August, 2008 のアーカイブ

リグニンで目指す持続的な工業社会

持続的な工業ネットワーク」という、斬新かつ素晴らしい概念が打ち出されている。
ビッグイシューにあった舩岡正光教授(三重大学大学院/生物資源学研究科)の
インタビュー記事が面白かった。

樹木から抽出したリグニン(リグノフェノール)を使えば、リグパルという人工木材や、衣類、パソコン、携帯電話、医薬品、自動車の車体まで、あらゆるものをつくることができる。しかも、使い終わったリグニン由来の製品は、新しい分子に転換することで、何度でも新しい製品に生まれ変わることができる。最後の最後にはCO2として大気中に戻っていくのだが、製品として存在するこの「長い時間」こそが、環境問題を解決する重要なポイント、と舩岡さんは語る。
[2008.07.15付 ビッグイシュー日本版 99号/強調Ekojin]

Coastal_redwood
セコイアの樹
[PD/Wikimedia Commons]

・・・画期的。驚いた。
樹木の幹に含まれる(というかそれで構成されている)リグニンセルロース
樹を樹たらしめているというか、樹が固い理由というか。
木化」という言葉の意味は、
この超複雑な分子構造であるリグニンとセルロースの塊になる、ということを指す。

そのリグニンという分子を使って工業製品をつくり、
また組み替えることによってCO2を半永久的に固定しようという提案だ。

「もともと自然の生態系では、植物が大気中のCO2を固体として固定し、気の遠くなるような長い時間をかけて、大気中に戻しています。だから、私たちもその生態系に沿ったかたちで、長い間、製品としてCO2を固定化しておく必要があるんです。でも、一つの机を500年使えと言われても無理な話ですから、何にでも生まれ変わることができる分子素材としてリグニンを使いながら、次の世代に渡していくんです」
[2008.07.15付 ビッグイシュー日本版 99号/強調Ekojin]

とても素晴らしいと思う。
工業製品そのものをなくす選択肢はないわけだから、
いっそその工業製品の構造の発想を変えてしまおう、という試みだ。

すごい。実現して欲しいなあ。

ダンボールコンポスト(3) ~あったまってきた

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compost3
[13日目 / 36℃]

この1週間、ずいぶんあったまってきた!
ある日を境に30度を超えてきて、最近は大体34~37度で推移。
微生物くんがワサワサと活動し始めた、ってことだ。

攪拌すると、むわっとした空気が立ちのぼる。

基本的に、出た生ゴミは分け隔てなく入れてる。
納豆、魚の骨、キウイの皮、枝豆の皮、キャベツの芯、、、
賞味期限切れたコンビニのおにぎりも入れといた。

結構楽しい。
生ゴミをただ燃やすのってつくづく勿体ないなあって改めて思った。

屋外の雨に濡れない場所においているのだけれど、
ちと小バエっぽい虫が現れはじめたので、対策を考えよう。
フタを工夫かな。

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ベンツにガソリンは不要?

日本では「なんとなく高級外車」というイメージがあるメルセデス・ベンツ。通称ベンツ。
そのベンツがガソリン車を止める?
というホントかな、というようなニュース:

イギリスの日刊紙「The Sun(サン)」によると、メルセデスベンツは7年以内に石油で動く自動車を全廃する計画を立てており、理由としては環境に配慮してエコフレンドリーにするためというのもあるが最終的には結局、石油燃料が尽きてしまうため、だそうです。
(中略)
この計画によると現在のエンジンを順次、ハイブリッド、電気自動車、そして水素を燃料とするエンジンに変えていく予定になっており、次の10年間の間に開発を行うとのこと。しかしその第一弾は既に今年(2008年)の10月に売りに出される新しいAおよびBクラスのモデルで「Start/Stop」テクノロジーとして採用されており、この技術を使うと赤信号で止まる度にエンジンが停止、ブレーキペダルから足を上げると再びエンジンが動き出すようになっているとのこと。これによって9%以内の燃料効率改善が期待できるそうです。
[2008.06.27付 GIGAZINE日本語版/補足&強調Ekojin]

Mercedes-Benz
メルセデス・ベンツのスリー・ポインテッド・スター
["Znaczek Mercedesa"/Author:BeconowyPaschtet /cc-by-sa2.5]

・・・うーん。意外だ。7年以内。。。つまり2015年まで。
この記事はイギリスの大衆紙The Sunからの孫引きだから、
一応原記事も読んでみたけど、それでも意外性が残る。

でもね。
この、ガソリン車→ハイブリッド車→電気自動車 and 水素燃料電池車
という流れは、いまやどの大手メーカーも指向している流れ。
だから別に意外じゃないはずなんだ。

じゃあ意外性を感じるのってなんだ?
ってよく考えたら、
単に「日本車メーカーじゃなくて意外」ということなのかもしれないw
そういう思い込みって、あるよね。

というわけで、「全廃」ってのはいくらなんでもマユツバなんだけど
本当にできたらすごいこと。
子供のときに描いた未来の輸送手段と、
ガソリンじゃんじゃん使う今の姿にはちょっとギャップがある。
ようやくそれが実現するかも、ってことだ。

他メーカーも追随すれば良い良い。

エコランゲージ(8) ~農業問題の本質

都市化が進むと、農業のあり方も変わってくる:


14. 長期的な農業問題

そもそも人が「農民」となるということは、
エネルギーを得る為に自分で植物を取ったり種から育てたりして、
それを繰り返したときだ。
やがて肥料を工夫するなどしてより多くの収穫を得て、
それを他の作物にも応用してさらに多くの結果を得る。

その収穫を街に売ればお金になる。モノが買える。
お金があれば農業にさらに投資ができる。
機械を導入したり、化学肥料を導入したりして、
さらに多くの収穫を得ることができ、またまたお金になる。

それ自体は良いことなんだけど、同じことをする他の農民たちはゴマンといる。
選別と淘汰
ある農民たちは他の職業を選ばなければいけなくなる。
それが「農業問題」というわけだ。

・・・え?と思うかもしれない。
経済における普通の需給調整の話と何が違うのか、という。
これが床屋だろうがパソコン販売店員だろうがタレントだろうが、
必要とされる以上に人が余ったら、誰かが辞めなければいかん。
それだけのハナシでは、と。

でもやっぱりそれが一次産業の特殊なところと言えるのでは。
特殊というか、ある意味では本質的なところ。

起源としては、耕して、獲って、食べるか他人と交換する、
というだけだったはずの農業は、経済合理性という原理に取り込まれ、
その中で発展してきた。

自然から得るエネルギーと消費するエネルギーは
バランスが取れていることが原則だったはずだけど、
今の社会における「経済合理性」には自然の要素が不当に低く評価されているために、
ここにアンバランスが生じている。

淘汰があっても良い。
ただ、そのときの合理性は「自然資本」が正当に評価されていないとおかしい。

・・・ちょっと長くなったな。
また次回に回します。

安全と音=safe and sound

なるほどね。。。

英ロータスエンジニアリングは、電気自動車やハイブリッドカー向けに車外騒音発生装置『セーフ&サウンド』を開発した。リアルなエンジンサウンドにより、低騒音車が走行中であることを周囲に認知させる
(中略)
エンジンサウンドの合成あたっては、車速信号やスロットルペダルの動きを車から拾って、システムのオン/オフや音量・音質を自動的に制御する。ドライバーに聞こえる音はほとんど増えないという。
[2008.08.17付 Response/補足&強調Ekojin]

Toyota_prius
ハイブリッドカーの代名詞、トヨタ・プリウス
[PD/Wikimedia Commons]

・・・そうだね~。
確かにプリウスにスッと後ろまで迫られていたことに気づかなくてヒヤリとしたことがある。
静かなことが危険なこともあるってことだ。
特に視覚障害者にとっては非常に深刻な問題。

そしてそして。
この装置のもうひとつの素晴らしい点は、そのネーミング。
セーフ&サウンド」。

英語で“safe and sound”と言えば「無事に」「安全に」という意味の慣用句。
この場合のsoundは、「音」の意味ではなく、「整った」とか「健康な」という意味。
で、その慣用句が、音の意味も引っ掛けて「安全」製品の名前になっている。
ウマイね!

・・・ところで素朴なギモン。
発生させる音は何の車種の音なんだろ。
ポルシェとかのスポーツカーとかならカッコいいかもしれないけど、なんか本末転倒w

無自覚な緑化活動への警鐘

長らく砂漠緑化の現場にいた人にしか到達し得ない「現場感覚」というものだろう。

「私たちも最初は、木を植えれば砂漠化が止められると思って中国に行きましたが、そんな単純なことではなかった。北京の実例からしても、近年の降水量は劇的に減り、緑化によって雨が増えることはない。むしろ、木を植えて森林をつくることは、水収支ではマイナスになることの方が多いようです」(NPO法人「緑の地球ネットワーク」事務局長・高見邦雄氏)
[2008.07.15付 ビッグイシュー日本版 99号/強調Ekojin]

なるほど・・・、「水収支」。
それは新しい視点だ。
「CO2収支」の方に注意が行きがちだけど、
砂漠化ということは水の問題でもあるわけだから、非常に的を得た視点だと思う。

高見氏は、中国の黄河高原で17年以上も植林を続けてきた方。
そのベテラン中のベテランが、単純に木を植えるだけの砂漠緑化に警鐘を鳴らす。

砂漠を森林にすることで水の蒸散量が増えるのは確か。
だけど、地球は自転しており、蒸散して雲になった水は東の方で雨を降らす。
もともと砂漠になるくらい水が少ない土地から水をくみ上げて、東に移動させる、
というだけになりはしないか。
何も考えずに砂漠への植林を行うということは、
かえって地域の水格差を拡大させることもある。

「水の必要量が少ない樹種の選択や、現地に合った適切な技術導入こそが重要だった」(高見氏)
[2008.07.15付 ビッグイシュー日本版 99号/強調Ekojin]

例えば・・・
植樹では3種類の松に潅木を混ぜるという「混植」を行う。
また、その松の活着率を高めるために菌根菌を使った育苗を導入する。。。

要するに、植林ひとつとっても、無邪気に無自覚に行うのではなく、
しっかり考えて行うことが重要、ということだ。

イノセントなボランティアの無邪気さが、本当に苦しむ人の苦しみを増長させることもある。

適地適作と適切な技術
肝に銘じないと。

ダンボールコンポスト(2) ~住みやすい環境づくり(微生物の)

<<PREV [ダンボールコンポスト(1) ~始めてみました]
compost2
[8日目 / 28℃]

ダンボールコンポストは、
始めてから1~2週間程度で微生物の活動が活発になるらしい。
それまではひたすら生ゴミを投入し続け、よくかき混ぜる(これ大事)。

基材としていれる「ピートモス」(peat moss)とは、
湿地のミズゴケ等が長年をかけて泥土になったものを乾燥させたもの。
通気性や排水性に優れ、微生物のすみかとなるスキマが多い。
好気性の微生物たちは、
そんな家ですくすくと育ち、入ってきた大好物の生ゴミたちをガシガシと分解する。

我がコンポストは、諸事情により、
彼らが好む環境よりはちょっぴりだけ寒いところに置いちゃってるかもしれないけど、
それにめげずにがんばれ~。

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3本目gremz

ブログパーツ植林の「gremz(グリムス)」、3本目の大人の樹に成長。
ちょっと並べてみる:

Gremz_3rd
左から1本目2本目、3本目(今回)

gremz_growth
マイグリムス成長記録

発芽してから大人の樹になるまで、(毎日更新で)70~80日くらい、ということか。
公式サイトもだんだんにぎやかになってきて、
仕掛けも増えてきた。

今回も樹の形が変わってて面白い。
一定本数のグリムスを育てるとプレミアムブログブログパーツも現れる、
とのことで、楽しみです。

・・・バーチャルではないリアルな植林もまた行きたいな。
それまではバーチャルで我慢。

エコランゲージ(7) ~働くということ

働くということをシンプル化するとこういうことになる:


6. 労働

何らかの「エネルギー」や資源を投入し、その代わり何らかの「エネルギー」やモノを得る。
この仕組みは、基本的に、動物が狩りをして食物を得るのとなんら変わらない。
やがて人間は、より多くを得る為により少ないエネルギーや資源で済むように、
すなわちより「効率的に」働くことができるように道具などを工夫してきた。
効率的に働けば、その分収支は多くなる。
余剰分は、他の人と交換することができる。
あるいは、集団の取引が活発になり、集団としての蓄えを多く持つことができる。

・・・さて、これが働くということの本質だっていうんだけど、
やっぱり「シンプルにすれば本質が見える」というのは本当のことだと思う。
なぜなら、このモデルには、なんと「お金」が登場しないのだ。
働くことは、お金とは無関係?

・・・そりゃそうだ。 お金は本質ではない。当たり前だ。
お金は媒介として仲立ちするだけ。
労働の本質は、自然にエネルギー投入して自然からエネルギーを得ること

ところが残念なことに、
近年の資本主義経済の仕組みはあまりにも複雑になり過ぎており、
この本質が見失われつつある。
その結果、経済においては、「自然環境」は単なる背景と堕し、
原油の埋蔵量、という形でくらいしか(それも枯渇する間際になってようやく)、
その資源の経済性が表舞台に登場しない。

本当はあらゆる経済活動や労働活動の根本には、
自然から得るエネルギーが考慮されるべき
なのに。

これこそがエコ・エコノミーの考え方だと思う。

リサイクル・バイシクル

ビミョウなエコグッズ:

イギリスのSheffield Hallam(シェフィールド・ハラム)大学の学生が、
ダンボール自転車を作ったそうな。
他の国と同様に、イギリスも自転車の盗難が後を絶たないらしく、
ある統計によると71秒に1台が盗まれているとのこと。
盗まれるのがイヤで自転車にシフトしない人々の考えを改めることができれば、
と思って、この強化ダンボールの自転車を作ったみたい。
エコだし、軽いし、安いし、ということで、イチオシだって。
チェーンやタイヤはダンボールではないけれど、それもリサイクル品を使っているそう。
製作コストは15ポンドだから約3000円。

・・・むーなるほど。
まあプロトタイプ、ということなので、多少のデザインの「渋さ」には目をつぶるとして、
それにしても上の動画。
BBC Newsの映像ということだけど、実際に試乗しているところがないじゃないかw。

まあなんにしても夢がある話です。
この学生は、プロダクトデザイン科の学生ということで納得。
いずれプロのエコプロダクトデザイナーとして活躍して欲しいもの。

海岸のゴミひろい

アメリカの環境NGO「Ocean Conservancy」(オーシャン・コンサーバンシー)が主宰する
世界規模の海岸清掃キャンペーンが、「国際海岸クリーンアップ」キャンペーンだ。

日本では、「クリーンアップ全国事務局(JEAN)」というNGOが窓口を務めている。

1日に行われる海岸清掃キャンペーンとしては世界最大のものらしい。
このキャンペーンでは単に海岸をキレイにするだけではなく、
世界共通の方法で、回収したゴミの分類を行っている。

Top10debris
世界のゴミの分類別トップ10(2007年)
[Ocean Conservancy / International Coastal Cleanup "2007 Data Report"より]

タバコの吸殻が200万本近く。全体の27.2%。。。
世界の海岸から回収されるゴミの実に38%が「タバコ関連」という結果。
海に捨てる人が多いんだね。。。 
それか、本人は排水溝に捨ててるつもりでも、結局海に流れ着いている、ってことかな。

これはなんとかしたいなあ。
是非このキャンペーンに参加したいと思った。

どうも近所ではやってないみたいなので、何か考えます。

「水」色の世界基準

(下)この色を水色と呼ぶことに、普通、何の違和感もないはず。

水色はその名のとおり、水の色ということだ。
逆に、水の色がこの色なので、この色を水色と呼ぶようになった、ということ。

ここまで言えば何を言いたいか分かってくれるとおもうけれど、
水がこの色、というのは当たり前のことではない。

ボルヴィックが、「あなたは水をなに色で描きますか」というキャッチで募集している
みんなのみず お絵かきコンクール」。
ユニセフの支援キャンペーンの一環だが、説明書きにこんな言葉がある。

マリ共和国だけでなく世界には水の色を「茶色」「黄色」等の色と思っている子どもたちが数多く存在します
世界の子どもたちが置かれている水の状況を日本の子どもたちが知るきっかけとなり、問題解決のために小さな一歩であっても行動を起こすことの大切さを感じる機会となることを目指し、応募総数と同じ数の色鉛筆をマリの子どもたちに贈る仕組みを採用したお絵かきコンクールを実施します。
[キリンMCウォーターズ社「ボルヴィック」Webサイトより /強調Ekojin]

・・・そういえば、思い出したけど、
子供の時に初めて教えられて以来口に出すのに慎重になっているのが、
「肌色」という言葉。
この言葉に付きまとう差別主義の臭いは、
どうもエセ平等主義者的には悪いことのような気がして。

この水色のハナシはそれに似ているかもしれない。
水色が水の色から名づけられるということの、エセ世界基準だ。
これは、また、慎重になってしまうかも・・・・。

リサイクル大文字 ~京都

京都の風物詩とも言えるイベントにもエコ導入:

松食い虫被害に遭った国有林のアカマツの天然木が、京都の夏を彩る「五山送り火」([8月]16日)の一つ「大文字」の薪(まき)として、今年(2008年)初めて使われることになった。運営法人による薪の自前調達が難しくなったためで、朽ち果てるしかなかった被害木が伝統行事でリサイクルされることになった。
[2008.08.15付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]

Okuribi-dai
如意ヶ岳の大文字
[GFDL ver.1.2/J_o, 2005]

毎年8月16日に京都の夜を妖しく照らす五山の送り火。
遅くとも江戸時代前期から現在のような形で受け継がれている日本の伝統行事だ。
「大文字」を始め、5つのシンボルを五山で燃やし、
お精霊(しょらい)さんをあの世へ送る。

燃やすのに適した樹齢80年前後のアカマツが少なくなってきており、
薪の確保に難儀していた主催者に対して、
林野庁の京都支部のひとつが、虫害で腐りかけていたアカマツの提供を申し出た。
今回は全体の使用量の約1割にあたる薪がそうしたリサイクル材なのだという。

・・・これはとても良いことだと思う。
多くの伝統行事が時代の変遷とともにその意義や方法を見直さなければいけないなかで、
今回のリサイクルの話は、エコブームをうまく活用できた良い例だと思う。
(こういうメディアへのパブリシティも含めて)

伝統とエコは一見対立しそうだけれど、
知恵次第ではうまく活用できる、ということだ。

伊勢の神宮の式年遷宮も近づいてきている(2013年)。
1万本以上のヒノキを使用するあの20年に1度の大イベントでも、
エコ時流に乗ったその手の工夫がされるのかどうか。
今から楽しみです。

ダンボールコンポスト(1) ~始めてみました

静かなブームになっている「ダンボールコンポスト」、
面白そうだったので始めてみました。

Compost1

「コンポスト」(compost)とは、堆肥のこと。
家庭から出る生ゴミをダンボールの中で微生物に分解させて堆肥にする。

ダンボールの中に「基材」として入れるのは、「ピートモス」と「燻炭(くんたん)」。
これらのなかにうじゃうじゃいる微生物(正確には好気性微生物)が、
生ゴミを分解して堆肥にする。

生ゴミってほとんどが水分。
燃えるゴミとは言えこれを燃やすとなると結構エネルギーがいる。
だから、自然のあり方を借用して微生物に分解させる。
ダンボールは、通気性に優れ水分を吸収して蒸発させてくれるのでとても良い容器。

早速いろいろ入れてみた。
1日に500グラムくらいは投入可、とのことでほぼ日々の生ゴミ全部突っ込めそう。
固いものはあまり入れないほうが良いらしいけど、
とりあえずあまり気にせず魚の骨とか桃の種とかも入れてしまおう。
1~2週間すると徐々に分解が進んで温度も上がってくる、とのことで楽しみ。

定期的にレポートします。

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中国の環境問題

北京オリンピックが佳境を迎えている。

選手たちの美しい汗と栄光と涙の裏で、
こういう場だからこそ世界に晒されている暗部も多い。

そのほとんどが、かの国の共産党一党独裁の弊害と言えるものばかり。
例の口パクやCG花火もそうだけど、もっと重い問題としては、
人権問題、報道規制、貧困問題、根強い中華思想などがキーワードになってくる。

フー・チンタオ(胡錦濤)主席と「記念撮影」させるために、
ブッシュ米大統領や日本の福田首相を含めた各国首脳を一列に順番待ちさせる、
という露骨な「朝貢外交」の演出も、正直言って不快感しか持てない。

・・・そしてもうひとつの中国の暗部といえば、環境問題。

Beijing_Pollution
ある日の北京の大気
["World's most polluted city"/Author:Princess Pie! /cc-by-nc-nd2.0]

河川や湖の6割が深刻な汚染にさらされ、
土壌が重金属にまみれた地域が何の対策もされずに放置され、
「光化学スモッグを霧と呼ぶらしい」
などと欧米のメディアに揶揄されるほど深刻な都市部の大気汚染

細かい原因はさまざまだろうが、主因は明らかだ。
つまり、経済発展に伴う急激な開発に環境対策が追いついていないこと
日本が高度成長期に各地で起こした深刻な公害問題と全く同じ構図だ。
企業(あるいは国家)が、
経済的な果実を得るために取り返しのつかない被害を垂れ流しているという点でも、
肝心の地元の人たちに環境教育が行き届いていないという点においても。

大きく違う点は、中国は情報統制国家ということだ。
簡単に言うと、中国共産党に都合の悪いことは、国民の耳には入らない仕組みになっている。
インターネットはそもそも普及率自体が低いけれど、もちろん情報統制の網はかかっている。
検索エンジン対策(いわば”逆SEO“)はバッチリだ。

だから、水俣病などのように、原因企業や、ましてや国が被害者から告発される、
などということは基本的にあり得ない。
仮にそういうことがあっても握りつぶされるか、却下される。
万が一法廷で争う、などという奇跡が起こったとしても、ほぼ100%国が勝訴する。
(そしてもちろん報道されない)

一党独裁国家、ということは基本的にそういうことだ。
毒ギョーザの対応に驚いても仕方ない。
オリンピックという国家威信の絶好のアピールの場で、
地球上の5分の1の人々を擁する前近代国家が
残る5分の4の人々に見せつけたのは、そういう体制の明らかな矛盾の数々だ。
非政治的な祭典の場なので非常に残念なことだけど!

声を上げなくてはいけない。
奇病で苦しむ汚染地域の人々の為に。
水が足りない農村部の人々の為に。

そして、黄砂や汚染クラゲが国境を越えて被害をもたらす「周辺国」の人々の為に。

「温暖化をエンジョイ!」

地球温暖化の一般的な説明のあとで、
ちょっと待って。 地球温暖化は私たちの生活を止められない。
というキャッチが続く。

イタリアのアパレルメーカー「DIESEL」によるキャンペーン:

1分27秒からの一連の静止画広告は、
センセーショナルな「温暖化はもうすぐ」シリーズ。(ここにまとまってる)

まるでウィンターシーズン直前のヴィクトリアスポーツが、
「さあ準備はいいかい?」と言って楽しい冬山を待望させるキャンペーンのように、
地球温暖化が進んだ世界を描いている。

・・・不謹慎だろうか。 確かにそういう面もあるだろう。

でも個人的には肯定的に捉えている。
しょせんフィクションなのだから、刺激が強いくらいがちょうど良いと思う。
いま世界のエコ界に必要なのは、具体的な対策の積み重ねと、
あとは、個人個人の「意識付け」だ。
結局それがないと一過性のブームで終わる。

こういう広告を見て、それで議論が起こり、
結局個人個人が地球全体のことを少しだけ考える、
それが必要なのだと思う。

エコランゲージ(6) ~循環するということ

エコランゲージ記法には、ムダになっていることや衰弱していることを表す記号もある。


ムダ/衰弱

植物に蓄えられた太陽エネルギーは、全てが動物などに食べられるわけではない。
落ち葉という形でエネルギーが「ムダ」になることもある。
また動物も、その全てが次の食物連鎖のプレイヤーのエネルギーとなるわけではない。
動物の糞などは、「ムダ」になるエネルギーだ。
・・・「ムダ」?

いやいや。
われわれは既によく知っているとおり、それらはムダではない。
落ち葉や糞は微生物により分解され、窒素酸化物となってまた「土」になる。
土と水と太陽の光は、その次の植物に受け渡すエネルギーとなる。
エネルギーの循環だ。

気体も同様で、植物が排出する酸素は、
その植物を食べる動物の「食道」を通じては渡されないけれど、
いつか「肺」を通じて渡されることになる。
肺から酸素を吸った動物は、CO2を吐く。
CO2は植物にとって欠かせない気体であり、
酸素は動物にとって欠かせない気体だ。
植物と動物の間を、酸素とCO2が循環している。

・・・基本的なことばかりだけれど、
動画の最後で言及されている「公害」はなかなか難しいことだ。
工場から排出される有害物質は、そういう循環の輪に乗らない。

乗らない? ってその場合はどこに消えてしまうのだろう。
自然が想定していなかった事態ということだ。。。

・・・今日は終戦の日。

エコランゲージ(5) ~文法のおさらい

さて、YouTubeで見つけて感動して、
若干唐突な感じに続けているこの「エコランゲージ記法」シリーズだけれど、
ここらでひとつ、使われている記号のおさらい。


記号(凡例)

Ecolanguageは、リー・アーノルド氏が、YouTube上で展開している一連のFlash動画だ。
彼がこの動画を作った動機は、
エコシステム・エコロジー」という革新的な概念を打ち立てた
アメリカのエコロジストであるH・T・オダム教授の著作に触発されたからだという。

H・T・オダム博士のことやエコシステム・エコロジーについては、
いずれ当ブログでも採り上げることになると思うけれど、今はこのエコランゲージ記法。

エコランゲージは、世の中の仕組みをシンプルに記述しようとする方法。
エコロジーとエコノミー双方の視点を重視していることから、
Ecolanguageと名づけたようだ。

今回の動画を見てもらえれば分かるけれど、本当にシンプルで分かりやすい。
円形は「エネルギー資源」。
黄色は太陽、水色は水力か風力、黒は化石燃料、紫は原子力。
六角形は組織や集団を表し、
五角形は、その集団の安全や自由度に何か問題が起こっていることを表す。
従って銀色の五角形は警察や軍を指すのだが、
これがアメリカ国防総省(ペンタゴン=五角形)のシンボルとなっているところがにくい。

矢印は、流れ。
黄色は物体やエネルギーの流れ。赤はお金の流れ。
黒は、以前紹介したとおり、情報の流れだ。

そのほか、蓄えを表す記号などがあるが、
全体としては6つのカテゴリと25の記号に収まっている。

・・・さて、エコに限らず他人に何かを共感してもらうために必要なのが、
ちゃんと相手に伝わるやりかたで伝えられるか、という視点。
言い換えれば、共通の文法を持てるか、ということ。

エコランゲージ記法でセットされているこの手法は、
その意味では本当によくできた仕組みだと思う。
(・・・なのにそのエコランゲージを説明する動画に
 日本語がないのが皮肉でもあり残念でもあるのだけれど。。。)

引き続き見ていきます。

エコランゲージ(4) ~村から町へ、そして国

人間社会の発展は続く:


6年生: 人類学

農民は、野に出て地を耕し、互いにその日の食糧を融通しあう。
余った収穫は、来たる冬や次年の不作の為に取っておく、ということが起こる。
そうした余剰収穫は、一族のレベルや民族のレベルで蓄えられる。
リーダーやシャーマンたちのもとでその蓄えるべき「倉庫」を囲うようになると、
それはもう「」と言える。
村の人々は寄り集まり、外部の侵略に備える。

人口が増え、村の外に収穫を求め徐々に枠が広がる。
収穫が蓄えられるのは同じだが、
人々はそれらを直接取引きするのではなく、
寄り合い(=いまや「町」)を通して取引するようになる。
(・・・これは市場のことに他ならない)

さらにそれらはより大きな枠組みへと成長する。
集団のリーダーは「王族」を形成し、宗教的な指導者や戦闘員を配置させる。
農民たちを使役して集団秩序を整え、外部と交流する。
これが初期の「王政」の始まりだ。

・・・なるほど。。。
基本的過ぎることばかりなんだけど、これは分かりやすい。
小学校の社会や理科の教材として採用を検討できるんじゃないのかな。

さてさて、次はどんなのだろう。

エコランゲージ(3) ~人間社会

こうなったらできるだけ紹介したくなってきた。

今回は、「基礎: 社会集団について」。
人間集団の仕組みだ。

人間は、エネルギーや物質のやりとりとはちょっと違う行為をする。
それは、「情報」の交換。
情報はエネルギーや物質と違って、
相手に「受け渡す」ものではなく、基本的に「複製」を作る。

食物連鎖と情報連鎖はその1点で大きく異なる。

そうやって情報を複製しあう「個人」は集まって、
社会のもっとも基本的な単位である「家族」を最初に形成し、
家族はやがて「一族」となり、そして「民族」となる。

情報のやりとりが繰り返されるとその情報は強固になり、
共通認識」となる。
それぞれのグループはその共通認識に従って情報やエネルギーを流通させる。
共通認識とは、法律だったりルールだったり、
あるいは宗教だったり言語だったり目標だったりと実にさまざまだ。

やがて「国家」というグループに発展する。
民主国家や王政国家などの差はあれど、
より小さな単位のグループから共通認識を発展させてきた、
という点では全く同じ。
さらに、企業体、業界、州、国家連合、といった大きさの異なるグループたちも、
国家と同様の内部構造を持っている。
それが「テクノロジーによって集団を形成した人類」だ。
ここでいうテクノロジーとは、人類独特の集団化技術のことだろう。
アリにはアリの、ハチにはハチの、集団化技術の方法があるけど、
人類は、上記のような方法で集団を発展させてきた、ということだ。

これらがエコとどう関係あるか?
もちろん大いに関係あるわけなんだけど、
それらの説明はこのあとの動画が徐々に示してくれるだろう。

エコランゲージ(2) ~食物連鎖

「All World Systems」と銘打ったエコランゲージ記法。
世界の仕組みを簡便なモデルで記述する試み。
今回は、植物と動物の関係。
ある意味初歩的な食物連鎖だ。


基礎: 自然について

動画の後半で、その食物連鎖を視点を変えてさまざまに表現している。
鎖型、網型、ピラミッド型、、、。

なるほどー。
繰り返しになるけれど、このエコランゲージ記法の素晴らしいところは、
世界の仕組みをエコノミーとエコロジーをあわせた観点で記述しようとしているところ。
食物連鎖も経済学のロジックで説明し、
逆に経済の仕組みを描くのに、自然資本という考え方をスマートに導入している。

これは、なかなか期待できる。
さあ次の動画も見てみよう。

エコランゲージ(1) ~イントロダクション

エコロジーとエコノミーの視点で世界の様子を記述する記号言語。
Ecolanguageというらしい。
主にエネルギーの流れに注目して視覚的に表現している。


Ecolanguage イントロダクション

茶色は動物、緑は植物、紫は人間。
黄色の矢印はエネルギーの流れ。
黄色い丸は太陽。
太陽はエネルギーを植物(とうもろこし)に与え、動物(ニワトリ)がそれを食べる。
人間は植物も食べるし、動物も食べる。
人間同士はエネルギーの交換を行うことがある。
あるいは、お金(赤い矢印)で取引することもある。
人間は企業体(灰色)に労働(エネルギー)を与え、
お金を得る。

そういった実に簡単な世の中のモデル。
経済学の基本は、このモデル化という行為にある。
資本家と労働者と労働と賃金、という従来型の経済学に、
エネルギーという視点を加えたモデル化がどのようなことを導くか。

・・・なかなか面白そうでしょ?
これからいくつか紹介します。

南オセチア戦争とヒトの不思議

・・・また戦争が始まったらしい。

各種報道によれば、北京オリンピックが始まったまさに同日(2008年8月8日)、
グルジア内の南オセチア自治州をめぐって、グルジアとロシアが戦争状態に入った模様。
構図としては、同州の独立を認めないグルジア国家、それに対する、
自称「南オセチア共和国」及びそれを支援するロシア連邦政府や
同じくグルジア内の「独立国」であるアブハジア「共和国」など、という形。

SouthOssetiaWar
「2008年南オセチア戦争」と早くも名付けられたWikipedia英語版のページ

南オセチア問題といえば、旧ソ連時代からの負の遺産のひとつ。
グルジア人とオセチア人の間の民族問題ともいえるし、
ロシアとグルジア間の領土問題ともいえるし、
反体制勢力と国家間の独立運動のひとつ、ともいえる。
いずれにしても、双方には双方の主張があり、歴史がある。
海の向こうのぬくぬくした国から、ぬくぬくしたバーチャルなネット世界を通じて
牧歌的で無責任で無自覚で思考停止的な「平和主義」を振りかざして
盲目的に「反戦」を叫べばいい、というような問題でないことだけは確かだ。

戦争反対、なんて幼稚園児だって言える。
だけど、好きで戦争している人なんていない。誰だってイヤに決まってる。
何らかの理由でそうなってしまってるだけだ。
全ての喧嘩には「事情」がある。

その喧嘩の原因がなんであれ、
ヒトとヒトが同種間で殺し合う現象が生物学的におかしなことであるのは間違いない。
なぜダーウィンやドーキンス達が言うところの「自然淘汰」は戦争を避けなかったのか。
(確実にどの遺伝子にとっても不利な現象なのに)
進化した人間の性は「生きものの本懐」すら超越したというのだろうか。

基本的に平和を望む一方で、「事情が満たされれば」殺しあう、
というヒトという種の摩訶不思議。

地球規模でエコを考えるときに立ちはだかる壁の多くが、
この「ヒトの不思議」に起因している気がして仕方ない。
誰だって地球は守りたい、、、、だけど、、、
というヤツだ。

どうあれ、考えて続けたいと思う。
「基本的に」平和とエコを希求するひとりとして。

はらから達の一大事

われわれにもっとも近い兄弟たちが苦しんでいる。

世界の霊長類634種のうち約半分の303種が絶滅の危機にあると、国際自然保護連合(IUCN)や環境保護団体「コンサベーション・インターナショナル」などが(2008年8月)5日、英・エディンバラで開かれている国際霊長類学会で報告した。
熱帯雨林の破壊や、食料・漢方薬の材料としての狩猟が主な原因。
[2008.08.05付 読売新聞(Web版)/強調Ekojin]

・・・半分!
それってすごすぎ。

というか
「原因」とのところが本当だとしたらどんだけ罪深いんだホモ・サピエンスよ。
「知恵ある者」の謂いであるところの人類。。。

たまにヒトという存在に絶望しそうになるけれど、
最後の希望を持ち続けられるのもヒトならでは。

本当の手遅れになる前に。

クルマ通勤自粛 ~富山県

クルマ社会でなかなか思い切ったプラン:

富山県は(2008年8月)6日、地球温暖化対策として、知事部局の県職員のうち約1900人に対し、マイカー通勤の自粛を要請すると発表した。
10月1日から実施予定で、県によると、年間を通しての自粛要請は全国初という。同県は1世帯当たりの車保有台数が全国2位で、県職員も3分の2が車通勤している。
[2008.08.06付 読売新聞(Web版)/強調Ekojin]

へえ。
富山なんて全国有数のクルマ社会、というイメージがあるけれど、
自粛しちゃうんだ。。。
できんのかいな。
しかも3分の2がクルマ通勤しているという現状で。。

都心部でも、普通は電車通勤で充分な場合でも、
一度クルマ通勤の味をしめてしまうともう抜けられない、っていう人を何人か知ってる。
まあその場合は、「満員電車が耐えられない」とかっていう理由だけど。

でもできるなら結構すごい。
まさに率先した行動だ。

県によると、出先機関も含めた知事部局の職員は約4500人で、車通勤しているのは約3000人。このうち、職場が鉄道の駅から2キロ圏内にある約1900人を対象に、自転車や路面電車などの公共交通機関の利用、駅にマイカーを止めて列車に乗り換える「パークアンドライド」を呼びかける。子どもや介護が必要な家族の送迎を兼ねる場合などは対象外という。
[2008.08.06付 読売新聞(Web版)/強調Ekojin]

・・・2キロ圏内ね。。。確かに歩ける。いろんな意味で理にかなっている。

ひとつ素朴な疑問。
そうやって自粛させるとなると、
結構なスペースの駐車場が無用の長物となりそうなんだけど、何かに活用するのかな?
いずれにしても、このプランが富山県から出てきた、っていうのが気に入りました。

正攻法すぎる環境教育

ですよねー。

鈴木恒夫文部科学相は(2008年8月)4日、毎日新聞などの取材に「環境」を新たな教科とすることに意欲を示した。教科化に向けては「学習指導要領の改定などが必要だが、地球の未来のために主導権を発揮できる日本人を育成したい」と話した。
[2008.08.04付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]

・・・へー、なかなか思い切った、しかもとっても大事なことを言うなあ。
あの旧弊的な教育界を向こうにまわしてこの言明はなかなかできないと思う。

鈴木文科相は独立した教科として小中高校で教える必要があるとの見解を示し「研究したい」とした。既に斉藤鉄夫環境相と相談したことを明かし「生物の多様性や化学物質、水の問題など、あらゆることが環境に関係する。非常に大きなテーマで難しいが、子供たちが『命』についての感性を養うことも大事だ」などと述べた。
[2008.08.04付 毎日.jp/強調Ekojin]

!!
これは的を得たすばらしい視点。
そうなんだよね。。。

サラリと言っているけれど、「命についての感性」なんて
ものすげー大事なことじゃないですか。
環境を学ぶということは命を学ぶということ
政府高官がそういう発言をしたことがとても嬉しい。

社会を学ぶ(「社会」)ことや物事の仕組みを学ぶ(「理科」)ことは、
広い意味での私たちの「環境」を学ぶ、ということなんだよね。。そうそう。
そして、客観的に記述するための論理立て(「数学」)と
人に伝えるための言語(「国語」)を駆使して、それらを表現する、ということだ。
軸は命であり、環境なのかもしれない。。

これは期待できるなあ。

さあコピーのやり方を見せてくれ

水なんてもんじゃないかも:

米専門誌アビエーション・ウイーク(電子版)は(2008年8月)1日、米航空宇宙局(NASA)が、火星の生命存在の可能性に関する重大な発見を8月半ばにも発表する計画だと報じた。

同誌は、この重大な発見が、火星で水の検出に成功した米探査機フェニックスに搭載された分析装置MECAで得られたと指摘。分析は現在も進行中で、発表が9月にずれこむ可能性もあるが、NASAはすでにホワイトハウスにも説明したとしている。
[2008.08.02付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]

・・・えーー、
水が発見されたかもって喜んでいたのに、地球外生命を発見の可能性??
なんか展開がSFチックでどうも信じられないんだけど、本当ならすごいこと。

なにがすごいって地球の何十億年の生命の歴史とは全く異なる環境で、
独自に生命を獲得した生命体だ。
地球の環境では、たんぱく質の材料となるアミノ酸を綴る4つの塩基が
二重らせん構造で存在することが結果的にもっとも安定していたといえる。
いろいろな事情があるんだろうけど、ともかくそういうことだ。
地球上の生命体は、例外なく、
核酸の中に存在するそうした遺伝子が自己複製を司る。

DNA-split
(地球生命体の遺伝子)DNAの二重らせん構造

でも火星はその複製の仕方が違うかもしれない。
極端にいって、炭素ベースじゃない可能性すらある。
有機体、という言葉の崩壊だ。

フェニックスは、生命の検出を目的とした装置は積んでいないが、MECAには、2マイクロ・メートルまで見分ける光学顕微鏡とさらに解像度の高い「原子間力顕微鏡」が設置されており、細菌が視野に入れば撮影できる。
[2008.08.02付 読売新聞(Web版)]

いやー、実に楽しみ。
パラダイム・シフトが起こるかも。

ウォッチします。

2008 Dream Cup ソーラーカーレース鈴鹿

今年で17回目となる恒例イベント。
2008 Dream Cup ソーラーカーレース鈴鹿」というイベントが終了。
 ⇒公式サイト(読売新聞など主催)

SolarCar_suzuka

(下)2007年大会時の様子

大きく分けて「8時間耐久」(2日間)と「4時間耐久」の2レースで競われる。

8時間耐久は芦屋大学ソーラーカープロジェクト(A)の「Sky Ace TIGA」が
2日間で106周(タイム8時間07分55秒)を走破し、4年連続7回目の優勝。
すばらしいね。

普通のフォーミュラ1とかって見てて確かに楽しいのだけれど、
いつも燃料のことが引っかかるんだよね。
「結構食ってそうだな」 って感じで。

その点、ソーラーカーのレースなら安心だ。
CO2の排出はない。太陽エネルギーは無尽蔵だ。
現時点では、ソーラーカーを製作するときに
さまざまなエネルギーを消費していることは勿論間違いないけれど、
それは採算の問題だ。流行れば解決するハナシ。

大事なのは方向性。
エンターテイメントもエコ的視点なしでは済まされない、
ってことかもよ。

火星の土をレンジでチン

火星に水があったらしい。
実にサラッと報道されているけどすごいこと。

ロサンゼルス──米航空宇宙局(NASA)とアリゾナ大学の研究者は(2008年)7月31日、火星の無人探査機フェニックス・マーズ・ランダーが採取した土の中で、「水」の存在を確認したと発表した。
フェニックスが掘り起こした土を、搭載した「オーブン」機器で加熱したところ、含まれていた氷状の物資が水と同じ融点で溶けたほか、水蒸気も確認できたという。
[2008.08.01付 CNN.co.jp/補足&強調Ekojin]

Mars_rocks
火星の地表 (マーズ・パスファインダーによる画像)
[PD/Wikimedia Commons]

・・・ほほう。
なんかずいぶんまわりくどい確認方法だけど、とにかく水があった、ってことだね。うん。
それって結構すごいことだよね。

火星の地表面で観測を続けるフェニックスは(2008年)6月、掘り起こした土の中に光り輝く白い小片を見つけており、「氷」だと結論づけられていた。この「氷」が「水」であることが、ほぼ確実となった。
(中略)
生命体の存在に欠かせない「水」が見つかったことから、フェニックスは今後さらに観測を続けて、生命体に必要な有機物の検出も試みる
[2008.08.01付 CNN.co.jp/補足&強調Ekojin]

水があれば生命がいるってことではないはずだけれど、
希望のある話。

「知的」であることの定義は、
目の前にある「未知」を未来につなげる「道」と変える欲求があるかどうか
ということだと思っている。
火星、そしてその先に広がる未知の海が、
人類にとっての新たな水平線となるかどうか。
・・さて。

微生物キャパオーバー ~富士山

富士山の山梨県側の登山道に環境省が今年の山開き(7月1日)から本格稼働させたバイオトイレで、し尿があふれる懸念が出ている。世界遺産登録を目指す取り組みなどで注目が集まり、今シーズンの登山者が設置当初の想定人数を大幅に上回った。世界遺産登録に、ごみの不法投棄など環境問題がネックとなってきた富士山で、環境に配慮したトイレがピンチに陥っている。

同県富士吉田市によると、7月中の登山者数は延べ約9万9000人。前年同期比で約3万5000人増えた。3連休初日となった7月19日には約1万1000人が訪れ、統計を取り始めた1981年以来、27年ぶりに1万人を超えた。
[2008.08.02付 毎日.jp]

バイオトイレ」とは・・・
土やおがくずの中ににうじゃうじゃいる微生物のパワーで分解するトイレ。
分解して、有機物と水を出す。
トイレの下にある「処理層」というところにスギ片などを配置して、
片っ端からガンガン分解。 すげーな微生物。
水を使わずにむしろ出すっていうのがすごい。

問題のトイレは吉田口登山道7合目にある。登山者の大幅増に伴い、一日の想定利用者1000人を大幅に上回る状況が続いており、環境省は「想定処理能力の限界を超えている」という。例年、大勢の登山客が訪れるお盆休みが近付いてきたため、管理している市も「毎日(し尿があふれないか)ハラハラしている」と警戒を強めている。
[2008.08.02付 毎日.jp/強調Ekojin]

・・・はは。ハラハラてw 対策打てよっていう。。。

まあ富士山ブームということだね。
まわりでも富士山登ったレポートしてる人増えてきたイメージある。
世界遺産目指していることと関係あるのかな?

バイオトイレ、、、、
富士山じゃなくてもいろんなところで徐々に広まっていくのかな。
微生物のニーズが高まってるって、、、
いくらエコだからっていって、なかなかすごい展開じゃね?

・・・でも良いことだと思います。