May, 2009 のアーカイブ

自己満足ですが何か

今やどのスーパーも取り組んでいるのが、レジ袋削減運動。
レジ袋の有料化や、マイバッグ割引やポイント加算などやり方はさまざまだけど、
「レジ袋を減らしてマイバッグを推奨する」という大きなコンセプトは同じだ。

西友の取り組み

こうしたエコの運動に懐疑的な人に言わせれば、
スーパーやコンビニで使うレジ袋を多少減らしてもエコにはならない、とのこと。

例えば:
袋の原料になるナフサは精製後の石油から作られるが、このナフサの他の用途がない。
マイバッグを作るCO2コストがかかるので結局意味がない。
レジ袋はゴミ袋として活用されており、決して無駄になってない。

という批判もあれば、もっと根本的に:
マイバッグなんて、エコ気取りしたいだけの自己満足
それよりももっと効果的なやり方があるのに、レジ袋だけ槍玉になってる

などなど、いろいろ批判もある。

・・・まあ、自己満足なのはそのとおりなんだろうね。
だって、地球に優しいとされていることをしたい、と思うからするわけで、
それが科学的に厳密に実証的に正しいか、
と言われればそれは分からないのが正直なところ。

でも何度も言うけれど、エコを実践するポイントはそこではないと思う。
そりゃあ効果があったほうが良いに決まっているけれど、
より大切なことは、
我々が環境問題の存在を少なくとも認識し、
現代と将来に対する責任を感じ、
それに対して何らかの行動をせねばすまない、という意識のほうだと思う。
というより、今までの人類(あるいはより限定的に先進国の国民)が、
地球や同胞たちにしてきたこと、
快楽だけを追い求めて舟を破壊し続けてきたこと、
その自覚がなければ、逆にどんな効果的なエコアクションを求めても無意味だと思う。

自己満足だろうが効果がないと言われようが、
少なくとも自分はその意識を持ち続け、
何もしないことの理論武装ではなく、何かするための理論を持ち得たい、
と思う。

クルマ社会から脱却できるかね ~栃木県

まずは県職員から:

栃木県は地球温暖化ガスの排出削減や交通渋滞の緩和などのため、「エコ通勤プロジェクトとちぎ」を(2009年)6月に開始する。毎月1日、15日を「エコ通勤デー」と設定し、県職員にバスや電車などで通勤するよう促す。職員の入庁時間を段階的に設けて通勤のピークを分散させる「オフピーク通勤」も試行する。
[2009.05.20付 日経産業新聞 「エコシティー」/強調Ekojin]

全職員対象に呼びかけているらしい。
任意参加らしいけど、プロジェクトとして命名して徹底したい、という意思の表れだね。

県職員が率先して公共交通機関の利用を実行し、
県全体に同じような動きを広めたいのだろう。

それは良いのだけど、問題(?)は、栃木県が結構クルマ社会だってことですね。
マイカーの世帯普及台数 (PDF)
1世帯あたり1.639台 (全国6位)
人口1000人あたり604.636台 (全国2位)

確かにクルマは便利だし、快適。
電車やバスのインフラが整備されていない、という事情はあるにせよ、
クルマ通勤に慣れた生活サイクルを、電車やバスに切り替えるのって、
思ったりハードルが高いのではないか。

まあだからこそこれまでも任意で呼びかけていた運動を
プロジェクトに「格上げ」したということだろう。
それだけ意気込みが本気だってことだ。

イイネ。
効果のあるなしよりも、行政自ら姿勢を正すことが大事。

最も黒い未来物質

紫外線から電磁波まで、あらゆる波長の光を吸収できる物質を「黒体」と呼ぶそうです。
吸収率1.0。 何も反射しないすごいモノ。 英語で言えばBlack body.
いわば、最高に黒い、ということだ。

現実には完全な黒体は存在せず、ブラックホールなどが近似のものとして認められる程度。

カーボンナノチューブを研究する水野耕平博士らのチームが、
カーボンナノチューブ黒体」という、ほぼ黒体とみなせるような物質の開発に成功した。
あらゆる波長の光を97〜99%の割合で吸収する。
紫外線から遠赤外線の波長はもとより、電波の領域も吸収するかも知れない、とのこと。
電波を吸収するとなると、レーダーに捕捉されない材料になるかもしれない。
ステルス技術だ。

この物質は光を吸収して熱を蓄える。
熱輻射(ふくしゃ)しやすい性質がある、ということだ。
ヒーターなどへの応用が期待できる。

光吸収性熱放射性に関しては、他の材料を圧倒する。
耐熱性耐食性も高い。
いろいろなものに応用できそうだ。

未来の物質、というイメージだね。
カーボンナノチューブの応用範囲は実に広い。

「2001年宇宙の旅」で、文明が生まれる前の人類に「知恵」を授けたのは
まさに黒体そのものという感じの無機質な「モノリス」だった。
もしかしたら、あのモノリスは未来の人類が置いたカーボンナノチューブなのかもしれない。

知恵に目覚めた人類の底力は本当にすごい。

九十九島に落書き

長崎県佐世保市の国立公園「九十九島 (西海国立公園)」。

地図で見ると明らかだけど、長崎県は本当に島が多い。
海岸線の長さ100m以上という基準で見れば、長崎県は971個でダントツの日本一。
日本全体では6852だから、日本の島の15%近くを長崎県が占めている。

西海国立公園は、九十九島を含む200以上の島がリアス式海岸を形作る。
点在する島々が絶景を為し、1955年に国立公園に指定されている。
映画「ラストサムライ」の冒頭シーンの日本神話を語るシーンでも使われている。
海に差した剣を引き抜いたときにポタポタと落ちた雫が島となり、
日本列島の礎となったという、あのシーン。

そこに落書きをした阿呆がいたようで。

落書きは、九十九島を巡る遊覧船が発着する西海パールシーリゾートの対岸にある長尾半島の立ち入り禁止区域で見つかった。大きな岩に「PPG」「日野族」という文字とハート形のような図形が書かれている。いずれも縦約40センチ、横約1.3メートルの大きさ。今月(2009年5月)9日、県自然環境監視員の澤恵二さん(61)が見つけた。公園清掃などを委託されている市公園街路課は「パールシーから見える場所に書かれ、頭が痛い」と話す。
[2009.05.22付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]


九十九島
[PD/Wikimedia Commons]

・・・ふう。
こういうことをする輩、というのはどう理解したら良いのだろう。
だって何も意味がない行為じゃないか。
犬のマーキングみたいなものなのかね。

若者のせいだともゆとり教育のせいだとも決め付けるつもりはないけれど、
環境問題を見ていて最も残念な気持ちになるのが、こういう報道に触れたとき。
将来を悲観してしまう。

環境教育っていつかは義務教育に組み込まれるんだろうか・・・。
自然を愛でるということは、
教えられないとできないことでも知りえないことでもないはずなんだけどなあ。
むー。

土壌に向き合って黒字達成

ワタミグループが先ごろリリースした「2009年3月期決算」(PDF)によれば、
同グループの「農業事業」セグメントの同年度売上は約33億円。経常損失が1800万円。
でも、2010年度3月期ではこれが売上約34億円で経常利益が4600万円。

ついに黒字!

⇒ワタミグループで農業セグメントを担う各社:
ワタミファーム
ワタミ手づくりマーチャンダイジング
当麻グリーンライフ

畜産などはまだ苦戦が続いているようだけど、
メインの畑作部門では黒字体質になったとのこと。

居酒屋で提供する有機農産物の生産部門だ。
有機農作物の調達コストを考えグループ内で生産を担うことになったのだという。
とは言え、作った有機農作物は外部への卸しも行っており、
競争力のある農産物生産のノウハウが求められている。

これっていいよね。
循環型社会の達成のためには、人類は改めて大自然と向き合わなければならない
現在の生活レベルを落とすことなく、
グローバル化された経済の活力を殺ぐことなく、
新たな格差を生み出したり拡大させたりすることなく、
大自然から恵みを得て、循環させなければならないのだ。

つまりは、
大自然から経済的な「価値」を創出して人々の生活を支えるエコ・エコノミーだ。
思い切り端的に、「農業で黒字を出すことがその実現の第一歩
と言っても大きくは外れてはいないだろう。

ナチュラル・キャピタリズム(自然資本主義)実現のひとつの端緒になるだろうか。

ダンボールコンポスト(20) ~ノウハウを身につける

<<PREV [ダンボールコンポスト(19) ~なぜか使命感に萌ゆ]

ダンボールの堆肥づくりがガーデニングの道を開いてくれました。
歴代コンポストたちの現在の状況:

(下)旧ペテロ。 ジャガイモと枝豆。 ホウレンソウは駆逐されました。

(下)旧パウロ(1)。 アサガオと大根とカボチャ。 混んでますなあ。

(下)旧パウロ(2)。 ゴーヤ。

(下)モニカ。 熟成中。乾燥しているのでこのあと水を注入。

(下)バーバラ。 現役。小さいアリがたまに大量にいる。

・・・なぜホウレンソウが駆逐されたのかなあ。
近くにナス科のジャガイモを植えたからではないか、というシロウト的な分析をしてみる。
それにしてもジャガイモはたくましく育つね。

熟成中のダンボールコンポストの乾燥問題に毎回悩む。
カラカラに乾いてしまって、ちっとも堆肥化が進行しないのだ。
どうしたものか・・・。

そして、いよいよ本格的な夏を迎えるにあたって、
虫の発生をなるべく抑えねば。
コバエとかアリとかダンゴムシなんてのは全く問題視しないけど、
例のあのGが付く人が現れたりしたら、けっこうキッツイので。。。

こういうノウハウを徐々に自分なりに溜めようと思います。

NEXT>> [ダンボールコンポスト(21) ~収穫は近い]

プリウスよりチャリ

自転車、通称チャリ。
最近ブームだ。 まわりでもチャリ通が増えてきた。
週末東京から日光まで行ってきた(150km)、なんて言ってる人もいた。
すごいよね。

健康ブームとエコブームの相乗効果、ということだろうか。

今年(2009年)12月にデンマークで開かれる地球温暖化対策の国際会議「COP15」をアピールしようと、(2009年5月)23日、エコな乗り物として見直されている自転車に乗って、東京都内の各地から都心を目指すイベントが開かれた。
この日の東京・大手町は、正午の気温が27.3度。参加したのは自転車愛好家ら約1000人で、自転車の車輪がデザインされたおそろいのTシャツを着て、足立区を除く都内22区役所から、約5~20キロ先の明治神宮外苑のゴールを目指した。主催した同国大使館のフランツミカエル・メルビン駐日大使も参加した。
[2009.05.23付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]

ブームの理由は健康もエコももちろんメリットだろうけど、
「日常の移動手段として適度なツール」というのが最も大きいと思う。
通勤や通学の手段として、現実的なバランスがあるんじゃないかな。
遠すぎず、辛すぎず、起伏もそれほどなく、というような。

当たり前って言われそうだけどw

それをより効果的にするためには、
電車に自転車を持ち込めるインフラをもっと整えたり、
車道の自転車道路部分を少し拡張したり、といった整備が必要だろう、と思う。

多摩川の50kmコース、今度挑戦してみようかな。。

平和な海を平和なままに

かつてマゼランが、
その平穏さを表わして「太平洋」(El Mare Pacificum、平和な海)と名づけた大洋。

この海を分かち合う現代の国家たちが、協力して地球環境問題に取り組んでいる。
既報の「島サミット」だ。

南太平洋14カ国・2地域の首脳らを招いた第5回日本・太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議(太平洋・島サミット)が(2009年5月)22日、北海道占冠(しむかっぷ)村で開幕した。初日は環境分野について協議し、持続可能な開発に向け「共太平洋環境同体」として地球温暖化対策などに取り組むことで一致。12月にコペンハーゲンで開かれる気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で協力することも確認した。

議長を務める麻生太郎首相は「太平洋を共有する同じ島国のパートナーとして皆さんが直面する課題克服に向けできる限りのお手伝いをさせていただきたい」と述べ、太陽光パネルや海水淡水化装置の供与などで68億円を拠出すると表明した。ゴミの分別や廃棄物処理など日本が持つノウハウを普及させるため、今後3年間で1500人の人材育成を行うことも伝えた。
[2009.05.22付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]

⇒最終日に採択された「北海道アイランダーズ宣言」。
キズナ・プラン」というユニークな名前の施策も見える。

EUに倣ったアジアの共同体構想やアジア共同通貨構想、
それにASEAN+3の活動など、東部アジアをめぐる国際的な動きも盛んになるなか、
太平洋の島嶼国の事情はスルーされがち。

日本が得意とする環境分野の技術供与で、まだまだ共に成長できる。
単に金銭やモノの支援だけではなく、隣国としての真のパートナーシップの構築が求められる。

前世紀の中盤、この海を舞台に大きな戦争があった。
戦争の当事国の人々にとっては、迷惑千万だしトラウマだ。
戦争は、この海の北西岸にあった当事国の一角に炸裂した2発の核爆弾をもって終了した。
太平洋の海の恵みを食べて育った200万人以上の人々が命を落とした戦争だった。

その災禍が二度とないように。
「平和の海」を守ろうではないか。

エゴ財界の稚拙な理屈

財界からのエゴにまみれた発言が相次ぐ。

2020年までの温室効果ガス削減目標(中期目標)設定に向けた議論が大詰めを迎える中、経済界が政府に対する批判とけん制を強めている。政府の「地球温暖化問題に関する懇談会」のメンバーを務める日本経団連の三村明夫副会長(新日本製鉄会長)は(2009年5月)22日、東京都内で講演し、90年を基準年に二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指すことを決めた京都議定書を「外交上の失敗だ」と批判。政府が6月に決める中期目標は、慎重に検討すべきだとの考えを示した。

中期目標を巡っては、経団連が12日、政府が示した「90年比4%増」から「25%減」の6案のうち、最も緩い「4%増」の支持を表明。これに対し斉藤鉄夫環境相が「世界の笑いものになり、国際社会での地位をおとしめる」と批判していた。

この環境相発言に対し、日本鉄鋼連盟の進藤孝生環境・エネルギー政策委員長(新日鉄副社長)は22日の会見で、「たとえ世界の笑いものになろうが、国民に過剰な負担にならないように国益を主張するのが行政責任者の役割だ」と厳しく反論。高い削減目標の設定を主張する環境省などを「国益に沿わない」とけん制し、国際競争力や経済の実態に見合った現実的な目標の設定を求めた。
[2009.05.22付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]

・・・つまり。。。
京都議定書で先進国全体で1990年比5%削減しよう、
とした国際合意は間違いだった、あるいは参加するべきじゃなかった、
という主旨ですね。 日本の経済が停滞してしまうじゃないか、と。

ブッシュ前米大統領と同じリクツですな。
全く同じことを言って議定書の義務に参加しなかったのがアメリカだ。

いやはや、噴飯モノとはこういうことを言うのだろう。
エゴむきだし

国益に沿わない、とはなんだろう。
言い換えると、「私達の会社の負担が大きい」ということかな。
温暖化を促進することが国益なのかな。
あるいは先進国としての責任ある姿勢を見せないことが国益?

「地球温暖化の原因はCO2ではない、だからCO2削減は無意味だ」
という論陣を張るならまだ分からなくはないけれど、
負担が大きい、で押そうとするのがすごいよ。

負担が大きくたってやらなきゃいかんのです。

国レベルではなく地球全体の問題であり子供達の将来の問題。
企業の負担なんて二の次としなければいかんでしょう。少なくとも建前は。

京都議定書の合意事項が最も効果的だったかどうかなんて分からないけど、
少なくとも各国が経済の停滞を抑え、最大限できることをやろう、
と言って知恵を絞り合意に至ったのではないか。

「国際的な合意」というのはそういうことだろう。
達成できそうもないからっていまさら目標設定に文句を言うのは実にみっともない。
代替案も示さずに。
まさかあのゆるゆるの自主行動計画がそれかね。

新日鉄では社員のこんなエゴが通るのかな:

そもそも僕の目標設定が高かったんだよ。全然達成できそうもないよ!
だから次の目標は大幅に下げてくれないと僕ヤル気がそがれちゃうよ!
ホントだめな経営者だよなあ。
僕は何も合意した覚えなんてないし。
目標は自分で勝手に決めたのを守ってるからそれでよいでしょ?
会社全体の目標?過去の責任? そんなものは僕は知らないよ!
あ、ところで僕は達成できないけど「ではこうしたら良いのでは」という代替策は
経営者の仕事だから経営者が考えてね。
ホントだめな経営者だなあ。

ふう。
エゴっていやですね。

「購入」の「融資」に「補助」 ~山梨県

効果やいかに:

山梨県は一般家庭が県内の住宅に太陽光発電設備を導入する際に、工事費の借り入れに最大10万円を補助する制度を始めた。国や市町村の制度と組み合わせて、補助を手厚くすることで、太陽光発電設備を導入しやすくする。
(中略)
(2009年)4月1日以降に県内住宅に設置した住宅用太陽光発電設備が補助の対象。工事費に金融機関から融資を受けた場合に補助が受けられる。
[2009.05.13付 日経産業新聞 「エコシティー」/強調Ekojin]

・・・なんともはや、分かりづらくないですかね、これ。
要するに、太陽光パネルを屋根に設置するにあたって銀行からお金を借りた人に対して、
最大10万円上げますよ、ってことか。

ちなみに補助を受けた場合、耐用年数に相当する17年間
設備の譲渡や廃棄が原則できない、という。

うーん。なんで減税しないんだろう。
パネル設備を購入するにあたって融資を受けたことの証明や、
17年間、ちゃんと設置されているかの確認など、
税金でやってもあまり変わらないような気もしないでもない。。。
それとも、所得税と違って地方税はそういうことが難しい仕組みになっているのかなあ。
そういえば住宅ローン減税も住民税が対象になったのはかなり後だったし。

金融機関の融資、という枠組みを通すことに何かメリットがあったのかな。

最大の疑問は、効果。
新車よりも高価な太陽光発電設備の「購入」ではなく
「融資」に対する補助としての10万円。
厳しい財源のなかでは限界なのかもしれないけど、正直少ないのではないか。

そして何よりも。山梨県のサイト
ほとんどの地方自治体に言えることだけど、どうして公式サイトが見づらいのか。

検索に耐えうるシステム構成になっていないし、探したい情報へのアクセスが悪い。
日経産業にこうやって記事がでるのなら、
それを見越して「日経産業を読んだ方はコチラ」くらいのリンクがあっても良い。
気の利いた企業ならそうしてるし、そうしてないのは広報の怠慢だ。

やっぱり、そのへんは圧倒的に弱いな、って思います。

脱ISO14001?? ~滋賀県大津市

国際規格は身の丈に合わない、って感じかな?

大津市はこのほど、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取りやめ、大津市独自のシステムに切り替えてCO2の排出量と経費を削減していくことにしました。
大津市では平成14年(2002年)に環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を取得し、二酸化炭素の排出量を削減することによって出来る電気代など経費の削減に取り組んできました。大津市によりますと、その結果平成17年度から19年度までに、約3900万円の経費を削減できたということです。これによりノウハウが蓄積され、運用システムが定着したということで、認証取得に費用のかかるISO14001の認証を取りやめ、大津市独自の環境マネジメントシステムに切り替えることにしたということです。
[2009.05.07付 BBCびわ湖放送電子版/強調Ekojin]

その新しい独自の環境管理システムは「オームス」、というらしいんだけど、
市の公式サイトに載っていないのだよね・・・。
スペルもわからないけど、
Ohtsu Environmental Management System” なのだろうか。

独自に取り組むという環境管理の内容は以下の通りだそうです:

  1. 昼休みの部分消灯を徹底、点灯率20%以下
  2. 執務中の不要な個所の消灯を徹底、消灯率5%以上
  3. 使用しないパソコンの電源切断を徹底
  4. 時間外の不要な個所の消灯の徹底
  5. 水曜の定時退庁の徹底による一斉消灯推進

・・・ええと、、、ひとつ素朴な疑問がありまする。。。

上でいう独自の「環境管理」。
これがISO14001に取って変わると判断されるような「ノウハウ」??
経営者か総務部にちょっとエコが興味がある人がいるような会社なら、
とっくに実現されていそうなことばかり
なのだけれど。。。
正直言って、国際規格のレベルからは程遠いような・・・。
そりゃあコストも削減されるよね。。。

うーん。どうなんだろう。

もっと驚くのは、滋賀県で同様にISO14001を捨てて独自システムに切り替えたのが、
近江八幡市、甲賀市に続き3例目だということ。
そういうブームがあるのだろうか・・・。

誰か詳細と効果のほどをご教示を。

ミツバチの公開捜査に踏み切った

この機動性にはちょっと驚いた。
以前(2008.09.29/2008.10.08)も紹介した最近のミツバチ急減の続報。

果樹栽培などに使われるミツバチが急速に減少し、いまだに原因が解明されていない問題で、農林水産省は(2009年5月)13日、ミツバチ“失踪”の謎に挑む研究者グループの募集を始めた。研究費用は1000万円を上限に農水省が負担する。
農水省によると、ホームページなどで、今月26日まで、大学や研究機関などの研究者グループを募集。審査の上、1グループを選び、研究委託契約を結ぶ。研究者らにはミツバチ減少の実態について調査研究し、原因を解明することが求められる。
[2009.05.13付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]

最近のミツバチの急減の原因が分からずお手上げ、ってやつなのだろう。
アインシュタインの言葉の信憑性はともかく、ミツバチ急減が与える影響は大きい。

なにがすごいって、政府系のなんとか財団法人などには任せず、
早々と手広く研究アイデアを募集。
それも研究費負担を賞金として「入札」させるやり方だ。
居丈高でプライドが高い省庁のやり方としては珍しく機動的な良案、と言えると思う。

1000万円が費用対効果としてどのくらい妥当なものかどうかは
この時点では分からないけど、使命感に燃える研究者たちが一念発起して欲しいなあ。

原因が分からないのはなんにせよ、気持ちが悪いし。
応援!

1粒で2万回おいしい

数のインパクトがすごい。

北海道恵庭市にある農業と環境のテーマパーク「えこりん村」で、土を使わない水耕栽培で1粒のタネからトマト2万個の収穫に挑んでいる。
水耕栽培では、水温や肥料の濃度を一定に保ち、たくさんの酸素を根に与えることで、根が縦横無尽に伸び、収穫量も多くなるという。昨年(2008年)11月に植えたタネから伸びた茎は直径5センチと太く、無数の赤い実を付けた“トマトの森”に成長した。挑戦4年目の今年は、(2009年)10月までに昨年の記録(1万7185個)を上回る2万個の収穫を目指す。
[2009.05.10付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]


えこりん村のトマト
[GFDL ver.1.2/インコマン, 2007]

2万という数字が相場に比べてどのくらい多いものなのかは分からないんだけどねw
でも1→20000 というインパクトがすごい。
魚が産む卵みたいだ。

えこりん村」は、びっくりドンキーで有名なアレフ系列の運営。 北海道恵庭市。
民間企業の広報で重要なのがなんと言っても話題性や新規性。
こういうノウハウはエコの分野にもどんどん活用できるね。
恵庭は遠いけど、一度行ってみたくなる。

というわけでクチコミマーケティングに協力しておきました。
(無報酬ですよ念のため)

登戸ウォーク(2) ~ばら苑に咲き誇る女王たち

2002年に閉園した「向ヶ丘遊園」。
その一角にあったのが「ばら苑」。

今は生田緑地に運営が移管され、ボランティアが中心になって手入れがされている。
春と秋のみ、一般公開。

良い匂いが立ち込めて、気分が高揚する。

癒されるなあ。
様々な種類がある世界の園芸用バラは、8原種の交配で生まれたわけだけど、
そのうち3種が日本原産。
日本は万葉の昔から、バラを愛でてきた。
西洋っぽいイメージがあるけどね。

Under the rose と言えば、何かを密かにすることのオシャレな言い方。
トゲを持っていても、いや持っているからこそ、
「魅惑」とか「蠱惑」といった言葉が良く似合う。

秘めた魅力をもつ元祖ガーデニング・クイーン。

登戸ウォーク(1) ~日本民家園の古民家

生田緑地ばら苑を満喫 登戸ウォーク」に参加。

神奈川県川崎市の登戸駅(JR/小田急)から、宮崎台駅(東急)まで。
約9km。
川崎市最大の公園「生田緑地」がメインの見所かな。

その生田緑地内の日本民家園は結構面白かった。

(下)水車小屋。なんだろう。とても絵になるよね、水車。

(下)茅葺きの民家。 白川郷思い出すなあ。

(下)板葺きに重しの石。 板が落ちないようにだろうけど、石は落ちないのかな。

(下)こうやって、全国から集めたらしい。

(下)ワラ細工づくりを実践。

・・・古民家の価値を見直して、保存したり再生したりする動きは、
徐々に広がっているみたい。地方自治体だったりNGOだったり。

ライフスタイルが変化した現代用にアレンジしてうまく活用できるといいよね。
旧来のやりかたで居住することは難しいかもしれないけど、
「和」のテイストとして部分的に利用したり、資料館のようなものにしたり。
相変わらず和ブームは根強いし。

遺産としての文化や技術を守りつつ、時代とともに変えていく部分の融合ね。
日本人が得意にしているはずのスキル。

コウノトリが教える経済と環境の両立

兵庫県の但馬地域の豊岡市

とにかくコウノトリと言えばこの市。
なにせ、市名の一般公募で「こうのとり市」「コウノトリ市」がそれぞれ3位、6位になったくらい。
票が分散したのが惜しいね。

そんなコウノトリの市で、着実に実績をあげているのがこれ:

放鳥コウノトリの野生化を支えるために、兵庫県などが普及を進める「コウノトリ育(はぐく)む農法」。同地区が始めたのは、最初の放鳥から2年前の2003年のことだった。無農薬や減農薬、冬も水田に水を張ってエサとなる生き物を増やす「冬季湛水(たんすい)」などにも取り組んだ。
試算では、コウノトリのつがいにヒナが2羽いる場合、必要なエサはドジョウに換算して年間約11万6千匹。放鳥の野生化を支えるには川や湿地では足りず、田んぼがエサ場となることが欠かせない
[2009.05.11付 日本経済新聞夕刊「広角鋭角」コウノトリ舞う空1/強調Ekojin]


[2006.11.20 兵庫県豊岡市「環境と経済の共鳴」より]

最初は農法の変化に反対意見もあったようだけど、
この「コウノトリ米」が食の安全ブームとあいまって人気が出てきたこと。
従来のコシヒカリと比べてこの農法の無農薬米が1.5倍の値段で取引されるそうで。
そりゃすごい。

コウノトリを育てる目的と、農作物の価値を高める目的が両立している。
エコ・エコノミーそのものだ。

やはり雑草が増えてしまうなどの課題が残っているという。
まだ完成形ではなく試行錯誤の段階。

豊岡市の取り組みから学ぶことは多そうだ。
市の姿勢として明確に「環境と経済の共生」をビジョンとして打ち出しているが
何よりも素晴らしい、と思う。

もうバーガーしかない

こんどはシカですか。

食害対策で駆除したシカを有効利用しようと、高知県香美市物部町別府のべふ峡温泉で先月(2009年4月)下旬、シカ肉を使ったバーガー「もみじバーガー 喰(く)うしかない」が発売された。日曜、祝日の限定で1日50セット販売。地元産の野菜などを使い、地産地消にもつなげたい考えだ。
同温泉ではこれまでシカ肉のカレーやカツ丼を考案しており、さらに種類を増やそうと、市商工会と連携して企画した。高知工科大の学生を招いて試食会を開き、肉への火の通し方やネーミングに学生の意見を反映した。
[2009.05.10付 asahi.com /補足&強調Ekojin]

・・・なんと、ブルーギルに続き、駆除した食肉の再利用に「バーガー」が登場した!
大人気だね。

とはいえ、地元の人たちにとっては笑い事ではない。
2005年ごろからの山間部のニホンジカの異常繁殖による食害が深刻化しているのだ。
行政から助成金が出て、駆除しているような状況。
それでも改善されていないんだろうか。

「もみじバーガー」のもみじとは鹿肉のこと。
秋と紅葉のモチーフは花札の絵柄でもある。(”シカト”の語源)

縄文の昔から日本人にとっては、シカとイノシシは狩猟の対象。
(肉)」+「(鹿)」 だし、
(猪)」の「シシ(肉)」 だ。
つまり、両方とも食肉が前提の動物だったわけだ。

それが思わぬ経緯で現代に復活したというわけだね。
アレンジも現代風に、バーガー、と。
なるほどw

風車の一等地、青山高原

さわやかな風が吹きそうなトピック。

三重県の津市と伊賀市にまたがる青山高原一帯で、風力発電設備の建設ラッシュが続いている。風が強いなどの立地条件のよさからすでに32基が稼働する「風力発電銀座」。15年度中には3倍の97基、総出力は5倍に増え、国内最大級となる見通しだ。
[2009.05.10付 asahi.com /補足&強調Ekojin]


青山高原の風車群
[GFDL ver.1.2/Takayamamoto, 2007]

風速が年間を通して高いこと。
渡り鳥の通り道でないこと。
などが「一等地」たる所以だという。
若狭湾から琵琶湖を経て、伊勢湾へ抜ける「風の通り道」なのだそうだ。
一地域の出力としては、世界でも屈指。

・・・なるほどなるほど。
一度その圧巻を観てみたいなあ。

柏崎刈羽原子力発電所再開

ついに再開。

東京電力は(2009年5月)9日、平成19年(2007年)7月の新潟県中越沖地震で被災し、全7基が停止していた柏崎刈羽原子力発電所(同県柏崎市、刈羽村)7号機の起動試験を行い、地震以来1年10カ月ぶりに運転を再開した。順調に行けば6日以内に発電を始め、安全性を確かめ、6月下旬には営業運転に移行する予定だ。
[2009.05.09付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]


柏崎刈羽原子力発電所
["Kashiwazaki-Kariwa"/Author:Hideyuki KAMON /cc-by-sa2.0]

世界最大の発電出力を持つ原子力発電所。
当然のことながら日本国内、特に首都圏の同発電所への電力依存度は高かった。
2007年7月の地震で停止してからは、火力など他の発電でカバーせざるを得ず、
その分CO2排出の抑制が効かないまま京都議定書の約束期間が始まってしまい、
なかなか辛いところだった。

今回の再開で、ある程度は盛り返せるかな。
夏前に完全復活できれば、最大の需要期を原発で乗り切れることになる。

原発は、多くの問題点を抱えながらも、
現時点では最も「現実的な」発電方法と言えるのかもしれない。

個人的には、遠い将来までツケを残すことになる点と、
事件が起こったときのリスクがあまりにも高いという点で
原発に反対したい気持ちもあるのだけど、現実的な代替手段がない。

宇宙空間の太陽光発電や、月のエネルギー開発が本格化する近未来には、
もしかしたら原発は不要になるのかもしれない。

それでも既に、稼動開始から相当な実績が積まれているので、
かなり先の未来までの厳重管理が求められる状況であることは変わらない。

危うい性善説に立脚した薄氷のようなエネルギー生産という実態、
と思うのは悲観的過ぎるだろうか。

汚泥から発電燃料

これぞ21世紀型の循環型社会の形かも。

今月(2009年4月)、広島市の下水処理場で世界的にも最先端の資源リサイクルの取り組みが始まった。毎年2万7000トン以上発生する下水汚泥を専用プラントで燃料に転換し、近隣のJパワー(電源開発)の竹原火力発電所(広島県竹原市)に供給する。自治体と電力会社が組み、従来はほとんど焼却処分されていた汚泥の新用途を開拓した。
[2009.04.23付 日経産業新聞「環境新経営 エコ2ノミー 第7部 不況に克つ省資源(下)」/補足&強調Ekojin]

汚泥、すなわちヘドロを発電燃料として使う新技術だ。
専用プラントの開発に貢献したのが東証1部上場の月島機械

以前、ヘドロを腐葉土に生まれ変わらせる新技術について紹介したことがあったけれど、
今回のものは直接のエネルギー源として生まれ変わらせる技術。
どちらも「循環」がキーワードになるエコエコノミーだ。

発想の転換をイノベーションにまで高める工夫がどんどん求められる中で、
こうやって再資源化関連の新しいイノベーションが生まれるのは、
本当に素晴らしいことだと思う。

まだまだ、転がっていそうだな。

同じ海の仲間たちとの「太平洋・島サミット」

2009年5月22日~23日。
太平洋・島サミットという会合が日本の北海道トマム地区で開かれる。
2008年の洞爺湖サミットに続き、北海道が国際会議の舞台となる。

正式名称は「日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議」。


日本とともに共同議長を務めるニウエのサンゴ台地
["CoralChasminNiue"/Author:fearlessRich /cc-by2.0]

当初の参加国・地域は、日本のほか、

14ヶ国・・・
オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島共和国、
キリバス共和国、マーシャル諸島共和国、ミクロネシア連邦、
ナウル共和国、パラオ共和国、パプアニューギニア、サモア独立国、
ソロモン諸島、トンガ王国、ツバル、バヌアツ共和国

2地域・・・
クック諸島、ニウエ

の予定だったんだけど、2006年の軍事クーデター以降、
軍事独裁政権のまま一向に民政移管がなされない「フィジー」に対しては、
日本は招待状を出さないことを決めたのだという。
ビルマ(ミャンマー)みたいなものかと思うけど、事情が違うんだろうね。

日本が環境面で協力できる分野も多いだろう、と思う。
ツバルマーシャル諸島など、海面上昇の影響をモロに喰らってしまう国々に対しては、
道義的支援以上の責任が発生しているだろう。

広い太平洋に点在する島々なので、環境も一様ではない。
サンゴ礁が盛り上がってできた島(ニウエ)、
リン鉱石が主産業の国(ナウル)、
熱帯雨林の希少動物の宝庫(ソロモン諸島)、
黒真珠づくりに燃える国(クック諸島)、
スキューバダイビングの人気スポット(パラオ)、
・・・などなど。

日本からの財政面の援助は継続する必要がある。

でも一方で、彼らの自然と調和した暮らしや文化の有様からは、
先進国の価値観にどっぷりとつかった日本人にとって、
学び取ることや思い出すことが多いのではないか。

同じ海を共有する隣人として、連絡を密に。

ダンボールコンポスト(19) ~なぜか使命感に萌ゆ

<<PREV [ダンボールコンポスト(18) ~いよいよ本格的に栽培。]

ガーデニング的には難しいところかも。


堆肥(二代目パウロ)を使ったプランター

奥の列からアサガオ、大根、カボチャ。
いやはや、混んでますなー。乗車率200%って感じ。
ええ、間引きます。間引くともw
大根なんかは間引いたものを食しております。

なんていうか、
あんなちっこい種を埋めてそれなりに手をかけるだけで
こうやってワサワサとなるのが改めてすごいな、って思う。
もちろんプロみたいに上手にはいかないけどさ。

コンポスティング(堆肥化)からガーデニングって
ある意味必然だと思うのだけど、
意外と一気通貫でレポートしている人が少ないなあ、って思ったりした。
なのであえて一連の流れとしてレポートを続けたいと思います。
頑張れ自分。
使命感が沸いてきたw

なお、ダンボールですが三代目モニカが熟成期間に入りました。
四代目「バーバラ」がデビューしております。

この擬人ネタ、いつまで続けるのか・・・。

NEXT>> [ダンボールコンポスト(20) ~ノウハウを身につける]

グリムス6本並べてみます

今までより半月くらいかかったようだけど、
無事6本目のグリムスさんがオトナになってくれました。


左から、1本目~6本目。 

今回はサッカーボール(?)型。
いろいなな形があるなあ。全部で何種類あるんだろう。

個人的にはオレンジなどの別の色の樹が嬉しいのだけど、
これまでのところは全部緑色。 何か別の条件が必要なのかな。

そして実際に植樹される場所も順調に決まりつつある。

他の方のグリムス見ていると、どうやら7本目を育てるときから、
「名札」部分が少し変化するみたい。 楽しみだ。

エコ関連のブログパーツは、
面白そうなのを見つけてはちょくちょく変えたりしているのだけれど、
gremzは最初からずっと貼っているなあ。
アイデアが面白いもんなあ。

国際規格のprosとcons

国際標準化機構(ISO)の環境マネジメントシステムである、
ISO 14001」は有名な国際規格。

品質マネジメントのISO 9000シリーズと並んで、
大企業との取引の際の条件であることもある。

企業や団体が、その事業活動の結果として生じる環境への影響を
持続的に改善するためのシステムを構築していること。
そしてそのシステムに継続的な改善のサイクルが回っていること、
が取得の条件。

ビジネス的な用語で言えば、「PDCAサイクル」ってやつだ。
環境関連のある基準指数(たとえばCO2排出何トン以下)のような
具体的な数字をクリアしていることではなく、
それらについての明確なアプローチ姿勢と、
持続的な改善サイクルがシステム化されているかが重視される。

・・・こういう規格はね、当たり前だけど絶対的な判断基準にはなりえない。
いつかの製紙偽装やこないだの冷蔵庫のエコ偽装などでも証明された。
効果的なシステムであっても、
日々動いている以上、それだけ制度のキズが入り込む余地がある。
偏差値だけで人を測るのが間違いであるのと同じ理由だ。

それでもね、やっぱりある基準を満たすために、
非効率な点を洗い出し、整備して、改善案を実施して、
それを運用に載せた、ということは一定の評価があって良い、と思う。
それも偏差値と同じだ。

PDCAサイクルは、非常に優れたフレームワークだと思う。
上記のようなリスクも孕むものだということを充分に認識して、
こういう規格を軽視せず、かといって神聖視せず、という姿勢でね。

「ペットボトルでワクチン」についての違和感?

エコキャップ運動」については当ブログでは2度採り上げました。
初回は運動そのものの取り組み。
二度目は勤め先で集めたので送ります、という話。

・・・それぞれコメント欄にもご意見を頂きまして、
運動の実態についても勉強させてもらっているところです。
なかなかいろいろあるようでして・・・。

それはともかくとして、
近所のスーパーでもこんな取り組みをしているのを最近みかけました。

ほうほう。
ペットボトルのキャップを客から集めてNPO団体に届け、
その売却代金が各国大使館を通じてポリオワクチンとなり子どもたちに届けられる。
まあ構図は一緒だね。 スーパーにも広がってきた、ということか。

こうやってこの「エコキャップ」運動は生活のあらゆる階層に浸透してくるのだろうか。

「良いんじゃないの」と思う反面、何かの違和感を感じていることも事実。
この違和感の正体はなんだろう。

自分でも解明し切れていないなりに論点ぽいところを挙げると以下の点だろうか。

1. ペットボトルキャップとポリオワクチン、というあまりにも異なる2つのモノ
2. キャップの売却⇒売却代金でワクチン購入というプロセス
3. エコキャップ推進運動に一定の反対勢力がいるらしい事実。
4. 公共団体が行っているゴミの分別とは異なる独自の回収ルートの存在。

今はあえてそれぞれの論点に深入りすることを止めておこう。
もう少し自分なりに調べてみたいし。
なにやらきな臭いムードを感じて仕方ない。

・・・安易な予断は宜しくないので。
さて。

本テーマのエントリー一覧(今回含む): 1/2/3/4

横浜散策(2) ~浜の潮風、背に受けて

開港150年の記念イベントに盛り上がる「みなとみらい21」地区。

そこかしこにこんな風力発電機が。

通常のプロペラ型とは違う形状でもこれが風力発電機だとすぐに分かったのは、
以前に紹介したことがあるから。
⇒ENEX2009時のエントリー

オリテックス社、頑張っているみたいで。

・・・秋口までプチ万博の様相の横浜ベイサイドエリア。
地球的共生」のシンボルのキャラクター、「たねまる」は、
現在も横浜開港資料館の中庭にある「タマクスの木」をイメージ。
ペリー来航時に既にあり、戦災や震災で焼失し、
そのたびに新芽が出て復活しているという。
開港のシンボル。

風力発電機とタマクスの木。
港町の新旧シンボルは、浜の潮風を背に受けて何を想う。


みなとみらい21地区 遠景

横浜散策(1) ~山下公園・花壇展

横浜・山下公園で「花壇展」が開催されていた。
横浜市緑の協会の主催。
よこはま花と緑のスプリングフェア2009」の一貫。

決められたスペースの花壇が、出展各社の思い思いのデザインで彩られていた。

(下)「ももち舟」。  横浜市歌に唄われる「今は百舟百千舟~」だね。

(下)「世界平和」。 シンボリックなモチーフ。 手前の緑はパセリかな?

(下)「黒船来航」。 なかなか凝ってるなあ。でも浦賀じゃないのに?

(下)「ジョセルの花のピラミッド」。 エジプト最古の階段状ピラミッドを作らせた王の名から。

今年(2009年)は、横浜港が開港して150年。
ベイサイドでは様々なイベントが目白押し。
巨大なクモが町を練り歩いたりしております。
ちょっとした万博のような趣き。 歩くだけで楽しい。
あ、ちなみに横浜はEkojinの育った町です。
(なので、さっきチラッと言った横浜市歌だってまだ歌えますよ)

山下公園が意外と花の多い公園だということも、
今回久しぶりに訪れて発見したことのひとつ。

見知った町のつもりでも、改めて歩き回ると新しい発見があるものですね。

天然の癒やし系

5月4日は、「みどりの日」(2007年から)。

毎日新聞が、みどりの日にちなんだテーマで社説を書いている。
ガーデニング(園芸)を楽しむ人が最近減っているという現状を憂いている。
すぐに結果を求めたがる現代の風潮と合わないのではないかという関係者の弁。

園芸離れを趣味の多様化、時代の流れと片づけてしまうのは寂しい。花や草木を育てるのは確かに難しく根気がいる。失敗すると、やり直しは1年後の季節の再来まで待たなくてはならない場合もある。しかし、それだけにうまく育った時の満足感や達成感はひとしおだ。水やりを怠ってしおれかけた植物がみるみる生気を取り戻す姿に、逆に力をもらうような喜びもある。ベランダ菜園程度の経験しかない者にとっても、その醍醐味(だいごみ)は得難いものだ。
[2009.05.04付 毎日新聞社説(Web版)/強調Ekojin]

・・・そうだよねー。
物言わぬ植物だからこそ、
土と水と光を通じたコミュニケーションが成果に結びついたときの喜びが大きい。

植物を育てることの心を癒やす効用に着目した「園芸療法」が注目されているという。

戦争の悲惨さを目の当たりにした帰還兵や、
暴行を受けるなどして心に傷を負った人に対して、ガーデニングを通じた心のケアを行う。

日本で初めて園芸療養士を養成するカリキュラムが開設された、
兵庫県の県立淡路景観園芸学校などの取り組みもある。
⇒兵庫県の認定

まさに「天然の癒やし系」だ。

Ekojinも最近ガーデニングの走りみたいなことをやり始めているけど、
楽しくて仕方がない。 かなり癒やされていると思います。
緑を愛でることで、心も安定する感じがする。

ガーデニング人口が減っていることは残念だなあ。
元祖「萌え」なのに。

植物工場

近未来を扱ったSFにはよくでるモチーフ:

光や温度を人工的に制御して農産物を生産する「植物工場」の本格的な普及に、農水省が乗り出した。季節や天候に左右されずに計画生産が可能という利点を生かし、食料の安定供給を拡大するのが狙いで、現在約50ある工場を2009年度からの3年間で3倍の150カ所に増やす計画。また、生産品目は葉物野菜が中心だが、将来は自給率の低い穀物にも活用の可能性がありそうだ。
[2009.05.03付 時事通信/補足&強調Ekojin]

いよいよ計画的な作物生産の時代ってことかな。
そもそも富の「分配」のコントロールを否定するのが資本主義経済だけど、
最も「上流」である生産そのものはコントロールされるのが基本形。
だけど、自然を直接相手にするいわゆる「一次産業」については、
生産の「効率化」はできても、生産時期や量そのもののコントロールは利かない分野だったはず。

でも、それすら克服しようとしてるのだね。

ヒトが「農」を支配して、また一歩、「神」の領域に近づいたのかなあ。

地球の呼吸

世界のCO2排出と、世界の人口増加のイメージを教えてくれるサイト。
BreathingEarth.net」。

赤く光る国は、「現在1000トンのCO2を排出している国」。
見ているとだんだん黒くなってくる。
地球の肺の様子を見ているみたいだ。

そして、白く光る丸はヒト1人の誕生。 黒は1人の死亡。

先ほどサイトにアクセスしてからこれまでに、
204人が生まれ、67人が死んだ。 3万トンのCO2が排出。
人口は67億人か。。。 どんどん増えていくなあ。

増え続ける人口を養いつつ、地球全体で循環のサイクルが回るようにしないといけない。
この世紀の難題を解決する神業的な方法がどこかにあるのか、
それとも何らかの荒っぽい方策しか選択できないのだろうか。
あるいは選択ですらなく、ただ追い込まれるだけなのか。

ヒトの知恵が試されているんだろうなあ。
母なる地球と、ヒト自身の生存をかけて。