トヨタが死亡事故をきっかけにアメリカで逆風に晒されている。
大規模なリコール発表、生産停止、制裁金発動の動き、などなど。
折しもGM破綻のショックが抜けきれないアメリカ世論に
日本車に対する感情的な反発もあったところにこの騒動。
簡単には収まりそうもない印象。
日本的な効率経営とものづくりの精神はアメリカでは発揮されなかったのか、
というような論評もあったり。
ただ、海外はともかく、日本のトヨタは違うだろう、
と日本人は誰しもが思っていたのではないか。
品質の高さをもって世界の自動車業界に覇を成す日本車の、
その中でもさらにトップメーカーだ。カンバン方式は日本人の誇り。
ところが、ちょっと気になるニュースが。
新型プリウスについて発表された情報によると、
ハイブリッド車特有のブレーキシステムが、
構造的な欠陥を抱えているかもしれない、というのだ。
高燃費を実現するための仕組み。
普通の「油圧ブレーキ」とハイブリッド特有の「回生ブレーキ」。
回生ブレーキとは、減速のときにエネルギーを回収して動力源にする。
エネルギーのリサイクルをやってるわけだ。
油圧と回生は自動で切り替わるのだが、
これが路面スリップ時にアンチロックブレーキが作動したとき、
システムが減速を自動認識して、切替に時間差が生じるというのだ。
この時間、ブレーキが効かないことになる。
ハイブリッド特有のこの構造的欠陥(?)。
どうなるのか。非常に関心を持っている。
これはアメリカの話ではなく、日本のことだ。
ハイブリッドブームにエコカー減税も加わって、販売は好調だった。
1月の新車販売台数もプリウスがトップだった。8ヶ月連続。
これは強烈な冷水だろう。
日本人の矜持にも関わるこの問題。
エコを見つめるひとりとして注視したい。

