クマをシンボルに、森を守る活動をしている団体がある。
兵庫県に本部を置く日本熊森協会がそれ。
ビッグイシューに特集記事が載っていた。
クマの棲める森が生物の多様性を誇る保水力に富む豊かな森。
という知見に基づいて立ち上げられたこの団体。
森と、その生物多様性を守るために、
原生林と奥山を買い取る「奥山保全トラスト」というNPO法人で
活動している。
原生林を永久に手つかずのまま保全するのが目的。
既に2年間で1244ヘクタールを買い取っている、とのこと。
原生林が、その内部に生物の多様性をたたえ、
それが自然環境に与える利益と慈しみの深さは疑いようがないこと。
日本は、そもそも神話の昔から、森と河の土地だ。
クマは、確かにそのシンボルとなり得る。

ツキノワグマ
["Ursus thibetanus 3"/Author:Guérin Nicolas /cc-by-sa3.0]
会長の森山まり子さんの言葉が深い:
とにかく山が荒れて動物はエサを求めて、人里にどんどん下りてきます。農作物をやられて農家が悲鳴をあげている。それなのに、国は「動物が人間をなめだした」「山のものより農作物の方がおいしいと味をしめだした」「動物の増えすぎ」と、国策の失敗を動物のせいにして、森を作っているクマ、サル、シカ、イノシシに有害獣のレッテルを貼る。一番の被害者は生息地を失った動物。農家は第2次被害者です。で、国は新しい法律(鳥獣被害防止特措法)をつくり、第2次被害者に第1次被害者を殺させて、この件をやりすごそうとしています。
[2009.01.01付 ビッグイシュー日本版 110号/強調Ekojin]
熊森協会は、なんと会員が2万人を突破している。
原生林ってとても魅力的な言葉だと思う。
・・・自然と環境を愛し、何らかの具体的な活動の機会を求めている者には、
とても興味深い団体・・・・。
心動いています。


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