March, 2008 のアーカイブ

雑草の格差社会

思わず唸ってしまった:

格差社会

向こう側にある建物のおかげでほとんど陽が差さない場所。
その隙間で唯一差し込む光のおかげで成長する雑草。
これは、格差社会だねw
機会の平等が損なわれている。。。

・・・人生って運に左右される要素が強い、って常々思っている。
努力を声高に主張する人は、
努力ができることそのものが既に強運だということを忘れているか、隠している。
先進国に生まれたこと自体、あるいは現代に生まれたこと自体、
強運以外の何物でもないよ。。。
そのことにまず感謝しないと。

そして、ただ足ることを知る、そんな生き方をしたいと思う。
できることを着実に。

エコフォーカスな和民

先日入ったワタミグループの「わたみん家」にて:

ワタミ

居酒屋で割り箸を廃止しているところが徐々に増えてきている。
ワタミは昨年(2007年)、グループ全店での割り箸廃止を決定した。

居酒屋チェーンのワタミは(2007年6月)8日、(2007年)7月からグループの国内全店(614店)で使い捨て割りばしを廃止し、プラスチック製のはしに切り替えると発表した。二酸化炭素(CO2)の削減など環境負荷を抑えるのが目的。
ワタミはこれまで竹の割りばしを使用し、廃棄後は店舗の建築部材などに利用していた。グループ店舗で使用されていた割りばしは、年間約3400万膳(ぜん)。プラスチックのはしは、平均1200回使えるという。
[2007.06.07付 産経新聞(Web版)]

ワタミグループの環境への取り組みは、こういうところで確認することができる。
⇒「環境宣言書

エコ専業の子会社もある。
旧・ワタミエコロジー(株)
最近商号変更してワタミエコフォーカス社になるというから、
これはいよいよ本気なのかも。
その子会社も、飲食業に特化したエコ、というわけではなさそうだし。

(下)一応、割り箸派への配慮(?)もある。 個人的には要らないけど。
ワタミ2

環境問題に注目する企業は増えてきているね。
えらいワタミ。

東京:世界一の温度上昇

東京の異常な気温上昇:

温暖化に都市特有のヒートアイランド効果が加わり、東京は今や地球上のどこよりも発熱が著しい場所になった。この100年間でニューヨークの気温は1.6度上がった。東京都心では、それを上回る3度の上昇が記録されている。
夏には、謎の集中豪雨が新宿など都心西部を襲う。相模湾からの南風と鹿島灘からの東風がぶつかって上昇気流が起き、集中豪雨に見舞われる場所として以前から知られていた。しかし最近、海からの風が吹かない日にも集中豪雨が起きる。
[2008.03.24付 asahi.com /強調Ekojin]

tokyo night
東京の夜景
["tokyo night"/Author:shingo /cc-by-nc2.0]

その結果、東京湾では冬の水温上昇も進む。東京都環境科学研究所の調査では20年間で2度上がった。プランクトンが大量発生して酸素欠乏の状態が続き、外来種の貝の異常繁殖など生態系にも影響が出ている
 「東京ドーム0.7杯分の水を瞬時に沸騰させ、蒸発させることができる熱量です」。建築研究所(茨城県つくば市)の足永靖信上席研究員は、真夏の東京23区内で1日に排出される人工熱量を、そう見積もる。
[2008.03.24付 asahi.com /強調Ekojin]

・・・そうか、、やっぱり。。
いくらヒートアイランドだからってちょっと異常では?とうすうす思っていたけど、
世界一だったとはね。
ソメイヨシノの開花も、入学式まで待てない。

まずいと思う。
東京都は緑化や海風などを利用した10年がかりのプロジェクトを始動させているけど、
根本的にエネルギーの使い方の見直しが急務。
太陽光など再生可能エネルギーへの移行を速やかに。
低炭素から脱炭素。

ペットボトルのリターナブル化

ペットボトルもついにリターナブル化か?

環境省は、清涼飲料水などのペットボトルにデポジット(預かり金)を上乗せ販売し、回収・洗浄して繰り返し使うよう促す「リターナブル化」を進める方針を固めた。廃棄物を減らし、温暖化対策にもつなげる狙いで、具体的な方法を検討する研究会を(2008年)3月に発足させる。業界の反発も予想されるが、容器包装リサイクル法の改正などで、3年以内の導入を目指す。鴨下一郎環境相が(2008年2月)29日の閣議後会見で表明した。
[2008.02.29付 毎日.jp/強調&補足Ekojin]

潔癖な日本人には馴染まないと半ば諦めていたけど、検討始めるんだ。
すばらしい。

既にあるビールやホッピーはビンのリターナブルだけれど、
こちらはペットボトルの再利用。
溶かしてもういちど作る「リサイクル」ではなく、
洗ってもう一度使う「リターナブル(=リユース)」

petbottle_recycle
現行のリサイクル用の回収
["recycle-0406"/Author:raccoflickr /cc-by-nc2.0]

既にリターナブルペットボトルが導入されているドイツや北欧諸国では、
1本15~25ユーロセント(約25~40円)のデポジットを上乗せして販売し、
飲み終わったペットボトルを持っていってお店で払い戻す。
基本的にはこの仕組み。

ペットボトル業界は導入に反対。
回収の手間や洗浄コストがかかるからだって。
あと、繰り返し使う前提であればペットボトルを少し厚目に作らなければいけない
っていうのも反対の意見のひとつなのかな。

今回立ち上げる研究会では、そういった問題点のほか、
再使用に伴う運搬や洗浄で生じる環境負荷がどれくらいかも検証するのだそうだ。
そりゃそうだね。
リターナブルの結果、環境負荷が高まっては意味がない。

年内にも報告書がまとまってくる、というから楽しみだ。
日本人の行き過ぎた潔癖主義についても
現状分析と対策が練られていると説得力がある、と思う。

意外にエコなフランス料理

一般的に思われている印象に反して、
フランス料理こそがムダを極力少なくする「エコクッキング」の調理法
という主旨の記事を発見してくれた友人がいました。
AllAbout」からの記事。

皆さんは「フランス料理」というとどんな印象をお持ちですか?食材も時間も手間も贅沢に使う、節約料理とは無縁の高級なイメージがあるのではないでしょうか。
ところがフレンチこそ、食材を無駄にせず素材の味を活かす工夫が随所にある、節約料理のお手本的とも言うべき調理法なのです。
[AllAbout /2008.02.27付「フレンチに学ぶ節約料理の基礎」より]

(下)フランス料理の例:

Escalope de Foie Gras aux Miel et aux Pommes
Escalope de Foie Gras aux Miel et aux Pommes
["Cooking Lecture: French" / Author:panduh / cc-by-nc-sa2.0]

Turbot Panee au Fromage, Sauce Vermouth
Turbot Panee au Fromage, Sauce Vermouth
["Cooking Lecture: French" / Author:panduh / cc-by-nc-sa2.0]

Petit Pate Chaud de Caille, Sauce Port
Petit Pate Chaud de Caille, Sauce Port
["Cooking Lecture: French" / Author:panduh / cc-by-nc-sa2.0]

野菜の切れ端、むいた皮など、本来なら捨ててしまう部分も活用します。
調理で出た人参の皮、いんげんのすじなどを鍋に入れてひたひたの水で煮ます。こうして煮た煮汁は、こしてソースをのばすフォンとして利用できるのです。
素材によっては最初から皮をむかないなど、シンプルではあるけれど、食材の無駄を出さず全て美味しくいただく工夫があります。
[AllAbout /2008.02.27付「フレンチに学ぶ節約料理の基礎」より]

・・・へえなるほど。
そりゃまったく知らなかった。

素材に極力ムダを省き、
火もまろやかに使い、
ソースも代用品で作ってしまう、らしい。

どうもフランス料理=手が込んでる=ムダが多い料理
というイメージが先行しがちだけど、実はそうでもない、ってことかね。
ただ、ミシュランに載るような店は多分完璧主義だろうから、
常に完璧な食材でベストクックを目指しているせいで、
ちょっとでも失敗したら即ゴミ箱行き、とかなんだろうけど、
それはむしろ例外、ということか。

残念ながら、そもそもフランス料理なんてあんまり縁がないのだけれど(w)、
変な偏見は持たないようにしよっと。

・・・あ、あと、食材を生かす、って意味では日本料理も負けてないけどね。

丸の内のハイブリッドシャトル

東京駅丸の内口付近にて:

ハイブリッドバス

レンガの駅舎の前を疾駆するハイブリッドバス。
ガソリン車のタクシーたちが走る脇で、車体広告がわりにエコをアピール。
赤のリサイクルマークの大きさのバランスが絶妙で、かなりかっちょ良い。

これは、日の丸自動車興業と東京電力が共同開発した
タービンEVバス」というもの。

丸の内シャトルという名称で
丸の内・有楽町・大手町界隈を回る無料シャトルバスだ。

Marunouchi-shuttle
丸の内シャトル
[GFDL ver.1.2/Seth Ilys, 2004]

・・・こういうのっていいね。
新丸ビルも話題になっているところで、さぞパブ効果も高いでしょう。
車体も含めてデザインが優れているので、走っていればつい気になる存在。

エリア広げて欲しいなあ。
たとえば渋谷~表参道~原宿あたりはどうでしょう。
なにげにこういうバスがあったら便利かも。

SlowCoffeeタンブラー

職場に行く途中に毎朝スタバでラテを買う、って言いましたが、
使ってるタンブラーは、こういうの:

タンブラー

スタバ以外でも買うことあるので、一応スタバ仕様ではないやつ。
中に入っている紙を変えれば好きなデザインに変えられる。

このタンブラーは、「有限会社スロー」の製品。
ENEX2008展で購入しました。
同社は、「SlowCoffee」をコンセプトに、エコなコーヒーを提唱している。
キーワードは、「オーガニック、フェアトレード、自社焙煎」、とのこと。

・・・朝のコーヒーでフェアトレードを実践。
ちなみにスタバの場合、タンブラー持込みで20円値引き。これも嬉しい。

自家発電で得をする世の中に

残念な報告:

原油高で燃料費が高騰し、自家発電を取りやめる事業所が相次いでいる。中部電力など10電力によると、04年4月以降に自家発電から電力購入への切り替えは約3800件。出力は計約370万キロワットで、日本最大級の浜岡原発5号機の2.9基分に相当する。電気代を払うより、重油を調達して自家発電をする方が安上がりなため広まったが、今では逆に割高になるためだという。
[2008.03.23付 asahi.com /強調Ekojin]

コージェネレーション(熱電併給)の仕組みを使い、発電の排熱でお湯を沸かす。
温泉を抱える旅館などには良い仕組みだ。
ただし発電には重油が必要
その重油の価格上昇が自家発電によるコスト減を上回ってしまっている。
結局、「買電」のほうが安くつく。

(下)A重油の価格推移(タンクローリー1台分):

A重油価格
[(財)経済調査会 /「主要商品の市況・価格推移」(2008年3月上旬調べ)より]

見てのとおり、異常な価格上昇だ。
影響がないわけがない。

スーパー大手のイトーヨーカ堂(東京都千代田区)も、全国の9店舗で重油を燃料にしたコージェネによる自家発電を導入。しかし、燃料費が高騰したため、06年に関東地方の1店舗で自家発電をやめ、東京電力からの買電に切り替えた。
北海道のスーパーチェーンでも、8店舗でA重油を用いた自家発電をしていたが、07年までに全店で発電を停止。現在は北海道電力から電力を購入している。
[2008.03.23付 asahi.com]

・・・価格の損得の他にエコという視点がないのが少し残念ではある。
もちろん、企業活動だから仕方ないのは承知しているが。

どちらが経済的に得か
という視点が経済学の考え方の基本中の基本と言ってよい。
あることをすることがしないことよりも経済的に得ならそうするし、損ならしない。 
・・・・経済学(特にマクロ)はこの基本原則を追求したときに
いったい何が起こるか、を研究する学問だ。

この基本原則に、「どちらが環境にやさしいか
という視点を導入することには悲観的にならざるを得ない。
よっぽどのパラダイムシフトがないと無理だと思う。

それなら、やっぱりエコロジー的なエコノミーを目指すべきだ。
今回のニュースの場合なら、
「どんなに重油が値上がりしても、
電気を買ってお湯を別で沸かすのより自家発電してコージェネしたほうが
やっぱり安上がり」 という仕組みだ。

炭素税・・・・
排出権ビジネス・・・・
フィーベイト・・・・ などなど。
工夫はいくらでもあると思う。

環境対策に経済学者の知恵がなんとしても必要だ
これこそが、エコ・エコノミー。

大森から蒲田へ、歴史と自然に触れるウォーキング

今回のウォーキングもなじみ深いところに意外な発見が多い道中となった。

コース(約11.3km):

大森駅 (Start) →
 弁天池・山王花清水公園 →
 龍子記念館 →
 善慶寺 →
 美原通り(旧東海道) →
 貴舩神社 →
 聖蹟蒲田梅屋敷公園 →
 薭田神社 →
蒲田駅 (Goal)
Coursemap_omori
(コースマップ)

(下)「馬込文士村 散策のみち」の入り口階段。麻雀に興ずる文士たち。ユニーク。
文士村

(下)「厳島神社」。おそらく本家の宮島厳島神社からの勧請(霊分け)かな。
厳島神社

(下)横から見るとこうなってる。一応本家っぽい。ミニチュア(失礼)。
厳島神社2

 
(下)山王花清水公園にあった樹。日当たりの関係でこんなコケ模様。
花清水公園

 
(下)カワヅザクラ。葉の緑との色合いが最高に美しい。桃一色よりも好きかも。
桜

(下)・・・よく見ると、メジロがいた。 ウグイスによく似ている。
桜2

 
(下)大田区に長年住んだ日本画家・川端龍子(かわばたりゅうし)のアトリエの庭。幽玄だ。
川端龍子アトリエ

(下)アトリエの庭にはB29空爆を受け、湧水が溜まってできた池もあった。
龍子のアトリエ

(下)大田区にこんなところがあったとは。2007年4月に開園した人口砂浜の「浜辺公園」。
浜辺公園

(下)この浜辺を使ったアサクサノリの養殖の実験。かつて海苔作りで栄えた大森の復活なるか。
浜辺公園2

 
(下)街の至るところにこんな幟が。「海苔のふるさと大森」だって。かつては全国一の生産高。
海苔発祥の地

 
(下)貴舩神社。境内には上述の海苔養殖を断念した記念碑も。
貴舩神社

(下)薭田(ひえだ)神社。「薭」は「蒲」の古字。この鳥居も文化財。
ひえだ神社鳥居
 

(下)和銅2年(709年)に行基が開いたというから相当な古刹。祭神も四柱もいる。
ひえだ神社

・・・大森がこんなに海苔を全面的に押し出している街だったとは。
江戸時代から海苔作りで栄え、
戦後の高度成長期の東京湾埋め立てによって海苔養殖を断念した、という歴史がある。
関係者は悔しかっただろうな。

今年(2008年)4月6日には、浜辺公園内に「海苔のふるさと館」がオープンするらしい。
海苔作り体験とかできるらしく、なかなか楽しそう。

伝統的な江戸前寿司に欠かせないアサクサノリも、今は絶滅が危ぶまれている種。
大森でそれを使った環境学習ができるなんて、まさにエコ的発想。

地元に近いだけに、応援したいです。

聖座の視線もエコを向く

バチカンの公式新聞「Osservatore Romano(オッセルバトーレ・ロマーノ)」上に、
興味深い記事が掲載。
2008年3月9日付けのバチカン内赦執行官ジャンフランコ・ジロッティ師のインタビュー。

なんでも、「七つの大罪」のリニューアル(?)を行うのだとか。

これまで「七つの大罪」と言われていた大罪は以下の7つ:
怠惰、嫉妬、大食、貪欲、色欲、激怒、傲慢

・・・今回のインビューでは、新たな7つが提示された。
あたらしい7つは、以下のとおり:

遺伝子改造、人体実験、環境汚染社会的不公正、貧困の放置、淫行、麻薬中毒

今までの七罪が「個人的に過ぎる」ということらしい。
現代は、個人の規範ではなく、社会的な規範を重要視すべきだ、
ということかな。

St. Peter’s Square in Vatican
バチカンの聖ピエトロ広場
["St. Peter’s Square in Vatican"/Author: Argenberg /cc-by2.0]

残念ながら、この公式発表がどのくらいの重みを持つものなのか、
さらに、今回の「新」七つの大罪が、「旧」七つを入れ替えるものなのか、
付け足されて「十四の大罪」になるものなのかは、勉強不足で分からない。
二千年の歴史を持つキリスト教の、
根本的な規範を変更するようなことだとすればとてもすごいこと。
個人の時代ではない、と言ったら言いすぎかな。

プロテスタントに対して「旧教」と言われることもあるローマカトリック。
その保守的なカトリックの総本山ですら、「社会的モラル」を重要視し始めている、
ということは読み取って良いと思う。

「新」七つの大罪に違反しないよう、気をつけます。
(信者ではないけれど)

オフィスのプチ癒しスペース

とあるIT系会社のオフィスにて発見:

ビオトープ

従業員や来訪客の目を少しでも和ませようと設置しているものらしい。
写真では分かりづらいが、熱帯魚が数匹棲んでいる。

ビオトープ2

これ魚の世話どうすんだろ、っていう心配がある。
どうも会社の総務部門の業務の一環になっているようだけれど。
いいのかね、それでw

まあでも朝からオフィスにずっと詰めて働いていて、
パソコンじっと見つめているような仕事だと、こういうちょっとした一角が
癒しになるのかもしれないね。福利厚生ってやつでしょうか。

ちなみにこういう陸生プラス水生の小さな空間を指して
ビオトープ」と言ったりすることもあるようだけれど、本来の使われ方ではない。
ビオトープは生態系全体のなかにあるプチ生態系みたいな閉じた空間。

捕鯨が地球を救う?

何かと物議を醸している捕鯨の話題:

鯨肉を食べて地球を救おう-。捕鯨を支持するノルウェーの団体が、捕鯨は家畜の飼育よりも排出される温室効果ガスが少ないとする調査結果をまとめた。
同団体は、捕鯨船が排出する温室効果ガスの量を計算。牛の飼育で排出される量と比較すると、肉1キロ当たりの排出量は8分の1だったという。
同団体は「牛肉などほかの肉を食べるよりは鯨肉を食べた方が環境にやさしい」と指摘しているが、環境保護団体グリーンピースは調査結果に反発している。
[2008.03.17付 MSN産経ニュース/強調Ekojin]

Humpback Whale
ザトウクジラ
["Humpback Whale Breaching by Official Photographer"/Author:pingnews.com /cc-by-sa2.0]

・・・まあこれだけの情報ではなんとも言えないけど、面白い視点ではある。
クジラ自体の資源的価値も比べないと本当は意味がないとは思うけれども。

捕鯨問題は表面では科学を装いながらも、
実は感情論のぶつかりあいだったりもするので根が深い。
オーストラリアではカンガルーが増えすぎていて殺して食べているわけだが、
残酷だという人もいるらしい。
正直、ブタを殺して食べるのと何が違うのかが分からないんだけれども。クジラも同じ。
知能が高いからとか哺乳類だから残酷だ、という論調はまるで説得力がない。

現在、捕鯨推進の立場をとる国は世界では少数派。
ただし、そもそもクジラを乱獲したのは、現在反捕鯨の立場をとる国も含まれる。
それも、肉を食べるのではなく、油やヒゲといった「資源」目当てだ。
結局それらの需要が減ったことによって採算が合わなくなって撤退したに過ぎない。

・・・それがなぜ今になって「捕鯨は残酷だ」という論調を取れるのか、
とんと分かりませぬ。

最近クジラ食べてないなあ。

MyからOurへ。

ところで持ち物を「マイなんとか」、
っていうとエコっぽく聞こえるよね。

マイバッグ、マイ箸、マイカップ、マイ水筒、マイ灰皿。。。

この場合、「マイ」は「エコ」とも代用可。
水筒なんてマイ以外ないんだけどね。普通w

あるデパートにて:

MyHashi

あえて、「My HASHI」という表記にしたのが斬新。
いまさら「マイ箸」では普通過ぎるのかな。

あと、マイ箸は、読み方は「ばし」と濁らないのかね。
濁って読んでたけど。
それとも「ばし」だけど、アルファベット表記の時は本来の「はし」として
読ませるのかも知れないね。
株式会社をKK、って略すのと同じか。

マイなんとかの根底にあるのは、
いうまでもなく、「使い捨て」を極力減らそう、というリデュースの精神。

本当はさらに一歩進んで「共用しよう」というシェアの精神も加わると良い。
経済的に言えば、モノの私有ではなく、サービスの受益を中心にした仕組みね。
クーラーを買って所有して部屋を冷やすのではなく、
「暑いときに涼しくなりたい」という欲求を満たすサービスを受益して、
モノ自体はリースで使いまわす考え方。

アワ(Our)
この言葉が、次のエコを象徴する言葉になるのかも知れない。

MyHashi2

間髪入れずに間伐整備を

都内某所にて:
間伐材1

森林国家である日本は、
森林をしっかり管理し間伐材を有効活用するということが喫緊の課題。
上の写真は、地方自治体なりの方策のひとつ、ということなのだろう。
京都議定書の期限まで時間は少ない。

戦中から戦後にかけて日本の森林は荒廃した。その後の国民的な植林運動で回復し、50年代の国産材のシェアは9割に達していた。だが、外材との価格競争に敗れ、最近はやや回復傾向にあるとはいえ2割程度にすぎない。資源保護、ユーロ高などの要因で外材との格差が縮小したことに加え、合板などの加工技術の発達で国産材の競争力は向上しつつある。

人工林は、間伐をしないと木材としての商品価値が失われるばかりか、CO2の吸収力も低下する。木々が密集しすぎて、日光が地表に届かず、下草も生えにくくなる。崩れやすく、保水量も衰え、中、小規模の洪水でも、被害を招く。
[2008.02.11付 毎日新聞社説(Web版)]

森林事業の従事者も高齢化が進み、森林の荒廃は著しい。
社会問題になっている限界集落の問題も根は同じ。
日本の産業構造、社会構造全体にかかわる問題、と言っても良いと思う。
間伐材2

・・・官の協力も大事だけど、ここは民の活力の出番なのかな。
日本の森林を維持管理し、間伐材を有効活用すること。
そこにビジネスがぜったいにあるはずだ。。。

いろいろ考えては消え、考えては消え、、してますww

ECoke, please

日本コカ・コーラは(2008年2月)19日、電力使用量を従来に比べ40%削減できる飲料の自動販売機「e-40」を発表した。松下電器産業と共同開発した。排熱を保温などに使うヒートポンプを取り入れたほか、表示部には蛍光灯に代わり発光ダイオード(LED)を活用。(2008年)4月から切り替えを始める。
[2008.02.20付 日本経済新聞 /補足Ekojin]

同時発表の「ハピネスカフェ」は室内専用のシースルー型自販機。
どちらも、電子マネー対応型。

言わずと知れた自販機大国の日本。
街中に24時間稼動の「冷蔵庫」がひしめきあっている。
ホントに必要なのか、って考えると「もったいない」って言葉しか出てこない。
(自分があまり使わないからかもしれないけれど)

しかも驚くのが:

新型自販機はいずれもノンフロン冷媒を使用した環境配慮型。コカ・コーラグループの自販機は現在、業界で最多の98万台でこのうちノンフロン式は3000台に上る。新型機導入をテコに2008年にノンフロン式を1万台以上に増やし、20年までに全自販機をノンフロン式に切り替える。
[2008.02.20付 日本経済新聞]

・・・まだそんなものなんだ。。
約100万台のうち約99.7%はいまだにフロン式ということだよね。。。
いまどき家庭用冷蔵庫ですら順次切り替わっているのに。。
やや違和感。 何か他の理由があるのかもしれないけれど。

・・・電子マネー対応ならお釣りの心配要らないから120円にこだわる必要なくて、
たとえば「カーボンオフセット7円セット」とかもできるんだろうから、
今後の展開が楽しみではあるなあ。
シャリーン!と。
それなら買う気になるかもしれない。

いずれは、自販機のようなパッケージ売りではなく、
「量り売り」的なものになっていくという勝手な予想を立ててるんだけど、
それはまた別の話。

coka cola
「旧型」のコカ・コーラ自販機
["coka cola 新宿"/Author:pict_u_re /cc-by-nc-sa2.0]

エコカーなのかアンチエコカーなのか

量産車としては世界最安値になるタタ・モーターズのNano(ナノ)

Nano
Nano
["Tata Nano"/Author:bbjee /cc-by2.0]

2008年1月のニューデリー・オートエキスポで初公開。
9月にはインドでの販売が始まるという。
価格はなんと、10万ルピー(約28万円)
価格破壊としては、革新的だ。

そのナノに向けられる冷ややかな目:

Nanoが発売となるのはこの秋のことだが、すでに環境保護に熱心な人々は、この車が二酸化炭素の排出を大幅に増やし汚染拡大をもたらすと主張している。「この自動車は、大きな環境的災厄になるだろう」と、イエール大学で環境法を専門とするDaniel Esty教授は『Newsweek』誌に語っている。
[2008.02.12付 WIRED VISION日本語版]

・・・うん。容易に想像できることなんだけど、
クルマが安かったらクルマが増える
ガソリン需要が増え、環境に悪影響がある。
そりゃそうだよ。

そしてこの問題には別の懸念もある。それは、
ここまで安いクルマが出てくることが、将来の気候変動の予想に組み込まれていなかった
ということだ。

ナノは、「1kmあたり30g」のCO2を排出すると見積もられている。
平均的な欧州車の「160g」、それにEUが2012年に導入する排出基準の「130g」
などと比べてもはるかに良い数字だ。
そういう意味では環境配慮型のクルマだとも言える。
タタ社は、仮にインドのスクーターが全部ナノに取って代わったとしても、
よりクリーンだ、と主張している。

しかし、何万、あるいは何十万台ものNanoが路上を走るという可能性は、環境保護主義者らに懸念を与えている。インドの経済情報サイト『The Economic Times』によると、Nanoは発売最初の年でインドの自動車市場を65%拡大し、自動車売上を20%増加させる可能性があるという。
(中略)
50万台のNanoが路上を駆け巡り、それぞれが1年あたり約8000キロメートルを走った場合、インドの年間CO2排出量の8%弱程度に相当するだろうと、The Economic Timesは報じている。
[2008.02.12付 WIRED VISION日本語版 /強調Ekojin]

・・・難しい問題だけど、ガソリン車はガソリン車だ、という懸念は払拭できない。
これが電気自動車なら諸手を上げて普及を応援したいところなんだけど。

アルゴアもらっちゃいました

InconvenientTruth

当ブログにて、「ENEX2008展」(東京会場)のレポートを9度にわたって書いたのですが、
それがENEXのブロガー限定キャンペーンで上位3名に入った、ということで、
賞品の「不都合な真実」(アル・ゴア著)をもらっちゃいました!
記事数とか写真の数で選ばれたみたい。。 
すごい!ありがとうございます!

「不都合な真実」は、原語版はもっていたけれど、
日本語版はちょうど持っていなかったので嬉しいです!
映画のDVDも先日購入したばかり。
アル・ゴア氏の主張に再び耳を傾ける良い機会なのかも。

物議を醸した2000年の大統領選挙以降、
急に環境保護の分野での活動が目立っているゴア氏だけど、
実は彼が1970年ころから取り組んでいるライフワークでもある。
2007年にはノーベル平和賞を受賞したことは既載のとおり。

・・・地道に訴え続ければ、誰かの心に響くこともあるかもしれない。
Ekojin.comも、彼を見習って、こつこつと続けていきます。

クライメート・セーバーズ東京宣言

進取の気性に富むグローバル企業の宣言。

世界自然保護基金(WWF)と共同で温室効果ガス削減に取り組むソニーなど世界各国の12社が(2008年2月)15日、「気温上昇を最大2度未満に抑えるため先頭に立って活動する」との「東京宣言」を発表した。
[2008.02.15付 毎日.jp/強調Ekojin]

⇒「東京宣言」(仮訳)

WWFとソニーが共催した
クライメート・セーバーズ東京サミット2008」にて出された宣言。
内容は以下のとおり。

・ビジネス・パートナーとの連携を通じて、
 排出量削減活動の範囲をより広げていくよう努めます
・消費者や顧客にむけて低炭素型のライフスタイルを普及啓発していきます
・自社のカーボン・フットプリント(二酸化炭素排出量)および
 排出量削減活動に関する透明性を高めます
・業界の「大使」として、実証された成功事例を他社に広め、
 かつWWF クライメート・セイバーズ・ プログラムを
 他の産業部門や地域に拡大していきます

さすが。
国という枠を超え、志を同じくする民のパワーだ。
政府間は政治だ外交だメンツだ、と面倒だけど、彼らも温暖化に責任を負っている以上、
企業としての姿勢を対外的にもアピールしたい、ということなのだろう。

さて問題は、これをどう実行していくか。
そしてどう効果検証し、次のアクションをしていくか。
PDCAサイクルのDCAってやつだ。

・・・早いところ、具体的な行動がみたいところだけれど、とりあえず、好評価!

「東京宣言」署名企業(12社):
Allianz Group, Catalyst, The Collins, Hewlett-Packard, NIKE,
Novo Nordisk, Nokia, 佐川急便, ソニー,
Spitsbergen Travel, Tetra Pak, Xanterra Parks & Resorts

土手の再生 ~しながわ花海道

東京都品川区の「勝島運河」沿いで、とても良いプロジェクトが進行中。
その名も、しながわ花海道プロジェクト

花街道
[(c) しながわ花海道 /Webサイトより]

ゴミが散乱、犬の糞の悪臭などで汚かった勝島運河の護岸。
ここに花畑を作ろう、という着想のもとプロジェクト化したのが2002年7月。
以来、地元の商店街が協力して、1.5m四方の区画1200枚は、
四季折々の花が咲く美しい土手になった。

地元の小学校や一般申込みの人に区画を分けている。

畑1
畑2
畑3
(上)企業の名前も。

土手の使用許可は品川区が出している。
区が認定する「しながわ環境大賞」は、昨年は当プロジェクトが受賞した。
また、花海道の維持・管理は、住民の自主的な活動に委ねられている。
・・・官民一体となった気持ちの良いプロジェクトだ。
応援したい。

イスラエルのエコ戦略の思惑

イスラエルが電気自動車を国家事業にするらしい:

イスラエルは今後10年で脱石油社会になります」。
大型経済ミッションを率いて(2008年2月)28日まで日本を訪問したイスラエルのオルメルト首相は、電気自動車の開発を国家事業として進め、日本の産業界とも連携を深める方針を強調した。
イスラエルの電気自動車開発計画の中核はインフラ整備。全国の駐車場に50万個の充電装置を配備し、駐車中に充電できるようにする。通常のガソリン車に課す税金を72%と高くする一方、電気自動車は10%に抑え、普及を促す。
[2008.02.29付 日本経済新聞/強調&補足Ekojin]

Ramat Gan
ダイアモンド取引所のあるラマットガン地区(テルアビヴ郊外)
[PD/Wikimedia Commons]

イスラエルの行政トップによる、脱ガソリン宣言だ。
なかなか慧眼といえるかも知れない。
地球温暖化を進めるもっとも手っ取り早い方法は、
強固な意志をもった政治のリーダーによる有無を言わさぬ実行力
こういった国が多くなれば、環境問題も話が少しは簡単になるだろうに。

・・・もちろん、オルメルト氏の方針を、世界に先駆けてエコを実行していく宣言、
という風に額面どおりに受け止めるわけにはいかない。
石油利権を握っているアラブ諸国との宿命の戦いを少しでも有利に進めるため、
この中東のシリコンバレー国家が出した答えのひとつが、
この脱ガソリン宣言、見方によっては「脱アラブ宣言」ということなのだろう。
政治家は、常に政治的だ

既に日産のカルロス・ゴーンは、
イスラエル向けの電気自動車の開発を表明しているのだそうだ。
日本の経済界も、日本の政治とは切り離せないもの。
地球環境問題の行く末も、各国の政治的駆け引きと無縁ではいられない。

環境問題とその危機的状況に対して時に感じる無力感の原因は、
もしかしたらそういうことなのかもしれない。
・・・自分に何ができるだろうか。

MOTTAINAI-SHOP

東京・麹町にある「MOTTAINAI SHOP」。

Mottainai

2004年のノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイ氏。
同賞では初めて環境分野の活動家から選ばれた。アフリカ人女性としても初めて。
彼女が日本語の「もったいない」という言葉に感銘を受け、
世界中で「MOTTAINAI」を叫んでいるのはとても有名な話。

麹町のお店は、この「MOTTAINAIキャンペーン」のグッズを扱っている。
オンラインショップもある。→「MOTTAINAI SHOP
Tシャツやエコバッグ、マイ箸などのほか、
分別ペットボトルのキャップを切るハサミなども売っている。

店舗運営は、同じ場所にある「立巳物産」。
MOTTAINAIキャンペーンの協賛企業、ということらしい。
そもそもノベルティグッズ製作や特殊印刷などを本業としているけれど、
このMOTTAINAIへの協賛を機に、この会社の対外的な見え方は随分変わってきたのではないかな。
エコをやっている会社」、という風に。

・・・小回りが利いて時流をつかむことに長けた企業は、常に他に先駆ける。
自社の得意分野を時流に乗せた新事業展開ができるのは、
なかなか良いセンスだと思う。

物販はなかなか収益は厳しいだろうけれど、安定した事業になれば良いね。
がんばれ~。

「東京の江戸」 ~神楽坂・牛込・麹町ウォーキング

JR東日本主催のウォーキングイベントももう慣れたもの。

コース(約10.3km):

飯田橋駅 (Start) →
 筑土八幡神社 →
 神楽坂の横丁・石畳 →
 毘沙門天(善國寺) →
 東京理科大学近代科学資料館 →
 新宿歴史博物館 →
 消防博物館 →
 清水谷公園 →
市ヶ谷駅 (Goal)
コースマップ(飯田橋)
(コースマップ)

(下)筑土八幡神社の庚申塔。雌雄の猿に桃が描かれている。大変貴重な構図、とのこと。
庚申塔
 
(下)見慣れた神楽坂の華やかな光景も・・・
神楽坂1
 
(下)一歩路地裏には意外に静寂な石畳が。
石畳
 
(下)ところでこの神楽坂。昼の12時を境に一方通行の向きが変わる
神楽坂2

(下)つまりこういうこと。横道から見た標識。これを初めて知ったときは驚いた。
神楽坂3
 
(下)神楽坂にデン!と君臨する毘沙門天(善國寺)の狛「犬」。 イヌならぬトラ。これは珍しい。
毘沙門天
 
(下)東京理科大学近代科学資料館。計算機の歴史や展示物が非常に興味深い。 
近代科学資料館
 
(下)新宿区立漱石公園。夏目漱石の終焉の場所。
漱石銅像
 
(下)漱石公園の猫塚。 「吾輩は猫である」の猫の墓ではないらしい。
猫塚
 
(下)新宿歴史博物館にある四谷見附橋の高欄。 赤坂離宮のバロック式と合わせたのだそう。
高欄
 
(下)当時はハイカラだった路面電車。 ・・いや、おしゃれです。
路面電車
 
(下)於岩稲荷田宮神社。 四谷怪談の「お岩さん」のゆかりの場所だ。
於岩稲荷
 
(下)・・・で、「例の井戸」。 ヒューッ。 これは陽運寺
井戸
 
(下)服部半蔵の墓。 彼が槍使いだった、というのは初めて知った。半蔵門の名の由来。西念寺
服部半蔵
 
(下)紀尾井町の清水谷公園。 こんな綺麗な公園が意外なところにあったんだなあ。
清水谷公園

(下)紀尾井町にあった湧水の復元。清水谷の名の由来。
清水谷
 
(下)この地で斃れた大久保利通の哀悼碑(約6.3m)。彼の暗殺がなかった歴史を考える。
大久保利通

 
個人的に、このウォーキングのエリアは馴染みが深いところだった。
にもかかわらず、上で紹介したようなスポットを含め、たくさんの新しい発見があった。
神楽坂に昼行ったのは初めてですよww

現代の大都会、東京にも歴史は息づく
足元にも多くの「気づき」はあるものだ。

歴史に文化に思いを馳せながら、このエコツーリズムはとても為になる。
今後も続けたい。

大人の樹に成長しました!(gremz)

右のサイドバーで育てていた
苗木のブログパーツ「gremz」が、大人の樹に成長!
day80

(下)成長記録。背景とかバラエティがあって楽しい。

day0 day11
Day 0
Day 11
day19 Day25
Day 19
Day 25 は誕生日だった
day35 day39
Day 35
Day 39 雪が降ってる
day45 day58
Day 45
Day 58 はバレンタインデー
day80
Day 80 大人の樹!

・・・エントリー数や記事のキーワードなどに連動して成長し、
大人の樹になると、環境NGOの協力で実際の植樹が行われる。
それがすごい。
また、2本目の苗木もまもなくデビューさせてくれるのだそうだ。
何本も育てるのが楽しみだね。。。

これもひとつのエコアクション。

ツリーフリーなサトウキビペーパー

あるレストランにて:
TreeFree

サトウキビの絞りかすのことを英語で「バガス」(bagasse)という。
このバガスを製紙パルプの原料として紙を作る。

サトウキビを絞った汁から作られるものと言えば、
砂糖はもちろん、お酒だったり燃料だったり、と多彩(多才?)だ。
・・・・で、その絞りかすが紙になる、というのだから、これはすごい。
(というか英単語になっているのもすごい)
サトウキビ、やるね

Koeh
サトウキビ
[PD/Wikimedia Commons]

普通の木材は、紙を作るために作るのであって、
もし砂糖を作るために作ったサトウキビが、ついでに紙も作れるのであれば、
これはムダが少ない。
Tree Free」だって。うまいね。

・・・もちろん質の面や大量生産などのハードルはあるのだろうけど、
そもそもムダになってるものなんだから、基本的にリスクはない。

じゃんじゃん進めて欲しいなあ。

消費の上流に思いを馳せる

最近転職しましたが、新しい通勤ルートで定着した毎朝の日課は、
毎朝スタバでラテを買う」こと。

スタバはもともとお気に入り。
ノンスモーカーの憩いの場だ。
何よりラテが美味い。
(なんか、以前にも紹介したのでしつこいかもね)

エコに力が入っているのも好感触。
さらっと、(下)こんなポスターもあったりする。

FairTrade

「エスプレッソ入りのドリンクをお作りするときは、
豊潤なエスプレッソにスチームミルク、
そして、このコーヒー豆を生産してくれた農家への感謝の気持ちをミックスさせています」

・・・うん。
大事な考え方だ。
まさに、「フェア・トレード」の精神。

利益率を追求した現代の競争経済は往々にして、
水が低きに流れるがごとく、安い人件費を追い求めることになる。
土地はあるが賃金は安い、という条件を満たすのがBRICsなどの新興国。
先進国の生産拠点としてはまさにうってつけだ。
彼らの莫大な人口に対する雇用先としてのニーズもしっかりと満たす。

ただし、複雑化した生産・物流システムの結果として、
生産者が当然得るべき経済的利益を得ていない、ということが起こっている。
中間業者に搾取されているわけだ。
・・・そういう状況をなるべく改善しよう、という考え方を「フェア・トレード」という。
フェア・トレードについては、おいおいちゃんと扱います。

スターバックスのラテを毎朝飲むときに、
そのコーヒー豆を作った農家に思いを馳せられるかどうか。
支払った数百円のうち、いくらが彼らに渡るんだろう、と。

とても大事な考え方だ。
こういうポスターをみると、いつもハッと気づかされる。

名も知らぬ、知る必要もない無数の人の営みが、大量消費社会を支えている。

エコもしゃくしもアピールアピール

時代はエコ。
ノーベル「平和」賞が「環境への貢献」ということで授賞される時代だ。

環境ビジネスもかつてない盛り上がりを見せている。

メーカーは環境配慮設計を謳い、
物流はモーダルシフトを謳い、
環境コンサルティングが生まれ、
エコファンドが金融商品になり、
ベンチャーキャピタルは、起業家のエコマインドに将来性を見る。

こういうのとか、
宅急便

こういうのとかね。
EcoDVD

・・・で、ありがちなことなんだけど、
このエコブームの熱狂が「情報の玉石混淆」を生み出している。
クオリティの意味で。

ま、そりゃそうだね。
流行イコールビジネスチャンスだから、多少の無理エコだろうがなんだろうが、
各社必死でエコアピールをする。

そのうち、「エコ・リテラシー」という言葉が出てくるんだろうと思う。
あふれるエコの奔流のなかから、真のエコを見抜く力だ。

エコを考える必要性は誰だって理解しているんだけど、
いまひとつ踏み切れない人が多いのは、そりゃ一言で言えば、
うさんくさい」からだと思う。

エコを叫ぶことを、
時流に乗ったつもりの薄っぺらい社会活動家のように思われてはいけない。

その為にも日々勉強せねば。
エコ・リテラシーを高めて、その上で価値のあるものを世間に訴えていきたい。
がんばります。

環境対策?民間でやれや

木を見て森を見ず」というのはこういうことか、という典型のような話:

自民党が(2008年3月)4日開いた総務会で、地球環境問題や原油高騰を理由に深夜のテレビ放送の自粛を促す意見が相次いだ。
きっかけは、京都議定書の目標達成に向けた政府の「地球温暖化対策推進法改正案」。総務会はこれを了承したが、森山真弓元官房長官が温暖化対策に絡め「いつの間にかテレビは24時間やるようになった」と指摘。70年代の石油ショック当時、放送局が深夜放送を自粛した例を引き、「(温暖化対策も)それぐらいやらないといけない」と訴えた。加藤紘一元幹事長も「京都議定書も今や他人ごとだ。これでは目標は達成できない」と厳しい見方を示し、同調する意見が続いた。
[2008.03.04付 毎日.jp/強調&補足Ekojin]

世論喚起のためにも必要なんだってさ。
政調会長の谷垣さんも賛成してる。

なんだかな。。。
本質をものの見事にはずした机上の空論だと思う。

温暖化防止に必要なのはこんな付け焼刃的な対策ではなく、
産業界全体を巻き込んで、抜本的な理念の転換を促すことではないだろうか。
環境対策=経営阻害要因、という旧弊を経営者の頭から取り除くこと。
日本のCO2排出もエネルギー消費も圧倒的に産業界が占めている。
あるいは道路建設の計画を見直すとか。

深夜テレビ放送規制・・・。
そこにどれだけの広告費と雇用が動いているのかは無視?
ゴールデンタイムに出せない深夜番組が日本のコンテンツ文化を
底支えしている実態も関係ない?
ライフスタイルも変化した。
オイルショックのときと同列に考えること自体大きな間違いだ。

TVmidnight
深夜テレビ放送の番組表
[ONTVWebサイトより引用]

こんな責任転嫁を言う前に、当然公用車はやめてるんでしたっけ。
自民党の御歴々様。
党内のペーパーレス化は。

環境問題とか崩壊寸算の国家財政なんか関係ねぇとばかりに
なりふりかまわず道路財源を確保しようとする自民党が、
つまり環境よりも道路利権が大事な自民党の幹部連中が、
「そうだそうだ民間がやれ」と一致団結する。

・・・なにこれ。
こんなんで洞爺湖サミットを環境サミットとしようとしているのか・・・。
説得力ないなあ。
ザンネン。。。

北極海の先住民のアクション

訴訟社会アメリカらしいニュース:

地球温暖化が原因で海岸の浸食が進み、集落の存続が脅かされているとして、米アラスカ州の小さな島の先住民らがこのほど、石油、電力などの大手企業24社を、サンフランシスコの連邦裁判所に訴えた。
訴訟を起こしているのは、北極海の西の一角、チュクチ海に面したキバリナ市に住むイヌピアット・エスキモーたち。海とキバリナ川にはさまれた約13キロの細長い島で、約390人がサケやアザラシを捕って生活している。
[2008.03.01付 CNN.co.jp]

Kivalina
キバリナ市
[PD/Wikimedia Commons]

KivalinaLocation
キバリナ市の位置 (アラスカ州)
[GFDL ver.1.2/Seth Ilys, 2004]

冬の間、海氷を盾にして、嵐や波から集落を守って暮らしている集落。
例年10月ころから凍る海が、地球温暖化の影響で、2007年は12月になっても凍らなかった。
洪水と高波で、とても住民が住める状態ではなくなりつつある。
仕方ないので別の場所に移住しようとしても、4億ドル以上かかる移住費用が捻出できない。
温暖化に関して誤った情報を流し続けてそれを助長してきた企業たちが
この費用を負担せよ、というわけ。

訴えられたのは、
BPアメリカ社、シェヴロン、ピーボディ・エナジー、デューク・エナジー、サザン・カンパニーの他、
エクソン・モービル、アメリカン・エレクトリック・パワー、コノコ・フィリップスなど。
石油9社と、電力14社、石炭1社の計24社だ。
いずれも業界を代表するアメリカの大企業たち。

・・・なんちゅうか、この24社だけが原因ではないし、因果関係を立証するのは大変そう。
気持ちは非常によくわかるけれど。勝訴を勝ち取るのは難しいんじゃないかな。

ただ、この世界一の訴訟大国でたまに出てくるこの手の訴訟、
その結果がどうであれ、社会の目を現実に向けさせるのには一役買っている。
タバコ会社やハンバーガー会社に対する訴訟は毎回大きなニュースになる。
現に、このニュースでキバリナを初めて知った。

Alaska Glacier
アラスカの氷河
["Alaska Glacier"/Author:ThijsFr /cc-by-nc-sa2.0]

・・・世界に対して何かを訴えたいときに、
アメリカでは大企業相手の訴訟を起こす、という手法が有効だ、ということだ。
結果的に世界の目が向いてくれて、少しでも問題の解決に役立つのならば良いことかもしれない。

日本ではどんな方法が考えられるだろう。

・・・「2chから火をつけよ」かね。
もしかしてw

エコ幕府に学ぶ社会の仕組み

普通、都市が発展すれば森林が減少し、
森林を守ろうとすれば発展を少し抑制させなければいけない、と考える。
でも必ずしもそうではない、という話。

日本は世界有数の森林国だ。
国土の約64%、約2400万ヘクタールの面積が森林。
世界平均の29.6%、アジア平均の19%と比べても圧倒的な比率だ。

Suishou pond
["Suishou pond"/Author:tsuda /cc-by-nc-sa2.0]

では日本は昔から森林国だったかというとそうではない。かつて日本の山は禿げ山だった。人間が街を作り、活動が盛んになるに従って、徐々に森が茂っていったのである。本来人間は生態系の仕組みの中で営みを続けていたのであり、人間が栄えることで生態系全体が活気を帯びることが可能だった。
[2008.01.30付 フジサンケイビジネスアイ/強調Ekojin]

・・・つまり、人間と森林は、完全に共存していた。
荒れ地だった江戸地方に徳川家が幕府を開き、300年間繁栄した江戸時代を通じて、
豊かな武蔵野の森林が形成されていった。
人間の営みは自然のサイクルのなかに完全に組み込まれ、「ゴミ」という概念はなかった
人間の出す生ゴミや糞尿は、堆肥となって森を潤した。

人間が栄えれば、森林が栄えた、ということだ。

江戸時代はリサイクルの時代。
江戸時代の日本に存在した「完全循環型文明」は、世界的にも稀有な現象と言っていい。

・・・プラスティックと人工化学物質に象徴される欧米式の大量消費システムが
戦後の日本を発展させたのは間違いない。
そして、日本が江戸時代に戻れないことも、これまたはっきりしている。

ただし、リデュース、リサイクル、リユースの3Rに加え、
自然との共生すら完璧に実現していた江戸時代に学ぶことはまだまだ多そうだ。

発達した資本主義経済に、「自然」という新しい要素を加えることはできないものか。
マクロ経済の財の還流を語るのとまったく同じ文脈で自然資源の還流を語る、
という仕組み。
自然資本経済」という新しい経済の形。

・・・そのような社会を目指したい。

南アルプス
["南アルプスl"/Author:ありがとうございます /cc-by-nc2.0]

クライメート・ジャスティスという概念

国際環境NGO「FoE Japan」によるセミナー&ワークショップに参加してきた。
FoE

今回のテーマは、
クライメート・ジャスティス」(Climate Justice=気候の公平性)について。
配布資料

「クライメート・ジャスティス」。
地球温暖化対策の背景にある不公平な構図を是正しようとする動きのこと。

ここでいう「不公平」とはなにか:

1. 温暖化そのものにおける不公平
 ・・・先進国が原因で起こっている地球温暖化の被害を発展途上国がもっとも被る、という不公平

2. 温暖化対策における不公平
 -1. 温暖化対策が、「先進国の市場主義」の要素が強い、という不公平
    (先進国が国家としての責任を果たしていない)
 -2. 代替燃料の需要増大による途上国の食糧不足や森林破壊、という不公平
 -3. クリーン開発メカニズム(CDM)の配分が中国(66%)やブラジル(10%)などに偏っており、
   最も対策を必要とするアフリカ地域がたったの2%、という不公平
 -4. 「温暖化適応対策」の名のもとに、必要性を吟味しないで行われる大規模公共事業。
   たとえば、無駄なダム建設など。 その負の影響は結局、地元民が負う、という不公平
 -5. 温暖化対策よりも開発を優先させたい途上国における不公平感

・・・どれもこれも、とても納得感がある。

セミナー部門での各先生のお話は非常にためになった。
漠然と、「温暖化対策」というだけではなく、世界規模での「公平」を担保する必要がある。

2-1は先進各国が、国家としてこの温暖化の責任を取るべきであって、
民間の市場主義に委ねるのはなにかおかしいのではないか、という警句だし、
2-2/2-3/2-4は、途上国の真のニーズの理解を誤ったために起こっていることだ。

2012年に京都議定書の約束期間が終了したあとは、
いよいよ地球全体でこの問題にどう取り組むか、という視点が必要だ。
ぐちゃぐちゃ眠たい責任逃れを言い続けているアメリカはもとより、
途上国も含めておなじ土俵に乗らなければいけない。
そのためには、少なくとも「公平な仕組み」が必要だ。
おそらくすべての国が「納得」することはないだろうけれど、
それでも公平感がなければ絶対に議論はまとまらない。
この枠組みを決定するのは2009年末。
時間は少ない。

第2部のワークショップの時間では、グループに別れて、
与えられたテーマについての議論の結果を発表する:
Presentation

・・・こういう草の根的なワークショップが、いずれは政治を動かせるかもしれない。

選挙で代議士を選び、汚職や腐敗を心配しながら
地道に国会の場での問題提起を待つよりもよっぽど近道かもね。

これからも積極的に。