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日本では、マイクロファイナンスは発展途上国のビジネス、という認識が支配的。
バングラデシュの貧困層向けの金融ビジネスで成功事例を作った
グラミン銀行のイメージが強いのは間違いない。
だけど、1980~90年代に先進国で進められた構造改革、
つまり規制を緩和し、政府の力を最小限にして、競争原理を最大限働かせよう、
という政策。 市場主義の強化。
これにより、普通の金融機関のサービスが受けられない層が増えてきた。
いわゆる「金融排除」だ。
銀行は、返せる担保がないところにお金を貸さない。
つまり、貧困層にはお金を貸さない。それが基本になる。
政府の関与が期待できず、企業のターゲットにもならない層に対して、
通常の金融機関とは違った理念と目的を持つ
マイクロファイナンスが社会的に要請されていた。
実例:
アクシオン (アメリカ)
ストリートUK (イギリス)
ADIE (フランス)
トリオドス銀行 (オランダ)
オイコクレジット (オランダ)
ドイツ銀行マイクロクレジット開発ファンド (ドイツ)
形としては直接的な融資も間接的な融資もどちらもありえる。
先進国では個人主義の考え方が浸透しており、
なかなかグラミン銀行のような「団体ローンによる心理的な担保」、
というモデルは採用しづらいようだけど、それでも低水準の貸倒率を維持している。
設立形態もさまざま:
アップグレード型:
NPOとしてスタートして、そのうち銀行業の認可を受けて銀行になる
ダウンスケール型:
既存の銀行・金融機関がマイクロファイナンスに参入する
リンケージ・バンキング型:
既存銀行がマイクロファイナンスを実施しているNPOと連携する
グリーンフィールド型:
マイクロファイナンスに特化した金融機関を新たに設置する
なるほど。
ひとつやふたつの成功事例がある特殊な業界ではない、ということだ。
金融業のひとつの分野として既に地歩を築いている。
日本でほとんどこの手の実例が見られないのは何でだろうか。
その障壁になっているものは。 それらを取り除く方法はあるか。
ニーズはあるはず。
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