろうから、
営業というよりインフラの維持管理がメインになるのかな。
東電ならでは、と言えるね。
サーマルリサイクルもそうだけど、
一見エコブームのなかでは守勢に回りそうな分野でも
しっかりと得意分野でできることをやるのはエラいと思った。
江戸時代の日本は世界で稀に見るエコ都市だったのは有名な話。
その日本のなかでも、京都は特に屎尿リサイクルの仕組みが進んでいた、
という話。
同志社大の女性研究者が、江戸時代の京都で、肥料となる排せつ物(し尿)のリサイクルについて研究を進めている。当時の京都は、都市部と農村部の間でし尿リサイクルが経済的に成り立つかたちで行われ 、江戸以上にし尿を徹底して利用するエコ都市だったことを明らかにした。
同大学経済学研究科で循環経済学を学ぶ三俣延子さん(34)。出産と育児をきっかけに、食の安全性や有機農業への関心を持ち、肥料としての排せつ物に着目、2005年から研究を始めた。
[2010.02.03付 京都新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]
17世紀の京都
京都 (明治時代)
古文書などの調査結果から、
排泄物が肥料として販売されリサイクルされる割合が洛中は60%と、
大坂周辺の農村部の10-20%に比べて相当高かったことがわかったのだという。
江戸では尿は廃棄されていたが、京都ではそれもリサイクルに回っていた。
・・・ユニークな研究。
どうして京都がそういう仕組みを備えられたのか。
どうして江戸では価値がないものが京都だと価値があるのか。
京都に特有の事情は何か。
将軍のお膝元と天皇のお膝元で異なる経済事情はなんだろう。
商人文化?「補助金」?面白そうなテーマである。
論文に書いてあるなら読んでみたいなあ。
エコとファッション:
国連貿易開発会議(UNCTAD)は(2010年1月) 21日、自然素材を重視するなど環境に配慮する世界各国のデザイナーの作品 を集めたファッションショーを国連欧州本部で開いた。ことしを「国際生物多様性年」と定めたことにちなみ、生物種の維持や、発展途上国の「持続性ある発展」の重要性をファッションで訴える狙い。
参加したのは欧米諸国やタイ、アフガニスタン、インドなど途上国を含む約50のファッションブランド。規模や知名度で大手に及ばないものが多いが、再生素材を多用し、染色に有害な化学物質を使わなかったり、乱獲防止策を取った上で動物の毛や皮を利用したりするなど、作品にはさまざまな工夫がある。
[2010.01.22付 日経エコロミー/補足&強調Ekojin]
昨今のエコブームは「エコ・ファッション 」なんて、言われ方をすることがある。
本当の社会貢献というよりは、単に一過性のファッションだ、っていうわけだ。
それを逆手にとったかどうかは知らないが、このイベントこそ真に「エコ・ファッション」。
大量生産には乗らないし、商業的には疑問符が付くのは仕方がないとしても、
こういう皮肉の効いたイベントは結構好きだな。
ファッションで何が悪い、ってね。
UNCTADが主催している、ということも重要なポイント。
エコ・ファッションで貿易振興というわけです。
なんという素晴らしい・・・。感動しました。
プラスチックごみで石油を作る 。
非常にシンプルだが強烈な説得力がある。
「飛行機に乗る油化技術はこれだけ 」
と言っているとおり、このブレスト社 の技術は
先鋭的でユニークだ。 日本の環境技術の至宝と言えるかもしれない。
そして世界の子どもたちにそれを教える。
プラスチックがゴミじゃない。石油なんだ、資源なんだと。
もちろんトータルのCO2の削減につながる。
中東の油田で取れた原油をタンカーで運び、工場で精製してガソリンスタンドで売る。
このプロセスにおける無駄が相当カットされる。
当然、装置を動かす電気の調達の問題はあるだろう。
でもそれも省エネ技術の範疇だ。 つまり技術力が効率化を促進する。
こういうことを知ると嬉しくなる。
エコキャップ運動。
だいぶ懐疑的な空気が広がってきている気がする。
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コンビニのゴミ箱にはこんな「キャップ分別口」が登場している。
ためしにGoogleで「エコキャップ」とだけ入力して検索してみる。
⇒検索結果
まあ評判の悪いこと。
・運搬によってかえってCO2が排出される。
・送料が高すぎて割りに合わない。送料分を直接寄付したほうがマシ。
・運営経費が不透明。懐に入れているのではないか。
・要するに、エコでもないし社会貢献でもない。
などがポイントだろうか。
Ekojinは、エコに効率を求めすぎることには反対の立場。
もちろん、効率が悪いよりは良いほうが良いに決まっている。
だけど、効率が悪いかもしれない、あるいは不明確かもしれない、
という理由で何もしないことには与しない。
分野にもよるけれど、科学的証拠による完璧な証明がなければ動かない、
という立場はとらない。
ある行動が結果としてエコではなかったことが判明したとしても、
大事なことは「何かをしようという意識」だと思う。
だから、エコキャップ運動についても、
個人的にはだいぶ懐疑的にはなってきており、
積極的に推進することは止めようと思っているけれど、
やってる人を批判するつもりはない。
だけど、真実は見極めたいとは思ってる。なので情報が欲しい。
反対派の情報はだいぶ集まっているので賛成派のほうを。
運営主体のサイトのFAQ に、そのあたりの反論がないのは大いに不満だ。
これだけ懐疑派の意見が出回っているのだから、
それらに応えるべきではないか。
たまにはこんな柔らかめのネタも:
使っていない携帯電話を回収する経済産業省の事業「たんすケータイあつめタイ」をPRするため、同省は(2009年12月) 25日から、ボーカロイド「初音ミク」とのコラボレーション企画 を始めた。初音ミクを発売するクリプトン社(札幌市)が、不要の携帯電話からレアメタルを回収するという事業の趣旨に賛同し全面協力。初音ミクの歌とイラストで事業をPRし、回収台数の増加につなげる。
[2009.12.25付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]
⇒たんすケータイあつめタイ
・・・これぞ異色の組み合わせだねw
まさか経済産業省と初音ミクとは・・・。
効果はともかくとして、こういう姿勢はイイネ。
(下)結成式だって。 この時点では初音ミクはいないみたい。なんかユルい動画(あ、シツレイ)。
→クリプトン・フューチャー・メディア社
ケータイに含まれるレアメタルの問題は、
なにせコトが身近なだけにとっつきやすい話題と言えると思う。
まあ初音ミクだと訴求ターゲットがかなり限定されんじゃね?
って思っちゃったけど・・・ww
ま、パブリシティ効果狙いってことなのかな。
役人とミクちゃんのコラボでギャップ萌え、ってことか。
こういう取組みは個人的には好感が持てます。
<<PREV [エコプロダクツ2009 (4) ~北の雄、新千歳空港 ]
毎回ブースの趣向が楽しいDOWAエコシステム社 。
今年は「デスクをイメージした」とのこと。
携帯電話のレアメタルといえばこの会社、というイメージがある。
携帯電話以外でも、
小型の電子機器全般を回収しレアメタルを有効活用しようとする
「こでん収集プロジェクト 」にも
参画している。経済産業省・環境省のモデル事業だ。
小型電子機器に希少金属が使われていることは世間に浸透していると
思うけど、なかなか回収は簡単ではないのかもしれない。
どこでどうやって供出するのかいまいち分かりづらかったり、
「回収されない場合にどのくらいムダか」っていう知識はそれほど浸透していなかったり、
個人情報などは大丈夫か、って問題があったり、、、、。
あるいは、モチベーションの問題なのかも知れない。
お金をつける必要があるのか、、とか。 論点はいろいろありそう。
いまは秋田で実験的に実施されているこでんプロジェクト。
ノウハウの蓄積が待たれるところだね。
NEXT >> [エコプロダクツ2009 (6) ~プリウス・ソーラー ]
面白いアプローチだと思った。
英国の廃棄物処理業者らは、埋め立て処理税の増税を求めて戦っている 。焼却処分に回すゴミを十分に確保し、発電の燃料にするためだ。廃棄物処理業のビリドーと同業ビッファによれば、年間1500万トンのゴミを焼却することで2000~3500メガワットの電力と熱を産出できる可能性があり、同国の最大電力需要の5%(450万戸)相当をまかなえるという。
会計事務所アーンスト・アンド・ヤングのパートナー、ロブ・ウィンチェスター氏は、「英国の廃棄物処理事業は、全体的にエネルギー重視の方向に向かおうとしている。現時点で廃棄物発電所がない、あるいは開発段階にある地域では、大規模な廃棄物発電所の需要が20基ほどある。こうした需要はきっと満たされるだろう」と述べた。
[2009.11.18付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]
・・・つまり、埋め立てを減らして焼却を増やしたほうがメリットが大きい 、というわけだ。
一見、逆のような錯覚も感じたけど、よく考えたらそうだね。
石炭を燃やす発電(石炭火力発電)ではなく、ゴミを燃やして発電に使う(廃棄物発電)。
風力発電所や原子力発電所を作るよりも、
廃棄物発電所のほうがワットあたりの建築コストを抑えられるらしい。
風力発電の約半分、原子力発電の3分の2。
さらに埋め立てると、メタンガスが発生してしまう、という問題もある。
メタンガスはCO2なんか比較にならないくらいの温室効果が高い。
ただ、そもそも廃棄物を焼却するのではなくリサイクルすべきだ、
という環境保護論者からの反対意見もあったりして、なかなか奥深い。
廃棄物には必ずエネルギーが含まれている、という考え方だ。
いずれにしても廃棄物を「資源」と捉えている立場は変わらない。
リデュース とリユース とリサイクル 。
循環社会の根本原則としてとても使い勝手の良いコンセプトだと改めて思った。
林業にも工夫:
木質ペレット製造のラナシステム(岩手県奥州市、南部智成社長)と水沢地方森林組合(同、渡辺征悦組合長)は間伐材をペレット(粒)状の固形燃料に加工する。同組合が約2000万円で最新の林業機械を導入し伐採コストを下げる。
[2009.10.07付 日経産業新聞 「エコシティー」/強調Ekojin]
伐採(フィンランド)
["The lumberjack was here"/Author:Evakonpoika /cc-by-sa3.0 ]
間引いた樹木(間伐材)を使って、バイオマス燃料 に使うペレット状の固形燃料を生産。
間伐材を有効活用しようというアイデアは最近いろいろあって、
当ブログでもいくつかは紹介している。
ラナシステム社 は、そのような「木質ペレット 」を製造、販売する会社。
ダム工事などの際に大規模に切り出される木材が主要な調達先だけど、
最近の公共工事減少の時流をを受けて、
地元の森林組合が生み出す間伐材という新たな調達先に目をつけた。
曲がっている木材などはなかなか有効利用されずに山に残すというから、
ある意味では一「木」二鳥。
林業も、曲がり角に来ているのだろうね。
生物由来のバイオマス燃料とは言え、
燃料確保ためにわざわざ育てるのはなんだか本末転倒。
間伐材の利用は、ひとつの答えになるのかな。
ニューヨークの地下鉄の車両を最終的に処分するときに、
有害な物質を取り除いた上で、海にドボーンと「捨て」て、
人工の漁礁として利用することがある、という話を聞いて驚いた。
600台の車両を海に沈めて人工の漁礁 としたところ、
魚の数は400倍に増え、その結果として釣り船の年間出港数も
300回から1万3000回へと激増したそうな。
すごい話だ。
沈んだ車両に貝やエビが棲み付き、かつ外的から身を守ってくれるのだそうだ。
スピルバーグの「A.I.」にそんなシーンあったような。
もちろん魚たちは普通は天然の漁礁をシェルターにして、
「住宅街」を作っているわけだけれど、
周りに何もない場所には人も住まないが魚も棲まない。
この人工漁礁 。
いろいろなものが使われるらしい。
コンクリートやテトラポット、、、
間伐材も使うというから確かにリサイクルだ。
なかには老朽化した船なども。
人工漁礁として沈められる空母
[PD/Wikimedia Commons]
有害な物質を撒き散らすようなことはあってはいけないけれど、
こういうリサイクルの形もあるんだな、と妙に感心しました。
これは自然な形ではない、、、、という意見もありそうだけれど。
水草刈り取りで一石二鳥:
鳥取県湯梨浜町の東郷池で、ボランティアの小中学生らが(2009年9月) 22日、県や町の職員とともに、水草やアシを刈り取る活動に取り組んだ。水質浄化に加え、刈り取った水草などを肥料に再利用する ことでリサイクルの大切さをアピールした。
この日、池の中では東郷湖漁協の組合員らが漁船を使って水草を除去し、岸辺では町の職員らがアシを刈り取った。参加者らは回収された水草などからゴミを取り除き、トレーに詰める作業を担当した。
[2009.09.22付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]
東郷池
["Lake Togo02nt3200"/Author:663highland /cc-by-sa3.0 ]
・・・そうやって刈り取った水草を乾燥させて小学校などの花壇などの土壌に混ぜる。
肥料として効果があるかどうかをテストするらしい。
この池も、多くの池とどうように、生活排水による富栄養化によって水質が悪化。
関係者の努力もあって随分改善されたみたで水草も自生。
水草が自生することは良いことなのだけど、
枯れたあとに放置しておくことが水質悪化につながるのだという。
ふむむ、難しいのね。
そして、その水草を肥料としてリサイクルする、っていう発想がよいと思った。
何よりも、それら一連のことを小学生にやらせている、ということ。
正式導入の前のテストを学校の花壇でやるわけだ。
そういうのって、環境教育にはとてもよいのではないだろうか。
リサイクルとはなんぞや、水質浄化とは。。。
いろいろなことが学べると思う。
コスト削減はイノベーションには欠かせない:
アサヒビールは(2009年9月) 25日、稲わらや麦わらなどの農作物のかすからバイオエタノールを生産する際に必要な酵素「セルラーゼ」を、低コストで製造する技術を世界で初めて開発し、特許を取得したと発表した。
農作物かすからのバイオエタノールの製造コストを、これまでの10分の1程度 に抑えることができるという。
セルラーゼは、植物繊維を糖に分解してバイオエタノールを生み出す重要な酵素だ。アサヒは、古紙に水と硫酸アンモニウムを加えてカビを植えつけることで多量のセルラーゼを作ることに成功した。1リットルのバイオエタノールを生産するのに必要なセルラーゼの製造コストは10円以下で済むという。
[2009.09.25付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]
・・・セルラーゼの製造コストを下げた 、、、というヒジョーーーに地味なニュース(失礼)。
バイオエタノールは最近注目されているけれど、
その原料ですらなく、製造する際の酵素。
こういっちゃうと難しいけれど、要は細胞壁のみをピンポイントで壊す酵素。
動物は普通体内にはもっていないので、人間は木を食べることはできない。
だけどシロアリとかが腸内に飼ってる細菌たちはこれをもっており、
木造建築がガシガシ消化されてしまう。
例の黒くて平べったいGさんも持ってるよ。
食物繊維の分解にも欠かせないから、
ウシとかヒツジとかも、消化器のなかで飼ってます。
そういう酵素を大量に使って植物を分解し、バイオエタノールを作る。
逆にセルラーゼがないと作れない。
なので、農作物からのバイオエタノール製造には必須というわけ。
そのバイオエタノールは、ブラジルなんかでは自動車への利用がかなり進んでいるけれど、
食べ物と競合しちゃっていろいろな問題を生んでいる。
だけど、トウモロコシなどの穀物ではなく、
農作物を作る際にどうしても発生する麦わらや稲わらなどの残りかすが有効利用されれば、
食料の価格も安定するかもしれない。
大きなイノベーションの裏にはこういう地道な技術革新の積み重ね。
東南アジア地域の「マイ水筒」:
「この地域ではメロンがいわば水筒の役割 を果たしている」。総合地球環境学研究所の田中克典研究員は説明する。メロンは豊富な水分を含み、ナイフ一つあればどこでも簡単にのどを潤すことができるためだ。
ラオスは雨もふんだんに降るが、農村では十分に水道が整備されていない 。移動や農作業の際の水分補給に、持ち運びできるメロンはうってつけ。中国の乾燥地帯やタイなどでもメロンやキュウリ、スイカといったウリ類を水代わりにする文化がある。
[2009.09.27付 日本経済新聞特集「ネーチャー・クライシス」水が鳴らす警鐘⑨/強調Ekojin]
メロン
["Cucumis melo 1 (Piotr Kuczynski)"/Author:Piotr Kuczyński /cc-by-nc-sa3.0 ]
・・・これは知らなかった。
天然の水筒というわけだ。
ただ最近のラオスの農家は、
メロンよりも儲かるゴムやサトウキビを作る傾向があるのだそうだ。
また、水道は整備されていないがペットボトルの普及も進み始め、
この伝統的な「メロン水筒 」の存在意義が薄れ始めているのだという。
単純に水の供給形態が変化した、
ということであれば問題はなさそうに思えるけど、
メロンから直接水分を得るのとペットボトルから得るのでは、
ペットボトルを作る際に必要な純水などの間接的な淡水の量も含めれば、
「必要となる水」はまるで違うだろう。
貴重な水源のシフト だ。
これまであまり注目されてこなかった近代化の暗部なのだろう。
世界的な淡水不足が深刻化する今、
こういうことが敏感なメディアに採り上げられることになる。
この問題は、
水不足の問題というよりは南北格差の問題 だ。
途上国の人はメロン食ってなさい、とは絶対に言えない。
意外なものが「肥料」になるのだなあ:
製鉄の過程でできる「鉄鋼スラグ 」を活用して海に鉄分を供給し、海藻の成長を促すモデル事業が、(2009年) 10月から北海道伊達市や寿都町の沿岸で始まる。新日本製鉄室蘭製鉄所(室蘭市)が北海道大や地元漁協などと実施。“海の森 ”を再生して二酸化炭素(CO2)を削減し、地球温暖化対策としての確立を目指す。
[2009.09.22付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]
溶炉
[PD/Wikimedia Commons]
鉄分不足などを理由として、日本各地の海岸で海藻が減少している。
「磯焼け 」というらしい。
で、この鉄鋼スラグは、鉄鉱石から鉄を取り出すときの副産物で、
当然鉄分を多く含む。
国内だけでも、高炉で3000万トン、転炉で1000万トンの製鉄スラグが産出されている。
産業廃棄物として処理してしまうのにはあまりにMOTTAINAI。
海藻を増やすことによる光合成により、、
1平方メートルあたり年間17.5キロのCO2削減、
事業全体では2500平方メートルで約44トン減らす試算をしているらしい。
・・・製鉄が海を育てるという話、なんだか素敵じゃないですか。
だって、製鉄も海も人類とは長い付き合いなのに、
そんな活用方法があるなんて気づかなかったわけだから。
奥深いね。
チョコレートで走るレーシングカー。
ハンドルはにんじん などの根菜
シートは麻の繊維と大豆オイル フォーム
潤滑油には植物油 を使い
燃料は廃棄されたチョコレートと野菜オイル から抽出。
「WorldFirst Formula 3 」というこのレーシングカー。
イギリスのウォーウィック大学 の
「革新生産技術研究センター」が”環境に優しい”レーシングカーの開発に成功した。
まるで童話の世界のような材料だが、バイオディーゼルエンジンを使うこと以外は
Formula 3 の基準を満たし、時速200キロに到達できる。
・・・グリーンなレースカーね。
意外な展開って感じw
このWorldFirst Racingというプロジェクト 。
“ Welcome to the future of motorsport
F3 today, F1 tomorrow ”
↑このキャッチがイイネ。
未来のモータースポーツにようこそ。 今はF3、明日はF1で。
こんな分野までサステナブルエネルギーが活用され始めている。
そもそもレース自体どうなの? という声にもこれなら答えられるだろう。
それにしても、アリとか虫とか寄ってこないのかなw
リサイクルで販促効果。
「23区」「自由区」などのブランドを展開するアパレル大手のオンワード樫山は、(2009年) 9月中旬以降、東京の松屋銀座店など全国の百貨店約10カ所で、自社商品の引き取り を始める。回収して毛布などのリサイクルに使う一方、買い替えを促して販売増に結びつける狙いもある。今後は年2回、定期的に行う計画だ。
衣料品1着につき、引き取った店で同社ブランドの購入に使える1050円相当の期間限定チケット と交換する。松屋のほか、大阪・梅田の阪急百貨店と阪神百貨店、遠鉄百貨店(浜松市)、鶴屋百貨店(熊本市)、高島屋横浜店などで順次実施する。
[2009.09.06付 asahi.com /補足&強調Ekojin]
・・・自社商品を回収してリサイクル。
毛布とか軍手とかに生まれ変わるらしい。
同じ服になるわけではない・・・ということか。
同じ服にリサイクルできる(もちろん採算ラインで)としたら
なかなか画期的なのかもしれないけど、
今のところはその前段階、といったところか。
オンワードのライバルのワールドも、無印良品(良品計画)とコラボで
「繊維リサイクル 」というものを発表している。
こちらは経済産業省の支援もあるみたい。
いずれにしても、自社製品を回収するリサイクル事業。
買い替えの需要を喚起した販促効果も当然見込める。
携帯電話もそうだけど、リサイクルさせるインセンティブが鍵になるのかな。
ただ携帯電話と違ってアパレルは、ネットオークションなどのリユース市場が
それなりに盛り上がっていることもあり、この事業の競合は「ヤフオク」かも。
期間限定ではなく、恒久的な仕組みとして定着するといいね。
これは面白い:
動物と植物の中間的性質を持つ単細胞生物「ミドリムシ」を、多量の二酸化炭素(CO2)を含む火力発電所の排ガスを使って培養 することにバイオベンチャー企業「ユーグレナ」(東京都)が成功した。同社はミドリムシからバイオ燃料を作る技術も開発中で、排ガスのCO2を減らしたうえ、代替燃料を作る新たな温暖化対策として注目されそうだ。
[2009.08.30付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]
あの理科の時間にならったミドリムシの意外な活用法。
光合成をカラダ全体でやってます的な緑色の生き物なのに、
顕微鏡で見るとちょこまか動いていたアレだ。
単位面積あたりで見れば、その光合成能力は、熱帯雨林の数十倍 とのこと。
ミドリムシ
[PD/Wikimedia Commons]
ユーグレナ社 は、東大発のバイオベンチャー企業。
その名も「ユーグレナ」(euglena)とは、ミドリムシの英名だ。
このユーグレナを使って何かできないか、という企業だ。
既にミドリムシのクッキーや健康補助食品 を製造したりしている。
脂質の高さから、バイオディーゼル などにも活用されている。
で、火力発電所から出る排気ガスをミドリムシの培養槽に吹き込んだ。
CO2濃度が大気の400倍という高濃度CO2だ。
大半の生物にとっては生育できる代物じゃないが、ミドリムシは生き残った。
それどころか、豊富なCO2で光合成が促進され普段の20倍の速度で増殖したらしい。
排ガスの有効利用、光合成の促進。
さらに燃料や食品などへの二次利用。
なかなか、スグレモノのプロジェクトと見た。
割と身近な生き物というのも嬉しい。
捨てられるモノに新しい命を吹き込もう とする人たちがいる。
そしてそれを生業とする。
東京・品川区の大井にオープンする「DOPE LAND」もそんな人たちの思いが込められている。
同店の運営は、NATURAL NINE(同=品川区大井 )の大瀧一彦さんと現在法政大学人間環境学部に通う品田悦郎さんが行う。大瀧さんは廃品回収を3年経験。「まだ使えるものが捨てられていく」「一生懸命働いたお金で購入したモノを捨てる」ことに違和感を覚えていた大瀧さんが、「捨てられるモノに新たな命を吹き込みたい」という思いで開業した。
「既存のリサイクルショップでは販売価格が高いため、リサイクルになっていない 」と大瀧さん。賃料を抑え、低価格を実現するため10年間使われていなかった地下2階の場所を契約。約2カ月かけて掃除し、店作りを行った。店舗面積は50坪。
[2009.08.06付 品川経済新聞 /補足&強調Ekojin]
(下)店内。おしゃれ。 これが打ち捨てられた地下室だったとは。
[2009.08.06付 品川経済新聞 より]
洋服が100円から。
家電は500円から。
ほとんどフリーマーケットのような価格設定。
廃品回収を担当する品田さんは33歳。「モノの寿命が伸びれば環境問題の改善にもつながる。大学では持続可能な社会にするための勉強をしている。消費でしか満足できない意識を変えていければ 」と話す。
[2009.08.06付 品川経済新聞 /強調Ekojin]
・・・なるほどね。。。そのとおり!
いまのモノを大事に使うこと。
その前提として、「消費至上主義」をなるべくなくしていくこと。
大事なことだと思う。
その実現のためには法制や税制などの社会の仕組みの変化が
必要だと思うのだが、それはさておき・・・。
できるところは進めておかないと。
持続可能社会を目指して何かのアクションを起こすときに、
既存のやりかたに問題意識を抱えてそれを独創的なアイデアで形にし、
スタイリッシュにそれをアピールすることってなかなか出来ることじゃない。
そういう意味では、とても良い事例だと思う。
ビジネスとして成功するよう祈ってます。
この店、家も近いしこの方の考え方も似ているので親近感が沸くなあ。
今度行ってみよう。
引き続き、内閣府の世論調査より:
現在の生活水準が落ちることになっても、循環型社会への移行を望む人が5割を超えた ことが、内閣府が(2009年8月) 1日発表した「環境問題に関する世論調査」で明らかになった。
(中略)
廃棄物のリサイクルや発生抑制などを促進する循環型社会に関する意識を聞いたところ、「現在の生活水準が落ちることになっても、循環型社会に移行すべきだ」と答えた人は14.8%で、「生活水準が多少落ちることになっても、移行はやむを得ない」(38.1%)を加えると、52.9%にのぼった。
[2009.08.01付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]
・・・こちらは意外と多い印象。
生活の質を落としても、循環型社会への移行はやむを得ない、、、なるほど。
ただ、どうだろうね。
「頭」では分かっているのだよね。循環型が望ましいことくらいは。
実際に、そのことで不便が生じたらどうだろう。
クルマを止めてバスに移行できるだろうか。
電車のクーラーが効いてなくても文句を言わないだろうか。
ペットボトル容器が使いまわしと知っても普通に買える?
そのときに同じアンケートを取ったらどうなるだろう。。
いずれにしても、未来の子孫にこの地球を引き渡すためには
循環型社会は不可欠。
生活水準が実際に落ちるかどうかはともかく、その覚悟くらいはもっておかないと。
伊藤園はラベルやカード製造販売のエーワン(東京・千代田、新井浩明社長)と共同で、茶殻を配合した名刺用紙を開発した。緑茶飲料製造時に出る茶殻を有効活用し、環境配慮型製品を開発する活動の一環。伊藤園が茶殻を供給し、エーワンが(2009年7月) 27日に発売する。
[2009.07.22付 日経MJ/補足&強調Ekojin]
A4サイズ10枚で「おーいお茶」500mlペットボトル約1本分の茶殻。
さらに、その茶殻は植物として吸収したCO2約4.6kg分が固定されている とのこと。
もともと社員の名刺用に使っていたそうだが、
取引先などから商品化の要望が多かったらしい。
・・・確かに良いアピールになるね。
お茶って消臭・防菌にもなるらしいし。
折からの和ブームに乗ってデファクト取れちゃったりして。
そういえばバナナ名刺なんてのもあったけど、、、。
日本人的には緑茶のほうがピンと来るんだろうなあ。
菓子やみそなどの製造過程で出る食品廃棄物をエサにした養豚に取り組む「信州eループ事業協同組合」(長野県中野市)は、今年度中に年間出荷頭数を4000頭に倍増させ、事業を本格化する。
脂肪に甘みのある豚肉は東京のデパートでも人気。「エコでおいしい 」豚肉として、ブランド化を目指している。
[2009.07.18付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]
・・・賞味期限切れの菓子、めん類の切れ端などを食品会社から回収。
特殊な酵母で発酵して飼料を製造。トウモロコシなどに混ぜる。一般の配合飼料より割安 。
食品会社側にとっても、通常より安価で廃棄物を引き取ってもらえるメリットがある。
だんだんリピーターも増えてきた。
首都圏のデパートでも取り扱われたり。
信州eループ事業
味が良いとなれば当然顧客は付く。
大事なことです。
エコだという意識がなくても、安くて質の良いものを選んだ結果がたまたまエコだった、
という状態がもっとも望ましいと思う。
このエコ豚はそれに近づいているのかな。。。
この手の店は多いけど、これは結構気合入っていそう:
リサイクル品やリメーク品を中心とした衣料品・雑貨 のセレクトショップ「パス ザ バトン」が(2009年) 9月3日、東京・丸の内に開業する。三菱地所が同日に開く「丸の内パークビルディング」の商業ゾーンに出店。販売だけでなく、店頭で中古品の買い取りもする 。
店舗面積は約52平方メートル。オフィス街の丸の内に合わせた衣料品のほか、国内外から集めたインテリアや雑貨、植栽、菓子など約100品目を販売する。
[2009.07.06付 日経MJ/補足&強調Ekojin]
⇒「PASS THE BATON 」
インテリアデザイナー:片山正通 氏
商品政策:山田遊 氏
・・・そうそうたるメンツだそうで。
主宰は、「Soup Stock Tokyo」を展開する(株)スマイルズの代表取締役の遠山正道 氏。
アーティスト活動にも精力的。
「エコかっこいい 」とビジネス 、、、、
ふたつながらにセンスが求められる。
これを両立させてるのって本当にカッコいいと思う。
このセレクトショップ、オープンしたら足を運んでみようっと。