2009年もありがとうございました 。
今年も当ブログは「1日1ポスト」を丹念に積んで参りました。
今後もエコ・エコノミーの実現に向け、
シロウト目線で世相の動きや身近な環境問題を追っていきたいと思います。
乱文駄文は引き続きご容赦を。
2008年最終日 同様、今年もいくつかエントリーを振り返りたいと思います。
日経「サバイバビリティ」
地球に生きていること
政策提言について
自然・環境系イベント
ウォーキング
新しい資本主義を模索
マイクロファイナンス
・・・今年は「エコ」「環境」という枠組みから解釈を少し拡大し、
「社会貢献 」や「経済の仕組み 」に関連するエントリーも多く書きました。
年末になって説明するのもおかしいけど、一応意図的なものです。
環境やエコを考え、それを突き詰めていくと、結局のところ経済の話は避けて通れません。
環境問題の根っこが「格差問題 」である以上、
それらを考察するアプローチとしての「社会貢献 」がカギになると見ています。
別の言い方をすれば、
世界の人々の生活を考えることが、結果として環境問題解決の近道だと思います 。
来年はどんな年になるだろう。
少しでも、世界は良くなるだろうか。
あるいは、世界で多くの人が環境問題に眼を向け、何かを実践する年になるだろうか。
そういう機運が高まるだろうか。
スーパーマリオのパワーアップアイテムにありそうな
「かみなりキノコ 」。
キノコの栽培に使う「ほだ木」や「菌床」に人工的な雷(=高電圧)をかけると、
キノコが良く育つことがあるらしい。
10万ボルト程度というからホントに雷だ。
岩手大学の高木准教授らの研究 。
2006年から盛岡で実施している実験の結果、
電圧をかけない通常の栽培方法と比べ、
シイタケの収穫量が2倍になったという。
シイタケ
[PD/Wikimedia Commons]
メカニズムは良くわかっていないらしい。
高電圧をかけられてびっくりしたキノコが一時的に子孫を多く遺そうとして、
成長が促進される、、、という説があるらしい。
それが本当であれば他の生物にも同じ原理が適用できるのか、
興味深い。
そして、キノコの種類によって成長が促進される電圧、
というものがあるようで。
パワーアップしているのはマリオではなくキノコのほうでしたか。
たまにはこんな柔らかめのネタも:
使っていない携帯電話を回収する経済産業省の事業「たんすケータイあつめタイ」をPRするため、同省は(2009年12月) 25日から、ボーカロイド「初音ミク」とのコラボレーション企画 を始めた。初音ミクを発売するクリプトン社(札幌市)が、不要の携帯電話からレアメタルを回収するという事業の趣旨に賛同し全面協力。初音ミクの歌とイラストで事業をPRし、回収台数の増加につなげる。
[2009.12.25付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]
⇒たんすケータイあつめタイ
・・・これぞ異色の組み合わせだねw
まさか経済産業省と初音ミクとは・・・。
効果はともかくとして、こういう姿勢はイイネ。
(下)結成式だって。 この時点では初音ミクはいないみたい。なんかユルい動画(あ、シツレイ)。
→クリプトン・フューチャー・メディア社
ケータイに含まれるレアメタルの問題は、
なにせコトが身近なだけにとっつきやすい話題と言えると思う。
まあ初音ミクだと訴求ターゲットがかなり限定されんじゃね?
って思っちゃったけど・・・ww
ま、パブリシティ効果狙いってことなのかな。
役人とミクちゃんのコラボでギャップ萌え、ってことか。
こういう取組みは個人的には好感が持てます。
年末に鳩山首相から発表されることが明らかになった政府の成長戦略案。
柱として環境、健康など6分野を打ち出し 、成長戦略の表題は「輝きのある日本へ 」とする方向。(2009年12月) 30日に首相自身が発表し、「鳩山内閣には経済成長戦略がない」「経済政策の司令塔が不在だ」といった経済界などからの批判の払拭(ふっしょく)に努める構えだ。
「輝きのある日本へ」の骨子
【強みの発揮】
・環境
・健康(医療・介護)
【フロンティアの開拓】
・アジア
・観光・地域活性化
【成長の下支え】
・科学技術
・人材
[2009.12.26付 日本経済新聞夕刊/強調Ekojin]
・・・就任100日を数えたばかりの鳩山内閣にとっては
歯止めがかからない支持率下落をなんとか食い止めたい気持ちもあろうけど、
それよりもむしろ、
変革への国民からの大きな期待を受け、新政権なりに考える国の将来像を、
なんとか「ビジョン 」として指し示したい意向の表れと素直に受け取っておきたい。
ダム建造の継続のどたばたに始まり、
オバマさんに見栄をきった「トラスト・ミー」後の混乱、
JAL再建計画の道筋、
政権奪取前に確保を断言していた予算財源問題、、、、。
鳩山さんの悩みは尽きない。
92兆円を超える来年度予算は、
新政権が現実と理想のはざま のなかで悩み抜きひねり出したものだ。
結果として、税収以上の借金、という異常事態をまねくことには
なっているけれど、ともかく日本人の民意は「変化」を望んだのだ。
継続ではなく変化を 。
異常はむしろ当たり前ではないか、と思ってしまう。
25日に予算が決定するまで、
右系各紙は「戦略がない」「成長の道筋が見えない」の大合唱だった。
要するに、短期的な 視点でしかないというわけだ。
中長期的視点に欠けると。
民主党の上記の戦略素案は、そういう批判への答え、という側面もあるだろう。
「輝きのある国」かどうかはともかくとして、
また、それが良いか悪いかはともかくとして、
少なくともビジョンは提示した。
今度は「短期的視点に欠ける。経済対策は喫緊の課題なのに 」
って言われるのが眼に見えてるけどね・・・。
環境分野 が日本の成長戦略の一つとして改めて明示される。
そしてそれを支える科学技術 と人材 。
こういう旗振りは、もっと評価されるべき、と個人的には思う。
スターバックス、タリーズ、エクセルシオール、、、
Ekojinはコーヒー好きなので、それらの「カフェ」でコーヒーを飲むことが多い。
大抵はカフェラテを飲む。
タバコは吸わないので、禁煙の店を好む。
家にはグラインダーがあるので、豆を挽いて飲んだりもしている。
なるべく、生産者のことを考えようとはしている。
生産者にいくら払われているのだろうか、と。
フェアトレード は守られているだろうか。
各企業も努力はしているようだけど、現実はなかなか難しいのかな・・・:
この映画は未見。 今度借りて観てみよう。
結局、地球は広すぎるし、人口も多すぎる。
文字通りの地理的な制約、
民族や文化や宗教や言語の壁、
歴史の違い、文明の差、、、
それらは相乗されて、
富めるところから貧しいところに流れるべき利潤の流れを阻む。
富の分配はなかなかうまくいかない。
コーヒーいっぱいを飲むときにも、そういうことに思いを馳せないと。
責任だと思う。
<<PREV [Kiva融資(3) ~ドミニカ共和国の洋服売り ]
Kivaでの融資先から少しずつ返済 が開始されている。
この段階は、マイクロファイナンスでは最も重要だと思う。
(下)「残高」確認ページ。 小額ずつ返済が確認できる。
そう、施しを与えたわけではないのだ。
自分が行ったことは金融としての「融資」であり「寄付」ではない。
当然、融資先は返済する義務があり、融資したほうは返済を受ける権利がある。
彼らの事業に、数千円の運転資金を融資した。
事業を営み、儲けを蓄え、融資元に返済する。金融の基本。
(下)現在の「Kiva credit」。返済された金額をそのまま再融資に回せる。
これまでの融資額はわずか75ドルだ。期間にして1ヵ月半。
それで既に17ドル弱の返済を受けている。
・・・「何か社会貢献をしたい」という動機がある人には薦めたい仕組みだ。
数千円を「いま」必要とする人に貸し、基本的には返ってくる。
まさにいま必要とする人に、幾ばくかの手持ちを融通するだけだ。
もちろん、返ってこないこともあると思う。現実的には。
でも、数千円だ。
「とっかかり」には適度な金額ではないだろうか。
募金の数百円よりはるかに「現場の身になる」出費。
なにせ、どんな事業を営むのか、どんな人たちなのか、
確かめながらお金を出すのだ。選択があり、意思がある。
出したお金は「返してもらうつもり」で全然構わないと思う。
そのつもりで、事業を見る。人を見る。
マイクロファイナンスの「肝」の部分は体験できた、かな。
さて、再融資はどこにしよっかな。
NEXT >> [Kiva融資(5) ~タジキスタンの農家 ]
温室効果「ガス」とはあたりまえだけど気体。
二酸化炭素も常温では気体だし、メタンやハイドロフルオロカーボンもそう。
温室効果の元凶とされるこれらのガスたちより、
固体である「煤(スス)」のほうが実は温室効果が高いんじゃないか、
っていう研究結果がNASAから発表されている。
⇒NASAのプレスリリース (2009.12.14付)
(下)インド洋近辺の黒色炭素(ブラックカーボン=煤)の様子 (2009年8月~11月)
プレスリリースによれば、
ヒマラヤ山脈を擁するチベット高原付近のブラックカーボンの動きと
気温上昇は連動しており、「世界全体の平均の5倍に達する 」とのこと。
この地域は10億人以上の人口を抱え、成長著しい大都市開発が進んでいる。
チベット高原が「第三の極」とも呼ばれる所以は、
北極と南極を超え、世界で最も淡水の貯蔵量が多いからだ。
しかし、その膨大な淡水の「倉庫」たるヒマラヤ氷河も、
既に1960年代と比べて20%以上も失われている。
今世紀半ばまでには消滅してしまうんじゃないか、との悲観的観測もある。
これまでCO2を初めとした「温室効果ガス」が
その主原因だとされていたわけだけど、
ここにきて「まっくろくろすけ」が”共犯者”ではないか、と言われてしまったわけだ。
・・・真相はどうなんだろう。
IPCCあたりが調べてくれるといいんだが。
注視しよう。
コペンハーゲン「合意」は、ちょっと変わってる。
採決したのは2009年12月18日だが、この合意に賛同する国は、
2010年1月末までに合意文書の別表に書き込む。
(下)こちらが先進国用で、、、
(下)こちらが途上国用
先進国の方は2020年までの温室効果ガス削減量を書き込み、
途上国の方は「アクション」を書き込む。
ま、要するにこういうことだよね。
[エコプロダクツ2009展より]
「僕たち地球温暖化のために地球に優しいことします!」
的な。
・・・えっと、、、いいんだっけこれで。。。
ともかく、次の焦点は以下のとおりとなった:
「1月末までにどの国がどんなことを書き込むか 」
うーん、珍しい。なんだこれ。
「合意に留意する(note)ことを承認 」
・・・このフレーズは流行るんじゃないだろうか。
⇒「コペンハーゲン合意 」(Copenhagen Accord) (英文/PDF)
予定を1日延長してこぎつけた政治合意は、
結局のところ、具体的な拘束力のない妥協の産物となった。
(下)バン・キムン国連事務総長がコペンハーゲン合意を評価
条約の締約国会議としては異例とも言える前代未聞の
首脳外交が繰り広げられた13日間に及ぶコペンハーゲン会議。
「ポスト京都議定書」の世界的枠組みが主要テーマ。
開催前から懸念された先進国と途上国の溝は結局埋まらず、
終盤には突然の議長解任騒ぎもあった。
議長を引き継いだデンマークのラスムセン首相が
主要各国首脳との直接談判で何とかひねり出したのが「合意文書」だ。
「歴史的な瞬間、歴史的な会合、そして歴史的な責任回避 」
Historic moment, historic gathering, historic COP out
(Oxfam International )
“cop-out” (責任回避の言い訳)という熟語と
“COP”をかけて痛烈に皮肉った。 ウマいけど、イタいね。
COP15が終わった瞬間にCOP16(メキシコ)が早くも待望されてしまっている。
さて、合意文書の中身を検証、、、しようかな。
マイケル・ムーア監督の『キャピタリズム/マネーは踊る 』を観た。
「ボーリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」「シッコ」、、
M・ムーア氏が「標的」にする相手も段々と権力の中枢に近づく。
古今東西の映像ソースを縦横無尽に駆使して、
あらゆることに白黒つけながらバッサバッサと叩き切る。
アンチ共和党、アンチ・ブッシュのメッセージ性も明確だ。
リベラル映像作家の急先鋒、といったところだろうか。
ただ突撃敢行される側も「あ、マイケル・ムーアがきやがった」
みたいな感じでさすがに警戒感丸出し。電話もガチャ切り。 さぞやり辛いだろうね。
今回も、そのあたりの切り込み感が不足しているっぽい。
近代経済学の祖、アダム・スミス (1723-1790)
[PD/Wikimedia Commons]
残念だったのは、
タイトルから想像した「資本主義そのものの善し悪し」といった問題というよりも
いつの間に「アメリカの政策」に限定されてしまっていたこと。
そして、「資本主義がダメなら社会主義が良いのか」という、これまでも
幾度となく繰り返されてきた疑問に答えていないこと。
そして、「資本主義よりも民主主義が望ましい 」
という一見不思議なメッセージを発している割には、
そのふたつの両立のイデオロギーを共有しているはずの
いまの自由主義世界の矛盾にも踏み込んでいない。
個人的には、「環境資本主義 」、「エコ・エコノミー 」、「自然資本主義 」などの
新しい形の資本主義、の片鱗だけでも言及して欲しかった。
あ、映画そのものは面白かったですよ。
循環型の環境と循環型の経済の両立 。
・・・次世代のエコ・エコノミーを目指したい。
<<PREV [エコプロダクツ2009 (6) ~プリウス・ソーラー ]
水の惑星、緑の惑星、奇跡の惑星、、、
いろいろな二つ名をもつ我が地球。
本質的には地球は「鉄の惑星 」という見方もできる。
新日鉄のブース:
水と地表に覆われた地表面ではなく、その内部、
スイカの赤い部分にまで眼を向けると、そこには鉄がぎっしりと詰まってる。
鉄の重量は地球全体の35% を占め、全元素のなかで最も多い。
地球の核の液体部分には、巨大な鉄のコイルを回すような按配で地磁気 が生まれ、
船乗りたちのコンパスの針を一定方向に向かせている。
その地磁気は、無慈悲で容赦のない有害な宇宙線の飛び交う宇宙空間では、
生き物たちを守るバリアー となっている。
人間を含む動物の体内に流れる血液が赤いのはヘモグロビンの色。
ヘモグロビンは鉄のイオンを利用して酸素を運搬 している。
鉄分が足りなければ貧血を発症することになる。
植物の生育にも鉄が程よく混ざった土壌の存在が欠かせない。
また、製鉄の歴史は文明の歴史 でもある。
3000年以上前のアナトリア半島に君臨したヒッタイト族によって
初めて使用されたと習ったが、どうもそれよりはるか以前から使われていたらしい。
落ちてきた隕石から鉄を抽出して利用した証拠が
古代人の遺跡から発見されていたり。
日本の「たたら」も有名だ。
「もののけ姫」は環境と製鉄の対立が一つの主題。
「鉄」が「カネを失う」に繋がることからロゴマークや正式商号に
旧字体の「鐵」を使う製鉄会社や鉄道会社も多いそうだ。
鉄を巡るエピソードは尽きない。
究極的には、
鉄との付き合い方を考えることが、
自然との付き合い方を考えることになるのかもしれない 、
って思いました。
※自然界に最も多く存在する鉄56(56 Fe)は最も安定した同位体ではなく、
ニッケル62(62 Ni)、及び鉄58(58 Fe)の方が安定。
<<PREV [エコプロダクツ2009 (5) ~こでん回収プロジェクト ]
おー。出たなプリウス・ソーラー。
京セラのブース。
2009年5月発売の新モデル。
通常の車体にプラス20万円ほどでこのソーラーパネルが装備できる。
意外なことにバッテリーへの充電はできないが、
太陽光で発電された電力はベンチレーション(換気システム)に回され、
車中の空気を快適にする。 それでエアコンの消費を抑制できる。
ソーラーパネルは京セラとトヨタの共同開発。
振動する自動車向けに特別に開発されたもので、
世界初の「自動車用ソーラーパネル 」ということだ。
なかなかカッコいいね。 欲しい。
プリウスは2009年12月にも、今度はプラグイン・ハイブリッドモデルの導入を発表。
その名のとおり(Prius = ラテン語で「先行して」)、この新たな市場の道を切り開いている。
クルマのあり方も年々変化があって、面白い。
未来予想図って「移動手段の変化」がモチーフになることって多いよね。
象徴的なんだろうな。
NEXT >> [エコプロダクツ2009 (7) ~鉄の惑星 ]
<<PREV [エコプロダクツ2009 (4) ~北の雄、新千歳空港 ]
毎回ブースの趣向が楽しいDOWAエコシステム社 。
今年は「デスクをイメージした」とのこと。
携帯電話のレアメタルといえばこの会社、というイメージがある。
携帯電話以外でも、
小型の電子機器全般を回収しレアメタルを有効活用しようとする
「こでん収集プロジェクト 」にも
参画している。経済産業省・環境省のモデル事業だ。
小型電子機器に希少金属が使われていることは世間に浸透していると
思うけど、なかなか回収は簡単ではないのかもしれない。
どこでどうやって供出するのかいまいち分かりづらかったり、
「回収されない場合にどのくらいムダか」っていう知識はそれほど浸透していなかったり、
個人情報などは大丈夫か、って問題があったり、、、、。
あるいは、モチベーションの問題なのかも知れない。
お金をつける必要があるのか、、とか。 論点はいろいろありそう。
いまは秋田で実験的に実施されているこでんプロジェクト。
ノウハウの蓄積が待たれるところだね。
NEXT >> [エコプロダクツ2009 (6) ~プリウス・ソーラー ]
<<PREV [エコプロダクツ2009 (3) ~あ、エコジン ]
2年ほど前に当ブログで紹介した、雪を有効利用する 新千歳空港の取り組みの進捗を
関係者にお聞きすることができた。
→以前のエントリー
その後、雪の質に悩んでいる みたいな話もあったけど、
雪の活用は粛々と進められていたようだ。
・・・なんといってもポイントは、「被覆材 」だそうだ。
雪を覆うカバーだね。
そもそもこの「クールプロジェクト 」。
空港に降り積もった雪を融かすときの「融雪剤」に含まれる
化学物質のBOD対策として始まっている。
BODというのは、
微生物たちに分解してもらって「自然に還る」状態になるのに必要な酸素量のこと。
集めた雪を一箇所にまとめておき、外気に触れさせることでBODを下げる。
その副産物としての冷暖房利用。
従って、ただ固めておけばいい、ってわけでもない。
適度に外気に触れさせつつ、かつ融けにくい、そんな被覆材が求められている。
担当者の方に聞いたら、世界の高緯度の空港では同じような実験は始まっているが、
新千歳空港の被覆材の性能は世界一、だそうで。 誇らしいね。
新設の茨城空港が国内線ゼロで開港する、、、
静岡空港からもJAL撤退、、、、
などの空港業界の窮状を伝えるニュースもあるなか、
日本の北では新千歳が頑張ってるんだな、と改めて思いました。
NEXT >> [エコプロダクツ2009 (5) ~こでん回収プロジェクト ]
<<PREV [エコプロダクツ2009 (2) ~街ではチャリを ]
以前から気になっていた雑誌がこれ:
環境省が発行している雑誌「エコジン 」。
「エコジン」は、最近の環境行政情報や、企業や個人の方々の環境問題に対する先導的な取り組みを紹介し、国民一人ひとりが環境のことを考え、地球のためにできることを見つけ出すために役立つ情報をお伝えします。
[環境広報誌「エコジン」公式サイト より]
だそうです。
この雑誌の存在を知らなかったときに当ブログを開設したけど、
大それた名前をつけちゃった、とあとで軽く冷や汗がでましたw
エコプロダクツ展ではこんなブースを出していました。
来場者に簡単な「エコ宣言」を書いてもらい、それを壁にペタペタと。
当然Ekojinも書かせてもらいましたよ!
これからも同名の大先輩を見習って、意義のある情報発信を続けたいと思います。
そして、「エコジン」の検索キーワードでいつか追いつき追い越せ!(嘘ですw)
NEXT >> [エコプロダクツ2009 (4) ~北の雄、新千歳空港 ]
京都議定書は延長なのか。
コペンハーゲンのCOP15では連日熱い議論が交わされている。
今回の会合での政治合意には既に諦めムードが漂うが、
それでも各国が国益最大化のため、ピリピリと意見を戦わせてる。
「コペンハーゲン合意」がなされないのであれば、2013年以降はどうするか。
途上国から出た「当面の京都議定書の延長」という案が物議を醸している。
日本を含む先進国の立場では、途上国が削減義務を負わない現行の京都議定書は、
原則として反対。 アメリカやEUも、いちおう同意見。
ただ、排出権取引制度などでそれなりの権益が確保されているEUなどは、
延長に賛成するかも、なんてことが言われている。
アメリカは賛成もなにも、批准してないしね。
2012年までにアメリカが議定書で負った1990年比マイナス7%は、
今すぐ米国内の全ての石油の使用を止めるくらいの数値みたいで、
いくらオバマさんが世界にいいところを見せたくても、無理なものは無理、
っていうことらしい。
どんな国際合意がなされるにせよ、
アメリカと中国が入らないとどう考えても意味がない。
1日5食ファーストフード食べてる人が、
「セットのコーラをダイエットコークに変える」
というダイエットを試すみたいなものだ。
<<PREV [エコプロダクツ2009 (1) ~排出ゼロブース ]
北九州市のブース:
北九州市で「コミュニティサイクル社会実験 」。
自転車は電動ハイブリッド。 そのシェアリング。
街の中心部での移動に使うことを想定している。
こちらは富山市:
このちょっと変わった自転車は、「MCDecaux(エムシードゥコー)社 」の製品。
広告パネル付きバスシェルターなどの屋外広告などを扱う同社による
都市景観事業の一環だ。
・・・各都市でのこうした自転車関連の取り組みは、ますます増えている。
基本的には良いことだと思う。
ただ、人々がちょっとした距離ではクルマを降りて自転車に乗り、
街から排ガスが少なくなるまでにはまだまだ大きな壁があるはず。
道路はクルマを前提に作られており、自転車は肩身が狭い。
歩道でも車道でも邪魔者扱いされる。
で、それを改修しようとすれば、当然莫大な資金が必要。
道路交通法の法律の改正も必要だろう。
そういうインフラが整備されるまではまだまだ時間がかかるだろうけど、
先進的な都市が先手を打ってサイクルシェアリングに取り組んでいる、ということ。
街ではチャリを。
今はクルマが多すぎる。
NEXT >> [エコプロダクツ2009 (3) ~あ、エコジン ]
今年も行ってきました。「エコプロダクツ展 」。
20万人弱の来場者を見込む国内最大の環境系展示会。
学校の社会見学にもなっているみたい。(とても良いアイデアだと思う)
(下)年々混んでいるような気がする。人気。
(下)資料は紙よりPDF。
(下)ゴミ箱を、「エコステーション」と名づけてしまう。
(下)エイコー と浜田 のブース
・・・これは公式サイトでも紹介されているゼロエミッションブース。
ブースは過去3回の展示会で使用したものを再度リユース。
電力はリユースバッテリーから。本社工場で太陽光発電したものを充電。
こういうイベントに参加すると、
地球環境を巡る意識の高まりや、そこにビジネスチャンスを見つけて
企業を盛り上げようとするたくましい活力を感じる。
エコプロダクツ(環境系製品)を通じたエコ・エコノミーの推進力。
もう少しいろいろ紹介します。
NEXT >> [エコプロダクツ2009 (2) ~街ではチャリを ]
ワンビレッジ・ワンアクションだって。
行政刷新会議の事業仕分けで「廃止」とされた環境省の地球温暖化対策啓発事業が(2009年12月) 10日、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)会場で紹介され、参加者の注目を集めた。関係者は「環境技術だけでなく、啓発事業のようなソフト面でも日本は海外に貢献できるのに 」と残念がっている。
紹介されたのは「一村一品・知恵の環(わ)づくり 」事業(10年度概算要求で3億円)。学校や自治体などの温暖化対策を都道府県ごとに募り、47代表による全国大会などを通じてすぐれた取り組みを各地に発信する事業で07年に始まった。事業仕分けでは「温暖化防止の効果が不明確」などの理由で「廃止」とされた。
[2009.12.11付 毎日.jp/補足&強調Ekojin]
↑バナー貼っとこ
・・・事業仕分けで不要とされた事業が海外では結構ウケてる、という皮肉な感じ。
地域の独自性を手軽に実践できる取り組み。
⇒「全国大会2009」の結果
こうやって個別に見れば、確かに「あってもいいかも」とも思えるんだよね。
仕分けの場でその必要性を訴えることができなかったのが残念。
税金使ってるのだから、お金もらう側に説明責任があるのは当然。
また別の形で予算がつくように、関係者には頑張ってもらおう。
ブランド戦略にシフトするとか。 MOTTAINAIのように。
「Isson Ippin 」は、気持ちの良い韻だしメッセージも明確だし。簡にして明。
悪くないと思うなあ。
なんとも皮肉なことで。。
オバマ米大統領がノーベル平和賞を受賞。
その受賞スピーチで「戦争が平和をもたらすこともある 」と訴えた。
戦時下の国(それも攻撃を仕掛けているほう)の国家元首に
平和賞が与えられること自体が異例なのだけれど、
その平和賞の受賞スピーチで戦争の必要性を訴えるというのも相当異例。
また物議を醸しそうだ。
ただちょっと冷静になって考えてみる。
今アメリカがアフガニスタンやイラクで戦っている相手は「国」ではない。
テロ組織だったり、民間の軍事勢力などだ。
他国の国内問題にアメリカが首を(いや首をどころだけじゃなくて武力をだけど)
突っ込んでいいのか、って問題はあるとしても、
「国家間の交渉決裂の行き着く先としての戦争」ではなく、
「法規を犯した武装勢力に対する制圧活動」、、、すなわち治安活動 だ。
9・11を食らって威信を傷つけられたブッシュ前政権が、
他国への軍事進攻を肯定するために「対テロ戦争 」という新たな
定義をひねり出したとか、そういう話なのかもしれないけれど、
まあ本質的にはそういうことだと思う。
で、治安活動に文句を言う人はあまりいない。
警察が拳銃を所持することや必要な時にそれを発砲することは許容される。
それで平和が保たれるから。
だけど、同じ理屈で「平和のために戦争が必要」と言われると拒絶反応がある。
要するに、「戦争」という言葉に、
一部の人にとっての「ゴキブリ」と聞くのと同種の生理的嫌悪感があるのかもしれない。
文脈や本質が何であれ肯定するなんてとんでもない、みたいな。
一部のヨーロッパ人にとってのナチス、
あるいはヒトラー、スターリン、ファシズム、のような。
世相の「空気」として、一切の肯定の文脈が許容されないコトバはいくつかある。
戦争、もその一つなのだろう。
オバマさんの抱えるジレンマと言えると思う。
逆に、「地球温暖化」「生物多様性」「環境保護」「機会の平等」あたりは、
世相の空気としては、否定の文脈が許容されないコトバ なのだろう。
それらを否定するなんてあり得ない、みたいな。
客観性を欠くね。
気をつけないと、って思います。
イギリスのイーストアングリア大学のサイトがハッキングされ、
大量の電子メールなどがウェブに公開されてしまった。
公開されてしまった電子メールのなかには、「気候変動は人為的な活動による」という
“科学的な”結論が書かれたIPCC報告書の作成に携わった教授のメールが含まれていた。
その電子メールの一部:
I’ve just completed Mike’s Nature trick of adding in the real temps to each series for the last 20 years (ie from 1981 onwards) amd from 1961 for Keith’s to hide the decline.
(ちょうどいまマイクの「ネーチャー・トリック」を終えたところ。1981年から今までの20年分のデータ、それにキースの1961年からのものそれぞれに実際の気温を加えて下降を隠した。)
2007年のIPCCの第四次報告書(いわゆるAR4)は、現在でも、
「地球温暖化は人為的活動が原因」 という説の最も有力な根拠となっている。
世界中の科学者たちが集まって結論を出したものだからだ。
ただ、当初から一定の反対勢力がいることも事実であり、
いま彼らは上記のメールの内容を「意図的なデータの隠蔽」と捉え、猛攻勢をかけている。
ホレ見たことか、という声が聞こえてきかねない。
この一連の騒動は(ウォーターゲートになぞらえ)「クライメートゲート 」と
呼ばれており、海外メディアを中心に大騒ぎになっている。
⇒ニューヨーク・タイムズの記事
真相はよくわからない。
教授本人はメールの存在は認めたものの、
前後の文脈を無視して言葉が独り歩きしていると反論。
IPCCの結論はひとり彼だけの研究によるものではなく、
科学者たちの知見を結集したものだとしている。
懐疑派は勢いづいているようだけど、現時点では判断ができない。
・・・ま、真相は、「多少のデータをいじっちゃいました」というところではないだろうか。
あまりうかつに根拠のないことは言ってはいけないけど、
望む結論に引っ張られて、目立たない程度に情報を取捨選択するということは
なんとなく予想がつく。 勿論やってはいけないことだけれど。
「ほらやっぱり嘘だったから何もしなくていいんだ」って言ってる人が早速いる。
だからまた言わなければ。
温暖化が人為的かどうかというより、大事なことは意識だと。
何もしなくていい、というのは最悪だと思う。未来に責任をもつ意識。
さあ、COP15が始まった。
各国の思惑が交錯する。
京都のあとの国際的枠組みが決まるか。
先進国が「過去の責任」を見せるか。
途上国が「未来の責任」を見せるか。
ともかく地球全体にかかわることなのだ。タダ乗りは許されない。
と同時に、
「こういう事態を引き起こした責任」と、
「こういう事態を続かせない責任」を同時に果たさなければいけない。
とてもとても大事な会合だと思う。
ダボスの経済会議よりもはるかに。
で、そんな大事な会合の冒頭で、流された映像がこちら:
・・・・うーん、ガッカリした。
これはなんですか。
いたずらにCGを駆使しまくったディザスター映画と何が違うのか。
破滅の危機感を煽られ、子供に「help the world」 と言わせたところで
各国から思い看板を背負ってきている老練な交渉者たちは
眉ひとつ動かさなかったに違いない。
大事なことは、
具体的な成果。
具体的な合意。
精神論のフェーズはとっくに過ぎている。
人が宇宙を目指す理由は、
フロンティア開拓という精神的なロマンを味わいたいからだけではない。
実用的な目的があってこそであり、逆にそれがロマンでもある。
2030年での実用化を目指して実地研究が進められているのが
「宇宙太陽光発電 」の分野。
地球に届く太陽の照射とは比べ物にならないくらいに
照り続ける太陽エネルギーを宇宙で採集し、そのエネルギーを地球に届ける。
夜も昼も関係ない。
(下)宇宙太陽光発電のパネルや模型
(下)宇宙太陽光発電のイメージ
そして、この素晴らしい構想を実現しようとしたとき、
最も大きな壁となっているのが、
「取ったエネルギーをどうやって地球に運ぶか 」という問題。
⇒紹介済みのエントリー
・・・そのあたりのこと、説明員の方に聞いてみた。
「電送中に障害物があったり軌道がずれているなどの危険を察知すると、
地球への電送照射をOFFにする仕組みができています。
また、飛行機などは金属体であるため、影響を受けません」
という答えが返ってきた。
ほうほう。なるほど。
サイエンスの最先端分野ってやつは、1,2年で状況がガラリと変わる ね。
面白い。本当に面白い。
・・・と同時に、やっぱりこの人間の脳みそのパワフルな「進化」を聞くと、
妙にワクワクして、いろいろなことを楽観視してしまう。
環境問題もエネルギー問題も、
ヒトが本気を出して取り組めば必ず解決できるのではないか。そんな楽観。
宇宙太陽光発電の実用化はこの眼で是非見たいもののひとつ。
楽しみだな。
テロリストが実に自然に犯行声明を出している:
米環境保護団体シー・シェパード(SS)のポール・ワトソン船長(59)は声明を出し、(2009年12月) 7日に寄港先のオーストラリアから、捕鯨エリアの南極海に向け抗議船を出港させると宣言した。「われわれの仕事は、殺し屋たちを止め、できるだけ鯨の命を救うことだ 」と挑発しているが、日本側は「衝突しないようできる限りの措置を取る」とし、SSの攻撃を無力化するさまざまな作戦を用意しているようだ。
[2009.12.05付 MSN産経ニュース/補足&強調Ekojin]
・・・ええとですね。
シー・シェパードがやっていることは、普通にテロリズムです。
他者の合法的な活動や権利に思想的に反対する勢力が、
「武力」を使ってそれらを阻害すること を現代世間ではテロと呼びます。
許せないのは、このテロリストに少なくない支援者がいること。
海外の一部では「海のヒーロー」とも呼ばれていたりするそうで。
テロの活動資金はそういう支援者が出している。
それによって武力がどんどん強化されていく。
今回のテロ船にもレーダーに映らないステルスが搭載されるらしい。
こんなに軍事力を持つ民間勢力はあまりない。
捕鯨に反対なのは理解できる。
でもそれとこれとは別だろう。
日本の商業捕鯨は100%合法的な活動だ。
(また、仮に違法性があったとしてもそれを取り締まるのは民間勢力ではない)
アルカイダやタリバンはアメリカ流のグローバリゼーションに
反対してテロを起こしている。 それと全く同じ構図ではないか。
彼らの活動は「環境テロ」とも呼ばれているけど、
ここまで来るともはや「環境」の言葉すら不要だ。普通にテロリストと呼ぼう。
世界の治安当局はいったい何をしているのだろう。
今度はネパール:
ネパール政府は(2009年12月) 4日、世界最高峰エベレスト(8848メートル、中国名チョモランマ)登山の中継地点となるカラパタール(標高約5545メートル)で閣議を開いた。
ヘリコプターで現地集合しての「世界最高地点での閣議」では、7日からコペンハーゲンで始まる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で首相が行う演説内容を検討した。
エベレストを含むヒマラヤ山脈では、気温上昇の影響で氷河が後退、氷が解けて出現した池や湖は決壊し、洪水を起こす危険性が指摘される。ネパール政府の狙いは、COP15を前に、ヒマラヤでの温暖化の深刻さを世界にアピールすることにある。
[2009.12.04付 読売新聞(Web版)/補足&強調Ekojin]
エヴェレスト山(南側から)
["Mt Everest Aerial"/Author:Daniel /cc-by2.0 ]
先日、モルディブの閣議が海底で行われたことを紹介した けど、
今度は世界最高峰の山々が連なるヒマラヤだって。
極地での閣議が流行ってるのかな。
海に沈みそうな国、氷が解けて大洪水を蒙りそうな国、
事情は違えど抱える問題の本質は同じ。地球温暖化の影響。
COP15ではどんな合意がなされるのか。
各国の思惑は交錯する。
「時間があまりない」という共通認識だけは持ってもらいたいもの。
パリで面白いことやってたみたい。
地球温暖化の影響でワインがまずくなることを懸念する生産者たちが、
1000人がボトルを叩いた、、、というアピール。
COP15が近づいてきて、世界各国でいろいろなイベントが開催されているね。
・・・というか、COP15は、「コップ」なんだ。。。「シーオーピー」って呼んでた。。
もっというと、COPってConference of Parties、
すなわち「締約国会議」なので、それ自体では固有名詞ですらない、、はず。
国連気候変動枠組条約(UNFCC)のCOP15ってことだよね。
なのにいつの間にかCOPだけで通用するようになってるってすごいね。