ゴリラもカウントダウンが始まっている。
アフリカ中部コンゴ川流域で生息する野生ゴリラが今後10-15年で絶滅する恐れがあるとの調査報告書を、国連環境計画(UNEP)と国際刑事警察機構(ICPO)が発表した。肉を目的とした密猟や、環境破壊による生息域の減少が原因と指摘している。
報告によると、内戦の影響でコンゴ民主共和国(旧ザイール)東部で被害が深刻化している。違法な森林伐採が急速に悪化して生息域が減少していることに加え、政府軍と対立する民兵組織が資金源として金やタンタル石を違法に採掘。採掘現場では、労働者の食料としてゴリラの肉が提供されているという。
[2010.03.26付 CNN.co.jp/補足&強調Ekojin]

マウンテンゴリラ(ルワンダ)
["Silver back"/Author: TKnoxB /cc-by2.0]
・・・うーむ。 ゴリラももうそんな状況だったのか・・・。 オランウータンといい霊長類は本当に危機的状況なんだな。 絶滅しかかっている理由として挙げられているものは、ICPOの報告らしく「刑事事件色」が強い。 密猟、違法な森林伐採、レジスタンス組織の資金源となる鉱物資源の採掘現場での食糧として、、、 。 他にもエボラ出血熱の感染の拡大、という実に痛ましい理由もあるにせよ、かつても今も、密猟が絶えない種である。 ゴリラの手を灰皿にするために採られていたことすらある。 手を灰皿? なんというアホらしい理由なのか。
⇒Red Listの分類: Critically Endangered (絶滅危機種)
人間たちのエゴが理由で滅びる種がまたぞろ出てきそうというわけか。いかつい容貌の人を、幾分の愛を込め、または若干の軽蔑を込めゴリラに喩えるという世界中で実によく見られる光景も、未来の人間たちにとっては文献中にしか見られない古い世代の風習になるのかも知れない。
ゴリラは、4-5年に一度しか繁殖せず、失った個体数を戻すのは相当時間がかかる。密猟に手をくだす者も、そのことを知らぬわけではないだろう。 人間が元来備えるはずの理性と良心を曇らせる社会的狂気は、ヒトの「進化」の産物なのか。あるいは「退化」なのか。


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