アメリカのMarvell社 が、ちょっと面白いプロダクトを見せてくれた。
これ、パソコンです。 電源プラグ型の。
CPUやメモリを内蔵しており、LANにつなげれば当然インターネットにつながる。
モニタやキーボードがないけど、USBポートもあるのでつなげることができる。
・・・ただ、どちらかというと家庭内サーバーとして、サーバー・クライアントシステムの構築や、
データ保存などに使われることを想定しているのだろう・・・。
それにしても、小さい。
プラグにつけっぱなしでも、消費電力は通常パソコンの10分の1、
というから全体として省エネ設計 。
「デスクトップ」とか「ノートブック」というカテゴリが意味ないよねw
どっちなんだろう。
ただね、いっこ残念なのは、せっかくならPLC (電力線通信)だったほうが良かったのに・・・、
って思ったことかな。
それはさすがに難しいのかなあ。
ベンチャーらしい良い技術とアイデア:
バイオ関連ベンチャーのアグリフューチャー・じょうえつ(AFJ、新潟県上越市、大野孝社長)は、廃棄物となった茶殻や貝殻を活用しバイオマス(生物資源)樹脂を造る技術 を開発した。同社が生産するコメを原料にした樹脂の製造方法を応用。千葉県の廃棄物処理会社と組み、2009年度中にも茶殻を使った樹脂を生産する。
バイオマス樹脂は、コメを使った樹脂と同じように、プラスチック樹脂に茶殻や貝殻の粉を混ぜて蒸すことで製造する。ゴミ袋などの成型品に加工して利用する。
[2009.01.26付 日経産業新聞 /強調Ekojin]
茶畑
["Among the Greenside"/Author:bweisner /cc-by-nc-nd2.0 ]
アグリフューチャー・じょうえつ は、バイオマス活用技術に取り組んでいる会社。
コメ由来のバイオマスプラスチックなどを造っている。
コメにできるならお茶でもできるだろう、って言って研究したんだろうな。
お茶だけじゃなくて、貝殻も使うらしいから、まさに「技術の横展開」だ。
茶殻はウーロン茶や緑茶などの飲料品工場から安価で引き取るらしい。
原料の調達という意味では、コメより優れているのではないかね。
その価格優位性で、石油製の汎用樹脂にも対抗できるのではないか、
という同社の観測。
コメやお茶や貝から造られたゴミ袋やラップなんて、楽しいね。
まさにものづくり型ベンチャーの良い技術だと思います。
「必須アミノ酸」とは体内で合成できないために栄養として摂取しなければならないアミノ酸のこと。
生物の体=タンパク質はそれらアミノ酸の組み合わせで作られるので、
まさに必須、のアミノ酸。
ヒトは9種のアミノ酸が該当する。
その必須アミノ酸のひとつである「リシン 」。
このリシンが地球温暖化防止に意外なところで働いている。
「アミノ酸の桶 」という言葉があって、
「一番摂取量が少ないアミノ酸」に合わせて他のアミノ酸も吸収される。
偏って多くアミノ酸を摂取しても、結局は排出される運命だ。
つまり、アミノ酸的にバランスの良い食事が必要。
動物でもそれは同様なのだけど、
家畜の場合は、トウモロコシや小麦など、エネルギー重視のエサがほとんどで、
コスト的に高くつく豆類に多く含まれるリシンは不足しがち。
そして、「桶」から漏れたアミノ酸は窒素酸化物(NOx)となってゲップや糞尿として排出される。
メタンガスや一酸化二窒素といったそれらのNOxは、CO2の何十倍の強さの温室効果がある。
ウシのゲップは、世界で排出されるメタンガスの相当な量を占める。
(日本では4分の1程度)
リシンの構造式
[PD/Wikimedia Commons]
この分野に果敢に取り組んでいるのが「味の素 」。
味の素のアミノ酸生成ノウハウを飼料の改善に生かして、吸収率を高め、
結果的にNOx削減に寄与する。
これなんて、まさに「餅は餅屋」。
彼ら以上に適任がいるだろうか。
そして、「体質療法」っていうのがイイネ。
(財)日本生態系協会 がつくった生物多様性への影響を計る新基準、
「ハビタット評価認証制度 (JHEP) 」。
公共事業などの土木工事が生物多様性に与える影響を数値で示し 、認証を与えることで、
建設・土木業界の環境意識向上につなげるのが狙いだそうで。
第一弾の認証は、秩父土建株式会社 。
同社が手掛けた「皆野秩父バイパス」の建設工事が評価された。
道路脇に植える植物の植生を土着のものに配慮したり、工法を工夫することにより、
当初計画では道路完成から50年後を見越していた生態系の回復を15年に短縮した。
ちなみに、評価手法や実例の詳細は、同協会のウェブサイトから入手できる・・・・
はずなのですが、どうも入手のガードが固くて諦めました。
PDFを閲覧するだけなのに氏名とメアドの入力が必須なんておかしくないすかね?w
全く、、、著作権のガードよりもこの制度の詳細や実例の周知のほうが大事じゃないかなあ。
あれれ?
評価制度を作りあげるのがよっぽど大変で、誰にもマネされたくないんだろうか。。。
取り組みの方向性には大いに賛同するだけに、
この本末転倒な権利者意識が残念でならないっすー。
世界最大の気象情報会社「ウェザーニューズ 」。
この日本の会社が、地球規模の大きなプロジェクトに取り組んでいる。
北極海の氷が急ピッチで溶けていることを逆手にとった、
「北極海航路 」の実現プロジェクトだ。
日本から欧州まで船舶輸送するには、スエズ運河か喜望峰を経由するのが現状だ。ロシアかカナダ沖で北極海の海氷が溶けて航路(が) できれば、燃料費は大幅に減る。
(中略)
海運業界の間では「北極海航路ができれば、15-17世紀の大航海時代のような革命的な事業転換 となる」と見る向きは多い。
[2009.02.19付 日経産業新聞/補足Ekojin]
北極海航路(赤)。 青がスエズ運河やマラッカ海峡を通る通常航路。
[PD/Wikimedia Commons]
同社は独自に衛星を打ち上げ、北極海に特化した情報を収集する計画だ。
これは夢のあるプロジェクトだね。
(上)1979年 (下)2005年 ※NASA提供
手前がカナダ側。 奥側がアジア・ヨーロッパの北極海航路。スキマがポッカリ。
[PD/Wikimedia Commons]
・・・NASAの画像を見れば、普通は悲観的になってしまうのだけれど、
それを生かした新しい環境対策が生まれようとしている。
こういう経済の活力は、個人的には大好きだなあ。
19世紀後半にスエズ運河建設を指揮したレセップスのような
情熱と使命感 と呼べば良いのだろうか。
もし北極海航路が20世紀前半に実現できていたら、
バルト海~アフリカ西岸~喜望峰~マラッカ海峡という空前絶後の大艦隊回航の末、
日本海で東郷平八郎に敗れたロジェストヴェンスキー の運命、
ひいては日露戦争の趨勢、そして日本の近代史も大きく変わったに違いない。
歴史にifは禁物だけれど、現代は地球環境の問題を何とかしないと。
新航路に活路。
最近、クルマを買い換えました。
今までも中古のオンボロ軽自動車にだましだまし乗っていたのですが、
どうにもエンジンがイカれてしまったようで、エンスト頻発。
下取り価格を見る限り、もう限界だったのでしょう。
次のクルマも中古の軽自動車。
ただ、少しばかり年式が新しいものなので、燃費など大幅にスペックアップ。
プリウスやインサイトはさすがにまだ早いのだけど、今の自分にはこれで充分。
(下)燃費性能ステッカー
(下)LEDタイプのリヤコンビランプ
・・・エコドライブ実践を心がけます。
あ、もちろん不必要に乗らないことも重要!
タコとリシャット構造 で有名なモーリタニア。
国土の90%以上がサハラの巨大な砂漠に属する。
モーリタニアの砂漠風景
["Mauritanie - Adrar2"/Author:Manu25 /cc-by-sa2.5 ]
この砂漠でトマトを育てる実験を行っているのが、「鳥取再資源化研究所」と鳥取大学のチーム。
なんと、ガラス瓶のリサイクル技術 を応用して、土壌改良剤を作ったのだという。
土壌改良剤の名前は「ポーラスアルファ」と名づけられた。
既に国内での実験では効果が出ており、野菜栽培実験では収量が3倍になった。
改良材は水を効率よく閉じこめるうえ、劣化しにくく、環境への影響もほとんどない のが特長。世界の乾燥地での活用が期待され、同センターは今月(2008年11月) から、アフリカ北西部のモーリタニアでトマトの栽培実験に入る。
改良材は、廃ガラスを約1000度で熱して発泡させ、特殊な固化剤で粒子状にした。粒子の微細な穴が水分を吸い込んで固まり、砂地で保水層として働く。
[2008.11.04付 読売新聞関西版(Web版)/補足&強調Ekojin]
しかも、塩分が高い土壌では水だけを吸収して塩を分離する性質もあるらしいので、
塩が強すぎて栽培に向かない土壌などへの応用も期待される。
・・・すごいなあ。
ガラスが土壌になる なら、多くの工業製品への応用が期待できるのではないか。
地デジへの切り替えのときには、大量のブラウン管の廃棄が予想される。
こういう新しい環境技術が生まれてくるのはいつでもワクワクする。
工業社会と持続型社会は両立する、、、と思うな。
む?
なんだこれは?
なにやら妙な動きをするロボット。
これは、東証1部企業、バンドー化学 のブース。
通路でデモをしているのはここくらいだった。
この会社はコンベヤベルトやキャタピラといった、ゴムベルトの老舗。
このロボットでいうと、タイヤや駆動部分に使われているキャタピラが同社製品。
このロボットは、レスキューロボッ ト「Kenaf」というらしいです。
災害時に活躍する用途。
瓦礫や障害物は、ボディに張り巡らせてあるキャタピラでクリア。
意識を失った人を感知するパンチルトズームカメラや赤外線サーモグラフィなどを搭載。
さらに、自分が走行した場所の地図を自動で作成。
東北大や千葉工業大学に同社が協力して試作機が開発された。
こういう学術部門の最先端の研究に、同社のような省エネ製品が寄与している。
この「シンクロベルト」という同社の得意分野の製品では省エネ化が進み、
それを活用する現場では、人命救助のような有用な分野での研究が進む。
相乗効果で効果的な製品が生まれる。
同社にとっても、意外な活用方法だったのではないか。
良いシナジーですねー。
「オリテックス 」社のブース:
垂直型風力発電機 「WINPRO」のデモ展示。
従来型、というか、いわゆるプロペラ型の風力発電は、
ある意味でクリーン・エネルギーの象徴になっているけれど、
実はいくつかの課題がある。
・ エネルギー効率が思ったより高くない。
・ 実は結構うるさい。
・ 一方向からの割と強い風力が必要なので、場所が限定される。
・ なのに、強風すぎると壊れる恐れ
などなど。
もちろんそれはそれで、
いろいろな民間企業が知恵を絞って解決しようと奮闘中なのだけれど、
この展示にあるように、風力発電機の形状を変えてしまおう 、という知恵もある。
このWINPROは(同社のウェブサイトによれば)、
風向きに関係なく微風で回転 (風速1.3m/秒から)
発電機を歯車を介さないので、騒音少ない
垂直軸型なので風車の羽の風切音もない
台風でも壊れない安全設計
という特長ありだそうで。
「エネルギー効率も良いんですか?」
って説明員の方に聞いてみたら、
「いや、それはそうでもないです。プロペラとあまり変わらないです」
って正直に答えていただきましたw
ウリはそこではない、ってことだね。
ともかく、こういう工夫を積み重ねることでどんどん良いものになっていく。
説明員の方の説明のなかにも、
業界最大手の「ゼファー 」社の製品との比較が何度か出てきた。
競争原理がうまく働いているのかな。
近い将来に、一般家庭の屋根でも小型風力発電機が回る光景 が見られているはずだ。
そのデファクトのシェアを握るのは、どの企業だろう。
楽しみだね。
「(社)日本熱供給事業協会 」のブース:
・・・これだけでは何やらよく分かりづらいけれど、
この社団法人は、「地域冷暖房 」というテーマを推進している事業団体だ。
ある都市(まち)をひとつの単位として、
その区域内で使う冷暖房を一括管理して供給するシステム。
ホテルやビルなどで使われている「セントラルヒーティング 」の巨大なもの、
と考えれば良いかもしれない。
これの何がすごいって、区域内の未利用エネルギー の有効活用が狙える。
例えば、
下水温度差エネルギー
廃棄物エネルギー
地下鉄や変電所からの排熱エネルギー
などなど。
さらにはそれらを利用したコ・ジェネレーション(熱電併給)システムも
効果的に導入できるメリットがある。
まさに、「地域冷暖房 」システムだ。
(下)全国の導入事例のパネル。 すごい数!
(下)首都圏付近を拡大。 ほほう。こんなに浸透しているとは。
エネルギーの集中管理、という考え方、とても効果的だと思うなあ。
そもそも都市全体で熱源の一括管理 をするので、
個々のビルにはそれらの施設をおく必要がなくなり、
その分テナント用にスペースを持てる。
機器メンテナンスも不要。 資格を有した作業員も不要。
事故発生のリスクや災害拡大のリスクも低減する。
まさに、選択と集中、の効果だね。
「マサキ・エンヴェック 」社(長崎県)のブース:
太陽エネルギーを利用した水質改善装置。
ポンプ装置を水に浮かばせ、底のほうから水を汲み上げて対流を作り、
アオコの発生を防ぎ、水の腐敗を止める。
イイネ。
デザイン的にもそれほど悪くない。
皇居のお濠にこれが何台かプカプカ浮いていてもむしろカッコ良いかもしれない。
太陽エネルギーを使う、って言うのが気に入った。
(下)アオコが水面を覆ったお濠。 (2008.10.11 江戸登城ウオーク より)
こんな水の色も、この水すましが良くしてくれるのだろうか。
・・・ノリ的に「ルンバ 」に似ている気がするのは気のせい?w
ある意味で、先進国の「食糧問題 」は、貧困国のそれよりも深刻な問題なのかもしれない。
大量消費、大量廃棄でサイクルを回す仕組みが社会の隅々にまで浸透してしまっている。
フェアトレード や地産地消 といったキーワードは、ようやく最近注目され始めたに過ぎない。
日本の食料自給率問題を考える運動「Food Action Nippon 」のブース。
以下、耳の痛い警句が続く:
日本は世界の食糧援助の3倍を廃棄。
ステーキ200グラムは、世界の水4000リットル。
食パン1斤でCO2の差、冷房4時間分。
3.5兆円の巨大な貯水池が失われていく。
米の消費量が40年間で半減。
国内の3倍の農地が海外に必要。
輸入国にまわされるのは、生産量のたった18%。
燃料に搾り取られて価格暴騰、2.5倍。
食べるものがどこから来たものなのか。
どうやって作られたものなのか。
日本の食糧自給率(カロリーベース)は40%。
先進国のなかでは群を抜いて低い。
⇒農林水産省 / 世界の食料自給率
一般的な日本の献立と思われるものでも、ほとんどを外国産に頼っている場合もある。
天丼を例に取れば、コメこそ95%と高い自給率を維持しているが(政策的関税により)、
エビ(10%)、小麦粉(14%)、植物油(2%)と、軒並み低い自給率。
家畜のエサも含めた間接的な自給率まで考えれば、これらの数字はもっと悪くなる。
子供たちに安定した食卓を残すために。
意識を変えていかないと。
そやそや~
省エネ なんで¥かけな あかんねん
大阪に本社を置く「近計システム 」社のブース。
ホンマそのとおりやと思います。
オフィスビルや工場などの電源装置を監視するシステム。
異常な使用はないか、断線はないか、障害はおきてないか。
鉄道の中央監視や発電所にも使われるような大規模なシステムもある。
電力の測定として使われるなど、
総合的な「エネルギー計測・管理 」という重要なソリューションを持っている企業だ。
実態の把握なしに改善はできない 。
省エネを実践するには、当然現状を把握する手法が必要だ。
そりゃそうだね。
ここで「なんで¥かけなあかんねん」と言っているのは、
そのような「エネルギー計測」をすることもなるべくお金をかけないでできますよ、ということ。
既存のメーターや既存のLAN回線をうまく使って、工事費を大幅に削減できる(らしい)。
省エネを実現する手段が省エネ。
なんかええんちゃう。
昨年の「アイドリングストップ車の試乗 」に続き、
今年も乗車体験に参加してみました。
・・・今年は、「エコドライブ体験 」。
ふんわりアクセル
加速度の少ない運転
早めのアクセルオフ
・・・
など、排出ガスを抑えるテクニックが、いわゆる「エコドライブ 」。
⇒ReCoo「エコドライブ10のすすめ 」
(下)今年はトヨタ・ヴィッツ。 自分が運転するわけではないので助手席に乗り込んだ。
(下)こういうモニタが用意されていた。エコドライブの効果がわかる。
通常ドライブとエコドライブの比較をするために、
全く同じコース(800メートル程度)を使って、
止まった状態から発進し、一度信号で止まり、また発進し、減速の上停止する。
という動作を記録する。信号待ちは20秒。
(下)まずは通常ドライブ。 特に急アクセルや急加速をしているわけではなく、普通、という印象。
(下)次にエコドライブを試してもらった。 確かに加速や減速のときに工夫があったみたい。
(下)まとめると、こんな感じ:
走行距離
(km)
平均燃料消費
(cc/km)
燃料消費量
(cc)
走行時間
(sec)
実燃費
(km/L)
通常ドライブ
0.80
79.5
63.7
110
12.6
エコドライブ
0.79
69.0
54.9
126
14.5
・・・なるほど。
わずか800メートルの比較だけれど、結構有意な差がでるものだね。
特に実燃費の差については、車種を変えたか年式を新しくしたくらいのレベル。
もちろんその分時間はかかっているわけだけど、
この時間のゆとりを皆が持てるようになれば、全体ではかなりの効果が見込める。
低燃費車などに変える必要もないし、
アイドリングストップ機構取り付けのような新たな投資をする必要もない。
運転の仕方を意識するだけ。
良い体験でした。
早速今日からの運転では心がけたい。
(下)こんなステッカーもらっちゃいまいた・・・ が、実践できるようになったら検討しますw
日本アキュムレータ社 のブース:
工場などにある油圧機器の製造販売の会社。
省エネ効果のある油圧装置の展示を行っていた。
(下)従来型製品との比較。湯温の上昇が抑えられているのが実感できる。
⇒同社ウェブサイトより: アキュムレータを使った省エネ (PDF)
この製品も同社の名前も、全く知らなかった。
無理もないよね。
油圧機器のメーカーだし。
クルマのシリンダー以外の油圧装置がパッと思いつかない。
でもこうやって展示会などで目に触れると興味がわくし、
いろいろ調べてみたりする気になる。
ENEXの来場者層と、この製品の顧客ターゲット層が
どこまで合致しているかは分からないけど、
こういうPR活動は企業にとって大事なこと。
油圧機器を省エネ化することによるトータルのメリットは正直わからないけれど、
油圧駆動が各種工場の主要な装置に使われていることは想像できる。
先進国共通の基幹産業である製造業の現場で、おおいに働いている。
・・・となるとその装置の省エネは、
グローバルに見れば大きな効果を生むことだろう。
もうちょい、いろいろ調べてみます。
省エネルギーポスターコンクール の入賞作品の展示もあった。
これは、(財)省エネルギーセンター が資源エネルギー庁 の委託を受けて実施したもの。
(↑ややこしいねw 左は財団法人。 右は経済産業省所管の省庁で本展の主催者ね)
小中学生を対象に、省エネをテーマにしたポスターを募集していた。
今回(2008年度)の応募は、8,873点。 すごいね。
⇒こちらが、入賞者一覧 。
ほほう・・・。 なるほどねー。
空気を読めないことを敢えて承知で言えば、
こういうのって、中学生が「社会奉仕活動」と称し
駅頭で大声で募金を募る動機の危うさにも似て、若干もろさも秘めている、
・・・・のかもしれない。
自分がそうだったから良く分かる。
小学生のときに書いた「交通標語」が良い例だ。
「交通」の実体験もないままに書き、
「事故」の本質や心理など何も理解せずに書いた。
うがった見方をすれば、オトナが子供の力が有効だと思ったから
「書かせた」のであり、要するにオトナの都合・・・。
戦争反対、と無批判に刷り込まれているのと変わらんのではないか・・・。
・・・とバッサリ斬りかねない感じに書いちゃったけど、
自分がこういうブログをやるようになってからか、
最近は少し違う考えを持つようになってきている。
つまり、一見彼ら小中学生が洗脳されているように見えたとして、
それはそう見えてる人とて何ら変わりはないのではないか、ってこと。
エコの立場から、アンチ・エコの主張に耳を傾けるとそれが見えてくる。
アンチ・エコはエコをやってる人を「洗脳されている 」と注意を喚起し、
あるいは批判する。
いわくマスコミに、、、 政治家に、、、世界の黒幕に、、、などなど。
何のことはない、アンチ・エコの論拠だって大差ないよ。
エコを推進する論拠がいくらでもあるように見えているのと同程度に、
アンチ・エコを推進する論拠だっていくらでもあるように見えているだけ。
・・・なのではないか。
今はあまり詳しく書かないけどさ。笑。
と、完全にポイントをそれた紹介になってしまったのだけれど、
この入賞作品の数々には、そういうわけで、素直に楽しませてもらいました。
全部鑑賞しました!
KYすんません。
省エネ大賞 ブースにあった三菱電機と北海道電力の共同研究製品。
温水ヒートポンプユニット「MELSNOW 」。
雪国の融雪用のロードヒーティングのシステムだ。
ヒートポンプ の力を使って温水を作り、道路を暖めて雪を融かす。
ヒートポンプは主に暖房や室内の給湯として使うのだと思っていたので
なかなか面白いなと思った。
まあでも雪国の人からしたら当然の発想かもしれないね。
空気を圧縮することによって熱エネルギーを取り出すヒートポンプは、
各電力会社がオール電化の一環として力を入れている。
原理としては昔ながらの冷暖房と同じだけど、
ここ最近の目覚ましい技術発展によって、熱回収効率 が著しく向上した。
業務用にとどまらず、家庭用電化製品にもヒートポンプ製品が普及し始めている。
雪国の冬の救世主となるか。
・・・雪国に住んだことない身としては、ヒートポンプ床暖房なら欲しいなあ、
とか甘っちょろいことを思ったりしてます。
すんません。笑。
「ENEX 2009 」(東京会場)を見てきました。
2009年2月10日~2月12日の期間中、開催されてる恒例のイベント。
昨年も当ブログでレポートしております が、今年も何回かに分けて紹介します。
まずは主催者でもある資源エネルギー庁 の「政策情報コーナー」のブース。
・・・っていきなりおもいきり地味なところから紹介。汗。
国のエネルギー政策のパネル展示。
京都議定書や環境政策についての取り組みを紹介している・・・のかな。
(下)各パネルにはこういうのがあって、、、、
(下)このシールを貼る。 期待が持てたり納得できたら貼るのだそうだ。なるほど。
何枚か貼っておきましたよ・・・。ちゃんと。 期待大!だし。
(下)歴代の冷蔵庫の展示。 確かに冷蔵庫ほど省エネ技術の恩恵を受ける家電も少ないような。
(下)アンケート答えたらこんなんゲット。温度計。エネルギーの「貯金」ということだね。
国もね、いろいろと批判はあるけれど、
そりゃあ手をこまねいているわけじゃないはずなんだよね。
日々の報道はどうしても、環境施策の進捗状況よりは
首相の失言やら官僚の腐敗やら選挙の皮算用、といったところに向きがち。
だけど、その裏ではもちろん国の政策やら施策やらの
「実施・運用」を担っている人たちがいる。
アピールの場が少ないのがつらいところ。
評価も減点方式だしね。(できて当たり前、失敗は減点)
だからこういう場でアピールだ。
良いと思います。
だけど欲を言えばもうちょっとメッセージが分かりやすいほうがよいかなあ。
京都議定書の義務履行の進捗状況や冷蔵庫の展示を通じて伝えたいことは何か。
国の環境政策の何ができてて何が課題でどうやって解決するつもりなのか。
そのあたりが分かりやすいと、環境施策もぐっと身近になるのに・・・。
ちなみに資源エネルギー庁は経済産業省の所管。
環境省となにが違うのだろう・・・。。
例えばそういうのとかね。
湯たんぽが流行っているらしいねー。
デザインも素材も新しくなった”最新型の”湯たんぽが良く売れているらしい。
省エネや節約効果などはもちろんのこと、植林の寄付機能が付いたものなど、多彩だ。
湯たんぽ
[GFDL ver.1.2/Peng , 2005]
何故かWikipediaの該当項目 には、「日本で用いられる暖房器具」という説明があるけれど、
多分、認識か表現かどちらかの間違いだろう。
こんな単純かつ効果的な道具が、日本に留まっているとは考えにくい。
それはともかく、エネルギーの節約になるのはとても良いこと。
代替エネルギーだね。
布団との組み合わせで熱が逃げにくくなっているのも実は効果的。
スグレモノなのだ。
・・・そういうのって他にもありそう。
実は、効果的かつ効率的なのに、古い=ダサい、
という理由だけで避けられていたようなプロダクツ。
生活環境で言えば、
腹巻きとか畳とかヌカ漬けとか風呂敷とかかなあ。
和装、なんてのは最たるものかもしれない。
でも逆に言えば、それらは最近見直され始めているプロダクツ、とも言える。
風呂敷は一部で流行ってるし、畳ネクタイもいつか紹介した。
文明の揺り戻し 、というやつだろうか。
なんにしても良い兆し。
東証一部上場の「九電工 」。
電気設備や空調や防災設備など、建築・建物周りの設備。それにそれら設備の工事が主業務。
今期(2009年3月期)の連結業績予想(最新IR資料 による):
売上 2420億円
経常利益 83億円
純利益 45億円
・・・という優良企業だ。株価推移も堅調。
この会社が、なんと農業に進出するという。
九電工の橋田紘一社長は(2009年1月) 27日の定例記者会見で、農業分野への事業参入を検討している ことを明らかにした。南九州の休耕田を利用する 。来年度にも事業参入に向けた専門組織を社内に設置する考えだ。
昨年末に新設した環境関連での新事業開発を手掛ける「エコ推進プロジェクト 」を通して農業参入について検討を始めた。熊本県や鹿児島県にある休耕田を使って農業を行う予定。具体的な産品などは決まっていないが、海外輸出なども視野に入れた事業にする。
[2009.01.28付 日経ネット九州版/補足&強調Ekojin]
・・・なるほどー。
同社の最近の経営多角化の一環、ということなのだろうね。
農業は儲かるってことかな。
設備工事に強い会社が、農業分野でどのような力を発揮できるのかは分からないけれど、
もちろんそれなりに勝算のある経営判断なのだろう。
九州電力や大学などとの連携も視野に入れている、というから、
産学官を巻き込んだ面白いプロジェクトになればいいね。
一次産業への異業種参入は、個人的にはワクワクする。
なにせ、そういった産業の中枢部分で、
いままで免疫のなさそうな「経営効率化 」による化学反応が起きそうなイメージがあるから。
電車会社がデパートを経営する時代だ。
何だってありでしょう。期待!
[2009/2/13追記]
報道によれば、九電工もキヤノンの大分の大型工事に関連して、
受注工作資金として数億の裏金を動かしていたとのこと。
そういえば、フィリピンの国家プロジェクトに関連して、
同国の高官にもワイロを送ってました。昔。
(日本政府相手じゃないので贈賄には問われませんでした)
本業のほうで裏で汚いことをしながら、表でエコを叫んでも虚ろなだけですね。
ガッカリ。
今年は早まったらしい。
毎年4月から6月にかけ、洞穴にたまった水が光って見える兵庫県三木市志染町の「窟屋(いわや)の金水(きんすい) 」が冬場に輝き始め、市の関係者を驚かせている。
市教委によると、昨年(2008年) 12月、幅14.5メートル、奥行き7.2メートルの洞穴の南側の一部が金色に輝くのを、職員OBが見つけたといい、その後も光り続けている。
微細藻類「ヒカリモ 」が繁殖したためとみられるが、なぜこの時期に増えたのかは不明。
[2009.02.01付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]
ヒカリモ (これは千葉県竹岡)
[GFDL ver.1.2/Anonymous Powered , 2007]
・・・冬眠から覚めたけどまだ春ではなかったクマのようなものかな。
やっぱり暖冬の影響なのだろうか。
ヒカリモ自体の生態はあまりよくわかっておらず、光る仕組みも現時点では不明らしい。
だからそれが早まる理由も分からないのだけれど。
ていうか、この「窟屋の金水」を初めて知りました・・・・。
こんなところがあったんだね。
早起きのヒカリモはもしかしたら、志染の観光事業に一役買ってくれたのだろうか。
琵琶湖のブルーギルが、ニワトリのエサとして活躍中!
これまで、琵琶湖の「厄介者」であるブルーギルについては、
ブルーギル・バーガー やら、ブルーギル・もっふるたん などを紹介してきたわけですが、
どれも安定的需要とは言い難かった点は否めないかな、って感じでした。
ただ、今回のは結構期待できそうです。
トウモロコシなど輸入穀物の値上がりが続くなか、琵琶湖の外来魚、ブラックバスやブルーギルが養鶏飼料の原料として 注目されている。生態系を乱す厄介者扱いだが、栄養価が高く、大量に調達できる点が歓迎され、一風変わった「地産地消」の試みが動き出した。
京都府城陽市の養鶏場。10万羽のニワトリのうち、約700羽が魚粉入りの飼料をついばむ。琵琶湖でとれた外来魚を加工した魚粉1に対して、国産の玄米などが3の割合で混ぜ合わされた飼料だ。京都養鶏生産組合が5年前から実験的に与えてきた。
[2009.01.29付 asahi.com /補足&強調Ekojin]
養鶏場のニワトリたち
["Poultry Farming"/Author:Ikhlasul Amal /cc-by-nc2.0 ]
この白身の外来魚を使った魚粉エサは、なかなか良いみたいです。
粉砕したブルーギルを丸2日ほど発酵させると、
栄養吸収効率の高い飼料が作れる、とのこと。
そして、肝心のチキンの味について:
滋賀県特産の「近江シャモ」300羽に、この飼料を140日間与えたところ、通常のエサよりも体重が約1割増えた 。肉の味についても、100人中60人以上が「好む」と答えた 。久保教授は「従来のエサよりも少量ですみ、コスト削減につながる」と期待している。
[2009.01.29付 asahi.com /強調Ekojin]
・・・うーん、これは期待できそうだ。
なにせ畜産飼料だし、安定需要が見込めそう。
大量に捕らえて捨ててるくらいだから、安定供給も問題なし。
地産地消 だ。
工夫が工夫を生み、環境保護とビジネスが両立する。
素晴らしい!
最後の提言は、国際会計に関わるお話:
9. 財務報告の規制強化とタックスヘイブン取り締まりによる法人税支払い回避の是正
[2009.01.23付 日経産業新聞 「『グリーン・ニューディール』のルーツ」/強調Ekojin]
The prevention of corporate tax evasion by demanding financial reporting and by clamping down on tax havens.
企業活動をやってる以上、適切なディスクロージャー(開示)をやってくれ、ってことと、
税金はきちんと納めようってことですね。
タックスヘイブン(租税回避地)とか止めよう、ってこと。
確かに、これらの改革もニューディールと言える。
モロに国の政策に関わることだ。
ま、そりゃそうだよね。
投資家が適切な判断を下すためには
ディスクロージャー制度の整備と徹底は欠かせないし、
公平な商慣行を担保するためには、タックスヘイブンなんて本当はあってはいけないはず。
マフィアや暴力団のロンダリングの温床となりがちなのも、こういった地域だ。
だけど何故かというか当然というか、
タックスヘイブンは、必要悪のような位置づけだ。
国際金融取引の世界では、実に普通にそれらの地域を経由した取引が行われている。
目的はもちろん、税負担の軽減。
この提言の画期的なところは、
これがイギリスのシンクタンクによるイギリス政府に対する提言 だ、ってこと。
ケイマン諸島、マン島、ジャージーやジブラルタルなどなど、
イギリスが国内と海外に抱えているタックスヘイブンは実に多い。
カリブ海にはイギリス領土の租税回避地がたくさんある。
そういった土地をきちんと取り締まろう、というこの提言。
善し悪しはともかくグローバリゼーションが進んだ社会では、
世界中がステークホルダー(利害関係者)と言えるのかも知れない。
社会と環境を改善することも企業の重要な社会的責任
という価値観のグローバル化なら大歓迎だし、そうあるべきだと思う。
グリーン・ニューディールの進捗を、これからも追い続けます。
この1年で、最も評判を落としたものはなんだろう。
麻生自民党政権の比ではないほど期待値を下げたもの。
悪玉との誹りを最も受けているもの。
それは、「金融工学 」という学問ではないだろうか。
世界的不況や金融危機のすべての元凶は、この金融工学の破綻にある、
という意見が主流だ。
ちなみに、Ekojinも今のところそう思います。
金融工学は、錬金術みたいな学問だという印象がある。
シロウトだけどさ。
格付け会社が軒並み高評価をつけていたサブプライムローンは、
実は、膨れ上がったリスクを分散させているだけのものだった。
レバレッジという仮想手法を使い、実際の価値とはかけ離れた額面を扱っていた。
格付け会社が論拠としていたロジックが、まさに金融工学。
そして、その金融工学の扱う対象として真っ先に挙げられるのが、
デリバティブ (金融派生商品)。
8つ目の提言では、そのデリバティブに対するごくごく当たり前のことを言っている:
8. デリバティブのような新しい金融商品に関する公的監査の強化
[2009.01.23付 日経産業新聞 「『グリーン・ニューディール』のルーツ」/強調Ekojin]
Increased official scrutiny of exotic financial products such as derivatives.
・・・当然のことだね。
アダム・スミスではあるまいし、この高度に発展した金融市場で、
神の見えざる手は全く期待できない。(というか実証済み)
社会主義に関する過度な拒否反応が、おそらく自由主義を進めすぎたのだろうけど、
規制がなければどこまでも突っ走れてしまうのが、
その金融工学というやつではないか、と思っていますよ。
「バナナを食べればエコ」って言ってます:
これは、住商フルーツ社の「自然王国eco 」。
1房あたり1kgのカーボンオフセット 購入、ということらしい。
最近国内にも増えてきたカーボンオフセットプロバイダーを通じて、
CO2排出枠を購入。
風力発電や水力発電などの環境プロジェクトへの資金提供を行う。
・・・ふむ、、、なるほど。
最近この手のカーボンオフセット商品を見慣れているせいか、
素直に素晴らしいと言えないかも、って思ってしまった。
たとえば、このフィリピン産バナナを日本に運ぶ環境負荷は相殺されてるだろうか。
現地農家に対するフェアトレードは確保されているか。
農薬は? 土壌は? 生態系は?
などなど。
本当のところどうなんだろう、という疑問だ。
そのあたりの見極めは、これからますます重要になってくるのだろう、と思う。
そして、企業側も消費者側もそういった「エコ・リテラシー」を高めることで、
だんだんと真のエコに近づく。
そうなれば、
本当はエコではない商品は、「経済原理によって」淘汰されるのだろう。
・・・問題は、そのリテラシーの向かう方向。
そこさえ間違わなければ。
7つ目の提言も、金融に関するもの:
7. 国際的な金融セクターの規制改変と活動制限。金融セクターが経済すべてを支配しないことを保障
[2009.01.23付 日経産業新聞 「『グリーン・ニューディール』のルーツ」/強調Ekojin]
The re-regulation of international finance: ensuring that the financial sector does not dominate the rest of the economy. This would involve the re-introduction of capital controls.
・・・つまり、金融の活動を制限して、金融本来の仕事に専念させよう、ってことかな。
この提言が2008年7月。リーマン・ショックが2008年9月。
今でこそ金融中心資本主義の見直しが世界中で叫ばれているけど、
この提言は、この状況を予言していたものなのだろうか。
金融にすべてを任せていてはいつか破綻することがようやく明るみに出てきた、ということだ。
製造業や不動産業といった不景気のあおりを直接喰う業界と異なり、
何重ものリスクヘッジをかけた金融工学のおかげで、
「金融」は、巨額のバーチャル・マネーを産み出してきた。
いつの間にか融資から投資へのシフト が進んでいたと言えばよいのだろうか。
経営者の高額の報酬も正当化されてきた。
そのモデルが破綻している。
「マネーの融通 」が金融の本来の役割のはず。
資本主義的には、「資本の再配分機能 」も担っているかもしれない。
だけど、
それがいつのまにやら実体経済のほとんどのフィールドに足を突っ込んでいる。
それを、改めて規制しよう、ってことだね。
いや、大賛成です。
世界経済を大混乱に陥らせた責任は金融にある。
少し、本分に立ち返ってもらいましょう。
ダボスの麻生さんもパッとしなかったなあ。
恒例の世界経済フォーラム(”ダボス会議”)。
今年2009年は、1月28日から2月1日まで5日間、開催された。
以下、麻生さんの演説より抜粋:
日本は昨年、G8サミット議長国として、2050年に世界全体での温室効果ガス排出量を少なくとも半減するという合意の形成に貢献しました。今年は、具体的な行動を決める年です。すべての国がそれぞれの責任に応じ、公平に努力を分担しなければ、問題は解決しません 。日本も一層の削減努力を行います。現在、環境、経済、エネルギーを総合的に捉え、科学的な分析に基づき、中期目標の検討を行っており、(2009年) 6月までには目標を発表する考え です。目標は、裏打ちのない宣言ではなく、経済面でも実行可能で、地球全体の温暖化対策に貢献するものにしたいと考えます。
[2009.01.31付 外務省リリース「麻生総理大臣演説」 より/補足&強調Ekojin]
・・・なんだかなあ。
去年のG8サミットで、
「先進国みんなで力を合わせて、2050年までにCO2半減しようぜ」
って言ったまでは良かったんだけどね。
国内の反対勢力やら各省やらの既得権益の調整がうまくいかず、
結局具体的にどうする、って話はまだ調整できてないみたいだ。
一方、ヨーロッパはとっくに中期目標を表明済み。
大統領が変わったアメリカも、いよいよ本格的に環境問題に取り組むと思われる。
そもそも6月に麻生さんが首相をやっているのだろうか。
4月くらいまでに予算がらみの法案を通したら、
今度は7月のマッダレーナ・サミットなんかを言い訳にして選挙を延期しかねないけど、
いくらなんでもそんなに厚顔無恥かな。
そしてそして、こちらのほうが深刻だけど、
世界は、今の日本に期待しているのだろうか 。
民意を問えずに権力に汲々とする政権政党の体たらく。
麻生さんが実はなんの数値も具体策も示していない、
っていう事実に世界の反発があまりないことが気になるよ。
大きいことの弊害を改めよう、という提言:
6. 巨大な金融機関である「メガバンク」をより小さなユニットに分割
[2009.01.23付 日経産業新聞 「『グリーン・ニューディール』のルーツ」/強調Ekojin]
Large financial institutions – ‘mega banks’ – to be broken up into smaller units and green banking.
日経産業の抄訳には明示されていないけど、オリジナルの提言には、
メガバンクを小さなユニットに分割し、「グリーン・バンキング 」化する。
というフレーズが続いている。
グリーン・バンキングとは・・・・
別名「エシカル(道徳的)・バンキング」。
社会や環境の改善に貢献するところ向けの融資に特化したバンキングのこと。
従来型バンキング
道徳的バンキング
目的
経済的利益
社会的及び経済的利益
投資先
高利益、高い費用対効果が期待できるところ
社会や環境の改善に寄与することが期待できるところ
利益の還元基準
果たした社会的責任の軽重は問わない
社会的責任を果たしたところに限る
意思決定プロセス
経営判断
スタッフや顧客による
情報開示
融資先情報は原則非開示
すべての投資・融資先情報の開示
預金者の選択権
融資先についての選択権なし
代替エネルギー、フェアトレード、雇用施策といった具体的行動に対する選択権あり
理想主義者が言いそうなことだ、という声が聞こえてきそう。
だけど、無理なことではないはず。
社会や環境の改善が長期的にもたらすメリットを考えれば、
メガバンクの業務細分化というアプローチでイケるんじゃないか、ってことだ。
検討に値するのではないか。
金融自体が「虚業」などと言われないためには、
そろそろそういう視点を持ってもよいのではないか。
機能の細分化を図り、小回りの利いた金融システムの構築を。